昨日紹介したWUC 2012 を始め、今月は世界の各地でFIDE 公式大会が開催されており、それらに日本人プレーヤーが参加します。すでに終わったものを含め、今月の大会をチェックしてみましょう。
ご存じの通り、私が参加したブダペストの大会です。戦績は4勝1敗5ドローの6.5ポイント、11人中4位でした。次回のFirst Saturday への参加は、早ければ10月となります。
東京で開催されたジャパンリーグは、チェスオリンピアード直前ということもあり、今年は日本代表たちの上位争いが白熱したようです。優勝は5勝2ドローの渡辺暁さん。苦手の南條君を破り、久々の国内大会優勝です。おめでとうございます!
2位、3位には南條くんとAlex がそれぞれ単独で入り、やはり日本代表の強さを見せつけました。彼らの仕上がりも上々のようですので、10日後にイスタンブールで会えることを楽しみにしています。
大会名がイタリア語でしか見つからず、読めません(笑)こちらには日本から、前日本チャンピオンの馬場さんが単身参加しました。結果は7試合で5勝2敗の5位、リスト8でスタートしたので、少しのランクアップです。この大会についてのレポートは、Behind The Scene に、今夜あたりから詳しく掲載されるのではないでしょうか。
昨日の記事で紹介した、大学生の世界大会です。私は4年前に、ロシアのノボクズネツク(よほどのロシアマニアでなければ、知らないであろう場所)で開催された同大会に、内田さんと参加し、大変苦戦しました。
今年のポルトガル大会には、日本から篠田君、中村君の2人が参加します。出発前に少しトラブルがあったとも聞いていますが、4年前も壮絶なトラブルがあったので、彼らならば無事にクリアできると信じています。2人から届くであろうレポートを楽しみにしています。
今月は私にとって初めて、ブダぺストで2つのトーナメントに参加します。First Saturday とは少し形式が違い、GM クラス、IM クラス、そしてオープンクラスの3つのセクションに分かれています。私が参加するIM クラスの参加メンバーは以下の通り。
1. Galyas Miklós HUN IM 2412
2. Bérczes Csaba HUN IM 2378
3. Fehér Ádám HUN 2346
4. Szekeres Róbert HUN 2337
5. Radnai Ádám HUN 2300
6. Kojima Shinya JAP FM 2282
7. Jean-Luc Roos FRA IM 2267
8. Téglás Balázs HUN 2247
9. Juergen Brustkern GER FM 2235
10. Mark Lyell ENG FM 2225
Reserver:
To Nhat Minh HUN IM 2287
レベルの高かった今月のFirst Saturday よりも、さらに参加者の平均レイティングは高く、私の対戦相手は平均が2300以上になりそうです。ちなみにIM ノームの条件は、この当たりで6.5/9(4つ勝ち越し)と相当厳しいですが、もちろんノームを取るつもりで戦います。あと2時間ほどで、オープニングセレモニーとペアリング決めがあるため、会場に行ってきます!他の情報は、以下のリンクからチェックしてみてください。
Ⅲ. Sarkany-Aranitys International Tournament
マレーシアの夏の祭典は、今年からメインのトーナメントが、スタンダードからラピッドに変更されました。6年連続で参加していた私としては残念でしたが、日程が短くなったことで参加しやすくなったというメリットもあります。
そして昨日、私の元に届いた情報によれば、私の中高の3つ下の代から、田中君、寺崎君、権田君がこの大会に参加するそうです。田中君にとっては、2007年のシンガポール以来、残りの2人にとっては初の海外大会となります(多分)。彼らが先輩の引率なしに海外大会に乗り込むほど、バイタリティに溢れているとは思いませんでした!3人とも良い経験を積んできてくれればと思います。
上記のトーナメントが全て終われば、いよいよ2年に一度のチェスオリンピアードが開催されます。私は27日にイスタンブールに飛び、現地で他の日本代表メンバーと合流します。チェス界で世界最大規模のイベントで、今年は日本チームがどのような活躍ができるか、自分のゲーム解説だけなく様々な情報をレポートでお届けできればと思います。
First Saturday 2012 August at Budapest (8/4-8/14)
ご存じの通り、私が参加したブダペストの大会です。戦績は4勝1敗5ドローの6.5ポイント、11人中4位でした。次回のFirst Saturday への参加は、早ければ10月となります。
Japan League at Kamata (8/11-8/14)
東京で開催されたジャパンリーグは、チェスオリンピアード直前ということもあり、今年は日本代表たちの上位争いが白熱したようです。優勝は5勝2ドローの渡辺暁さん。苦手の南條君を破り、久々の国内大会優勝です。おめでとうございます!
2位、3位には南條くんとAlex がそれぞれ単独で入り、やはり日本代表の強さを見せつけました。彼らの仕上がりも上々のようですので、10日後にイスタンブールで会えることを楽しみにしています。
6° Festival Internazionale dei Castelli Romani at Roma (8/11-8/15)
大会名がイタリア語でしか見つからず、読めません(笑)こちらには日本から、前日本チャンピオンの馬場さんが単身参加しました。結果は7試合で5勝2敗の5位、リスト8でスタートしたので、少しのランクアップです。この大会についてのレポートは、Behind The Scene に、今夜あたりから詳しく掲載されるのではないでしょうか。
World University Championship 2012 at Guimaraes (8/19-8/25)
昨日の記事で紹介した、大学生の世界大会です。私は4年前に、ロシアのノボクズネツク(よほどのロシアマニアでなければ、知らないであろう場所)で開催された同大会に、内田さんと参加し、大変苦戦しました。
今年のポルトガル大会には、日本から篠田君、中村君の2人が参加します。出発前に少しトラブルがあったとも聞いていますが、4年前も壮絶なトラブルがあったので、彼らならば無事にクリアできると信じています。2人から届くであろうレポートを楽しみにしています。
Ⅲ. Sarkany-Aranitys International Tournament at Budapest (8/18-26)
今月は私にとって初めて、ブダぺストで2つのトーナメントに参加します。First Saturday とは少し形式が違い、GM クラス、IM クラス、そしてオープンクラスの3つのセクションに分かれています。私が参加するIM クラスの参加メンバーは以下の通り。
1. Galyas Miklós HUN IM 2412
2. Bérczes Csaba HUN IM 2378
3. Fehér Ádám HUN 2346
4. Szekeres Róbert HUN 2337
5. Radnai Ádám HUN 2300
6. Kojima Shinya JAP FM 2282
7. Jean-Luc Roos FRA IM 2267
8. Téglás Balázs HUN 2247
9. Juergen Brustkern GER FM 2235
10. Mark Lyell ENG FM 2225
Reserver:
To Nhat Minh HUN IM 2287
レベルの高かった今月のFirst Saturday よりも、さらに参加者の平均レイティングは高く、私の対戦相手は平均が2300以上になりそうです。ちなみにIM ノームの条件は、この当たりで6.5/9(4つ勝ち越し)と相当厳しいですが、もちろんノームを取るつもりで戦います。あと2時間ほどで、オープニングセレモニーとペアリング決めがあるため、会場に行ってきます!他の情報は、以下のリンクからチェックしてみてください。
Ⅲ. Sarkany-Aranitys International Tournament
Malaysian Chess Festival 2012 at Kuala Lumpur (8/20-8/22)
マレーシアの夏の祭典は、今年からメインのトーナメントが、スタンダードからラピッドに変更されました。6年連続で参加していた私としては残念でしたが、日程が短くなったことで参加しやすくなったというメリットもあります。
そして昨日、私の元に届いた情報によれば、私の中高の3つ下の代から、田中君、寺崎君、権田君がこの大会に参加するそうです。田中君にとっては、2007年のシンガポール以来、残りの2人にとっては初の海外大会となります(多分)。彼らが先輩の引率なしに海外大会に乗り込むほど、バイタリティに溢れているとは思いませんでした!3人とも良い経験を積んできてくれればと思います。
Istanbul Chess Olympiad at Istanbul (8/27-9/10)
上記のトーナメントが全て終われば、いよいよ2年に一度のチェスオリンピアードが開催されます。私は27日にイスタンブールに飛び、現地で他の日本代表メンバーと合流します。チェス界で世界最大規模のイベントで、今年は日本チームがどのような活躍ができるか、自分のゲーム解説だけなく様々な情報をレポートでお届けできればと思います。
5 件のコメント:
Istanbulに応援に行きます。
>大会名がイタリア語でしか見つからず、読めません(笑)
6°: セスト(sesto) 英語の 6th
Festival : フェスティバル
Internazionale : インテルナツィオナーレ、英語の International、イタリア語では基本的に形容詞は名詞の後ろから修飾する
dei : デイ、di(英語の of)と i(男性複数定冠詞)の結合形
Castelli : カステッリ、castello(城)の複数形
Romani : ロマーニ、romano(ローマの)の複数形、「Castelli Romani」はローマの南東約25キロメートル、アルバーニ丘陵一帯の町の総称
本間さん、イスタンブールでお会いしましょう!
Yamagishi さん、わざわざ調べてくださり、ありがとうございます!
マレーシアの大会が終わりました
結果は、
田中 7勝4敗 39位
権田 4勝2分5敗 119位
寺崎 4勝3分4敗 99位
私のリストが最初76番だったのでかなりの好成績だと思います
他の二人もリストから大分順位を上げました
持ち時間が短かったことに助けられて格上からもポイントを奪えました
一番の金星はレーティング2300台のWGMに勝った試合です
ひさしぶりの海外大会で楽しかったです、また機会があれば参加したいと思います
寿樹、お疲れ様。そろそろ終わるころだと思ってました。
Chess Results で結果をチェックしたけど(http://chess-results.com/tnr79481.aspx?art=9&lan=1&fed=JPN&turdet=YES&snr=78)、Sukandar に勝ちはすごいね!ラピッドとは言え、日本人で勝ったのは初めてでしょう。私も2006年に負けてます。
ちなみに2007年、World Youth Olympiad のインドネシア大将だよ。覚えてた?
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