もう3日前のことですが、大きなニュースがハンガリーにいる私のもとにも跳び込んできました。日本チェス協会が発行している機関紙、チェス通信の最新号において、日本チェス協会が活動を終え、年明けに日本チェス連盟という新しい組織が設立されると発表されました。日本チェス連盟(JCF)の活動は来年1月末頃スタートだそうで、それに向けて現在組織作りに動いているようです。来年の新年チェス大会が、日本チェス協会が主催する最後の大会になる、ということですね。
現在、JCF の暫定執行委員は5名いて、全員が昨年のアービターセミナーで資格を取り(あるいはそれ以前に取得しており)、この1年間を振り返っても、大会運営に尽力してきたメンバーです。新しい組織作りに関しても、JCA と交渉をしながら進めてきたのでしょう。納得できる人選でした。ただし、このメンバーはあくまで暫定で、いずれ正式にJCF を動かしていくメンバーが決められるそうです。それらの時期や形式については、確実な続報を待とうと思います。
JCA には会計が不明瞭であることをはじめ、書き尽くせないくらい様々な問題があり、私や先輩たちも何度も協会とぶつかったり、交渉をしてきました。大会運営やペアリング、海外のFIDE 戦への参加などに関して、私がチェス協会に入会して頃から改善されてきたこともありますが、まだまだ不満を持つ人は少ないくないと思います。新しく設立される日本チェス連盟が行う組織運営、大会、普及活動においては、そうした問題が解消されることを多くのチェスファンが願っているでしょう。まだまだ寝耳に水で情報も少なく、来年からどうなるのか不安な人もいるかとは思いますが、私は新しいチェス界になることに期待し、JCF のスタートを見守ろうと思います。
2 件のコメント:
将来的に囲碁の日本棋院、将棋連盟のような団体になって、将棋会館や日本棋院本院のような総本山的な建物ができるような団体になると良いですね。
そうですね。それにはまだまだ時間がかかると思いますが、チェスファンが増えていけばそうしたことも夢ではないですね。
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