突然ですが、有田でのチェス大会が終わった2日後からベトナムの首都、ハノイに来ております。大会に参加するためでもあるのですが、ハノイでの試合は年明け1/3からですので、まだまだ先のこと。今は普段通りのレッスンをしながら、初となるハノイでのんびりしつつ、地元のチェスクラブに顔を出してベトナムのチェスプレーヤーと交流しています。簡単にですが、ベトナムに来て1週間ほどを振り返りたいと思います。
ベトナムを選んだ理由はいくつかあります。まず日本との時差が2時間と短く、普段の仕事に支障がないこと。福岡空港から直通便があり、有田での大会後の移動が楽だったこと。そしてブダペストでの記事をご覧になったかたはご存じだと思いますが、私がベトナム料理が好きなことです。日本人に一番馴染みがあるベトナム料理と言えばフォーという米麵だと思いますが、こちらはブンリュークアというトマトとカニのすり身が入った麺料理です。ハノイの路上店で、25000ベトナムドン(150円)でした。
ベトナムの北部に位置するハノイは、南部のホーチミンほど年中暖かいわけではなく、フルーツもホーチミンのほうが美味しいそうです。それでもハノイでは至る所でフルーツをカゴで運んで売る人や、ジュースのお店を見ることができます。日本の友人からハノイではsinh tốというスムージーが美味しいと情報を貰い、アボカドスムージーとマンゴースムージーを試してみました。フルーツの種類によって作り方は少し異なるようですが、私の買った店では新鮮なフルーツにコンデンスミルク(練乳)とココナッツミルク、氷、水を加えてミキサーにかけていました。
滞在はハノイ旧市街のホテルで、仕事の合間には近場を観光しています。こちらはベトナムの革命家、ホーチミンの遺体があるホーチミン廟です。説明を読むまで、廟というものがなんなのかを忘れていました。
トレインストリートはハノイ人気の観光名所の1つで、多くのカフェが並んでいます。使われなくなった線路を利用しているのかと思いきや、現役の線路で電車も日に数本通るそうです。線路に立ち入ることを禁止している日本では、こうして線路横に店があり、多くの人が立ち入る様子は見られないですね。
旧市街の北にはハノイ最大の湖である西湖(タイ湖)が広がっており、湖周辺には多くの高級ホテル、観光名所があります。南部のチャンクオック寺は湖に乗り出すように建っています。
ハノイ市内にはいくつかチェスクラブがあるようで、そのうちの1つに日曜日足を運んでみることにしました。少し離れた場所だったので、ハノイ初のバスに乗車します。Google Mapでバス停の場所と路線を確認し、無事にバスに乗り込むことができました。ハノイの市バスは車内で乗務員から切符を買うシステムで、7000ベトナムドン(42円)から10000ベトナムドン(60円)くらいのようです。結構遠くまで60円で行けるのはお得ですね。写真は運転手の趣味なのか、バス前方に並べられたぬいぐるみたち。
この日の目的地であるThe Cozy Villageに到着しました。こちらは日本にもよくあるボードゲームカフェで、飲み物を購入すれば店内のボードゲームで遊べるようです。2階、3階、4階にはプライベートルームがあり、団体のお客さんはこうした部屋を予約して借りることになります。私が事前にコンタクトを取っていたHanoi Chess Villageは、学生を中心としたチェスクラブで、この日は大学チェスクラブの対抗戦を行っていました。日本でもあることですが、メンバーの足りないクラブには、中高生くらいの年の子たちも混じっていました。
対抗戦はA-Dグループあり、2、3、4階の部屋を3つ借りて40人以上が指していたと思います。私はチェスクラブのメンバーに挨拶した後、ベトナム語版の日本の漫画が大量にある休憩室(?)で待っていましたが、ここでたくさんのベトナムのチェスプレーヤーからチャレンジを受けることになりました。相手は私同様に大会の見学に来たプレーヤーや、試合の抜け番を貰ったプレーヤーだと思います。若いプレーヤーは勢いとやる気がとてもあり、私も刺激を受けることができました。
思い出せる限りで11試合指し、9勝1敗1ノーゲーム(途中で対抗戦の試合が始まったため、中断した) でした。また今週も彼らの活動があるそうなので、詳しい内容を聞ければまた足を運んでみたいと思います。ハノイにはひとまず12/26まで滞在し、その後でHong Kong Internationalに参加するため、香港へと向かう予定です。
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