2013/03/31

第二回電王戦 第二局 - from nicofarre -


今日は六本木のニコファーレで開催された、電王戦の第二局目を見学してきました。ご存じない方のために説明しますと、電王戦は現在開催中の、将棋プログラムとプロ棋士五名によるマッチで、先週から毎週土曜日に一戦ずつ行われています。チェスファンの一部もニコ生で見たであろうイベント会場は、生で見るとまた大迫力でした。写真を多めにレポートさせていただきます。


入口はこんな感じ。ニコファーレは六本木駅から徒歩数分で、大変交通の便の良い会場です。


地下に降りると、今日の対戦者紹介です。先手がponanza、後手が佐藤慎一四段という、二戦目の組み合わせでした。


こちらのサインは、亡くなった米長前会長の物のようですね。


ホールでは対局をしている将棋会館から中継を受け、大盤解説が行われています。解説は野月七段、聞き手は山口女流初段でした。お二人は会場とニコ生の視聴者を飽きさせぬよう、多くのゲストを交えながら、愉快なトークを繰り広げます。私がゲストの中でも一番喜んだのは、ハチワンダイバー(ヤングジャンプで連載中の将棋漫画)作者の、柴田ヨクサルさんと鈴木八段のコンビです。


先手のponanzaサイド。映っているのは、開発者の山本氏です。


後手の佐藤四段サイド。和服で対局に臨んでいます。

写真を見ても分かる通り、このイベントは従来の大盤解説会場とは違い(私は将棋の大盤解説に足を運ぶのは初めてですが)、360度スクリーンによる演出で、こだわった雰囲気作りをしています。今後の将棋界が目指す、新時代のイベント形式の一つとなるでしょうか。

このイベントに今日、足を運んだのは、会場の作りや大盤解説のやり方、番組の流れやトークの仕方を、次回の私たちのイベントの参考にするためです。自身の楽しみのためもあったので、半分仕事、半分遊びですかね。そして感想は、言うまでもなく素晴らしいイベントでした!色々と刺激を受けましたので、私たちもまた、魅力的なチェスイベントを企画していきたいと思います。

そして18時前に会場を去った私は結果をチェックできませんでしたが、どうやら今日の対局はponanza が勝利を収めたようですね。私は将棋初心者ですが、60手目付近で佐藤四段がかなり盛り返していたように見えただけに、残念です。それでも、序盤から熱い対局でした。

ニュースの記事を見ると、現役のプロ棋士が公式の場でコンピュータに敗れるのは初めてとあり、今後、将棋界も慌ただしくなりそうです。来週からの残り3戦も、どのような結果になるか楽しみにしています!

5 件のコメント:

dwango さんのコメント...

ニコ動に就職なのですね▼o・~・o▼汗

so さんのコメント...

選手権の出場権獲得しました

まだJCA登録し始めで試合数が少なくURですが小島さんと対戦することは可能性としてあるのでしょうか?

Shinya_Kojima さんのコメント...

> dwangoさん

そういう道もでてきましたか~(笑)就職とはいかずとも、ニコ動さんとはまたコラボして、何か企画したいですね。

Shinya_Kojima さんのコメント...

> so くん

選手権というのは、5月の全日本選手権のことだと解釈して良いかな。そして権利を獲得したのは、おそらく大阪だね。

全日本はかなり変則なペアリングシステムなので、上位者と下位者はしばらく当たることはない。(何年経っても、このシステムの意味は理解できないけど)
なので、前半のラウンドで白星を積み重ねることができれば、レイティングが低くてもUR でも、自分と試合をするチャンスはあるよ。頑張って!

so さんのコメント...

なるほど、頑張ります!

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