2023/07/26

Czech Open 2023 R5

会場に並ぶ本はチェコ語、もしくはドイツ語ばかりのように見えます。

チェコオープンは早くも折り返しとなる5Rを迎えました。相手のCommercon は私よりも2つ年上で、ヨーロッパのトーナメントで豊富な経験がありそうなプレーヤーです。黒番でしたが、序盤からかなり上手く指すことができたゲームでした。

Commercon, S (GER, 2181) - Kojima, S (IM, JPN, 2335)
Czech Open 2023 (5)

1. d4 d5 2. c4 c6 3. Nf3 Nf6 4. Nc3 dxc4 5. a4 Bf5 6. e3 e6 7. Bxc4 Bb4 8. Qb3 Qe7!?

このゲームはClassical Slavの少し珍しいラインになりました。8... a5 9. O-O Nbd7 10. Na2 Be7 11. Qxb7 Rb8 12. Qa6 Ra8= は早々にドローになることが知られているため、これを避けて勝負します。

9. Nh4 Bg6 10. Nxg6 hxg6 11. h3 a5 12. Bd2?!


検討で彼はこの手を悔やんでいました。自然なピースの展開にも見えますが、逆にc3のナイトが動きづらくなります。12. O-O くらいで白は問題ないでしょう。

12... Nbd7 13. Be2 e5! 14. dxe5 Qxe5 15. Nb1? Nc5! 16. Qc2 Qe4!

試合序盤で大きな流れがきたと感じました。クイーンを消してしまえばb3のマスの負担も大きく、白は苦しい状況になるでしょう。

17. Qxe4+ Nfxe4 18. Bc3 Bxc3+


c3でのピース交換は悪くないのですが、もう少しタイミングを遅らせても良かったです。18... O-O-O! 19. Bxb4 (19. O-O Bxc3 20. Nxc3 Nxc3 21. bxc3 Rd2-+ 確かに相手のキャスリングを見てからc3を交換すれば、確実にルークが潜り込めました) 19... axb4-+ このポーンの形になった際、aファイルにルークが残り、a4をすぐ攻撃できるほうが良いと思っていましたが、b1のナイトが戻れないことを考えれば黒のアドバンテージは十分でした。

19. Nxc3 Nxc3 20. bxc3 O-O-O 21. Bc4 f6 22. Bf7 g5

私としてはポーンを全て黒マスに置いてビショップをかわしてしまうのが安全だと思いましたが、コンピュータは22... Rh6! としてg6を受けることを示します。確かに本譜のようにc2にビショップを組み替えてディフェンスされるより、a2-g8ダイアゴナルに縛っておいたほうが良かったかもしれません。

23. Bg6 Rh4 24. Bc2 Kc7 25. Ke2 Rc4 26. Ra3 Kb6 27. Rb1+ Ka6


このセットアップを見つけるのに時間がかかりました。黒はb7-b5を見せておき、白のピースの動きを封じておきます。

28. Rba1 Rh4! 29. R1a2 Rd6 30. Bf5 Rh8 31. c4 Rhd8 32. Kf3 Nd3?

しかし、ここは相手のキングがg4から上がってポーンを狙いにくるアイディアに動揺し、アドバンテージを手放すひどい手を指してしまいました。ポーンストラクチャーの差以外に、ナイトがビショップよりもはっきり働きやすいことが黒の大きなチャンスなので、これを交換してしまうのは誤りです。32... Rd1 33. Kg4 Rh8!-+ くらいで黒は十分なのですが、一度dファイルに重ねたルークを戻すのに抵抗があり、本譜を選んでしまいました。

33. Bxd3 Rxd3 34. Rxd3 Rxd3 35. Ke4 Rc3 36. Kd4 Rc1 37. c5


こうしてcポーンを押されてみると、黒のクイーンサイドのポーンマジョリティはあまり働かなくなります。c5のブロッケードを外してしまったことも、ナイトが跳びこんだ手が間違いであるポイントです。

37... Ka7 38. f4 Rd1+ 39. Ke4 gxf4 40. exf4 Rd5 41. Rc2 f5+ 42. Ke3 Rd1 43. Rc4 Ka6 44. g4!

最初、この手はポーンの形が乱れるのでミスなのではないかと思いましたが、進めてみると白のダブルfポーンはキングの隠れ蓑を作る良い働きをします。

44... Rh1 45. gxf5 Rxh3+ 46. Ke4 b5


最初は46... Rb3 から4段目でぶつけてポーンを落とすつもりでしたが、白ルークにg7を狙われた際、白のfポーンが予想以上に早いことに気づきます。作戦変更でパスポーンを作りにいきますが、孤立のcポーンだけでは戦力として心もとないでしょう。

47. cxb6 Kxb6 48. Rc1 Rg3 49. Ke5 Re3+ 50. Kd6 Rd3+ 51. Ke6 Rd4 52. Ke5

52. Rg1 Re4+ 53. Kd6 Rxf4 54. Ke5 Rxa4 55. Rxg7 Ra1= このようにポーンを取り合った場合も、ドローになりそうです。

52... c5 53. Rg1 Rd7 54. f6 gxf6+ 55. Kxf6 c4 56. Ke6 Rd2 57. f5 Kc5


黒もcポーンを伸ばすことができ、チャンスが生まれたかと思いましたが1手足りません。ここは57... Rf2 58. Kd5= で明確にドローなので、キングを上げて勝負にいきます。

58. Rf1 c3 59. f6 Kb4

59... c2 60. f7 Rd8 61. Rc1 Kb4 62. Rxc2 Kxa4= これは本譜と同じドローの形です。もう1手キングが上がるのが早ければ勝てたのですが...

60. f7 Rd8 61. f8=Q+ Rxf8 62. Rxf8 c2 63. Rc8 Kxa4 64. Rxc2


黒のチャンスは白ルークを1段目に縛らせておくことだけでしたが、Rf1-Rf8-Rc8と周る時間を与えてしまっては勝てません。

64... Kb3 65. Rc8 a4 66. Kd5 a3 67. Rb8+ Kc3 68. Ra8 Kb2 69. Kc4 a2 70. Rb8+ Kc2 71. Ra8 Kb2 72. Rb8+ Kc2 73. Ra8 Kb2 74. Rb8+ 1/2-1/2

最後は三回同一局面が成立し、ドローになりました。3Rに続く、タフな戦いでした。

7/21 15:00 Classical R1 Grot, B (CM, POL, 2089) - Kojima, S (IM, JPN, 2335) 0-1
7/22 15:00 Classical R2 Kojima, S (IM, JPN, 2335) - Krawczyk, F (CM, POL, 2053) 0-1
7/23 15:00 Classical R3 Mohota, N (IM, IND, 2163) - Kojima, S (IM, JPN, 2335) 1/2-1/2
7/24 15:00 Classical R4 Kojima, S (IM, JPN, 2335) - Reimer, P (GER, 2142) 1-0
7/25 15:00 Classical R5 Commercon, S (GER, 2181) - Kojima, S (IM, JPN, 2335) 1/2-1/2
7/26 15:00 Classical R6 Kojima, S (IM, JPN, 2335) - Musial, T (CM, POL, 2176)
7/27 15:00 Classical R7
7/28 15:00 Classical R8
7/29 15:00 Classical R9

6Rは再びポーランドの若いプレーヤーとの対戦です。後半戦も粘り強く指していければと思います。

2023/07/25

Czech Open 2023 R4

2日目からはB,C,30+のクラスも試合が始まり、プレーヤーは800人以上のようです。会場は2階にもボードを並べる満員状態になっています。2階には参加しているプレーヤーの国旗が掲げられており、日本は写真のかなり奥、クロアチアの隣にありました。

前日は会場で2番目に遅く終わるタフなゲームでしたが、この日の4Rは準備が上手く働き、余裕を持ったプレーができました。相手のジュニアも勉強熱心で、決して弱いプレーヤーではなかったと思います。

Kojima, S (IM, JPN, 2335) - Reimer, P (GER, 2142)
Czech Open 2023 (4)

1. Nf3 d5 2. d4 Nf6 3. c4 e6 4. Nc3 a6 5. c5!?

日本でも何回か経験のあるa6 QGDです。この試合では始めてc4-c5と押し込む変化を試してみることにします。

5... b6 6. cxb6 c5 7. Bf4 Bd6 8. Bxd6 Qxd6 9. dxc5 Qxc5 10. Qd4 Qd6 11. e4!?


試合前にこのa6 QGDになったら何を指すかを悩み、この手をたまたま見つけていました。e4-e5の押し込みにどう対応するかを黒は考えます。

11... Nc6 12. Qe3 d4

12... dxe4 13. Nxe4 Nxe4 14. Qxe4 も黒は指せますが、e4で駒を捌くのは白の注文通りであるようにも見えます。本譜のポーンフォークには当然ポーンフォークを返し、局面は難解になってきます。準備していなければ、とても指しづらい変化でしょう。

13. e5 Qb4 14. Nxd4! Nxd4 15. O-O-O Nf5 16. Qf3


d4で一時的にナイトを捨てますが、a8のルークを狙うことでピースを取り返します。

16... Nd5!

試合前にチェックしたNyzhnyk のゲームでは、16... Rb8 17. exf6 Rxb6 18. Rd2 gxf6 19. Bd3 Bb7 20. Be4+/- と進み、駒はイーブンながら形の良さで白が大きなアドバンテージを得ました。本譜の16... Nd5 はベストムーブです。

17. Nxd5 exd5 18. Qxd5 O-O 19. Qxa8 Qc5+?


この1手の悪手でゲームはほぼ終わりになりました。エクスチェンジを捨てた黒が勝負を続けるには、一番正確な手が求められます。19... Ne3!! 20. fxe3 Qc5+ 21. Kb1!? (21. Kd2 Qb4+ 22. Kc1 Qc5+=) 21... Bf5+ 22. e4 Rxa8 23. exf5
Analysis Diagram

これが私が試合前の解析で見つけたポジションで、検討でも彼と一緒に考えたものです。コンピュータは完全に互角を示しますが、どう転んでもおかしくない難しい局面です。黒は危険そうに見えるbポーンか、センターに並ぶポーンか、どちらから取るか悩むところです。

20. Kb1 Nd4

クイーンがcファイルに避けてしまうと、先述のNf5-Ne3は機能しなくなります。20... Ne3 21. Bd3! Nxd1 22. Rxd1 Qxb6 23. Qe4+/- 白はエクスチェンジを返し、2ポーンアップで勝勢です。本譜はBc8-Bf5+のディスカバードチェックとQc5-Qc2のメイトを狙っていますが、同時に防げる手が1手あり、問題はありません。

21. Bd3 Qxb6


21... Bf5 22. b7!? (検討で相手からは22. Qxa6 で良いのではないかと指摘されました。確かにそうですが、私が読んでいた変化も面白いものです) 22... Bxd3+ 23. Rxd3 Qc2+ 24. Ka1 Qxd3 25. Qxf8+ Kxf8 26. b8=Q+ Ke7 27. Qc7+ Ke6 28. Rc1+- c2を受けてしまえば、エクスチェンジアップの白の勝勢となります。

22. Qe4 Bf5 23. Qe3 Rb8 24. b3 Qb4 25. Bxf5 Nxf5 26. Qd2 Qe4+ 27. Qd3 Qxe5 28. Qd8+ 1-0

クイーンを無事に戻して駒得をキープできた白は、クイーンを安全に交換して勝ちとなります。2日前の負けを払しょくする綺麗な勝ちゲームができたので、またこの勢いを保って折り返しラウンドを迎えたいですね。

7/21 15:00 Classical R1 Grot, B (CM, POL, 2089) - Kojima, S (IM, JPN, 2335) 0-1
7/22 15:00 Classical R2 Kojima, S (IM, JPN, 2335) - Krawczyk, F (CM, POL, 2053) 0-1
7/23 15:00 Classical R3 Mohota, N (IM, IND, 2163) - Kojima, S (IM, JPN, 2335) 1/2-1/2
7/24 15:00 Classical R4 Kojima, S (IM, JPN, 2335) - Reimer, P (GER, 2142) 1-0
7/25 15:00 Classical R5 Commercon, S (GER, 2181) - Kojima, S (IM, JPN, 2335)
7/26 15:00 Classical R6
7/27 15:00 Classical R7
7/28 15:00 Classical R8
7/29 15:00 Classical R9

次もドイツのプレーヤーとの対戦です。ここまでの相手の中では一番レイティングが高いので、負けないようしっかり指してきたいと思います。
この日はチェス以外のゲームも数種類会場に並べられていました。こちらは世界最古のゲームと呼ばれるマンカラ...と書いてあるように読めますが、調べてみると少し違うような? 今日も置いてあるようなら確認してきます。

2023/07/24

Czech Open 2023 R3

パルドゥビィツェもしっかり生活サイクルができてきました。朝は7-8時に起き、朝食は卵、ハム、チーズ、サラダ、ヨーグルトといった献立です。3Rの行われた昨日は、昼にいつも行っているパン屋が週末でお休み、夜は試合が長引きすぎていつも行ってるベトナム料理屋が閉店と、食事をするのが大変でした。今日は余裕を持って食事を確保し、試合に臨もうと思います。

Mohota, N (IM, IND, 2163) - Kojima, S (IM, JPN, 2335)
Czech Open 2023 (3)

1. e4 c6 2. Nc3 d5 3. Nf3 Bg4 4. h3 Bxf3 5. Qxf3 e6 6. Be2 Bc5 7. O-O Ne7 8. Na4

私も白番で研究していたCaro-Kann Two Knights の変化です。ラピッドではチェコのジュニアとの試合で、8. Rd1 Bd4 と進みました。本譜は一度ナイトを端に寄せても、ビショップを退かせる間にdポーンを突く狙いです。

8... Bd6 9. d4 dxe4 10. Qxe4 Nd7 11. Rd1 O-O 12. b3!?


黒のクイーンがQd8-Qa5と出た際、b2-b3からナイトを守り、b2経由でゲームに戻るのは見たことがありました。ここでは黒はクイーンの位置をまだ決めていないため、c2-c4からNa4-Nc3と戻るほうが自然だと思います。

12... Re8 13. Nb2 Nf5 14. Nc4 Bc7 15. Bb2 Nf6 16. Qd3 Nd5 17. Ne5

白はNd5-Nf4を受けず、ビショップを返してきました。相手のダブルビショップを消すことさえできれば、黒には不満のない展開です。17. g3 Qg5 18. Qf3 Rad8 と進めば、白はダブルビショップを保ちながらキング前を守れたでしょう。しかし、黒もd4への反撃の用意を整え戦える局面です。

17... Nf4 18. Qf3 Nxe2+ 19. Qxe2 Qd6 20. g3 Rad8 21. Rd3 a6


e6が弱くなることは気にしすぎず、fポーンを突いてナイトを追い返しても良かったでしょう。21... f6 22. Nf3 h5=

22. Rad1 Qe7 23. Kg2 Bb6 24. Qg4 g6?

将来的にg7にビショップを組み直せれば、d4へ反撃しやすい形だと考えましたが、黒マスビショップをg7に移動させる前にa1-h8のダイアゴナルから攻撃されそうです。24... f6 25. Nf3 Qf7= くらいが手堅い進め方でした。

25. Qe4 Bc7 26. c4 Bd6 27. Nf3 Qc7 28. g4 Ng7 29. Qe1 Bf8 30. Qc3 Re7 31. Ng5 Ne8 32. Ba3?!


32. d5!! Bg7 33. Qxg7+! Nxg7 34. d6 Rxd6 35. Rxd6+/- 白はクイーンを捨て、ビショップとルークとの交換しても、dファイルとa1-h8ダイアゴナルの支配で白良しというのがコンピュータの評価です。d5-d6も警戒していただけに、これは意外でした。

32... Nd6 33. Qe1 Ree8 34. Bb4 Rd7 35. Nf3 Nc8 36. Bc3 Bg7 37. Qe3 Rdd8 38. Ne5 Nd6 39. f4 b5!?

お互い40手手前の時間ギリギリの状況で、私から仕掛けました。g7にビショップを組み直せたことで少しキングサイドは落ち着いたので、クイーンサイドを開いてチャンスを作りにいきます。

40. Qe2 Rb8 41. Re3 a5 42. Nf3 bxc4 43. bxc4 c5?!


b7-b5とセットでこのcポーンのブレイクも重要だと考えていました。アイディアはセンターポーンを崩し、白の残った孤立のcポーンを弱点にすることです。しかし、少しタイミングが早かったかもしれません。コンピュータは先に43... a4 としておき、b3のマスを抑えることを推奨します。

44. dxc5 Qxc5 45. Bxg7 Kxg7 46. Re5 Qc6 47. c5 Nb5 48. Qc4 Red8 49. Rxd8 Rxd8 50. Kg3 Nc7

cポーンが強いのか弱いのか分かりづらいですが、Nb5-Nc7-Na6(必要なければNc7-Nd5)が見え、十分に戦えると判断しました。

51. Re1 Rd5 52. Qc3+ Kg8 53. Qxa5?


このポーン交換はピースがアクティブになる黒が明らかに有利です。53. Re5 からcポーンを守るのが正解です。

53... Rxc5 54. Qd2 Nd5 55. Rb1 Qc7 56. Qd4 Ra5 57. a4 h6 58. h4 Nc3!

このナイトの侵入でポーンを落とせることに気づき、この試合初めて分かりやすく黒が有利になりました。

59. Rb2 Rxa4 60. Qe5 Ne4+ 61. Kg2 Qxe5 62. Nxe5 Nd6?


f7への反撃を止めるための手でしたが、それならば62... Ra7 と指すべきでした。4段目に残り、f4を当て続けることにあまり意味がないことに気づかなかったのは反省点です。

63. Rb8+ Kg7 64. Rd8 Rd4 65. Rd7 Rxf4!?

f7を当てられたまま何も動けないと進展を作れないため、ナイトvs.3ポーンのマテリアルにします。しかし、これでも黒には勝つプランがありません。

66. Rxd6 Re4 67. Nf3 Rxg4+ 68. Kf2 g5 69. hxg5 hxg5 70. Rd7 Rf4 71. Kg3 Rf5 72. Nd4 Re5 73. Nc6 Rc5 74. Nd8


これで白はポーンを1つ回収し、安全にドローに持ち込めます。

74... Rf5 75. Nxe6+ Kg6 76. Nxg5 Kxg5 77. Ra7 Kg6 78. Ra6+ f6 79. Ra8 Rb5 80. Ra4 f5 81. Kf4 Rb6 82. Rc4 Re6 83. Ra4 Re4+ 84. Rxe4 fxe4 85. Kxe4 1/2-1/2

5時間半近い熱戦で最後は全ての駒が消えました。少し危ないところを上手く乗り切り、チャンスも作っただけに勝てなかったのは残念ですが、ある種の手ごたえを感じるゲームでもありました。再び白番を引く4Rでは、白星を手にしてきたいですね。

7/21 15:00 Classical R1 Grot, B (CM, POL, 2089) - Kojima, S (IM, JPN, 2335) 0-1
7/22 15:00 Classical R2 Kojima, S (IM, JPN, 2335) - Krawczyk, F (CM, POL, 2053) 0-1
7/23 15:00 Classical R3 Mohota, N (IM, IND, 2163) - Kojima, S (IM, JPN, 2335) 1/2-1/2
7/24 15:00 Classical R4 Kojima, S (IM, JPN, 2335) - Reimer, P (GER, 2142)
7/25 15:00 Classical R5
7/26 15:00 Classical R6
7/27 15:00 Classical R7
7/28 15:00 Classical R8
7/29 15:00 Classical R9

次はドイツのプレーヤーとの対戦です。今大会は私はMohotaのようなアジアからの遠征組と、チェコ、ポーランド、ドイツなど近隣のヨーロッパ組の、どちらも多く参加しています。

2023/07/23

Czech Open 2023 R2

チェコオープンの2Rです。この日は早めに準備を終え、少し町を散策してみました。町の中央通りからショッピングモールに行ってみたり、写真の市庁舎がある素敵な広場を見つけたり、リラックスして試合に臨めたと思います。それだけに試合内容はかなりショックでした。

Kojima, S (IM, JPN, 2335) - Krawczyk, F (CM, POL, 2053)
Czech Open 2023 (2)

1. Nf3 d5 2. d4 Nf6 3. c4 e6 4. Nc3 Bb4 5. Bg5 dxc4 6. e4 h6!?

この変化は私も黒で指そうかと少し前に考えていた面白いラインです。白は1ポーンを捨て、キングサイドを攻めるのが基本的な流れとなります。

7. Bxf6 Qxf6 8. Bxc4 c5 9. O-O O-O 10. e5 Qd8 11. Ne4 cxd4 12. Qe2


ここでd4を取り返すのを遅らせる、あるいは諦めるのが白のアイディアです。黒はダブルビショップを持ちますが、展開が遅いうえにf6のナイトが不在でキングサイドが手薄です。b1-h7のダイアゴナルと、2枚のナイトを使ったキングサイドへの攻めにどう対処するかは工夫が必要となります。

12... Nc6 13. Rfd1

メインの12... Be7 に対して、白のルークがどちらからd1にまわるかという選択があることは知っていました。ここは黒のQd8-Qc7 の可能性にRa1-Rc1 を残す意味でRf1-Rd1 をチョイスしましたが、後にe5の守りがさらにあるほうが安心であることを考えると、13. Rad1 もありえたでしょう。

13... a6 14. Bd3 Be7


14... b5 15. Ng3 Bb7 16. Qe4 g6 17. h4+/- なら白の攻勢です。b7のビショップは利きは良いのですが、キングサイドを守りづらいという弱点があります。

15. Ng3 g6! 16. a3 Kg7 17. Qe4 Rh8 18. h4 Bd7 19. Re1?!

私は黒のキングサイドをどう攻めるか、さらにアイディアを練る中でルークを組み直すアイディアを思いつきました。黒のRf8-Rh8 も理想のセットアップではなく、ルークのテンポロスはさほど問題ではないだろうと考えたのです。これ自体は間違いではないのですが、黒のクイーンサイドのアクションを気にするほうが先でした。19. b4! Rc8 20. Qf4 Be8 21.Rac1+/- このように進んだ場合、黒はプレーする箇所が制限され、本譜よりも厳しいでしょう。

19... Be8 20. Rad1 a5!


これが黒の反撃のポイントとなることを完全に見落としました。黒のルークはc8であまり働かないため、a5から5段目での反撃を試みます。

21. Qg4 a4 22. h5?

黒にクイーンサイドからの反撃を許しても、ここで最も良いアタックプランを選べていたらまだ白良しだったでしょう。22. Nh5+! Kf8 23. Nf4 Qb6+/= しかし試合中、f4にナイトを切り替えてもe6,g6に切り込めるとは思えず、躊躇してしまいました。

22... g5 23. Nd2?


私の作戦はg5を崩すか、無視してさらにポーンを押し込むためのf2-f4でしたが、どちらも有効ではありませんでした。ここは23. Be4 からd4を取り返す作戦をコンピュータは示しますが、それではあまりに面白くなく、h4-h5の作戦がキングサイドの攻めにならないことが分かります。

23... Ra5! 24. f4 Kf8! 25. Nc4 gxf4!?

相手は時間の少ない中、このエクスチェンジサクリファイスをほぼノータイムで仕掛けてきました。

26. Nxa5 Qxa5 27. Qxf4 Bg5 28. Qe4 Be3+ 29. Rxe3 dxe3 30. Qxe3 Qxe5-+


エクスチェンジを返した直後、ここでe5に伸ばしたポーンが落ち、黒の勝勢は明らかになりました。白は残ったキングサイドのポーンが弱く、さらなる駒損を防げません。

31. Qxe5 Nxe5 32. Be4 b5 33. Rd8 Ke7 34. Rb8 Rg8 35. Kf2 f5 36. Bc2 Rg4 37. Rb7+ Kf6 38. Rh7 Nf7 39. Bd3 Bc6 40. Be2 Rg5 41. Bf3 Bxf3 42. gxf3 e5 0-1

最後は駒が何も動けず、大差の負けとなりました。気を取り直してまた今日から頑張ります。

7/21 15:00 Classical R1 Grot, B (CM, POL, 2089) - Kojima, S (IM, JPN, 2335) 0-1
7/22 15:00 Classical R2 Kojima, S (IM, JPN, 2335) - Krawczyk, F (CM, POL, 2053) 0-1
7/23 15:00 Classical R3 Mohota, N (IM, IND, 2163) - Kojima, S (IM, JPN, 2335)
7/24 15:00 Classical R4
7/25 15:00 Classical R5
7/26 15:00 Classical R6
7/27 15:00 Classical R7
7/28 15:00 Classical R8
7/29 15:00 Classical R9

3Rはインドのベテラン女性IM Mohota Nisha との対戦です。私同様、ラピッドではかなり苦戦していたようです。クラシカルでのお互いの調子がどうか、はかる良いラウンドになると思います。

2023/07/22

Czech Open 2023 R1

ラピッド大会から一夜明け、Czech Openの本戦が始まりました。エントリーの締め切りが試合開始2時間前までということで、跳びこみ参加や逆にキャンセルもあったようです。最終的に私が参加しているAクラスは292人の参加者でスタートしています。試合開始ぎりぎりの発表で、私の初戦の相手はポーランドのジュニアと分かりました。

Grot, B (CM, POL, 2089) - Kojima, S (IM, JPN, 2335)
Czech Open 2023 (1)

1. e4 c6 2. d4 d5 3. Nd2 dxe4 4. Nxe4 Bf5 5. Ng3 Bg6 6. c3 e6 7. Nh3 Nf6 8. Nf4 Bd6 9. h4 Qc7 10. Qf3 Nbd7 11. h5 Bc2 12. Rh4?!

11手目までは経験のある形で、12手目に新手がきました。一般的にここは12. h6 g6 13. Bd3 Bxd3 14. Nxd3 Qa5 と進むところです。Caro-Kann Classicalでは本譜のようにRh1-Rh4のマヌーバリングもありえますが、キャスリングの遅れが問題無いのかが気になるところです。

12... O-O-O


ビショップの逃げ道を作るために黒からh7-h6も考えましたが、展開の早さを優先しました。12... h6 13. Bd3 Bxd3 14. Nxd3 O-O! となった形は、白からのキングサイドへのプレッシャーはさほどではなく、黒がc6-c5の反撃で十分戦えるポジションです。

13. Bd3 Bxd3 14. Nxd3 Rhe8 15. Bf4?!

展開の遅れをカバーしつつ、局面を単純化しようというアイディアは理解できます。しかし、黒はe6-e5のブレイクをすでに準備しており、e1から逃げ遅れたキングは問題になりそうです。15. Ne4 e5!? という展開はまだ白が本譜よりも良かったでしょう。

15... Bxf4! 16. Rxf4?


f4を何で取り返しても、黒は基本的にe6-e5を仕掛けるつもりでした。16. Nxf4 e5! 17. Nfe2 exd4 18. Rxd4 c5 19. Rd2 Ne5 これは黒が少し良さそうですが、eファイルから決定的な攻めがあるわけではありません。

16... e5! 17. dxe5 Nxe5 18. Nxe5 Rxe5+?!

ここは最初に読んでいた通り、クイーンで取り返してすぐに黒勝ちでした。18... Qxe5+! 19. Kf1 Qb5+! 20. Kg1 (20. c4 Qxb2 21. Re1 Rxe1+ 22. Kxe1 Qc1+ 23. Ke2 Rd2+ 24. Ke3 Qc3# これがメイトとなるため、a1のルークは逃げ場がありません) 20... Rd3!-+ これでクイーンがトラップになっていることに気づいていませんでした。Qe5-Qb5からはb2を取ることばかり読んでおり、それだとh5-h6,Ng3-Nf5などの反撃が面倒だと思い、本譜を選んでしまいました。

19. Kf1 Nxh5?!


これで有利になると思ったのも18手目でルーク取りを選んだ理由なのですが、さほど簡単ではありません。

20. Rxf7 Nxg3+ 21. Qxg3 Qxf7 22. Qxe5 Rd2 23. Qe3 Rxb2 24. Qxa7 Qc4+ 25. Kg1 Qxc3 26. Rd1 Kc7 27. a4?

黒は1ポーンアップですが、白から一番厳しい攻めをされた際、あまり良いディフェンスがありませんでした。27. Qa8! Kb6 28. a4! が正しいaポーン突きのタイミングで、黒はキングがbファイルに跳び出したことで、ルークのチェックをきにしなければならず、b2からルークを自由に動かせません。こうなると局面を進展させるのが難しく、ドローになった可能性は高いです。

27... Re2!


ルーク交換をして白からの反撃を消せば、黒はcポーンを進めるというプランの分かりやすいクイーンエンディングに持ち込めます。先日のジャパンチェスクラシックで最終戦では、青嶋くんを相手にチャンスのあるクイーンエンディングを簡単にドローにしてしまったため、そのやり直しだと思って丁寧に指すことを心がけます。

28. Kf1 Rd2 29. Re1 Qd3+ 30. Kg1 Rd1 31. Qa5+ Kd7 32. Rxd1 Qxd1+ 33. Kh2 Qd6+ 34. Kg1 c5

ルークを交換し、cポーンを進め始めます。クイーンエンディングのポイントの1つはパペチュアルチェックに気を付けることですが、ここでは黒キングはbポーンの助けもあり、白クイーンのチェックを簡単にかわすことができます。

35. Qc3 Qd1+! 36. Kh2 Qd4! 37. Qh3+ Kc7 38. Qxh7 c4


g7が落ちると少し面倒ですが、hポーンが落ちる分にはさほど気になりません。ポーンを取らせている間に肝心のcポーンを進めておきます。

39. Qf5 c3 40. a5 Kb8

私の残り時間は余裕がありましたが、それでも40手到達で30分増えると気持ちの余裕も生まれます。ここでは40... Qd7 41. Qe4 Qc6 42. Qc2 Qh6+ 43. Kg1 Qd2-+ とストレートに進める手もあったようですが、私は慌てずにキングの位置を改善し、あわよくばaポーンを取る作戦を考えました。

41. f4 Ka7 42. Kh3 Qc4 43. Qc2 Ka6 44. Qf2 Qc6 45. Qc2 Kxa5 46. Qa2+ Kb4 47. Qb1+ Ka5 48. Qa2+ Kb6


一度キングを上げましたが、c4の位置でQf1+があることに気づき、作戦を練り直します。チェックさえ食らわなければ、aポーンを取れた黒はbポーンをゆっくり進める作戦で勝つことができます。白にとっての失敗はキングをh3に上げたことで、8段目でのチェックの際にQc6-Qc8がクイーン強制交換になってしまうことです。

49. Qc2 Kc7 50. g4 b5 51. Kh4 b4 52. g5 Qc4 0-1

最後はb4-b3を止められなくなり、リザインしました。ラピッドではこれくらいのレイティングの相手に苦戦したので、クラシカルは初戦を勝つことができ、胸をなでおろしています。

7/21 15:00 Classical R1 Grot, B (CM, POL, 2089) - Kojima, S (IM, JPN, 2335) 0-1
7/22 15:00 Classical R2 Kojima, S (IM, JPN, 2335) - Krawczyk, F (CM, POL, 2053)
7/23 15:00 Classical R3
7/24 15:00 Classical R4
7/25 15:00 Classical R5
7/26 15:00 Classical R6
7/27 15:00 Classical R7
7/28 15:00 Classical R8
7/29 15:00 Classical R9

続く2Rもポーランドのジュニアとの対戦になりました。初戦を勝って、次の相手のレイティングが下がるのは意外でしたが、このジュニアは初戦で2300弱のIMに勝っているようです。私もポイントを落とさないよう頑張ります。
今大会のポスターは、ナイトがタツノオトシゴみたいで可愛いです。

2023/07/21

Czech Open 2023 Rapid

今大会の会場であるIDEONです。

チェコに到着した19日と翌20日は、パルドゥビィツェでCzech Open 2023のイベントの1つである、ラピッドの大会に参加してきました。最初の4試合で3勝1敗まではまずまずでしたが、後半の5試合で勝つのが大変で、最終結果は3勝2敗4ドローでした。今日から始まるクラシカルの試合に向け、色々と課題は見えたので、ラピッドも参加して良かったと思っています。負けた試合ですが、面白いポイントがいくつかあった2試合目を簡単にご紹介します。
Kojima, S (IM, JPN, 2369) - Moskvin, A (CM, FID, 2104)
Czech Open 2023 Rapid (2)
Position after 29... h5

30. Rc6?


序盤少し失敗しましたが、ダブルビショップを貰いこの時点では悪くないと思っていました。そしてここでルークが跳びこみ攻撃にいきましたが、黒の反撃は予想よりも強烈でした。30. Bc5としてd4取りを見せ、黒の出方を伺うのが良かったでしょう。

30... Qf5 31. Bc4 e3?


e3はいかにもといった手ですが、白キングに完全に迫るわけではありませんでした。代わりにシンプルにパスポーンを作る31... d3!が厳しく、ルークが跳びこみ1段目を空けてしまった白は対応に困ります。

32. f4?

d5を取った際のd5-h1のダイアゴナルでディフェンスのチャンスが生まれうると思い、fポーンは2マス伸ばしましたが、これが失敗でした。32. f3! Qb1+? 33. Kg2 Qe1? 34. Rxf6!ならば、ビショップを消して白キングはh4に逃げられるようになります。

32... Qb1+?


この手もe4-e3からh7-b1ダイアゴナルを開いたのでいかにもな手ですが、ここでとんでもない勝ちのアイディアが黒にありました。32... d3!! 33. Bxd3 Nxf4!!
Analysis Diagram

f4ポーン自体がターゲットになりうることも、f2-f4の弱点でした。しかし、クイーンがターゲットになるとわかったうえで、d4-d3のポーン捨てを実行するのはかなり抵抗があります。34. Rxf6 Qxf6-+ Qxf4からQf4-Qf2+が厳しく、白はナイトを取ることができません。これはクラシカルでも読むのが難しいタクティクスだと思います。

33. Kg2 Qe4+ 34. Kg1 h4

ドローかなと安直に思った私に対して、相手は残り数秒で勝負をしかけてきます。ここで私は残り時間があったのにもかかわらず、決定的なミスをしてしまいます。

35. Rxf6?


試合後、相手からは35. Bd3!ならばクイーンを下げるしかなく、まだ分からなかったと言われました。確かにその通りなのですが、ルークの6段目の利きはずっと狙っていた攻撃筋だったため、ここがチャンスだと勘違いしてしまいました。

35... h3!-+


g2だけでなくb1へのクイーンの侵入もメイトスレットになっているため、白にはディフェンスがありません。f6を取れば一回は受けなければいけない(とは言え受けが無いので攻めるしかないのですが)と思いこんだのが痛かったですね。

36. Rxg6+ fxg6 37. Bxd5+ Qxd5 0-1

この試合の対戦相手、Moskvinは3人のIMに勝ち、3BでGM Movsesianとも試合をしていました。数字以上に実力のあるプレーヤーだと思います。私もクラシカルでは良いゲームを指し、結果を出してきたいですね。

2023/07/19

Czech Open 2023 - Sightseeing in Prague -

こちらは無事にチェコの首都、プラハに到着しました。今はパルドゥビィツェに向かう電車の中からブログを更新しています。簡単に本日、7/19を振り返ろうと思います。

台湾の台北桃園国際空港を出て14時間ほどでプラハ国際空港に到着。現地時刻は朝の7時過ぎでした。プラハ市内からパルドゥビツェまでは電車で一本なのは調べていましたが、飛行機が遅れる可能性も考慮して事前にチケットは購入していません。プラハ国際空港でiPhoneの充電をしつつ調べ物をし、13時過ぎのプラハ本駅からパルドゥビツェ本駅までのチケットをオンラインで購入します。そこまで準備をしてから、数時間のプラハ市内観光へと出かけました。
空港からバスとトラムを乗り継ぎ、プラハ城へ。午前中から多くの観光客でにぎわう、プラハ市内有数の観光名所です。10年前はカレル橋から遠くその姿を眺めるだけでしたが、今回は目の前まで迫ることができ、その大きさに圧倒されました。しかし、トランクを持ったまま入城は難しく、外を一周するに留まります。
少し小高いところに位置するプラハ城から、市内に降りる際の眺めです。すれ違う観光客の「なんでこいつ、トランク持ってプラハ城来てるんだ?」 という視線を感じつつ、石段を下ってプラハ城を離れていきます。応援してくれたおじさん、ありがとうございます。
こちらのカレル橋もプラハの観光名所として大変有名です。10年前もプラハは駆け足で、カレル橋もさっと見ただけでした。今回はプラハ城から降りてくるルートでブルタバ川を対岸から渡り、カレル橋周辺を巡って、橋正面以外からの撮影スポットを見つけられたのが良かったです。
カレル橋を離れてからは旧市街広場へと足を運びました。こちらはプラハの天文時計(写真左)が名所で、12時になる時計の鐘を聞き、その様子を動画に収めんとする観光客でにぎわっていました。お昼はこの近くで簡単にサンドイッチで済ませ、いよいよプラハ本駅へと向かいます。
プラハ本駅はいかにもヨーロッパといった雰囲気の、解放的な駅でした。ブダペスト西駅、東駅とも似ています。こちらからブダペスト南駅行きの電車に乗り込み、パルドゥビツェを目指しています。
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