2018/06/14

Tournament Schedule in 2018


懐かしのブダペストにももうすぐ戻ります。

今年から来年にかけて、参加できそうな大会の目星が大体ついてきました。まだ確定ではなく、試合の結果次第では変更もあり得ますが、今のところ私が興味を示している大会をご紹介します。

2018/7/15-16 Summer Open in Tokyo

ビッグトーナメントではありませんが、今のところは参加しようかと思っています。昨年は初戦で海外のかたに負けたのでした... 今年は気を引き締めなおしてプレーします。

2018/7/29 中部快速オープン in Nagoya

名古屋で開催される名古屋オープンや中部快速オープンは、ここ数年ほとんど参加していますね。例年通り、25分+10秒を6局ですが、今年は東海地区にチェスクラブが誕生して50周年ということで、賞金がアップするとのことです。11月の名古屋オープンは、海外にいる時期のため参加できずに残念ですね。

2018/8/11-14 Japan League in Tokyo

日本ではまだ貴重なFIDE公式戦の機会であるジャパンリーグも、例年通り参加予定です。今年も中国から誰が来るか楽しみですね。翌月のオリンピアードに向けて、弾みをつけられるような結果を残せればと思います。

2018/8/18 国際親善チェス大会 in Niigata

今年も声がかかりましたので、新潟のチェス大会にも参加してこようと思います。先日、ちらっと中国から誰が来るのか情報が流れましたが、公式の発表はまだのようでので、私からも控えておきます。持ち時間の短い非公式戦ですが、GMたちとの対戦に刺激を受けてきたいと思います。

2018/9/16-17 クラブ選手権 in Tokyo

全くのノープランです(笑) どこかから声がかかれば検討します。

2018/9/23-10/6 Batumi Chess Olympiad in Batumi

ここから海外大会です。オリンピアードの情報はちょこちょこ出していますが、チームメンバーも決まり、航空券も確保し、Misha とのトレーニングも始まって、いよいよオリンピアードが近づいてきたという感じがします。特筆することは現時点ではないのですが、今年最大のビッグイベントですので、しっかりと準備をして臨みたいと思います。

2018/10/7-16 First Saturday GM in Budapest

懐かしのブダペストにこの秋から戻ります。先日、正式にエントリーを済ませ、10月のFS に参加することが決まりました。オーガナイザーには11月、12月も参加する意思があることを伝えています。ここでのGMトーナメントの結果次第で予定変更はありえますが、ひとまず年内の3か月は、ハンガリーとモンテネグロを往復しようかと考えています。試合会場は以前と変わって遠くなってしまいましたが、バスのルートを発見できたので、ブダペストではまたアンダンテ滞在になる可能性大です。

2018/10/20-28 Third Saturday GM in Denovic

初参加となるモンテネグロのGMトーナメントも、オーガナイザーと話を進めて年内3か月はエントリーをしています。ドブロヴニク経由でブダペストと往復するのは大変そうですが、まずは10月に参加してみて感触をつかみたいですね。

2018/11/3-13 First Saturday GM at Budapest
2018/11/17-25 Third Saturday GM at Denovic
2018/12/1-11 First Saturday GM at Budapest
2018/12/15-23 Third Saturday GM at Denovic

2018/12/27-1/5 Rilton Cup in Stockholm

そして今年最後を締めくくる大会として考えているのは、スウェーデンのRilton Cup です。以前は違ったと思いますが、今年は上位セクションは2200以上だけが参加できるそうです。オープン大会であるRilton Cup は、GMトーナメントよりも圧倒的に参加費が安い(IM は無料です)にもかかわらず、ある程度のレベルが保証されているので、GMノームのチャンスも十分にありそうです。厳しい戦いになるとは思いますが、年末までに今以上に力をつけて、2018年最後の大会を迎えたいですね。

年明け以降の手頃な大会もすでに見つけていますが、また近くなってからの発表にしようと思います。今年後半は久々にFIDE公式戦が続くハードな日常になりそうですが、それを楽しみに今年の夏を日本で過ごそうと思います。もう3か月と少し、日本の大会でもよろしくお願い致します。


2018/06/04

第6回七盤初心者のためのチェスレッスン

6月のいっぷくでのチェスレッスンは、17日の夜開催予定です。先月はいっぷくの受付フォームで設定されていた予約枠を超える、15名の参加者に集まっていただきました。レクチャー後に残って対局をされるかたも多く、毎月私も楽しませていただいています。

【日時】 2018年6月17日(日) 18:30~20:30
【会場】 どうぶつしょうぎcafe いっぷく(最寄駅:清澄白河駅)
【形式】 レクチャー+質疑応答+対局
【テーマ】 ピースのマヌーバリング
【参加費】 2000円
【申し込み】 どうぶつしょうぎcafe いっぷく ご予約フォーム

6月はナイトを中心とした、ピースのマヌーバリングについて解説をしようと思います。また6月もよろしくお願い致します。

2018/05/31

FIDE Rating of June 2018

数時間早いですが、6月のFIDEレイティングが先程公開され、日本のプレーヤーは全日本選手権の結果が反映されました。Chessresults では試合の結果だけでなく、レイティングの増減も発表されていましたが、実際に合っているか確認したかったですし、全日本以外の大会で試合をし、増減のあったプレーヤーも一部います。それらは全て、以下のリストから確認ができます。

FIDE Rating List of Japan

そして、日本のランキングトップ10以内の増減は以下のようになっています。

Shinya Kojima 2408 (+8)
Aoshima Mirai 2295 (+15)
Matsuo Tomohiko 2216 (-26)
Yamada Kohei 2153 (-11)
Otawa Yuto 2140 (+113)


こうして見ると、先日の記事で公開したバツミオリンピアードの日本代表とほぼ同じですね(笑) 今回変動の無かった南條くんも、当然日本のトップ10に入っていますので、代表メンバーは全員トップ10以内ということになります。

私は事前の情報通り、+8でベストを更新できて一安心です。2015年最初に初めて2400を超えて以来、2403がずっとベストでしたが、それを3年と4か月ぶりにようやく更新しました。8月からはFIDE公式戦が続きますので、またここから伸ばしていけるように頑張ります。

青嶋くんと大多和くんもベスト更新です。青嶋くんは最後の全日本最後の5連勝で、2300までもう一歩ですね。FMタイトル獲得に必要な条件は、ライブレイティングが2300を超えることですので、夏のジャパンリーグで2連勝、3連勝でもすればFMになれると思います。そして係数40の大多和くんは、2100台に乗ってもまだまだレイティングを伸ばすチャンスです。久々のジュニアでの日本代表ですので、今後も成長を楽しみにしたいですね。

他にも全日本後、最初の更新で気になることは、新規のFIDEレイティング取得者です。近年は試合数が少なくとも、新規FIDEレイティングがつきやすいようで、日本籍では9人のプレーヤーが新しくレイティングを獲得しています。9人ともおめでとうございます!

ジャパンリーグ前にFIDE公式戦の予定がある人もそうでない人も、このレイティングで夏のシーズンを迎えましょう。また次の大会でもよろしくお願い致します。

2018/05/27

28th IVL Tournament Report


昨日はIVLが開催され、13名のプレーヤーが集まりました。Tuさんは直前に参加できなくなってしまい残念でしたが、こうして久々の開催にも参加者が集まってくれることを嬉しく思います。大会の進行は、リスト1の私と青嶋くんが直接対決でドローとなり、ともに3.5/4で最終戦を迎えました。私は馬場さんに白を持ちます。

Kojima, S - Baba, M
28th IVL(5)

1. Nf3 Nf6 2. c4 g6 3. d4 Bg7 4. g3 O-O 5. Bg2 d6



馬場さんとのこれまでの対局ではGrunfeld になることが多かったので、King's Indian のチョイスには少し驚きました。この日、私は白3試合で全てKing's Indian でした。

6. O-O Nc6 7. Nc3 Bf5


Panno Variation の中でも少し珍しい変化を指されました。これまで7... Bg4, 7... a6, 7... Bd7, 7... e5 は経験がありますが、この手は初めてです。少し考えて、最近好んで指しているポーンストラクチャーにできることに気付き、その変化を選ぶことにします。

8. d5 Na5 9. Nd4 Bd7 10. b3 c5 11. dxc6 Nxc6 12. Bb2 Rc8



私は白のdポーンと黒のcポーンを交換し、Symmetrical English からセンターポーンを交換するポーンストラクチャーにしました。昨年のNihal Sarin戦以降、互いにキングサイドフィアンケットを組んだうえで、このポーンストラクチャーで戦うことを好んでいます。本譜では、馬場さんは白にナイトを残す選択肢を与えましたが、それが嫌であれば12... Nxd4 13. Qxd4 Bc6 という流れもありえたでしょう。

13. Nc2 a6 14. Ne3 Qa5 15. Qd2 Qh5 16. Ncd5


d5のマスをナイトでコントロールすることは、このポーンストラクチャーにおいてとても大切です。いくつかマイナーピースを交換しても、白はd5のコントロールを持ち続ることで指しやすさがあると考えています。

16... Ng4 17. Nxg4 Bxg4 18. Bxg7 Kxg7 19. Rfe1 Qe5 20. Rac1 Rfe8 21. Rc3!?



このルークはcファイルに重ねることも、eファイルに振ることも状況を見てありえます。

21... Be6 22. Re3 Qd4 23. Rd3 Qc5 24. Rc1


d5のナイトは居座られたままでは嫌ですが、黒としてはビショップと交換するのも大きな決断です。白はナイトを取られた際、ルーク、ポーン、ビショップのどれで取るのもありえるでしょう。この状況であれば、ルークで取るつもりでした。

24... Ne5 25. Rdc3 Bxd5?!



最初はc8のルークが落ちるため、変な手だと思っていましたが、少し考えて黒のアイディアを理解することができました。しかしそれを踏まえても、この交換は白にとって良いものです。黒はd5のナイトが厄介で、b3-b4 などの手を警戒し続けないとしても、もう少しピース交換は我慢しなければいけなかったでしょう。

26. cxd5 Qb4??


これは正真正銘のブランダーでした。正しいクイーンの避け場所はもう一つのマスですが、それでも26... Qa5 27. f4! Rxc3 28. Qxc3 Qxc3 29. Rxc3 Ng4 30. Bf3 f5 31. Rc7+/- と進み、ルークが7段目に侵入して白が優勢です。

27. a3 1-0



a5-e1 のピンはキープし続けることができませんし、27... Qg4 28. f4! Rxc3 29. Qxc3 でもe5のナイトがピンで落ちてしまいます。馬場さんとの試合では珍しく、あっさりとした決着でした。

青嶋くんも最終戦で勝って、ともに4.5/5 で同時優勝です。以前は会場を借りる時間にも余裕があり、タイブレークのブリッツもきちんとして順位を決めていましたが、現在は時間の都合上それができません。タイブレークのブリッツはそれ自体がやっても見てても楽しいイベントですので、また時間に余裕のある際はやってみたいですね。それではIVL メンバーの皆さん、また次回の開催でもよろしくお願い致します。

2018/05/22

Batumi Chess Olympiad Schedule and Team Japan


今年のオリンピアードのロゴ from wikipedia

9月末から開催される今年のオリンピアードについて、いくつか情報が揃ってきたので、今夜はそれらをお届けします。まずは公式HP ではいくら探しても出てこなかった大会の細かなスケジュールですが、昨日こちらのサイトで見つけることができました。

9/23 Arrival 21:00 Opening Ceremony
9/24 15:00 R1
9/25 15:00 R2
9/26 15:00 R3
9/27 15:00 R4
9/28 15:00 R5 22:00 Bermuda Party
9/29 Rest Day
9/30 15:00 R6
10/1 15:00 R7
10/2 15:00 R8
10/3 15:00 R9
10/4 15:00 R10
10/5 11:00 R11 20:00 Closing Ceremony
10/6 Departure

チェス協会から提案された飛行機のスケジュールは、帰りが10/7になっていました。これは10/6の手頃な便がなかったためと確認が取れていますが、10/6の朝にバツミを出て、イスタンブールで半日過ごすスケジュールもありだと思っていますので、他のメンバーと相談して決めることになると思います。ちなみに私はオリンピアード後、日本に戻らずにブダペストに飛び、10月のFirst Saturday に参加する予定です。私は10/6のみ移動日で試合無し、10/7からまた試合をスタートします。

次は日本チームの編成です。昨日、協会からのメールでメンバーが決まったことを知りました。並びはボード順ではなく、FIDE のレイティング順です。ただし全日本の更新で大幅に変動があり、現時点の数字は参考にならなそうですので、6月のレイティングを表示してあります。

Open

Kojima Shinya (IM, JPN, 2408)
Nanjo Ryosuke (IM, JPN, 2323)
Matsuo Tomohiko (CM, JPN, 2216)
Yamada Kohei (FM, JPN, 2153)
Otawa Yuto (JPN, 2140)

Women

Hoshino Karen (WFM, JPN, 1931)
Sakai Azumi (JPN, 1693)
Kojima Natsumi (WCM, JPN, 1652)
Shibata Misaki (JPN, 1576)
Hoshino Meilin (JPN, 1557)


オープンチームは私、南條くん、山田くんの同級生トリオが、前回のBaku に続いての参戦です。さらに注目は、18年ぶりのオリンピアード代表となる松尾さんと、初参加となる大多和くんです。松尾さんには2000年のイスタンブールに並ぶ活躍を期待しています。2006年以来、12年ぶりに高校生での代表入りを果たした大多和くんにも、ここ最近の成長ぶりを見せてもらいたいですね。

一方で女子は上4人が前回と同じメンバー、美怜のみが初参加です。平均年齢が21歳という若いチームですが、皆海外での試合経験がありますので、しっかりとポイントを重ねてもらいたいですね。オープン、女子ともにコーチはいつも通りミーシャで、オリンピアードに向けて準備を進めていくつもりです。

今後もオリンピアードの情報が何か入れば、随時こちらのブログでお届けしていこうと思います。オリンピアードの開幕まであと4か月、チームメイトの皆さんも、応援して下さる日本の皆さんも、これからよろしくお願い致します。

2018/05/18

Opening Preparation for The Next Step


全日本選手権が始まる少し前、自分が使うオープニングを整理し、振り返りやすくするための専用データベースをChessbase で2つほど作りました。1つは白のオープニング、もう1つは黒のオープニングで、それぞれ20~30ほどのラインが入力されています。ひとまず1つのラインとして作り始めたものでも、細かくなりすぎて見にくくなれば、2つに分けるなどの工夫をしています。

他にも自分の指すラインをデータベースで管理しているプレーヤーもいると思いますが、私はここ数年、それをしていませんでした。ここにきてあらためてデータベースを作り始めたのは、その場の発想ではなかなか上手い手が見つけにくいゲームが増えたり、これまで実戦で試してきたアイディアをまとめてみたいと思ったためです。オープニングの研究はもとから好きでしたが、このデータベースの作り込みも最近楽しく、日毎ラインは増殖しています。今夜はまだ公開していなかった全日本のゲームから、自分の事前のオープニング研究がどのようなものだったかご紹介したいと思います。

Kojima, S (IM, JPN, 2400) - Kanda, D (JPN, 1859)
Japan Chess Championship 2018 (1)

1. Nf3 d5 2. d4 Nf6 3. c4 dxc4 4. e3 Bg4



この4... Bg4 のQueen's Gambit Accepted は、今回のデータベース作りで真っ先に取り掛かったラインでした。2016年のラスベガスのZhu, J との試合では、なんとか勝ったもののオープニングでアドバンテージが取れるようなものでなく、その後のオンラインのゲームでもひどい試合展開になったものも多かったです。このデータベース作りでは一念発起し、この変化の対策をしっかりと考えてきました。

5. Bxc4 e6 6. h3 Bh5 7. Nc3 Nc6!?


こちらの手はもう1つに比べ、対策は少なめでした。別のナイトの手に対しては、7... Nbd7 8. O-O Bd6 9. g4! Bg6 10. e4 e5 11. dxe5 Nxe5 12. Nxe5 Bxe5 13. f4 Qd4+ 14. Qxd4 Bxd4+ 15. Kh2 Bxc3 16. bxc3 Bxe4 17. g5 Bd5 18. Re1+ Kf8 19. Bb5 a6 20. Ba4 b5 21. Bc2+/= という面白い変化を見つけています。白はポーンを捨てても、ビショップのペアと不安定な黒キングを攻めて、十分な代償があると考えられそうです。

8. Bb5 a6?!



この手をほぼノーチェックでしたので、ここから考え始めることになります。私が調べてきたのは、8... Bd6 9. e4 Nd7 といった流れで、白はタイミングを見てc6 を交換し、黒のポーンストラクチャーを乱して勝負します。ならば、黒は本譜のように1手かけて交換を促す必要はなく、ありがたくナイトビショップの交換をすることに決めます。

9. Bxc6+ bxc6 10. g4 Bg6 11. Qa4 Nd7


Nf3-Ne5 のアイディアもあるので、黒はc6 を守り切ることはできません。ポーンアップになった後のセットアップにはあまり自信はありませんでしたが、なんとか形にできたと思っています。

12. Qxc6 Bd6 13. b3!? O-O 14. Bb2 e5 15. O-O-O exd4 16. Rxd4 Qf6 17. Nd5! Qe6 18. Rhd1 Ne5 19. Nxe5 Bxe5 20. Qxe6 fxe6 21. Ne7+ Kh8 22. Nxg6+ hxg6 23. R4d2 1-0



このゲームは、ようやくこのQGA のラインにアドバンテージを握って勝てたという感触があり、嬉しかったです。続けて黒番でのゲームも1つご紹介します。

Manabe, H (JPN, 2073) - Kojima, S (IM, JPN, 2400)
Japan Chess Championship 2018 (9)

1. d4 d5 2. c4 c6 3. Nf3 Nf6 4. Nc3 a6 5. c5 g6!?



a6 Slav を指すことは以前から構想にあり、すでにIVL では1試合試しています。メインの5. c5 に何を指すか(他の候補手は5... Nbd75... Bf5)迷いましたが、かなり時間をかけて調べて、自分には5... g6 が合っていると判断しました。

6. Bf4 Bg7 7. e3


正直に言えば、この手順から入られるのが一番嫌でした。真鍋さんはh2-h3 を突かず、Nf6-Nh5 を気にしないというスタンスですが、私は色々とゲームを見ても、ナイトビショップの交換を迫るのはしっくりきていませんでした。本譜の代わりに7. h3 Bf5 8. e3 Nbd7 9. Be2 Be4!? 10. 0-0 Bxf3 11. Bxf3 0-0 という手順を研究しており、Bc8-Bf5-Be4-Bxf3 と手数をかけてもビショップナイトの交換をして、e7-e5 のブレイクを準備しようと考えていました。

7... O-O 8. Bd3?!



この手は研究の中にありませんでしたが、これまで学んだアイディアから考えれば少し妙だと感じました。白がc4-c5 とポーンを押し込んだ場合、黒はe7-e5 のブレイクが強力となります。そのためにf3 のナイトを手数をかけても消しにいくわけですが、本譜では黒は1テンポアップでBc8-Bg4-Bxf3 ができてしまいます。さらに言えば、d3 のビショップは将来的にナイトのターゲットとなる良くない位置です。私が最も嫌だった手順が8. h3 Bf5 9. Be2 Nbd7 で、これだとBc8-Bg4 ができないうえ、10. 0-0 Be4 11. Nd2! が成立するため、上記のビショップナイト交換を避けられてしまいます。

8... Bg4! 9. h3 Bxf3 10. Qxf3 Nbd7 11. O-O Re8!


これで簡単にe7-e5 をつけるようになりました。f3 のクイーンとd3 のビショップは、e7-e5-e4 でポーンフォーク、Nd7-Ne5 でナイトフォークになる位置で、黒の格好の的となります。このことからも、d3 にビショップを配置するプランが白にとって良くなかったと考えられるでしょう。

12. Ne2 e5 13. Bxe5?



どちらで取っても同じだと思うのは間違いで、ここはポーンで取る一択です。それでも、13. dxe5 Nxe5 14. Bxe5 Rxe5 15. Nd4 Ne4 16. Rfc1 Qe7 17. b4 Re8 とeファイルに戦力を集め、黒が指しやすいのは間違いないでしょう。

13... Rxe5! 14. dxe5 Nxe5 15. Qf4 Nxd3!?


こうして黒はルークから取ることで駒得を確定させますが、ここは2ピースルークを取るか、2ポーンを取るか少し悩みました。2ピースルークのほうが一般的には得であるようにも思えますが、本譜のようにf2 やb2 が落ちれば、白にとってはかなり厳しいエンドゲームであるため、今回はそちらを採用することにします。15... Nh5!? 16. Qb4 Nxd3 17. Qxb7 Nxc5-+

16. Qd4 Nxf2! 17. Rxf2 Ne4 18. Qb4 Nxf2 19. Kxf2 Qf6+ 20. Kg1 Qxb2 21. Qxb2 Bxb2 22. Rb1 Ba3 23. Rxb7 Bxc5



15手目の段階でここまで読み、この先はよほどのことがない限り勝てるだろうと判断しました。最後まで油断せず、きちんと勝てるルークエンディングに持っていく流れも良かったと思います。

24. Nd4 Re8 25. Nxc6 Rxe3 26. Kf1 Re6 27. Rc7 Kg7 28. Nd8 Rf6+ 29. Ke2 Bb6 30. Rd7 h5 31. g4 hxg4 32. hxg4 Bxd8 33. Rxd8 Rf4 34. Rxd5 Rxg4 35. Ra5 Re4+ 0-1


結局、いつもの棋譜解説とあまり変わらないようにも思えますが、自分としては事前の研究がどうであったか、そこから実戦で何を考えたかを中心に書いたつもりです。オープニング用のデータベースは今後も更新を続けながら、さらなる大会でも使えるようにしていきたいと思います。

2018/05/14

Tokai Open 2018 Tournament Report


昨日は東海オープンに参加するため、名古屋へと足を運んできました。今年は東海地区にチェスクラブが誕生してから50年の記念の年ということで、例年以上に名古屋チェスクラブ主催のイベントが豪華になり、開催頻度も上がっています。

東海オープンは私にとって、昨年に続いて2回目の参加。前回は1日4試合のスケジュールですが、今年からは持ち時間を減らし、代わりに1日5試合に試合数が増えています。開始直前のエントリーキャンセルもありましたが、2000オーバーが7人、全体で21名の参加者で大会がスタートしました。

私はスタートから、阿部くん、鈴木さん、横尾くん、Yamaguiharaくんに勝って単独4連勝。しかし、4Rで古谷くんに勝ったScottさんも0.5P差の3.5/4で追ってきているため、最終戦まで優勝の行方は分かりません。最後は当然Scottさんとの直接対決で、奇しくも全日本最終戦と同じペアリングになりました。

Scott, T - Kojima, S
Tokai Open 2018 (5)

1. e4 c6 2. d4 d5 3. e5 Bf5 4. h4 Qc7!?



過去、4... h54... h6 は試したことがありましたが、昨年の新潟で中国のChen, Q に敗れて以来、他の可能性も模索していました。他のラインにもありますが、将来的なg2-g4に対して、ビショップをd7に退くのが黒の狙いです。

5. Nc3 a6 6. g4 Bd7 7. Be3 e6 8. Qd2 c5 9. dxc5 Bxc5 10. O-O-O Ne7


指した直後に10... Bxe3 11. Qxe3 Nc6 12. Nf3 Nge7 と進めていれば、本譜と違ってf2-f4を突かせておらず、白のキングサイドアタックのチャンスを制限できたことに気付きました。それでも、本譜のようなポーンストラクチャーはオンラインで何回も試しており、ある程度は経験のある形です。

11. f4 Bxe3 12. Qxe3 Nbc6 13. Nf3 h5!?



g4のポーンを崩すことで、f5のマスを手に入れ、白のf4-f5のアイディアを遅らせる作戦です。この手を嫌い、白からh4-h5を早めに入れるアイディアも時々見られます。

14. Bh3 O-O-O


コンピュータは早めに14... hxg4を推しますが、私は少し様子を見ることにしました。いずれにせよ黒はクイーンサイドにキャスリングをし、cファイルから手を作ります。

15. Ne2 Kb8 16. Kb1 Rc8 17. Rc1 Na5 18. b3 Bb5!?



ややパッシヴな白マスビショップをどう捌くかが黒の課題です。私のアイディアは一度ナイトとの交換を見せておき、タイミングを見て退きます。

19. Ned4 Qb6 20. Qd2 Bd7 21. Ka1 Rc7 22. Rhg1 hxg4 23. Bxg4 g6


本当はこの手を入れず、すぐにcファイルにルークを重ねたかったのですが、それだと24. h5からg7のポーンを固定されて困ると考えました。

24. Rh1 Rhc8 25. h5 gxh5 26. Bxh5 Be8



私もキングサイドとクイーンサイドで逆ですが、King's Indian でこうした端のファイルを突破し、7段目のポーンを攻撃するアイディアを使ったことがあります。ここではf7のポーンはターゲットになりますが、c7のルークの横利きもディフェンスに使えるので大きな問題は無いと考えました。

27. c3 Nec6 28. Bg4 Nxd4 29. cxd4


ここはc3のポーンを捌いたほうがターゲットが消えるとScottさんは考えたようですが、私はcファイルがすぐに開き、何かしらのチャンスが作れるほうがありがたいと思いました。29. Nxd4 Nc6 30. Kb2 Nxd4 31. Qxd4 Qxd4 32. cxd4 ならば、おそらくドローになると思います。

29... Nc6 30. f5 Nb4 31. Rxc7 Rxc7 32. Rc1 Rxc1+ 33. Qxc1 Qb5!?



互いに時間のほとんど無い中、勝負にいくことを決めました。もちろん、33... Bd7 などとしてe6を守るほうが安全なことは分かっていましたが、それよりもクイーンを素早く侵入させるほうが白にとってもディフェンスに気を遣わなければならず、間違いも起こりやすいと考えたのです。トーナメントで優勝することを優先するのであれば、ここは安全策でドロー狙いのほうが良かったかもしれませんが、全日本の最終戦で勝ち切れなかった悔しいが胸にあり、この試合はなんとしても勝ちたいと思っていました。

34. fxe6 Qe2 35. Qd2 Qf1+ 36. Kb2


当然キングが上がるこの1手しかないと思っていましたが、コンピュータは違う手も示し目を丸くします。36. Ne1 fxe6= (36... Qxe1+ 37. Qxe1 Nc2+ 38. Kb2 Nxe1 39. Bh5! これは時間のない中、見つけづらい1手です。39... fxe6 40. Bxe8 Ng2 41. Kc3 Kc7=) ナイトをe1で捨てても、白はピースを取り換えることは見落としていました。

36... Nd3+ 37. Kc2



ここはキングをどちらに動かすか、白は悩むところだと思います。c2であれば、将来的なBe8-Bg6のターゲットとなり、c3ならば、Nd3-Nf2-Ne4のターゲットとなるためです。37. Kc3 Nf2 38. exf7 Bxf7 39. e6! Ne4+ 40. Kc2 Bg6 41. Qh2+ Ka7 42. Kb2 Nf6 43. Qc7 Nxg4 44. Qc5+ Ka8 45. Qf8+ Ka7 46. Qc5+= ピースを捨ててパペチュアルチェックに持ち込むこうした変化を、時間のない中正確に読むのは大変です。

37... fxe6 38. Nh2


38. Qxd3 Qg2+ 39. Nd2 Qxg4 40. Qf3 Bg6+ 41. Kc3 Qg1 42. Qf8+ Ka7 43. Qc5+= ビショップvs. ナイトの構図になるのは黒にとってありがたいと思っていましたが、白はクイーン交換の催促や、パペチュアルチェックのアイディアがあるので大丈夫なようです。

38... Ne1+ 39. Kd1 Qg1 40. Qxe1 Qxh2



こうして勝負にいったポジションから、クイーンの侵入とピースの交換を行い、一息ついたのがこのポジションです。全日本と違い、40手で時間も増えませんので、まだまだ互いに時間切迫で、素早く正確な判断が求められる状況です。

41. Qe2?


試合後、Scottさんが悔やんだのがこの1手です。黒はリスクなくd4を取ることができるため、これで勝ちのチャンスとなります。代わりに41. Bxe6 Qxa2 42. Qc3 Bh5+ 43. Kc1 Qa3+ 44. Kd2 Qa2+ 45. Qc2 Qa5+ 46. Qc3 Qa2+ ならば、黒からパペチュアルチェックを入れるしかなく、ドローでゲームは終わっていたでしょう。しかし、e6を取った瞬間、白の白マスビショップは浮いているため、これが落ちないかを心配しなければいけません。時間があれば、クイーンによるダブルアタックはないと読めますが、時間切迫の状況ではe6を取ることをためらう気持ちもよく理解できます。

41... Qg1+! 42. Kc2 Qxd4


ここはぎりぎりまで考え、早めにd4を取るべきか悩みました。42... Bg6+ 43. Kb2 (43. Kc3 Qc1+ 44. Kb4 a5+! この手が見えず、ビショップチェックを諦めました。45. Kxa5 Qa3+ 46. Kb5 Be8+ 47. Kb6 Qa7#) 43... Qxd4+ 44. Ka3 b5 45. Qe1 Qxg4-+ こうしてビショップまで取れれば、簡単に黒勝ちでした。

43. Bxe6 Bg6+ 44. Kc1 Qa1+ 45. Kd2 Qxa2+ 46. Ke1 Qxb3



それでも、こうしてポーンを立て続けに取ってしまえば黒の勝勢です。この先は互いにパスポーンの進めあいになりますが、白のポーンはe8のマスを抑えられているのに対し、黒のポーンはクイーンをアタックするテンポを得ながら順調に前進できそうです。

47. Bg8 Qc3+ 48. Kf2 d4 49. e6 d3 50. Qf3 Qd2+


最後はQf3-Qf8-Qc5といったパペチュアルチェックを防げば黒勝ちですが、クイーンのベストのマスがどこなのか、短い残り時間ではすぐには分かりませんでした。50... Qc2+ 51. Kg3 d2 52. Qf8+ Ka7 53. Qf2+ b6-+ ならば、f7も抑えているので問題なく黒勝ちです。

51. Kg3 Qe1+ 52. Kg4 d2 53. Qf8+ Be8!



代わりに私が見つけ、面白いと思ったのはビショップを捨てるアイディアです。白はクイーンでこのビショップを取ってしまうと、c5-a7のダイアゴナルを使うことができず、チェックがすぐに途絶えてしまいます。

54. Qd6+ Ka8 55. Qd8+ Ka7 56. Qd4+ b6


今度はe8に退いたビショップが、見事にd7のマスを抑えており、7段目のチェックも問題ありません。

57. Qg7+ Kb8 0-1



最後まで気の抜けない試合でしたが、無事に終わってほっと胸をなでおろします。これで2年連続全勝での東海オープン優勝を決めることができました。


1st Place Kojima Shinya 5/5
2nd Place Suzuki Masateru 4/5
3rd Place Yanaguihara Vitor Kiyoshi 3.5/5
4th Place Scott Tyler 3.5/5


昨年は私とScottさんだけでしたが、今年はA,Bクラスの入賞者とも記念撮影となり、賑やかな最後となりました。一つ前の愛知県選手権から、名古屋チェスクラブ主催の大会はSwiss Manager ペアリングが組まれ、Chess Results でエントリー状況や結果が公開されるようになりました。最終結果については、こちらもご確認ください。

東海オープン2018 最終結果



今回の名古屋遠征は全日本の始める少し前に決めたものですが、久々に泊りではなく日帰りでした。そこで利用したのがJR東海ツアーズの、日帰り1day 行っトクか!名古屋というプランです。往復の新幹線(のぞみの指定)に、名古屋駅の指定の売店で使える1500円分のチケット、名古屋駅の指定のレストランで使える1500円分のチケットがついて、合計16000円でした。普通に新幹線のチケットを買えば往復で20000円を超えるため、これはかなり割安です。ただし1500円分の食事券は名古屋駅の指定のレストランの指定のメニューにしか適応されないため、何か別に食べたい目当てのものがある人にとっては、もったいなく感じるかもしれません。私はかなり迷った挙句、鶏肉の専門店で名古屋コーチンの親子丼セットを頂きました。

名古屋のチェスクラブには、1月の同時対局イベントに続いてお世話になりました。7月の中部快速オープンも参加しようかと考えておりますので、引き続きよろしくお願い致します。また本格的に暑くなるころ、名古屋のメンバーとお会いできることを楽しみにしています!

2018/05/06

Japan Chess Championship 2018 Day6


2018年の全日本選手権入賞者たち Photo by Kawanaka

1日遅れですが、全日本選手権最終日のレポートです。優勝のかけた最終戦、1Bの私はScottさんとドロー、2BのTuさんは塩見さんを下し、今大会後半戦で初めてポイント差がつきました。これによりTuさんが10/11で、2年前に続いて今年の全日本選手権の優勝を決めています。Tuさん、おめでとうございます!

1st Place Tran Thanh Tu (CM, VIE, 2319) 10/11
2nd Place Kojima Shinya (IM, JPN, 2400) 9.5/11
3rd Place Aoshima Mirai (JPN, 2280) 9/11
4th Place Higashino Tetsuo (JPN, 1978) 7/11


入賞者個人について振り返る前に、先に私の最終戦をご紹介したいと思います。2年前から日本に住んでいるScottさんとは、昨年名古屋で初顔合わせ&初対戦で、その際は私が勝っています。今大会は直前のレイティング大幅アップでリスト8スタートとなり、最終戦で遅ればせながら1Bまで上がってきました。

Kojima, S (IM, JPN, 2400) - Scott, T (JPN, UR)
Japan Chess Championship 2018 (6)

1. Nf3 d6 2. d4 f5 3. Nc3!?



今大会、Scottさんはこの手順で、Leningrad Dutch に持ち込もうとするのは分かっていました。メインラインで受けても良かったのですが、前夜の調査でこうしたAnti-Dutch のラインがあることを発見し、ぶっつけ本番で試してみることにします。

3... Nf6 4. Bg5 Nbd7 5. Qd3 g6 6. e4 fxe4 7. Nxe4 Bg7 8. O-O-O c6!?


私が調べてきたラインは8... 0-0 9. h4 で白攻勢というものでした。Scottさんはこれを恐れ、キングサイドへのキャスリングに慎重になっていましたが、それならばe8 に残った黒キングへの攻撃チャンスはありそうです。

9. h4!?



ここは少し迷いました。黒の狙いがQd8-Qa5 であることは分かっていたため、h2-h4-h5 を狙いつつ、g5 のビショップを守っておく本譜はありだと思います。他には9. Re1 はかなり直接的な攻撃で、Ne4-Nxd6+ をスレットにしつつ、e7 へのプレッシャーを増します。ただ私は、どこかでRh1-Re1 のほうが自然だと思い、こちらをイメージしていました。

9... Qa5 10. Kb1 Nxe4 11. Qxe4 Nf6 12. Qe3 Nd5 13. Qb3 Bf5


自然にも見えるピースの展開ですが、ここは黒からのダイレクトアタックのプレッシャーを緩和するため、13... Qb6 とクイーン交換を持ち掛けるほうが良かったかもしれません。

14. Bd3 Bg4



この試合での大きなクリティカルポジションでした。白マスビショップの交換は、e6 のマスを決定的に弱くするため、黒としては避けなくてはいけません。そこでビショップをかわしますが、それに対して白はどうするか悩みます。黒のビショップの手損により、私はe8 のキングへのダイレクトアタックのチャンスだと思いましたが、そのためのアイディアが安直すぎました。

15. Rhe1?!


私は念願のこの手を指すことができ、e7 へのサクリファイスができるかを丁寧に読みます。しかし、長い目でゲームを見れば、f3 でのピースの交換からのポーンストラクチャーの乱れはもう少し気にすべきでした。15. c4! Nf6 16. Qxb7! O-O 17. Qxe7+/- ならば、黒のbファイルからの反撃は遅く、白は2ポーンを取って大丈夫でした。相手の反撃を過剰に恐れすぎたために、大事なポーンを取れなかったのは大きな反省点です。

15... Bxf3 16. gxf3 Qb6 17. Rxe7+



この手が決まり、私が白が有利になったと思いました。しかし、先まで進めてみると私に落とし穴が待ち構えていました。

17... Nxe7 18. Qe6 Qc7 19. Re1 Bf8 20. Bf6


黒がキングの即死を避けるためにはこの手順しかありませんが、白はこのビショップの手でルークを取り返すことができます。

20... Qd7 21. Qb3 O-O-O 22. Bxh8 Nd5!



私がルークサクリファイスを仕掛ける前、さらに言えば15. Rhe1 と指す前に正確にイメージし、評価しなければいけなかったのはこのポジションです。白は無事に捨てたルークを取りかえしていますが、h8 にいってしまったビショップは一時的に動くマスが無くなっています。トラップになることはなさそうですが、h8 のビショップを気にしている間にf3 やh4 に反撃を食らい、せっかくの駒得が消えてしまう恐れがあります。そうなればエンドゲームではポーンストラクチャーの乱れた白に分が悪く、なんとしてもそれは避けなくてはいけません。

23. Bc4?!


私は一刻も早くd5 のナイトを消すべきだと考えましたが、それならばポーンのほうが当然簡単です。しかし、23. c4 Nf4 24. d5 c5 25. Bf6 Re8 26. Be4 と進んでも、f4 のアウトポストに入り込んだナイトは、見事に白の白マスビショップに対抗しており、ポーンの代償は十分と考えられそうです。白はポーンアップでも、h4 が将来的に落ちないように気を遣わなければいけないため、簡単に優勢だとは判断できません。

23... Re8


ここは正直助かったと思いました。23... Be7! はScottさんが見落としたシンプルなアイディアで、白がビショップをh8-g7-h6 と逃がす間に、h4、f2 を連続で取ることができました。

24. Rxe8+ Qxe8 25. a3 Bh6



ここも25... Be7 としてh4 をすぐ狙っておくほうが良いと思います。しかし、白はその手を指されなかった本譜でも、異色ビショップで勝つことはかなり困難になります。

26. Bxd5 Qxh8 27. Be6+ Kc7 28. c3?!


こうしたポジションで、いかにわずかでも勝ちのチャンスを残すかは私の苦手とするところです。本譜は3段目が止まり、クイーンが動けなくなることは理解していながら、他にどうすべきか分かりませんでした。28. Qb4! ならば、d4 を守りながらQb4-Qa5+ の準備となります。

28... Qf6 29. Bg4 d5 30. c4



少しずつ雲行きが怪しくなり、h4 をうっかり取られて負け、という展開にも気を付けなくてはいけません。d4 を取られのは仕方ないと割り切り、黒キングの前を崩しにいきます。

30... Qxd4 31. cxd5 cxd5!?


31... Qxd5 からクイーン交換で、完全にドロー模様だと思っていたので、この手には驚きました。d5 は落ちそうですが、それでもb2 への反撃で全く問題なしというのが、Scottさんの評価です。

32. Be6 Bg7! 33. Bxd5 b6 34. Be4



リスクを減らすためには34. Bg8! h6 35. Bh7 g5 36. hxg5 hxg5 と進め、h4 の孤立ポーンを捌いておいたほうが良かったでしょう。それでもfファイルのダブルポーンは役に立たず、白が勝つことは難しそうです。

34... Kd8 35. Qc2 Be5 36. Ka2 Ke7 37. Qe2 Kf6 38. Kb1 Kg7 39. Qc2 Kh6 40. Qc1+ Kg7 41. Qc2 Kh6 42. Qc1+ Kg7 43. Qc2 Kh6 44. Qe2


パペチュアルチェックを蹴り、勝負にいけるアイディアをもう少し探します。しかし特に何もありません。

44... Bf6 45. Qe3+ Kg7 46. Qc1 Qxf2 47. Qc7+ Kh6 48. Qf4+ Kg7 49. Qc7+ Kh6 50. Qf4+ Kg7 1/2-1/2



こうして私の全日本選手権は終わりました。最後はもう少し指さないんですか?と聞かれましたが、さすがに続けようがありません。h4 も取られては完全に負け模様です。

R1 Kojima, S (IM, JPN, 2400) - Kanda, D (JPN, 1859) 1-0
R2 Kobayashi, A (JPN, 2061) - Kojima, S (IM, JPN, 2400) 0-1
R3 Kojima, S (IM, JPN, 2400) - Shiomi, R (JPN, 2085) 1-0
R4 Aoshima, M (JPN, 2280) - Kojima, S (IM, JPN, 2400) 1/2-1/2
R5 Kojima, S (IM, JPN, 2400) - Higashino, T (JPN, 1978) 1-0
R6 Kojima, S (IM, JPN, 2400) - Tran, T T (CM, VIE, 2319) 1/2-1/2
R7 Otawa, Y (JPN, 1895) - Kojima, S (IM, JPN, 2400) 0-1
R8 Kojima, S (IM, JPN, 2400) - Matsuo, T (CM, JPN, 2242) 1-0
R9 Manabe, H (JPN, 2071) - Kojima, S (IM, JPN, 2400) 0-1
R10 Yamada, K (FM, JPN, 2162) - Kojima, S (IM, JPN, 2400) 0-1
R11 Kojima, S (IM, JPN, 2400) - Scott, T (JPN, UR) 1/2-1/2

Japan Chess Championship 2018 Final Standings


Photo by Yamada, A

振り返ってみれば、今年もTuさんは強かったの一言だと思います。今年の全日本では初戦で1/2を落とし、苦しい展開になるかと思いましたが、その後は私以外に綺麗に9勝で見事に優勝をかっさらっていきましたね。今大会、全て初手を変えたということで私も確認してみましたが、確かにそうでした。時には妙にも思えるオープニングを使い、自力勝負に引き込んで難しいポジションを制す。Tuさんのチェスからは、私を始め日本のプレーヤーが学ぶことが、まだまだたくさんあると思います。


私はポイントこそ昨年と同じでしたが、久々の8勝3ドロー、負けなしで大会を終えました。最終戦の後は周りの皆さんに、いろいろと慰めの言葉をかけてもらいました。私としては、8年ぶりの優勝を逃がしたことは残念ではありながらも、2400台で参加した国内のFIDE公式戦で、久々に大きくレイティングを稼ぐ+8で終えられたことに安堵しています。ゆっくりでもFIDEレイティングを伸ばしていき、2500に着実に近づいていければと思います。来年の全日本だけでなく、次のFIDE公式戦も頑張ります!


全日本3年目となる青嶋くんも、8勝1敗2ドローと好成績でフィニッシュ。昨年より順位を1つ上げて、初の3位入賞となりました。Tuさんに負け、大多和くんにドローになった日には、「今年も終わった...」 みたいな雰囲気をかもし出していましたが、そこからきちんと立ちなおして5連勝と数字を残すのは、大したものだと思います。レイティングも大きくアップで、FMの基準である2300にあと本当に一歩のところまで来ています。

4位の東野さんんは写真が無くてごめんなさい! 混戦の4位争いを制したのは、最終戦、黒番で勝利を収めた東野さんでした。山田くん、Scottさんと7Pで並びましたが、2人に直接対決で勝っているためにタイブレークで4位です。東野さんも青嶋くんとチェスを始めたのは同時期で、チェス歴3年半弱にして全日本初入賞は見事なものです! 他の国内大会での活躍、数字の伸びを見ていれば、東野さんの入賞も納得の結果だと思います。

最後になりますが、今年も全日本選手権、お疲れ様でした。選手の皆さんにとっても、運営の皆さんにとっても長かった1週間だと思います。特に今年は運営が大幅改善され、とても良かったという声をたくさん聞いています。当然、私もそう思っています。アービターセミナーが日本国内で開催され、アービター資格を取得した人が多く誕生した今年、日本の大会もどんどん国際大会の水準になっていくものと期待しています。それでは皆さん、また次の大会でも、よろしくお願い致します!


2018/05/04

Japan Chess Championship 2018 Day5


10R のトップボード Photo by Yamada, A

2018年の全日本選手権も、いよいよ大詰めです。5日目の今日は、午前のラウンドで真鍋さんに勝ち。秘策として用意しておいたa6 Slav が成功しました。隣ぼボードでは、Tuさんも松尾さんとの難しいゲームを制し、8/9 で並びます。続く10Rは連続で黒を持ち、山田くんとの対戦です。

Yamada, K (FM, JPN, 2164) - Kojima, S (IM, JPN, 2400)
Japan Chess Championship 2018 (10)

1. e4 c6 2. d4 d5 3. e5 Bf5 4. Nf3 e6 5. Be2 Ne7 6. O-O Ng6!?



昨年のマン島、ドイツのOsmanodja戦でお披露目するはずでしたが、予定が半年遅くなりました。2016年の後半くらいから流行ってきたこのラインは、上手くいけば黒がfファイルからの強力なアタックチャンスを得ます。

7. c3


私が考える白のベストラインは、7. Be3 Nd7 8. Nbd2 f6 9. c4! fxe5 10. dxe5 Ngxe5 11. Nd4 とする変化で、白はポーンを捨てても早い展開と、e6 へのプレッシャーで代償が十分にあるでしょう。

7... Nd7 8. Be3 f6 9. exf6 Qxf6 10. Qb3 Rb8 11. Nbd2 Bd6



これが私がこの変化で目指した形です。黒はf4 にナイト跳び込みのチャンスを持ち、白キングを攻撃できる見込みがあります。唯一の弱点と言えそうなe6 のポーンを、e6-e5 から捌いてしまえれば、黒はなんら不満なく戦えるでしょう。

12. Rfe1 O-O 13. Nf1?!


この手はナイトの跳び込みに備えておらず、黒の攻撃に耐えきるのが難しそうに見えます。私は代わりに、13. Bf1 とターゲットになりそうな白マスビショップを退いておき、キング前を守って様子を見る手が良いと考えていました。

13... Nf4! 14. Bxf4 Bxf4 15. Ng3 Bg6 16. Rad1 e5! 17. Bd3



白が白マスビショップ交換をしたいことは分かっていました。一見、ポーンフォークが入るようにも思えますが、d5 のポーンはピンになっており、e4 に進めたポーンは単に取られてしまいます。そこで、この局面になってから慎重に時間を使い、黒のベストプランを考えます。しばらくすると、黒がはっきり有利になる変化が見えてきました。

17... Bxd3! 18. Rxd3 Qf7!


シンプルな交換から、a2-g8 のダイアゴナルをディフェンスするクイーン退きが最も良い手です。17... Bxg3 18. hxg3 Bh5 19. dxe5 Nxe5 20. Rxe5 Bxf3 21. Rde1 のポジションを長く考えていましたが、次に何もありません。黒の攻撃が上手く決まらないのは、e5-e4 の押し込みに対してピンを利用してポーンを取るアイディアがあるためです。ならばこれを消してしまい、その後でポーンを押し込もうというのが黒の本譜のアイディアです。

19. Rdd1



この先は勝ちまで間違えることはないだろうと思っていました。白が生き延びるためには、19. dxe5 Nc5 としてエクスチェンジをあきらめるしかありませんが、残ったeポーンはターゲットになるため、代償は不十分です。

19... e4! 20. Nd2 Bxg3! 21. fxg3 Qf2+ 22. Kh1 e3 23. Rf1


23. Ne4 Qf5 24. Nd6 Qe6-+ もナイトの行き場がなく、黒の勝ちです。しっかり読んだのは、23. Nf3 Rxf3! 24. gxf3 Qxf3+ 25. Kg1 Qf2+ 26. Kh1 e2 27. Rc1 Qf3+ 28. Kg1 Rf8-+ として、プロモーションを狙って勝つ変化です。

23... Qxd2 0-1



これで昨日から4連勝ですが、Tuさんも大多和くんに勝って4連勝です! さらには青嶋くんもTuさんに負け、大多和くんにドローで一歩後退してはいますが、7R以降は4連勝で、私たちの後をぴったりとつけています。9/10 の私とTuさん、8/10 の青嶋くんは入賞を決めていますが、そこに誰が続くか、4位が決まる最終日も目が離せません。

R1 Kojima, S (IM, JPN, 2400) - Kanda, D (JPN, 1859) 1-0
R2 Kobayashi, A (JPN, 2061) - Kojima, S (IM, JPN, 2400) 0-1
R3 Kojima, S (IM, JPN, 2400) - Shiomi, R (JPN, 2085) 1-0
R4 Aoshima, M (JPN, 2280) - Kojima, S (IM, JPN, 2400) 1/2-1/2
R5 Kojima, S (IM, JPN, 2400) - Higashino, T (JPN, 1978) 1-0
R6 Kojima, S (IM, JPN, 2400) - Tran, T T (CM, VIE, 2319) 1/2-1/2
R7 Otawa, Y (JPN, 1895) - Kojima, S (IM, JPN, 2400) 0-1
R8 Kojima, S (IM, JPN, 2400) - Matsuo, T (CM, JPN, 2242) 1-0
R9 Manabe, H (JPN, 2071) - Kojima, S (IM, JPN, 2400) 0-1
R10 Yamada, K (FM, JPN, 2162) - Kojima, S (IM, JPN, 2400) 0-1
R11 Kojima, S (IM, JPN, 2400) - Scott, T (JPN, UR)

Japan Chess Championship 2018 R11 Parings

私は最終戦でScottさんとの試合に決まり、Tuさんとの優勝をかけた大一番に臨みます。対するTuさんは奇しくも2年前と同じ、塩見さんが最終戦の相手です。長かった全日本もいよいよ最終戦ですので、皆さん悔いのないように思いきりプレーしましょう!

2018/05/02

Japan Chess Championship 2018 Day4


全日本も4日目に入り、終わりが近づいてきました。私は午前のラウンドで、日本のジュニアチャンピオンに何度かなった大多和くんとの対戦です。大多和くんは、3月のオーストラリアとこの全日本で大幅にレイティングを上げ、6月のFIDE レイティング更新では日本のトップ10 に入るかもしれません。

Otawa, Y (JPN, 1895) - Kojima, S (IM, JPN, 2400)
Japan Chess Championship 2018 (7)

1. d4 d5 2. c4 c6 3. Nc3 Nf6 4. e3 a6 5. Qc2 g6 6. Bd3 Bg7 7. Nf3 O-O 8. O-O Bg4 9. Ne5 Be6 10. b3 c5 11. Ne2



大多和くんが3. Nc3 4. e3 の手順でSlav に対応することは分かっていたので、この変化に対しては何を指すかぎりぎりまで悩みました。4... Bf5!? 5. cxd5 cxd5 6. Qb3 Nc6 7. Qxb7 Bd7 8. Qb3 Rb8 のGlasgow Kiss Variation も一通り勉強しましたが、ポーンの代償はあっても黒がドローを目指す感じが否めません。4... a6 5. Qc2 e6 のAccelerated Meran もAnand の研究で、手堅いですがドロー模様。そこで初めてa6 g6 のミックスを指してみることにします。11. Ne2 は多い手でしたが、手持ちの本ではメインとして紹介されていなかったため、ほとんど調べていませんでした。

11... Nfd7!? 12. Nxd7 Nxd7 13. cxd5


13. Bb2 cxd4 14. Nxd4 dxc4 15. bxc4 Nc5 16. Nxe6 Nxe6 17. Bxg7 Kxg7 という筋はゲーム中に見えましたが、黒は問題ないでしょう。試合後にデータベースの解説をチェックしても、大丈夫だラインとして紹介されていました。

13... Bxd5 14. e4 Bc6 15. Bb2 e6 16. Rac1 Rc8 17. Ba3



私はもう1つの手として、ルークをセンターに回す手を読んでいましたが、17. Rfd1?! cxd4! 18. Nxd4 Bh6! 19. Bc4 (19. Rb1 Bxe4! ) 19... Bxc1 20. Qxc1 このようにエクスチェンジを捨てなければいけないのは、白にとって面白くないでしょう。

17... cxd4!


ここは黒がエクスチェンジを捨てる1手です。強力なパスポーンがd4 にでき、黒マスビショップも残るのであれば、代償は十分だと考えました。白はルークを活かす場所がありません。

18. Bxf8 Qxf8


18... Bxf8! 19. Qd2 (19. f4 Ba3!-/+) (19. Nxd4?! Ne5 20. Nxc6 Rxc6 21. Bc4 b5-/+) 19... Nc5!=/+ d4 のポーンを取らせても大丈夫であることには気づかず、ビショップで取る手は考えていませんでした。確かにc5 のマスが早めに使えるのはビショップ取りの魅力です。

19. f4 e5 20. f5?!



f7 をターゲットにする作戦は悪くありませんが、20. Bc4 Qd8 のようにゆっくり指して様子を見るべきでした。h6-c1 のダイアゴナルを開けてしまうと、強力な反撃を食らってしまいます。

20... Bh6!


20... b5 と指し、Bd3-Bc4 を止める手も考えましたが、本譜が成立することに気付いてそちらを採用します。大多和くんは黒の最も重要なディフェンスである23手目を見落としていました。

21. fxg6 hxg6 22. Bc4 Bxc1 23. Qxc1


23. Bxf7+ Qxf7 24. Rxf7 Be3+ 25. Rf2 Rf8-+ これではクイーンを取っても、駒が全く足りていません。

23... Bd5!



私も自分で見つけておきながら、このディフェンスのアイディアに驚きました。この手でf7 を守ることができるところまで読めて、初めて20... Bh6 を指すことができます。

24. exd5 b5 25. Ng3 bxc4 26. bxc4 Qe7?!


黒は駒数を互角に戻し、ポーンの位置で優位に立ちますが、白の反撃を完全に抑え込むアイディアが見つけられませんでした。正解は26... d3! 27. Qg5 Rxc4 28. Nf5 Qc5+ 29. Kh1 Rf4-+ で、これならば白の攻撃を受け切って完全に黒勝勢です。

27. Ne4?



27. d6! Qxd6 28. Qg5! Rxc4 29. Nf5 Qb6 30. Ne7+ Kg7 31. Nf5+= 私はg5 のマスを守るつもりでクイーンをe7 に置きましたが、ポーンを捨ててもこのクイーンを逸らせば、Qc1-Qg5 からドローにできるところまで読めませんでした。

27... f5 28. Qh6 Qg7 29. Qxg7+ 29... Kxg7 30. Nd6 Rb8


クイーンを交換して一息つくことができました。お互いに駒数は同じで2コネクテッドパスポーンを持ちますが、c5 のマスをしっかりナイトで抑えているため、黒は白のポーンの前進はあまり恐れる必要はありません。あとは上手くd,e ポーンを進めて勝負を決めるのみです。

31. g4 e4



31... f4 32. Ne4 ではポーンの前進が遅れてしまいます。そこで本譜ではポーンを取らせても、パスポーンを前進させることにします。31... Nc5! 32. gxf5 Rd8-+ このようにナイトをトラップするアイディアもありました。

32. Rd1


32. gxf5 e3 33. fxg6 e2 34. Re1 d3 35. Ne4 Ne5 36. Kg2 Nxc4-+ f5, g6 を取らせても黒はなんら危なくありません。

32... d3 33. gxf5 33... e3 34. Ne4


34. Rxd3 Rb1+ 35. Kg2 e2-+ はプロモーションを止めるために白はルークを捨てるしかなく、ゲーム終了です。

34... e2 35. Re1 gxf5 36. Nf2 Ne5 37. Nxd3 Nxd3 38. Rxe2 Rb1+ 39. Kg2 Nf4+ 0-1



最後はナイトではなく、ルークアップとなって黒の勝利です。途中、エクスチェンジを捨てる強気な決断から、最後まで気を抜かずに上手く指せたと思います。

続く8R でも松尾さんに勝ち。初日以来の連勝となりました。しかし、トップを並走するTuさんも、小林くん、山田くんに勝ってぴったりとついてきています。この均衡がいつ崩れるのか、それとも崩れずに2人で走り切るのか。今年の全日本も残りは3試合です。

R1 Kojima, S (IM, JPN, 2400) - Kanda, D (JPN, 1859) 1-0
R2 Kobayashi, A (JPN, 2061) - Kojima, S (IM, JPN, 2400) 0-1
R3 Kojima, S (IM, JPN, 2400) - Shiomi, R (JPN, 2085) 1-0
R4 Aoshima, M (JPN, 2280) - Kojima, S (IM, JPN, 2400) 1/2-1/2
R5 Kojima, S (IM, JPN, 2400) - Higashino, T (JPN, 1978) 1-0
R6 Kojima, S (IM, JPN, 2400) - Tran, T T (CM, VIE, 2319) 1/2-1/2
R7 Otawa, Y (JPN, 1895) - Kojima, S (IM, JPN, 2400) 0-1
R8 Kojima, S (IM, JPN, 2400) - Matsuo, T (CM, JPN, 2242) 1-0
R9 Manabe, H (JPN, 2071) - Kojima, S (IM, JPN, 2400)

明日は1日休みとなり、明けた9R は真鍋さんとの対戦と発表されています。Tuさんは私に敗れながらも、5.5P ここまで取っている松尾さんですので、まだまだ優勝の行方はわからないと思います。皆さん、明日はゆっくり休んで、また明後日池上でお会いしましょう!

Japan Chess Championship 2018 R9 Pairings


今日は2連勝だったので、気になってた巨大シュークリームをゲット。ばくだんいわみたい...

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