2018/07/15

Summer Open 2018 Da1 Tournament Report


会場は久々のPIO です。Photo by Yamada, A

今日から2日間、蒲田でサマーオープンが開催されています。私はTuさんに次いでリスト2での参加となりましたが、初戦でいきなりまいったペアリングとなりました。円造くんはフランスから一時帰国中の中学生で、7月に2回レッスンを行っています。事前に指した際も、FIDEレイティング以上の実力を感じました。

Kojima, S (IM, JPN, 2408) - Motoyama, E (FRA, 1996)
Summer Open 2018 (1)

1. Nf3 Nf6 2. c4 g6 3. d4 Bg7 4. g3 d5 5. cxd5 Nxd5 6. Bg2 Nb6 7. Nc3 O-O 8. O-O Nc6 9. e3 e5!?



現在の主流は9... Re8 ですが、こちらもまだ指せるでしょう。実はさほど深く研究していませんでした。

10. d5 Na5 11. e4 c6 12. Bg5 f6 13. Be3 cxd5 14. Bxb6 Qxb6 15. Nxd5 Qd8 16. Rc1 Nc6!


つい最近見たフランスのトップGM の1人、Fressinet のゲームでは、16... Rf7? 17. b4! Nc6 18. b5 Na5 19. Nc7! Qxd1 20. Rfxd1 Rb8 21. Rd8+ Rf8 22. Ne8!+- という試合を見ていました。しかしこのライン、調べてみると94年に指されたゲームの解説の分岐にも書かれていました。このゲームを見た際に16... Nc6 も少し考えていましたが、ベストの変化を見つけられませんでした。

17. Qb3



ここは少し悩むところですが、17. b4 Bg4 (17... Be6 18. b5 Bxd5 19. exd5! Ne7 (19... Nb4 20. d6) 20. d6! Nc8 21. Qb3+ Kh8 22. Rfd1+/-) 18. Qb3 こうした変化のほうが多少良かったかもしれません。しかし、私の感覚ではb7を当てつつ、素早くd1 にルークを回せる本譜が自然に感じました。

17... Rf7 18. Rfd1 Be6 19. Qe3?!


白がはっきりとしたアドバンテージを掴むのは簡単ではないですが、試合後に調べたところ、19. h4!? が面白いかもしれません。アイディアはKg1-Kh2, Bg2-Bh3 から白マスビショップを交換し、d5 のアウトポストのコントロールを強めることです。これをやらなかったため、本譜ではd5 のナイトを簡単に捌かれ、黒が満足になってしまいます。

19... Rd7 20. a3 Ne7 21. Nxe7+ Qxe7 22. Rxd7 Qxd7 23. Bf1 Bf8



お互いにポーンに遮られたビショップを組みなおします。黒にダブルビショップを持たせている白は、白マスビショップを交換したのちにナイトを再びd5に組み替えるのが理想ですが、手数がかかりすぎて実現は難しく、チャンスを掴みづらい局面です。

24. Bc4 Rc8 25. Qb3 Rxc4?!


ここは黒に不正確な手がありました。ビショップペアを残すべき黒は、25... Kh8! 26. Rc3 Bh3!=/+ という選択肢を見落としています。

26. Rxc4 b5 27. Rc7 Qxc7 28. Qxe6+ Kg7 29. g4!?



互いに時間切迫の中、私はなんとか勝ちのチャンスを作ろうと画策します。g3-g4-g5 というプランはシンプルですが、どう止めるべきか黒は悩むところでしょう。

29... Qc1+ 30. Kg2 Qf4 31. g5?!


クイーンをf4に振られる変化も考えており、それにもgポーンの押し込みだと思い込んでいました。しかし、コンピュータは全く予想していなかった手を示します。31. Qd7+! Kh8 32. h3! Qxe4 33. Qf7! Qa8 34. Qxf6+ Bg7 35. Qe6!+/- 確かにこうしてf6 を取ってe5 を弱めれば、白がまだ勝ちのチャンスを残しているように見えます。しかし、e4 を早々に取らせる変化は勇気がいりますし、実際私はほとんど思いつきませんでした。

31... f5


31... fxg5 32. Qxe5+ Qxe5 33. Nxe5 Bd6 34. Nc6 Bc5= これでも形勢互角という評価ですが、白にのみパスポーンができるために少し黒は躊躇しそうです。本譜を選ぶ気持ちも理解できます。

32. Qf6+



試合後の検討で、32. Qxe5+ Qxe5 33. Nxe5 fxe4 34. Kg3 Bc5 35. Kf4 Bd4! 36. b3 Bc5! 37. a4 bxa4 38. bxa4 Bxf2 39. Kxe4 ならば、黒はドローに十分ではないかと話し合いしました。ただ本譜の手順では白に一切のチャンスがなく、こちらの分岐ならば黒は間違えないように正確に指す必要があります。ならば白が勝つためにどちらを選ぶべきだったかは明らかです。

32... Kg8 33. Nxe5 Qxe4+ 34. Kg3 Qd5!


恥ずかしながら、この手を見落としており、34... Qb7 35. Qe6+ ならチャンスがあると思っていました。とほほ...

35. f4 Bg7 36. Qe7 Bxe5 37. Qe8+ Kg7 38. Qe7+ Kg8 39. Qe8+ 1/2-1/2



最後はどうしようもなく、私からパペチュアルチェックを入れました。ポイントは落としましたが、色々と勉強になるゲームで良かったです。

続くラウンドは大西さん、青木さんに勝って2.5/3 となっています。加速が外れた3R は上位にとって多少ゆるめの当たりとなり、明日の4Rからまた上位同士の対戦になります。私は中村くんに白を引いたので、ここを勝ってTuさん、馬場さんら全勝組を追いかけたいところですね。ペアリングはChess Results で確認することができます。

Summer Open R4 Pairings

それでは皆さん、明日も暑くなりそうですが、ばてずに後半戦も乗り切りましょう。2日目もよろしくお願い致します。



2018/07/14

Indian Wedding Vol.3


インド滞在最終日のこの日は、午後からショッピングモールへ。イベントが始まるのが夕方からと聞き、ホテルでゆっくりしてるだけでは勿体ないと、外に出ることにします。ファッションブランドは日本やヨーロッパでも見られるものが多かったですが、本屋や雑貨、スーパーマーケットなどはインド独自のものをたくさん見ることができました。


スーパーマーケットの片隅ではチェスセットを発見。少しおもちゃ色が強いですかね。


スパイスの樽量り売り! インドの町中ではこうしたスパイスを売る店があるイメージでしたが、モール内のスーパーマーケットでもこうした形式で販売されることに驚きです。それだけインドの家庭では、自分で購入したスパイスを調合するのが普通ということですね。他にもスーパーマーケットでは、お茶やインスタント麺を見つけてゲットしてきました。


ホテル近くにあったラクナウの最高裁判所。この先にラクナウのチェスセンターがあり、すごく行ってみたかったのですが、時間の関係で断念しました。今回はチェスがメインの旅ではないですものね。


夕方からはこの日のイベントが始まります。こちらの部屋はエキゾチックに飾られ、新郎の到着を待っています。


新郎側の関係者が中心で集まっていたので、これはグジャラートで2日目に見た儀式の新郎サイドなのでしょうかね。新郎も前日とは全く違う、インド風の衣装でばっちり決めています。


21時頃になると、食事会場も準備が進んできました。それにしてもハイアットリージェンシーの内装は非常に豪華です!


ただし、私たちは23時頃のタクシーで空港に向かわなければならず、メインまではありつけませんでした... そのため前日同様、ホテルマンが運んでくれる前菜を中心にお腹を満たします。やはりここでもインドのカッテージチーズ、パニールは美味しかったです。


ホテルを出る直前、最後に見ることができたイベントはホテルの玄関先で行われていました。太鼓で音頭を取る男性を中心に、完全にお祭り騒ぎです。他の宿泊は驚いていたのか、インドでは結婚式の度にこうなので慣れたものなのか(笑)


しばらくすると、新郎が登場します。なんだか頭二つ分ばかり高いような...


馬ですよ!


今回の結婚式では色々と予想外のことがありましたが、まさか新郎が馬に乗って現れるとは思いませんでした。馬もドレスアップして、どことなく誇らしげですし、インドの衣装に身を包んだ彼も実に絵になります。日本で真似すればキザになりすぎる演出も、インドではすんなり受け入れられますね。


イベント自体はまだ数日続きましたが、私たちは帰国しなければいけないため、ここでお別れでした。実に濃密な数日間で、人生でもなかなかできない体験をさせてもらえました。新婦側の家族の皆さん、招いてくださり、ありがとうございました! また日本でも交流できる機会を楽しみにしています。

2018/07/11

Indian Wedding Vol.2


路傍の牛

インドに到着して2回目の朝は4時半に起き、前日利用したアーメダバード空港から、ラクナウ空港へと向かいます。前日祭では新婦側のゲストが大勢集まり、そのメンバーとともに空港へ向かうので、その様子はさながら民族大移動。40人を超えるグループで海外を移動するのは初めてのことです。ラクナウ空港に向かう道中、車窓からは牛の姿を確認できました。


正午をまわった頃にラクナウに到着し、そこから結婚式場のホテルまでは車ですぐでした。早起きの睡眠不足を解消するために少し休憩を取り、夕方からの式に備えます。19時半に式場に移動すると、新郎側の招待客も交じり、かなりの人数が今か今かとイベントのスタートを待っていました。部屋の広さは日本の100人規模の披露宴会場くらいですが、丸テーブルが置かれているのは一部で、ステージ側は座席のみ。かなりの人数が招待されていそうです。


新郎新婦の入場を待つ間、ホテルマンが前菜を席まで運んでくれます。野菜を揚げて甘辛いソースにくぐらせたもの、パイナップルの炒めたもの、香辛料の入ったコロッケなど。私はタンドリーチーズが気に入って、数えきれないほど食べていました。久々に食べましたが、インドのパニールというカッテージチーズは私の好物です。


会場到着から1時間ばかりが過ぎ、ようやく新郎新婦入場です。インドらしい衣装に身を包んだ2人はステージ上で大量のカメラに囲まれます。少し落ち着いたのち、会場前のソファーへ。日本で言うところの高砂ですね。


ここからがこの日のイベントの本番といっても良いでしょう。インド映画さながら、プロのダンサーが踊りを披露します。


そして男女2人組の司会が登場。半分はヒンディー語なので、何をしゃべっているかは分からない部分が多かったですが、明らかにしゃべりのプロです。それも日本の披露宴で司会のようなしゃべりではなく、バラエティー番組の司会のようなかけあいでイベントを進行します。


少年たちもサングラスでばっちり決め、プロのダンサーを従えて踊ります。


少女だって踊ります。


踊りのテーマや曲調に合わせて背景のディスプレーも模様を変え


カラフルな扇も広がります。


これもまた背景が細かい。バクーで見た絨毯博物館を彷彿とさせます。


ダンス鑑賞を抜けて廊下に出ると、ブュッフェ形式のディナーを楽しむことができました。しかし、前菜として運ばれたパニール食べ過ぎてメインが進まない... それでも、去年のマン島で初めて食し、お気に入りメニューとなったビリヤニをゲットできて嬉しかったです。


スタートから2時間半が経過して、新郎新婦、さらには親族がステージに上がって踊りだします。そろそろフィナーレか?


まだ終わりません! 新郎(イケメン)も2人の姉妹と一緒にキレキレのダンスを披露。主役がステージに上がり、会場は大いに沸きます。


新婦も妹とステージに上がります。この妹さんが、今回私たちをインドに招待してくれました。そして姉妹のダンスが終わると、司会から驚きの言葉が...

「次は日本からのスペシャルゲスト~」
「!?!」

そんなわけで、私たちも呼ばれてステージに上がりました(笑) インドの感想を求められあたふた。そしてさも当然のように「インドに来たなら、踊らないとね!」 と突然の振り。我々がどんな踊りで目の肥えたインド人たちを納得させたかはご想像にお任せしますが、なんとかこれも乗り切りました。前日は数十人に交じってのダンスでまだ気楽にできましたが、翌日にはステージ上で100人単位の招待客を前にダンスすることになるとは(笑) これも海外結婚式での良い経験です。


最後は新郎新婦揃ってのダンスから、2人の熱愛ぶりがうかがえるムービーが流れてフィニッシュです。ちなみにこのムービー、日本の披露宴で流すような静止画を繋げたものではなく、全て動画でした。撮影の手法、演出、編集のどれをとってもプロの仕事で、完全に2人は映画の主役のような輝きを見せていました。2人とも末永くお幸せに、と言いたいところですが、彼らの結婚式はまだまだ続きます。

2018/07/09

Indian Wedding Vol.1


デリー空港にて

突然ですが、土曜から妻と2人でインドに来ています。今回の旅は珍しくトーナメント目的ではなく、インドの結婚式に出席するためです。妻が仲良くなったインド人の子から、家族の結婚式があるのでインドに来ないかと誘われたのが、今回の旅のきっかけでした。インドの結婚式に出席するチャンスなんて、人生で今後あるかどうか分かりません。夫婦でスケジュールを調整し、思い切ってインドに旅立ったのでした。


私のインド訪問は、2006年のAsia Junior に参加して以来2回目です。その時はあまり印象にありませんでしたが、首都デリーの空港のお土産屋さんには、どこでもチェスセットが置いてありました。手頃なサイズのマグネットチェスセットが、2700ルピー(4200円くらい)でした。サイズは3種類くらいを揃えているようです。


20時頃の便でデリーを発ち、初日の目的地であるアーメダバード空港へ。そこで別便で日本からインドに向かった友人を待ち、合流してからホテルへ向かいます。しかし、彼女のムンバイからの便が遅れ、合流は0時過ぎ、ホテルに着いたのも2時過ぎでした。へとへとになりながらも、翌日行われる結婚式前日祭に胸が高まります。


次の日は少しゆっくり起きて朝食を取り、その後でベントの主役である花嫁さんとその家族が受ける浄化の儀式を見せてもらいました。祭司の祝詞にあわせ、穀物や溶かしたバターなどを火にくべ、式に向けて体を清めるというものです。どんどん花嫁サイドの親族が集まる中で聞いた話によれば、新郎自身や新郎の親族はこの日は来ることなく、翌日別の場所で開催される式本番で初めて会えるとのこと。インドの結婚式はとても長く、数か所を移動しながら1週間ほどかけて開催されるのです。私たちはこの日の前日祭と、翌日翌々日の結婚式に出席を予定してインドに来たのでした。

昼食の席では、私はチェスに興味がある人たちにつかまり、何ゲームも指すことになりました。(もちろん指す気があるので、携帯用のチェスセットを持参しているのですが) それにしてもインドの人たちのチェス好きはすごい! 指したいと言ってくれた全員は相手にできないほどで、インドでのチェス人気を実感しました。


午後はヘナ(日本でも髪を染めるのに使う植物)のタトゥーを入れる時間が始まり、主役は完全に女性陣になります。ヘナタトゥーを入れる職人さん(と呼ぶのかな?)たちは手際良く、希望する女性たちの腕に様々な模様を入れていくのでした。ヘナタトゥーは1週間~2週間ほどで落ちるために手軽に試すことができるとのこと。妻も簡単な模様を入れてもらっていました。


ヘナタトゥーの凝ったものはこんな感じです。乾いたヘナを落とすと、描かれた模様が少し薄めに手に残ります。主役の新婦は複数の職人に囲まれ、手足にびっしりとこのヘナタトゥーを描かれることになります。私は撮影しませんでしたが、新婦の片手には新婦、別の手には新郎が描かれていました。


ヘナの時間が終わり、夕飯までは歌あり、踊りあり、楽器ありの時間となり、ホテルの広間は盛り上がってきます。私は体に響く音楽が苦手なため(オリンピアードのバミューダパーティーも逃げています)、少し部屋で休んでいましたが、うっかり踊りの時間に広間に戻ってしまい、さぁ大変。外から撮影していたはずがいつの間にか取り込まれ、チェスを指したお兄さんに「インドの! ダンスは! こう! 1,2,3!」 と指導され、短い時間でへとへとになりました。インド映画などで突然踊り出すというシーンがありますが、まさにあれを自分で体験するのです!


朝からそうでしたのでなんとなく察していましたが、今回のイベントは肉無しの完全ベジタリアンメニューです。ポテトのカレーも豆のカレーもとても美味しい! でも辛くて食べ進めるのが大変なのもあります。インド人の彼らが肉無し、酒無しでこのテンション、エネルギッシュさをキープできるのは、スパイスのおかげかもしれませんね。


夕飯後は、私が来ることを聞いて楽しみにしていたという、チェスプレーヤーのKrishnanand おじいちゃんとの対局です。ホテルのロビーで指すつもりが、空いていなかったために突如自宅に招かれました。年季の入ったチェスセットや資料を見せてもらい、かなりのチェス好きなのだと納得しました。夕方に指した小学生お孫さんも、学校とこの地区のチャンピオンだそうです。私にとってこの日の対局は全て楽しかったですが、相手をしてくださった皆さんも同じように感じてくれていると嬉しいです。皆さん、ありがとうございました!


最後はおまけのコウモリくん。対局の用意をしていたら外から飛び込んできました。ぐったりしているように見えますが、ちゃんと外に放ったら元気に飛んでいきました。それにしても、野生のコウモリを(ついでに素手で捕獲するのも)、こんな間近で見るのは初めてです。インドに来てから貴重な体験ばかりで、飽きることはありません。

2018/07/01

国内レイティング S119


今年の全日本選手権

今月最終日の今日、新しい国内レイティングを確認することができました。主に結果が反映された大会は、全日本選手権とゴールデンオープン、そして快速選手権です。上位のリストと変動は以下のようになっています。

Tran Thanh Tu 2528 +13
小島慎也 2497 +20
青嶋未来 2423 +27
馬場雅裕 2399 -17
Alexander Averbukh 2321 +10
山田弘平 2297 -2


全日本で上位入賞を果たしたTuさん、私、青嶋くんはその結果を受けてレイティングを大きく上げています。青嶋くんは今月の快速でも優勝し、2400台に復帰ですね。私もこっそりベストレイティングを更新したようで嬉しいです。

全てのレイティングリストは、いつも通り松戸チェスサークルのHPでチェックすることができます。7月8月は大会が続きますので、皆さんレイティングを伸ばせるように頑張りたいですね。これから本格的な夏のシーズンもよろしくお願い致します。

2018/06/24

第7回七盤初心者のためのチェスレッスン


6月のチェスレッスンが終わったばかりですが、7月の日程が決まったのでお知らせします。すでに2週間を切り、告知が遅くなってしまいましたが、7月もよろしくお願い致します。

【日時】 2018年7月6日(金) 19:00~21:00
【会場】 どうぶつしょうぎcafe いっぷく(最寄駅:清澄白河駅)
【形式】 レクチャー+質疑応答+対局
【テーマ】 チェスパズル
【参加費】 2000円
【申し込み】 どうぶつしょうぎcafe いっぷく ご予約フォーム

7月は少し趣向を変え、実戦とは違うチェスのパズルをご紹介、一緒に考えていきたいと思います。チェスのまた違った面白さの一面が見えるでしょう。実際のゲームでは現れないようなポジションも扱いますが、実戦に活かせるアイディアもお伝えできると思います。

2018/06/19

国際親善チェス大会 in 新潟 2018 Tournament Information


昨年の新潟、日中対抗戦の様子

今年は8/18(土) に開催される新潟のチェス大会についてです。今朝、最新の大会情報が届きました。例年通り一般参加者がプレーするA~Dクラス以外に、日本対中国の対抗戦が今年も予定されています。運営からの情報では、日本と中国の代表メンバーはそれぞれ以下の通りです。

Japan

Kojima, Shinya (IM, JPN, 2408)
Nanjo, Ryosuke (IM, JPN, 2323)
Aoshima, Mirai (JPN, 2295)
Otawa, Yuto (JPN, 2140)

China

Liu, Qingnan (GM, CHN, 2546)
Xu, Zhihang (FM, CHN, 2340)
Xu, Tong (WIM, CHN, 2129)
Hu, Yi (CHN, 2069)


日本チームには、2015年から3年連続でプレーしていた羽生さんの名前がありません。今年の忙しさを考えれば、羽生さんの新潟行きは厳しいと予想していましたが、その通りでしたね。オリンピアード代表入りも決めている伸び盛りの大多和くんに、その分期待がかかります。

そして今回初めて、日本チームのほうが平均レイティングが高くなりました。GMタイトルを持つLiu, Qingnan は強敵ですが、他のメンバーは敵わない相手ではありません。女子プレーヤーの2人も、これから期待される若手ということもなく、私と同じ世代のようです。例年は男子のGMコンビ、そして若手の強豪(もしくは女子の強豪) に太刀打ちできず、かなり厳しいスコアを残してきた日本チームですが、今年はイーブン以上、初の勝ち越しを狙いたいと思います!

2か月後の開催に向け、A~Dクラスの参加者も募集中です。興味のある方は、ぜひ大会のサイトをチェックしてみてください。8月はジャパンリーグと新潟チェス大会でお会いしましょう!

新潟チェス倶楽部

2018/06/14

Tournament Schedule in 2018


懐かしのブダペストにももうすぐ戻ります。

今年から来年にかけて、参加できそうな大会の目星が大体ついてきました。まだ確定ではなく、試合の結果次第では変更もあり得ますが、今のところ私が興味を示している大会をご紹介します。

2018/7/15-16 Summer Open in Tokyo

ビッグトーナメントではありませんが、今のところは参加しようかと思っています。昨年は初戦で海外のかたに負けたのでした... 今年は気を引き締めなおしてプレーします。

2018/7/29 中部快速オープン in Nagoya

名古屋で開催される名古屋オープンや中部快速オープンは、ここ数年ほとんど参加していますね。例年通り、25分+10秒を6局ですが、今年は東海地区にチェスクラブが誕生して50周年ということで、賞金がアップするとのことです。11月の名古屋オープンは、海外にいる時期のため参加できずに残念ですね。

2018/8/11-14 Japan League in Tokyo

日本ではまだ貴重なFIDE公式戦の機会であるジャパンリーグも、例年通り参加予定です。今年も中国から誰が来るか楽しみですね。翌月のオリンピアードに向けて、弾みをつけられるような結果を残せればと思います。

2018/8/18 国際親善チェス大会 in Niigata

今年も声がかかりましたので、新潟のチェス大会にも参加してこようと思います。先日、ちらっと中国から誰が来るのか情報が流れましたが、公式の発表はまだのようでので、私からも控えておきます。持ち時間の短い非公式戦ですが、GMたちとの対戦に刺激を受けてきたいと思います。

2018/9/16-17 クラブ選手権 in Tokyo

全くのノープランです(笑) どこかから声がかかれば検討します。

2018/9/23-10/6 Batumi Chess Olympiad in Batumi

ここから海外大会です。オリンピアードの情報はちょこちょこ出していますが、チームメンバーも決まり、航空券も確保し、Misha とのトレーニングも始まって、いよいよオリンピアードが近づいてきたという感じがします。特筆することは現時点ではないのですが、今年最大のビッグイベントですので、しっかりと準備をして臨みたいと思います。

2018/10/7-16 First Saturday GM in Budapest

懐かしのブダペストにこの秋から戻ります。先日、正式にエントリーを済ませ、10月のFS に参加することが決まりました。オーガナイザーには11月、12月も参加する意思があることを伝えています。ここでのGMトーナメントの結果次第で予定変更はありえますが、ひとまず年内の3か月は、ハンガリーとモンテネグロを往復しようかと考えています。試合会場は以前と変わって遠くなってしまいましたが、バスのルートを発見できたので、ブダペストではまたアンダンテ滞在になる可能性大です。

2018/10/20-28 Third Saturday GM in Denovic

初参加となるモンテネグロのGMトーナメントも、オーガナイザーと話を進めて年内3か月はエントリーをしています。ドブロヴニク経由でブダペストと往復するのは大変そうですが、まずは10月に参加してみて感触をつかみたいですね。

2018/11/3-13 First Saturday GM at Budapest
2018/11/17-25 Third Saturday GM at Denovic
2018/12/1-11 First Saturday GM at Budapest
2018/12/15-23 Third Saturday GM at Denovic

2018/12/27-1/5 Rilton Cup in Stockholm

そして今年最後を締めくくる大会として考えているのは、スウェーデンのRilton Cup です。以前は違ったと思いますが、今年は上位セクションは2200以上だけが参加できるそうです。オープン大会であるRilton Cup は、GMトーナメントよりも圧倒的に参加費が安い(IM は無料です)にもかかわらず、ある程度のレベルが保証されているので、GMノームのチャンスも十分にありそうです。厳しい戦いになるとは思いますが、年末までに今以上に力をつけて、2018年最後の大会を迎えたいですね。

年明け以降の手頃な大会もすでに見つけていますが、また近くなってからの発表にしようと思います。今年後半は久々にFIDE公式戦が続くハードな日常になりそうですが、それを楽しみに今年の夏を日本で過ごそうと思います。もう3か月と少し、日本の大会でもよろしくお願い致します。


2018/06/04

第6回七盤初心者のためのチェスレッスン

6月のいっぷくでのチェスレッスンは、17日の夜開催予定です。先月はいっぷくの受付フォームで設定されていた予約枠を超える、15名の参加者に集まっていただきました。レクチャー後に残って対局をされるかたも多く、毎月私も楽しませていただいています。

【日時】 2018年6月17日(日) 18:30~20:30
【会場】 どうぶつしょうぎcafe いっぷく(最寄駅:清澄白河駅)
【形式】 レクチャー+質疑応答+対局
【テーマ】 ピースのマヌーバリング
【参加費】 2000円
【申し込み】 どうぶつしょうぎcafe いっぷく ご予約フォーム

6月はナイトを中心とした、ピースのマヌーバリングについて解説をしようと思います。また6月もよろしくお願い致します。

2018/05/31

FIDE Rating of June 2018

数時間早いですが、6月のFIDEレイティングが先程公開され、日本のプレーヤーは全日本選手権の結果が反映されました。Chessresults では試合の結果だけでなく、レイティングの増減も発表されていましたが、実際に合っているか確認したかったですし、全日本以外の大会で試合をし、増減のあったプレーヤーも一部います。それらは全て、以下のリストから確認ができます。

FIDE Rating List of Japan

そして、日本のランキングトップ10以内の増減は以下のようになっています。

Shinya Kojima 2408 (+8)
Aoshima Mirai 2295 (+15)
Matsuo Tomohiko 2216 (-26)
Yamada Kohei 2153 (-11)
Otawa Yuto 2140 (+113)


こうして見ると、先日の記事で公開したバツミオリンピアードの日本代表とほぼ同じですね(笑) 今回変動の無かった南條くんも、当然日本のトップ10に入っていますので、代表メンバーは全員トップ10以内ということになります。

私は事前の情報通り、+8でベストを更新できて一安心です。2015年最初に初めて2400を超えて以来、2403がずっとベストでしたが、それを3年と4か月ぶりにようやく更新しました。8月からはFIDE公式戦が続きますので、またここから伸ばしていけるように頑張ります。

青嶋くんと大多和くんもベスト更新です。青嶋くんは最後の全日本最後の5連勝で、2300までもう一歩ですね。FMタイトル獲得に必要な条件は、ライブレイティングが2300を超えることですので、夏のジャパンリーグで2連勝、3連勝でもすればFMになれると思います。そして係数40の大多和くんは、2100台に乗ってもまだまだレイティングを伸ばすチャンスです。久々のジュニアでの日本代表ですので、今後も成長を楽しみにしたいですね。

他にも全日本後、最初の更新で気になることは、新規のFIDEレイティング取得者です。近年は試合数が少なくとも、新規FIDEレイティングがつきやすいようで、日本籍では9人のプレーヤーが新しくレイティングを獲得しています。9人ともおめでとうございます!

ジャパンリーグ前にFIDE公式戦の予定がある人もそうでない人も、このレイティングで夏のシーズンを迎えましょう。また次の大会でもよろしくお願い致します。

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