昨日は全日本ラピッドチェス選手権2日目でした。初日4試合、2日目5試合というハードスケジュールを戦い抜き、久々の国内大会優勝を決めたのは青嶋くんでした。Tuさんに負け以外の8試合を全て勝ち、逆転での優勝です。ずっとトップを走っていたTuさんは、最終戦で痛い初黒星がありました。U1700も含め、入賞者の皆さん、おめでとうございます!
6.5P以上がぴったり上位10人に入っています。私は2日目、3勝1敗1ドローと星が伸びず、8位止まりでした。8RのTuさんとの試合は最後付近まで完璧な指し回しだと思っていたので、予想外の手ですぐ崩れてしまったのは残念です...白番は5戦全勝と良い結果だったので、その中から7Rの試合をご紹介します。
Bf4 QGDで個人的に一番対策が難しいと思っているのが、6... b6の変化です。この日はQd1-Qc2, Ra1-Rd1を組み合わせる、Rubinstein Variationのアイディアにしてみましたが、ここで黒が黒マスビショップを動かし直してでもナイトとの交換を目指すメリットはあまり見えてきません。8... Nbd7 9. cxd5 exd5 10. Bd3と進むのが一般的だと思います。
黒がなるべくピース交換を進め、局面を単純化しようとしているのは分かりました。しかし、ここで白マスビショップを手放して白マス全体を弱めることは、将来的に白が攻撃のチャンスを作りやすい状況にしてしまいます。ビショップはb7に待機させ、b7-h1のダイアゴナルは抑えたままにしておくべきです。
d4,e4のポーン並びを崩すことは、通常d4のポーンとd5のマスを弱めてしまいます。しかしここでは黒がピースを消しすぎているため、d4,d5につけこまれる危険がほとんどありません。白はセンターのポーンストラクチャーを確定させ、黒キングへの攻撃チャンスを作っておきます。
黒はルークを助ける暇がなく、ルークを捨てざるをえません。23... Rdc8 24. Rxh7! Kxh7 25. Rh1+ Kg8 26. Qh6 f5 27. Qh8+ Kf7 28. Rh7# はメイティングアタックが決まります。
1st Place Aoshima, Mirai 8/9
2nd Place Filipenko, Vladimir 7.5/9
3rd Place Tran, Thanh Tu 7/5/9
4th Place Nanjo, Ryosuke 7.5/9
5th Place Noda, Ryo 7/9
6th Place Tanaka, Satoshi 6.5/9
7th Place Jiang, Likai 6.5/9
8th Place Kojima, Shinya 6.5/9
9th Place Oi, Sounosuke 6.5/9
10th Place Matsunaga, Toma 6.5/9
Japan Rapid Chess Championship 2026 Final Standings
6.5P以上がぴったり上位10人に入っています。私は2日目、3勝1敗1ドローと星が伸びず、8位止まりでした。8RのTuさんとの試合は最後付近まで完璧な指し回しだと思っていたので、予想外の手ですぐ崩れてしまったのは残念です...白番は5戦全勝と良い結果だったので、その中から7Rの試合をご紹介します。2nd Place Filipenko, Vladimir 7.5/9
3rd Place Tran, Thanh Tu 7/5/9
4th Place Nanjo, Ryosuke 7.5/9
5th Place Noda, Ryo 7/9
6th Place Tanaka, Satoshi 6.5/9
7th Place Jiang, Likai 6.5/9
8th Place Kojima, Shinya 6.5/9
9th Place Oi, Sounosuke 6.5/9
10th Place Matsunaga, Toma 6.5/9
Japan Rapid Chess Championship 2026 Final Standings
Kojima, S (IM, JPN, 2268) - Oi, S (JPN, 1820)
Japan Rapid Chess Championship 2026 (7)
1. d4 d5 2. c4 e6 3. Nf3 Nf6 4. Nc3 Be7 5. Bf4 O-O 6. e3 b6 7. Qc2 Bb7 8. Rd1 Bb4?!
Bf4 QGDで個人的に一番対策が難しいと思っているのが、6... b6の変化です。この日はQd1-Qc2, Ra1-Rd1を組み合わせる、Rubinstein Variationのアイディアにしてみましたが、ここで黒が黒マスビショップを動かし直してでもナイトとの交換を目指すメリットはあまり見えてきません。8... Nbd7 9. cxd5 exd5 10. Bd3と進むのが一般的だと思います。 Japan Rapid Chess Championship 2026 (7)
9. Bd3 dxc4 10. Bxc4 Nd5 11. Bg3 Nd7 12. O-O Nxc3 13. bxc3 Bxf3?!
黒がなるべくピース交換を進め、局面を単純化しようとしているのは分かりました。しかし、ここで白マスビショップを手放して白マス全体を弱めることは、将来的に白が攻撃のチャンスを作りやすい状況にしてしまいます。ビショップはb7に待機させ、b7-h1のダイアゴナルは抑えたままにしておくべきです。
14. gxf3 Bd6 15. e4 Bxg3 16. hxg3!
ダブルポーンを消すよりも、ポーンは中央に向かって取る基本に従いつつ、hファイルを開いてh7へのアタックチャンスを作ります。16... Qe7 17. Kg2 c5 18. Rh1 cxd4 19. e5!
d4,e4のポーン並びを崩すことは、通常d4のポーンとd5のマスを弱めてしまいます。しかしここでは黒がピースを消しすぎているため、d4,d5につけこまれる危険がほとんどありません。白はセンターのポーンストラクチャーを確定させ、黒キングへの攻撃チャンスを作っておきます。
19... g6 20. cxd4 Rac8 21. Qe2 Rfd8 22. Bb3 Rc3?
この手は白のタクティクスを見落としており、決着を早める要因になってしまいました。h7は危険な状態なので、黒はナイトを消極的でもディフェンスに使うしかありません。22... Nf8 23. Rd2+/- 白はd4-d5のタイミングを伺い、優勢です。23. Qd2! Rxb3
黒はルークを助ける暇がなく、ルークを捨てざるをえません。23... Rdc8 24. Rxh7! Kxh7 25. Rh1+ Kg8 26. Qh6 f5 27. Qh8+ Kf7 28. Rh7# はメイティングアタックが決まります。























































