2024年から国内大会の皮切りとなっている東海オープンが、今年も無事に終了しました。私は2日目も連勝で、昨年の中部快速オープン以来の名古屋大会全勝優勝となりました。東海オープンは4年連続、計8回目の優勝ですが、最近の3回はいずれも1ドローを落としていたので、今年はポイントを落とさずに乗り切れたことを嬉しく思います。各クラス入賞者の皆さん、おめでとうございます!
私は4Rで田中さんに勝ち、最終戦は山口くんに白を持つことになりました。ここまで互いに4連勝ですが、ドローでタイブレーク勝負にするのも気が進みませんし、レイティングをプラスで終えるためには勝つしかありません。序盤、自分の詳しい変化になったのはラッキーでした。
最終戦はSlavのa7-a6, Bc8-Bf5 ミックスの変化になりました。過去に自分でも指しており、黒で嫌だった変化を白で試します。黒のb7-b5を働かせないためには、a2-a4からすぐに崩すのが良いアイディアとなります。
オンラインで一度だけ経験のある手です。過去に調べていたのは、10... Na5 11. Bxa6! Rxa6 12. Qb5+ Rc6 13. Ne5 Bd7 14. Nxd7 Nxd7 15. Bd2 Qa8 16. Nxd5 e6 17. Nf4 Ra6 18. O-O+/= という3ポーンvs. ピースにする変化で、数年前は黒で指そうと思っていましたが、現在は白が指しやすいと考えています。
ここはポーンダウンでもクイーンを交換すべきです。13... Qxc5 14. dxc5 Bxe7 15. b4 a5 16. bxa5! Bxc5 17. Bd2+/= これは白が勝てるかどうかという勝負ですが、黒としてもベストだったでしょう。
黒のbファイルからの反撃に対して、クイーンをどこに逃がすかは迷うところです。a2と端を選ぶのに抵抗があり、e4にも利くc2を選びましたが、cファイルのピンが予想外の形で利用されてしまいました。代わりに23. Qd1! Qb7 (23... Rxb2 24. Bxa6+-) 24. Qf1! Qxb2 25. Ra2+- と進めば白勝勢でした。b2とa6の交換であれば、白はパスポーンになったaポーンを進める単純な作戦で勝てそうです。
b2を返してもbファイルを取り返し、a6を再度攻めてチャンスを作ろうとする白に対し、黒はディフェンスを間違えました。26... Rxb1+! 27. Rxb1 Rc4! (こうして白マスでブロックをしてa6をカバーできるのも、白マスビショップを捌いた効果です。) 28. h3= こうしてみると、白はb2を無駄に返しただけで勿体なかったと思えそうです。
31... Qxc3 32. Bxc3 Rb7 33. a6 Ra7 34. d5! exd5 35. Bd4+- クイーンを交換した場合は、1ポーンを返してビショップをアクティブにし、a7を抑えて勝つつもりでした。
1st Place Kojima, Shinya (IM, JPN, 2303) 5/5
2nd Place Yamaguchi, Tosei (JPN, 1920) 4/5
3rd Place Sharma, Sameer (JPN, 1871) 4/5
Tokai Open 2026 Final Standings
2nd Place Yamaguchi, Tosei (JPN, 1920) 4/5
3rd Place Sharma, Sameer (JPN, 1871) 4/5
Tokai Open 2026 Final Standings
私は4Rで田中さんに勝ち、最終戦は山口くんに白を持つことになりました。ここまで互いに4連勝ですが、ドローでタイブレーク勝負にするのも気が進みませんし、レイティングをプラスで終えるためには勝つしかありません。序盤、自分の詳しい変化になったのはラッキーでした。
Kojima, S (IM, JPN, 2303) - Yamaguchi, T (JPN, 1920)
Tokai Open 2026 (5)
1. d4 d5 2. c4 c6 3. Nc3 Nf6 4. e3 a6 5. Nf3 Bf5 6. Qb3 b5 7. cxd5 cxd5 8. a4!
最終戦はSlavのa7-a6, Bc8-Bf5 ミックスの変化になりました。過去に自分でも指しており、黒で嫌だった変化を白で試します。黒のb7-b5を働かせないためには、a2-a4からすぐに崩すのが良いアイディアとなります。 Tokai Open 2026 (5)
8... b4! 9. Qxb4 Nc6 10. Qc5 Bd7!?
オンラインで一度だけ経験のある手です。過去に調べていたのは、10... Na5 11. Bxa6! Rxa6 12. Qb5+ Rc6 13. Ne5 Bd7 14. Nxd7 Nxd7 15. Bd2 Qa8 16. Nxd5 e6 17. Nf4 Ra6 18. O-O+/= という3ポーンvs. ピースにする変化で、数年前は黒で指そうと思っていましたが、現在は白が指しやすいと考えています。
11. Ne5! e6 12. Nxc6 Qc7 13. Ne7!
初めて見ると驚きそうな手です。貰ったナイトは早々に返し、1ポーンアップを保って白は戦います。13... Qb7?!
ここはポーンダウンでもクイーンを交換すべきです。13... Qxc5 14. dxc5 Bxe7 15. b4 a5 16. bxa5! Bxc5 17. Bd2+/= これは白が勝てるかどうかという勝負ですが、黒としてもベストだったでしょう。
14. a5! Bxe7 15. Qb6 Qc8 16. Be2 Bd8 17. Qc5 Bc6 18. O-O Be7 19. Qb6 O-O 20. Bd2 Qd7 21. Qb3
白はa4-a5を突くことで、一時的にb6のマスをクイーンの避難場所としておき、最終的にクイーンは自陣に退きます。中盤以降ではa5にポーンを刺したことでa6を固定し、ターゲットにすることで白は1ポーンアップ以上のアドバンテージを得ます。ここまでは作戦として完璧でしたが、この数手後にミスが出てしまいました。21... Rfc8 22. Rfc1 Rab8 23. Qc2?!
黒のbファイルからの反撃に対して、クイーンをどこに逃がすかは迷うところです。a2と端を選ぶのに抵抗があり、e4にも利くc2を選びましたが、cファイルのピンが予想外の形で利用されてしまいました。代わりに23. Qd1! Qb7 (23... Rxb2 24. Bxa6+-) 24. Qf1! Qxb2 25. Ra2+- と進めば白勝勢でした。b2とa6の交換であれば、白はパスポーンになったaポーンを進める単純な作戦で勝てそうです。
23... Bb5! 24. Bxb5 Rxb5 25. Qd3?!
c3のナイトがピンであることを利用され、黒にとって課題であった白マスビショップを捌くと同時に、上手くa6へのプレッシャーを緩和されてしまいました。1ポーンアップをキープしても、a6を攻めるか、b2-b4-b5と仕掛ける作戦が無ければ局面を進展させられないと焦ってしまいましたが、ここはさらに我慢が必要でした。25. Qb1! Rbb8 26. Na4! Rxc1+ 27. Qxc1 Rb5 28. Nc5! こうしてナイトを活用して攻め込めば、白はまだまだチャンスを残せます。25... Rxb2! 26. Rcb1 Rcb8??
b2を返してもbファイルを取り返し、a6を再度攻めてチャンスを作ろうとする白に対し、黒はディフェンスを間違えました。26... Rxb1+! 27. Rxb1 Rc4! (こうして白マスでブロックをしてa6をカバーできるのも、白マスビショップを捌いた効果です。) 28. h3= こうしてみると、白はb2を無駄に返しただけで勿体なかったと思えそうです。
27. Qxa6+-
白からb2のルークを交換しなければd2のビショップは取られないので、白は遠慮なくa6をいただいてしまいます。これでaポーンを進める作戦が生まれれば、白として残りはさほど難しくありません。27... Qc7 28. Rxb2! Rxb2 29. Qd3 Ne4 30. Nxe4 dxe4 31. Qc3 Qb8
31... Qxc3 32. Bxc3 Rb7 33. a6 Ra7 34. d5! exd5 35. Bd4+- クイーンを交換した場合は、1ポーンを返してビショップをアクティブにし、a7を抑えて勝つつもりでした。









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