2011/12/20

Concise Chess Middlegames


こちらは7月にアメリカで買ってきた本の中の一冊で、最近パラパラと読み進めています。イングランドのGM, Neil McDonald の著書で、第1章から11章までテーマ分けされたうえで、ミドルゲームの戦い方、考え方が紹介されています。

Adams-Hennigan
第3章 Attacking the King より

冒頭を読んだ限り、解説の仕方はトップGM の試合の途中局面を抜き出し、そこでどのようなアイディアがありうるか、という形が多いようです。上の局面では、14.Ba3 が一見自然に思え、それでも白がやや良いが・・・という導入から、本譜が紹介されます。そして驚くべきことに、ここから4手で白が勝ちます。

さらにこの本の最大の特徴は、10数センチ×10数センチというミニチュアサイズで、ポケットに入れて持ち運べるということです。同じシリーズのエンドゲームはギブアップしましたが、こちらは盤がなくても解説が分かりやすいので、私はコートのポケットに常備して、電車の中などで読んでいます。

4 件のコメント:

  1. Neil Mcdonald氏の著書にはお世話になってますねー。
    親切(時々親切すぎる)でわかりやすい解説が好きです。
    The Art of Logical Thinking:Chessとか、
    The Ruy Lopez Move by Moveとか、
    本当にええ本を書いてくれる著者だと思います。

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  2. 私もNeil McDonald の本はBb5 Sicilian の本が印象に残っています。高校生の頃に買って、よく読みました。

    Move by Move は最近のシリーズですよね。Slav が少し気になっています。

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  3. これってレートどのくらいの人向きですか?

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  4. 随分古い記事にコメントが来ましたね。ありがとうございます。

    この本は簡単なものから、私がぱっと見て気付かないようなことまで、様々なレベルの局面が優しく解説されていたと思います。

    レイティング1500ぐらいから、2000オーバーまで、幅広いレベルのプレーヤーが読んで楽しめると思います。

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