昨日、9/10にブダペストでは2年に1度のチェスの祭典、チェスオリンピアードが開幕となりました。先に現地入りし、2つのトーナメントでプレーしていた私は、チームメイトの弘平くんとこれから到着するメンバーを迎えにリスト・フィレンツェ空港へと向かいます。私も弘平くんも3番線の青いメトロ沿いに滞在していたため、メトロとバスを乗り継いで空港に向かうのはそう大変ではありませんでした。8時半過ぎには上海経由でブダペストに到着したメンバーと合流です。
その後はオリンピアード用のホテルに移動し、欧州在住の他のメンバーの到着を待ちます。チェックインまでの待ち時間、近くのスーパーに買い物に行き、昼食も済ませました。こちらはハンガリーの揚げパン、ラーンゴシュです。前日に弘平くんと中央市場で見た際は2500フォリントからと目が飛び出るような価格でしたが、ブダペスト郊外のホテル近くでは900フォリントからとお手頃でした。20代前半、ハンガリーに来たばかりの頃によく食べた懐かしの味です。
16時半前にはチームメンバーが揃い、オープニングセレモニーへとバスで移動します。オープニングセレモニーの会場はドナウ川を渡ったブダ側、王宮の少し裏にあるDr. Koltai Jano
Sports Centerでした。普段はリングを作って格闘技のイベントをやりそうな会場で、ブダペストオリンピアードの開会が宣言されます。
会場にはあやしげな巨大ルービックキューブが。建築学者のルビクはハンガリー人で、このよく知られたパズルはハンガリー発祥なのです。
こちらは晴天の日の国会議事堂です。ブダペストの名所をモニターに映しながら、音楽の演奏とともにセレモニーは進みます。
日本でも7月にFIDE100周年を記念する大会が開催されましたが、この日は同時に世界各国でチェスイベントが開催されました。こちらはFIDE会長のArkady Dvorkovichです。セレモニーでも本人による挨拶がありました。
記念式典の様子だけでなく、各国のチェスを指すイベントの様子も移されました。日本のような大会形式ではなく、同時対局を行った場所も多かったようです。
ハンガリーの伝説的な女性プレーヤー、Judit Polgarによる聖火との入場もありました。
続いてJuditの姉たち、SusanとSofiaによる初戦の色決めが行われました。巨大ルービックキューブは色決めのためのアイテムだったんですね。キューブ中央から手を引き入れ、手にしたのは黒いキューブ。Sofiaも同様で、オープン、女子ともにトップシードの国が初戦は黒に決まりました。
最後にモニターで出場国が国旗とともに紹介されましたが、以前のオリンピアードであったような行進は無し。日本が呼ばれるのを確認してから、セレモニー会場を後にしてホテルに戻り、夕食を取りました。夕食は凄く品目が多いわけではありませんが、肉、魚どちらもあり、十分満足できる内容です。
21時からはオープン、女子ごとに集まり、ミーティング(オープンはそう称したエンドゲームの研究)を行いました。私が事前にMishaに送っていたゲームも取り上げられ、勝ったゲームでも相手にドローアイディアがあることを教わりました。
そして一夜明けた今日から試合が始まります。ブダペストオリンピアードの初戦、オープンはタンザニア、女子はフランスと発表されています。では試合に行ってきます!
そして一夜明けた今日から試合が始まります。ブダペストオリンピアードの初戦、オープンはタンザニア、女子はフランスと発表されています。では試合に行ってきます!
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