10月に入り、私が日本を離れてそろそろ1ヶ月が経とうとしています。こちらのブログの9月の記事は、私が参加しているハンガリーの大会についてがほぼ全部でしたが、今日は最近行われた and 現在行われている大会について、少しお知らせしようと思います。ハンガリーで試合に追われる日々でも、きちんとこういったイベントもチェックしていますよ。まずは私が抜けた日本国内のイベントから。
チーム選手権の翌週、表参道ではIV League が開催されました。本来のイベント主催者である私と井上さんが今回は不参加であるため、吉村先輩に運営責任者の代理をお願いしています。9月は4名のラウンドロビンで、桑田くんからの報告によれば、結果は以下の通りです。
第2回のIV League を制した野口さんと、前回のゲスト枠から固定メンバーへの移行もありそうな桑田くんの、2人同時優勝です。野口さんはこのところ、調子が良いようですね。IV League には、これから参加したいという他のプレーヤーの声もちらほら届いていますので、今後の開催をますます楽しみにしています。
参加者の皆さんと、運営責任をお願いした吉村先輩、お疲れ様でした。私が不在でも、こうして集まって試合をきちんと行ってもらえるというのは、とても嬉しいことです。これから行われる東京オープン、ジャパンオープンといった協会の公式戦でも、良いゲームを期待しています。それで続いて、海外大会情報へ。
IV League 連覇を果たした野口さんは、そのまま香港の大会へ。オリンピアードをチェックしているプレーヤーはご存知だと思いますが、中国、台湾、香港、マカオは全て別地域として分けられており、各所にプレーヤーを統括するフィデレーションが存在します。こちらの大会は、その中の、Hong Kong Chess Federation による国際大会で、09/26-10/02 というスケジュールで開催されました。5日間で9R というきつい日程ですが、日本からも参加しやすいですし、来年も開催されるようであれば、もう少し日本から人を募って参加を考えても良さそうですね。
Hong Kong International Open Chess Championship 2013 Tournament Information
Hong Kong International Open Chess Championship 2013 Final Standings
優勝は中国から参加したLi Bo です。日本のプレーヤーはほぼ知らないと思いますが、夏のFirst Saturday に参加していたために、私は見たことのある名前でした。どんなプレーヤーだったのか、Sean や野口さんにも聞いてみることにしましょう。
日本から唯一参加した野口さんは、中継のされる上位4ボードにも何度か上りましたが、7R でシンガポールのGM Wong Meng Kong に敗れて、上位陣からは引き離されてしまいました。それでもGM、IM 以外には負けがなく、2100台からもポイントを取って、レイティングもプラスで終えているのは、立派な戦績だと言えるでしょう。(勝った3名の香港プレーヤーがUR でなければ、大きくプラスでした!)
香港はかつて、ファンサイトまである女子のスタープレーヤー、WGM Anya Corke がトップに立っていました。しかし、彼女は数年前にイングランドに移籍してしまい、香港のチェスは少し寂しいものになったと、私自身は思い込んでいました。それでも、今回の大会をチェックして野口さんの話を聞いたり、香港のチェスサイトを見たりする限り、チェスの活動は日本よりも盛んであるように思えます。つい最近は、ギリシャからGM Grivas を招いてレクチャーも行っているようです。この大会だけでなく、香港のチェス界がこれからどう成長していくかにも注目したいですね。
イングランドのRavi くん(左)と、同じイングランドの大山彰人くん(右)は、4R で対戦します。
Photo by Nebojsa Baralic, from Official Website Photo Gallery
最後に舞台をヨーロッパに戻しましょう。モンテネグロでは09/28-10/09 という日程で、ヨーロッパのユース選手権が開催されています。イングランドの大山彰人くんはOpen U14 セクションに参加し、3R を終えて2.5P と上々の滑り出しです。同じクラスには、かつてのU12 ヨーロッパチャンピオン、Gledula Benjamin と、Kantor Gergely というハンガリーのトップユース2人が参加しているので、彼らの活躍にも注目したいところです。ここまでは、かつて弘平くんがオランダで対戦した、Van Foreest Jorden が3連勝でトップのようですね。
23rd European Youth Chess Championship 2013 Official Website
23rd European Youth Chess Championship 2013 Open U14 Section Players List
23rd European Youth Chess Championship 2013 Open U14 Section Live Games
とりあえずは、これぐらいでしょうか。9月のCAISSA 中にいつの間にか終わっていたWorld Junior についてあまりきちんと見ていないので、今日時間が取れたら棋譜をぱらぱらと見ようと思います。日本の皆さんも、良いチェスイベント観戦ライフを!
3rd IV League
チーム選手権の翌週、表参道ではIV League が開催されました。本来のイベント主催者である私と井上さんが今回は不参加であるため、吉村先輩に運営責任者の代理をお願いしています。9月は4名のラウンドロビンで、桑田くんからの報告によれば、結果は以下の通りです。
Results
1R 佐野-吉村 1-0 野口-桑田 1/2-1/2
2R 桑田-佐野 1-0 吉村-野口 0-1
3R 野口-佐野 1-0 吉村-桑田 0-1
Standings
1st-2nd 桑田、野口 2.5P
3rd 佐野 1P
4th 吉村 0P
1R 佐野-吉村 1-0 野口-桑田 1/2-1/2
2R 桑田-佐野 1-0 吉村-野口 0-1
3R 野口-佐野 1-0 吉村-桑田 0-1
Standings
1st-2nd 桑田、野口 2.5P
3rd 佐野 1P
4th 吉村 0P
第2回のIV League を制した野口さんと、前回のゲスト枠から固定メンバーへの移行もありそうな桑田くんの、2人同時優勝です。野口さんはこのところ、調子が良いようですね。IV League には、これから参加したいという他のプレーヤーの声もちらほら届いていますので、今後の開催をますます楽しみにしています。
参加者の皆さんと、運営責任をお願いした吉村先輩、お疲れ様でした。私が不在でも、こうして集まって試合をきちんと行ってもらえるというのは、とても嬉しいことです。これから行われる東京オープン、ジャパンオープンといった協会の公式戦でも、良いゲームを期待しています。それで続いて、海外大会情報へ。
Hong Kong International Open Chess Championship 2013
IV League 連覇を果たした野口さんは、そのまま香港の大会へ。オリンピアードをチェックしているプレーヤーはご存知だと思いますが、中国、台湾、香港、マカオは全て別地域として分けられており、各所にプレーヤーを統括するフィデレーションが存在します。こちらの大会は、その中の、Hong Kong Chess Federation による国際大会で、09/26-10/02 というスケジュールで開催されました。5日間で9R というきつい日程ですが、日本からも参加しやすいですし、来年も開催されるようであれば、もう少し日本から人を募って参加を考えても良さそうですね。
Hong Kong International Open Chess Championship 2013 Tournament Information
Hong Kong International Open Chess Championship 2013 Final Standings
優勝は中国から参加したLi Bo です。日本のプレーヤーはほぼ知らないと思いますが、夏のFirst Saturday に参加していたために、私は見たことのある名前でした。どんなプレーヤーだったのか、Sean や野口さんにも聞いてみることにしましょう。
日本から唯一参加した野口さんは、中継のされる上位4ボードにも何度か上りましたが、7R でシンガポールのGM Wong Meng Kong に敗れて、上位陣からは引き離されてしまいました。それでもGM、IM 以外には負けがなく、2100台からもポイントを取って、レイティングもプラスで終えているのは、立派な戦績だと言えるでしょう。(勝った3名の香港プレーヤーがUR でなければ、大きくプラスでした!)
香港はかつて、ファンサイトまである女子のスタープレーヤー、WGM Anya Corke がトップに立っていました。しかし、彼女は数年前にイングランドに移籍してしまい、香港のチェスは少し寂しいものになったと、私自身は思い込んでいました。それでも、今回の大会をチェックして野口さんの話を聞いたり、香港のチェスサイトを見たりする限り、チェスの活動は日本よりも盛んであるように思えます。つい最近は、ギリシャからGM Grivas を招いてレクチャーも行っているようです。この大会だけでなく、香港のチェス界がこれからどう成長していくかにも注目したいですね。
23rd European Youth Chess Championship 2013
イングランドのRavi くん(左)と、同じイングランドの大山彰人くん(右)は、4R で対戦します。
Photo by Nebojsa Baralic, from Official Website Photo Gallery
最後に舞台をヨーロッパに戻しましょう。モンテネグロでは09/28-10/09 という日程で、ヨーロッパのユース選手権が開催されています。イングランドの大山彰人くんはOpen U14 セクションに参加し、3R を終えて2.5P と上々の滑り出しです。同じクラスには、かつてのU12 ヨーロッパチャンピオン、Gledula Benjamin と、Kantor Gergely というハンガリーのトップユース2人が参加しているので、彼らの活躍にも注目したいところです。ここまでは、かつて弘平くんがオランダで対戦した、Van Foreest Jorden が3連勝でトップのようですね。
23rd European Youth Chess Championship 2013 Official Website
23rd European Youth Chess Championship 2013 Open U14 Section Players List
23rd European Youth Chess Championship 2013 Open U14 Section Live Games
とりあえずは、これぐらいでしょうか。9月のCAISSA 中にいつの間にか終わっていたWorld Junior についてあまりきちんと見ていないので、今日時間が取れたら棋譜をぱらぱらと見ようと思います。日本の皆さんも、良いチェスイベント観戦ライフを!
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