前半戦の最終試合、R6でオープンチームはキューバとの対戦になりました。キューバは12年前のイスタンブールオリンピアードの初戦で対戦し、0-4で敗れています。その時に比べてDominguez Perez、Bruzonといったスター選手が抜け、パワーダウンしているとはいえ全員GMの強豪国です。
Kojima, S (IM, JPN, 2299) - Berdayes Ason, D (GM, CUB, 2474)
Budapest Chess Olympiad (6)
1. d4 Nf6 2. c4 e6 3. Nf3 d5 4. Nc3 Bb4 5. cxd5 exd5 6. Qa4+ Nc6 7. Bg5 h6 8. Bxf6 Qxf6 9. e3 O-O 10. Be2 Be6 11. a3 Bxc3+ 12. bxc3 Ne7 13. c4 c5 14. O-O Rfc8
ここで相手が準備を外してきました。単にc4とd4を捌く手を考えていましたが、本譜ではルーク交換がさらに入ります。 Budapest Chess Olympiad (6)
15. Rac1 dxc4 16. Bxc4 Bxc4 17. Rxc4 cxd4 18. Nxd4
試合後にMishaから、18. Rxc8+ Rxc8 19. Qxa7 dxe3 20. Qxe3とa7を取り、局面をさらに単純化するアイディアを提案されました。本譜でも悪くないですが、こちらの変化を欠片も考えなかったのは反省です。
18... a6 19. Rfc1 Rxc4 20. Qxc4 Rc8 21. Qf1 Rxc1 22. Qxc1 Qd6 23. h4 g6 24. Qc3 b5 25. Qa5!?
悪くなる手ではないですが、c3とセンターに近い位置に残しておくほうが自然だったかもしれません。a6を早めに当て、黒のクイーンを動けなくしようと考えました。25... h5 26. g3 Nd5 27. Nc2 Qb6 28. Qxb6 Nxb6
ここはクイーン交換に応じます。黒はクイーンサイドにポーンマジョリティがあって有利に見えますが、白キングがセンターに寄るのが早く、問題無いと考えました。
29. Kf1 Kg7 30. Ke2 Kf6 31. Kd3 Kf5 32. f3 Nc4 33. e4+ Ke5 34. f4+
e,fポーンを伸ばしても構わないと思いましたが、g3-g4のチャンスは無くなってしまいます。33. Kd4 Nd2 34. e4+ Ke6 35. Ke3とする手もありました。34... Kd6 35. Kd4 Nd2 36. Ne3
ここでe5までポーンを進めるかどうかを悩み、時間を使いすぎてしまいました。結論はどちらでも大丈夫なのですが、36. e5+ Ke6 37. Ne3 (37. Kc5!?) 37... Nc4 38. Nxc4 bxc4 39. Kxc4 Kf5 40. Kc5 Kg4 41. Kd6 (41. Kb6?と寄る手しか考えておらず、e4-e5を挟むのはだめだと勘違いました。) 41... Kxg3 42. Ke7 Kxf4 43. Kxf7 Kxe5 44. Kxg6 Kf4 45. Kxh5 Kf5= このポーンエンディングはドローです。
36... Nf3+ 37. Kc3 Kc5 0-1
ここでナイトの位置をd5とc2で迷い、d5を選んで指したつもりでしたが、無情にも時間が落ちました。冷静に見れば余裕のある局面で慎重になりすぎ、要所で時間を使いすぎたことを反省します。最後もナイトはどちらでも戦えたので、もったいないゲームでした。Open R6 Japan - Cuba 0.5-3.5
Women R6 Lebanon - Japan 1-3
Women R6 Lebanon - Japan 1-3
オープンはTuさんがドローを取ったのみで、残り3人は敗れました。女子もリスト下位のレバノンが数字以上に強かったようで、1-3で敗れています。レストデイの今日、リフレッシュしてまた後半で全力を尽くせるように頑張ります!
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