2024/09/18

Budapest Chess Olympiad Rest Day

オリンピアードのような大型の大会にほぼあるのが、試合のない休憩日です。16日に6試合目を終え後半戦を迎えるブダペストオリンピアードですが、17日は試合がなく、各国の選手は様々な休日を過ごしました。私たち日本チームも普段はホテルと会場の往復ばかりでしたので、気分転換のために外に出ます。西駅はハンガリー国内の各所とブダペストを繋ぐ駅で、私もかつてはここから南のケチケメートへと足を運んでいました。
ホテルからメトロ、トラム、またメトロと乗り継ぎ、広大な市民公園へとやってきました。ここには温泉チェスで有名なセーチェニ温泉だけでなく、動物園や植物園もあり、ブダペスト市民の憩いの場となっています。こちらの写真には右手にヴァイダフニャディ城が見えています。
セーチェニ温泉には45分間ビール飲み放題風呂がありました。温泉チェスより惹かれる人もいるのでは笑
この日は温泉には誰も入らず、市民公園を後にしてデアーク広場で遅めの昼食。その後はメンバーが一部で王宮のナショナルギャラリーに足を運びます。王宮にはこれまで徒歩で向かうことが多かったですが、デアーク広場から直通のバスが出ているのは知りませんでした。
オリンピアードの試合がないこの日も、チェスファンはチェスイベントを求めて集まります。ナショナルギャラリーではハンガリーで有名なPolgar3姉妹が主催する、Global Chess Festivalが開催されていました。私たちが到着したのはイベント終了の1時間前でしたが、ちょうど三女Juditの同時対局が佳境を迎えるところでした。クロックも使った8面指しで、各席にはストリーマーもついて指すと同時に配信も行っていたようです。
今回はルービックキューブとのコラボもあり、開発者の建築学者ルビクさんも来てサイン会を行ったようです。ルービックキューブも基本は6面、チェスも6種類のピースであるため、2つのゲームは相性が良いかもしれません。各面に各ピースが描かれたルービックキューブもオリンピアードの記念品としていただいています。
書籍を始めとするグッズも多く販売されています。オリンピアードの会場でも同じものが購入できますが、3姉妹が確実にいてサインをもらいやすいこのイベントで購入する人も多いようです。
会場ではIM、GMの姿も多く見かけています。Messiのユニフォームを着ていたのは、アルゼンチン代表のGM Flores Diegoです。彼はこのオリンピアードではアメリカとのマッチで、GM Dominguez Perezを下す金星を挙げています。
王宮からは対岸の国会議事堂がよく見えます。ここはブダペストでも有数の夜景スポットですので、また日が沈んだ時間帯にも足を運びたいですね。

さぁ休憩日明けの今日から後半戦のスタートです。オープンはスーダン、女子はパキスタンとの対戦です。これを今書いている私は抜け番ですので、ライブを見ながら応援をしていきたいと思います。頑張れ、日本チーム!

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