昨日から8月のFirst Saturday がスタートしました。今月は全クラスとも参加希望者が多く、IM クラスは22人参加(!)で、11人ずつの2グループに分けられています。私の所属するグループA のメンバーは以下の通りです。
IM GALYAS, Miklos /HUN, 2412/
先月のCAISSA ではリスト2だった私が、今回はリスト6です。厳しい戦いになりそうですが、しっかりポイントを取れるよう頑張ってきます。それでは、早速初戦のゲームです。
King's Indian の対策はFianchetto にしたはずでしたが、この手順で始まるとメインになってしまいます。
Na6 Variation! かつてトリノオリンピアードでは、私が黒で指そうと研究したラインです。日本ではあまり目にすることがありませんが、5年前に一度だけ、白を持って大澤さんと指したことがあります。
Kramnik が指したことで研究が進んだ、モダンなラインです。5年前には当時発見されたばかりの、10.c5!!? を試してみましたが、こちらは現代の研究では、黒が十分になるラインがいくつか見つかっているはずです。
10.Re1 自体は古くからありますが、この手による成功が近年の10.Re1 人気を支えています。まずは12.Be7 からの、エクスチェンジ取りがスレットになっています。古いメインラインは11.Nxd4 Qe5! です。
試合後に12...c6 はどうかと話したところ、「その手は負けだ!」とはっきり言われました。確かに、12...c6 13.Bxd6! cxd5 14.exd5 はピースの代償が十分あると考えられています。
黒の突き捨てポーンはクイーンで取り返し、クイーンをd1-d3-c2 と組みかえるのが、ビショップで取り返すよりもベターなはずです。
試合後に、これが新手だと言われました。ナイトはc3 に退くのが自然ですが、私はc4 とd6 の取り合いになった際に、本当に白にアドバンテージがあるのかを疑いました。そこでやや不自然な位置でもe3 に退き、ポーンの交換を避けました。
e5 の強いナイトを追い返すことばかりに目が行き、少し勇み足でした。18. b4 Ne6 19. Nxe6 Bxe6 20. Bg3+/= このように、先にc5 のナイトを消しておくべきです。
不思議なことに試合中、この当然の一手が見えていませんでした。黒はc5 のナイトをキープすることで、e4 へのプレッシャーを残すことができます。これが後々、c3 にナイトのいない白を苦しめることになります。
これは必要のない手です。黒はf6 を突いているために、d4 へのプレッシャーは弱いですが、e5 のマスを強くコントロールしています。そのため、白からe4-e5 とブレイクすることは容易ではありません。ここではeファイルにクイーンを残すことを恐れず、シンプルに20... Re8! からe4 にプレッシャーをかけるべきです。
21. Nb3 Nxb3 22. Qxb3+/= こうしてc5 の強いナイトを消しにいくのがベストだというのが、コンピュータの指摘です。白はこの後もさらに、この手を指すチャンスを逃してしまいます。
クイーンがいなくなったことで、e4 へのプレッシャーは問題なくなったと思ったのが、私のこの試合の最大のミスでした。黒はシンプルにルークをeファイルに重ねることで、e4 へのプレッシャーを復活させます。
苦しい形ですが、仕方がありません。黒からはすぐにd6-d5、f6-f5 等のブレイクができないと考え、耐える展開を続けます。
ここで私の頭をよぎったのは、27.Bg3 からドローのすることです。おそらく彼もそれを見越しての、26...Qc7 だったと思います。しかし、初戦から2100台とこの内容では、このFS も良い結果を出すことはできないと考え、敢えて勝負を続けます。
クイーンのダイアゴナルにキングを運ぶ手は不自然に見えますが、h3 を守ることで、g2-g3 を可能にするための一手です。
d4 のナイトを守ったことでf6-f5 に備え、ようやくナイトをd2 に運ぶことができました。少し手数は掛かりますが、Nd2-Nb1-Nc3 と組み変えられれば、ようやく白も反撃ができそうです。
彼はこの手をずっと狙っていたようですが、e4 へのプレッシャーがなくなるため、私はあまり良いとは思いませんでした。本譜の代わりに私が指摘したのは、28... Bh6 29. g3= という変化です。
黒に...exd4 を許すべきではないことは明らかですが、取り返すポーンを間違えました。30. Nb5 cxb5 31. cxb5+/= ならば、d5 がアウトポストになるため、本譜よりもベターです。ここではcファイルのダブルポーンよりも、アウトポストとc4 のマスのほうが重要です。
少し嫌な未来が見えますが、このナイトを取らなければ、黒にNc5-Ne6-Nd4 のマヌーバリングを許してしまいます。
32. Bg4! Bxg4 33. hxg4 Qc8 34. g5+/= がコンピュータの勧めです。バッドビショップを交換するのは理にかなっていますが、キング前のポーンストラクチャーを乱しても問題ないのかどうかの判断は難しく、人間には指しづらい変化でしょう。
黒はさっそく、黒マスビショップが消えたことで弱くなったアウトポストに、ルークを運びます。
私は試合後に、34... Red7 35. Bg4 Rd8 36. Bxc8 Qxc8 はどうかと指摘しました。彼は白マスビショップを交換すべきではない(白の白マスビショップは働きが悪いため)との返答でしたが、この変化ならば、黒はdファイルのコントロールを続けることができ、やや優勢なのではないかと私は思います。
私が松戸のレクチャーでも扱った、典型的なエクスチェンジサクリファイスです。黒はエクスチェンジを捨てる代償として、プロテクテッドパスポーンと黒マスの支配を得ます。しかし、fファイルがオープンである以上、ルークの働きも弱いわけではありません。ここをうまく使いつつ、黒のアタックを抑え込めれば、白にもチャンスが出てくると考えました。
36... Rxd3 37. Rxd3 Rd7 38. Rxd7 Qxd7 39. Qc3 Qc7= もちろんエクスチェンジを捨てないのも、黒にとってありえる選択肢です。黒のポーンストラクチャーは悪くとも、白がそれを攻めるのは簡単ではありません。
黒は持ち時間の増加するギリギリで、指し手を間違えました。39... Qg3! 40. Rxe3 (白はエクスチェンジを切り返す以外、うまい手がありません。)40... dxe3 41. Qxe3 Bxh3 42. Rd8+ Kg7 43. Qc3+ Kh6 44. Qd2+ Kg7 45. Rd3 Bg4 46. Qxa5+/= 白が少し良いと思いますが、白キングの前は開いており、勝負はまだ分かりません。
41. hxg4!+/- ポーンで取り返せというのが、コンピュータの指摘ですが、やはり私には抵抗があります。
黒は白キングへのアタックがないので、不利を承知でクイーンを交換し、e5 のポーンを取りにいくのがベストです。この手も当然考えたうえでの、42. Qe6 の構想でしたが、白が確実に勝てるのかは分かりません。
この手が黒の抵抗を弱める悪手だということに、お互い気付きませんでした。44... Qf8! (とても見つけづらい手だと思います。メイティングアタックを狙いつつ、白からクイーンを交換させます。) 45. Qxf8+ Kxf8 これならば、黒はキングの位置を改善できているので、本譜より良いことは明らかです。このような細かいプレーで結果が左右される点が、チェスでは難しく、また面白いところでしょう。
私はこのような局面では、相手のパスポーンが嫌なので、すぐにエクスチェンジを切る手ばかりを考えてしまいます。しかし、ここではポーンエンディングにするのも、ルークエンディングにするのも、正確ではありません。勝つためにはエクスチェンジをキープし、キングをアクティブにするのが、白にとってベストだと判断しました。
白の構想として、dポーンのブロックをキングに切り替えるため、じりじりとキングをセンターに寄せます。そのうえで、自由にしたルークで相手のキングの動きを封じつつ、c6、a5 といった弱点を攻め立てます。
56...Bc7 でもジリ貧だと思いますが、これで白は強力なパスポーンを得ました。あとは黒キングの侵入を警戒しつつ、このポーンを進めるだけです。
初日から実にタフなゲームでした。内容は良くありませんでしたが、そういったゲームを勝ってこそ、全体を通して良い結果が残せるのだと思います。初戦で勝ったのは5月のCAISSA 以来なので、このまま良い流れに持っていきたいところです。今日は三連勝中の、Lengyel Bela との対戦です!
最後に少しだけ、一昨日行ったプールの写真を公開しておきます。本当は昨日の記事にするつもりでしたが、更新の時間がとれませんでした。
AQUARENA というプールには、宿から車で40分ほど。男性5名、女性4名というメンバーで遊びに行きました。正直、こうしてプールに遊びに行くのが何年振りか、ちょっと思い出せません。
こちらは大人しい流れるプール。そんなに混んでおらず、快適に遊べました。
飛び込み台には果敢にチャレンジャーが続きます。私も一回だけ試しました。
このプールのメインである数本のウォータースライダーです。私は短い黄色を選びましたが、途中でコースアウトしそうになったり(宙に投げ出されるということ、設計上ありえないとは思いますが...)、トンネル内が真っ暗になったりして、キャーキャー叫んでいました。
浮き輪で流されるゾーンのもあります。ここで私のメガネが流され、一時行方不明になりましたが、ちゃんと監視員のお兄さんが回収してくれました。ありがとうございます。
こちらは最大6名で競争ができるウォータースライダーです。すごいスピードで下まで滑り落ちてきます。
足から滑ったはずが、頭から落ちたり背中から落ちてきたりします。この写真は特にひどい(笑)
最後はおまけ。数日前にアンダンテで撮影しました。Facebook、Twitter、Skype などのプロフィール写真は、すでにこちらに切り替えてあります。ちょっと格好付け過ぎですね(笑)
IM GALYAS, Miklos /HUN, 2412/
FM TESIK, Csaba /HUN, 2347/
IM SZEBERENYI, Adam /HUN, 2334/
FM MAHMUD, Syarif /INA, 2289/
IM TO, Nhat Minh /HUN, 2287/
FM KOJIMA, Shinya /JAP, 2282/
IM LENGYEL, Bela /HUN, 2258/
LALIENA SOLANES, Luis /ESP, 2199/
WU, Christopher /USA, 2195/
FM RESIKA, Nathan A /USA, 2149/
TENG, Jiarong /CHN, 2122/
先月のCAISSA ではリスト2だった私が、今回はリスト6です。厳しい戦いになりそうですが、しっかりポイントを取れるよう頑張ってきます。それでは、早速初戦のゲームです。
Kojima, S (FM, JPN, 2282) - Resika, N (FM, USA, 2149)
First Saturday 2012 August IM (1)
1. Nf3 g6 2. e4 Bg7 3. d4 d6 4. c4 Nf6
First Saturday 2012 August IM (1)
King's Indian の対策はFianchetto にしたはずでしたが、この手順で始まるとメインになってしまいます。
5. Nc3 O-O 6. Be2 Na6!?
Na6 Variation! かつてトリノオリンピアードでは、私が黒で指そうと研究したラインです。日本ではあまり目にすることがありませんが、5年前に一度だけ、白を持って大澤さんと指したことがあります。
7. O-O e5 8. Be3 Ng4 9. Bg5 Qe8 10. Re1!?
Kramnik が指したことで研究が進んだ、モダンなラインです。5年前には当時発見されたばかりの、10.c5!!? を試してみましたが、こちらは現代の研究では、黒が十分になるラインがいくつか見つかっているはずです。
10... exd4 11. Nd5!?
10.Re1 自体は古くからありますが、この手による成功が近年の10.Re1 人気を支えています。まずは12.Be7 からの、エクスチェンジ取りがスレットになっています。古いメインラインは11.Nxd4 Qe5! です。
11... f6 12. Bf4 d3!
試合後に12...c6 はどうかと話したところ、「その手は負けだ!」とはっきり言われました。確かに、12...c6 13.Bxd6! cxd5 14.exd5 はピースの代償が十分あると考えられています。
13. Qxd3 Ne5 14. Qc2
黒の突き捨てポーンはクイーンで取り返し、クイーンをd1-d3-c2 と組みかえるのが、ビショップで取り返すよりもベターなはずです。
14... Qf7 15. Rad1 c6 16. Ne3!?
試合後に、これが新手だと言われました。ナイトはc3 に退くのが自然ですが、私はc4 とd6 の取り合いになった際に、本当に白にアドバンテージがあるのかを疑いました。そこでやや不自然な位置でもe3 に退き、ポーンの交換を避けました。
16... Qe7 17. Nd4 Nc5 18. Bg3?!
e5 の強いナイトを追い返すことばかりに目が行き、少し勇み足でした。18. b4 Ne6 19. Nxe6 Bxe6 20. Bg3+/= このように、先にc5 のナイトを消しておくべきです。
18... a5!
不思議なことに試合中、この当然の一手が見えていませんでした。黒はc5 のナイトをキープすることで、e4 へのプレッシャーを残すことができます。これが後々、c3 にナイトのいない白を苦しめることになります。
19. f4 Nf7 20. Bf3 Qc7?!
これは必要のない手です。黒はf6 を突いているために、d4 へのプレッシャーは弱いですが、e5 のマスを強くコントロールしています。そのため、白からe4-e5 とブレイクすることは容易ではありません。ここではeファイルにクイーンを残すことを恐れず、シンプルに20... Re8! からe4 にプレッシャーをかけるべきです。
21. Kh1
21. Nb3 Nxb3 22. Qxb3+/= こうしてc5 の強いナイトを消しにいくのがベストだというのが、コンピュータの指摘です。白はこの後もさらに、この手を指すチャンスを逃してしまいます。
21... Bd7 22. h3 Rfe8 23. b3?! Re7!
クイーンがいなくなったことで、e4 へのプレッシャーは問題なくなったと思ったのが、私のこの試合の最大のミスでした。黒はシンプルにルークをeファイルに重ねることで、e4 へのプレッシャーを復活させます。
24. Nf1 Rae8 25. Re2
苦しい形ですが、仕方がありません。黒からはすぐにd6-d5、f6-f5 等のブレイクができないと考え、耐える展開を続けます。
25... Qb6 26. Bf2 Qc7
ここで私の頭をよぎったのは、27.Bg3 からドローのすることです。おそらく彼もそれを見越しての、26...Qc7 だったと思います。しかし、初戦から2100台とこの内容では、このFS も良い結果を出すことはできないと考え、敢えて勝負を続けます。
27. Kh2!?
クイーンのダイアゴナルにキングを運ぶ手は不自然に見えますが、h3 を守ることで、g2-g3 を可能にするための一手です。
27... Bc8 28. Nd2
d4 のナイトを守ったことでf6-f5 に備え、ようやくナイトをd2 に運ぶことができました。少し手数は掛かりますが、Nd2-Nb1-Nc3 と組み変えられれば、ようやく白も反撃ができそうです。
28... Ne5?!
彼はこの手をずっと狙っていたようですが、e4 へのプレッシャーがなくなるため、私はあまり良いとは思いませんでした。本譜の代わりに私が指摘したのは、28... Bh6 29. g3= という変化です。
29. fxe5 fxe5 30. Nxc6?!
黒に...exd4 を許すべきではないことは明らかですが、取り返すポーンを間違えました。30. Nb5 cxb5 31. cxb5+/= ならば、d5 がアウトポストになるため、本譜よりもベターです。ここではcファイルのダブルポーンよりも、アウトポストとc4 のマスのほうが重要です。
30... bxc6 31. Bxc5!
少し嫌な未来が見えますが、このナイトを取らなければ、黒にNc5-Ne6-Nd4 のマヌーバリングを許してしまいます。
31... dxc5 32. Re3
32. Bg4! Bxg4 33. hxg4 Qc8 34. g5+/= がコンピュータの勧めです。バッドビショップを交換するのは理にかなっていますが、キング前のポーンストラクチャーを乱しても問題ないのかどうかの判断は難しく、人間には指しづらい変化でしょう。
32... Rd8 33. Nb1 Rd4!
黒はさっそく、黒マスビショップが消えたことで弱くなったアウトポストに、ルークを運びます。
34. Nc3 Bh6
私は試合後に、34... Red7 35. Bg4 Rd8 36. Bxc8 Qxc8 はどうかと指摘しました。彼は白マスビショップを交換すべきではない(白の白マスビショップは働きが悪いため)との返答でしたが、この変化ならば、黒はdファイルのコントロールを続けることができ、やや優勢なのではないかと私は思います。
35. Red3 Be6 36. Ne2 Rf7!?
私が松戸のレクチャーでも扱った、典型的なエクスチェンジサクリファイスです。黒はエクスチェンジを捨てる代償として、プロテクテッドパスポーンと黒マスの支配を得ます。しかし、fファイルがオープンである以上、ルークの働きも弱いわけではありません。ここをうまく使いつつ、黒のアタックを抑え込めれば、白にもチャンスが出てくると考えました。
36... Rxd3 37. Rxd3 Rd7 38. Rxd7 Qxd7 39. Qc3 Qc7= もちろんエクスチェンジを捨てないのも、黒にとってありえる選択肢です。黒のポーンストラクチャーは悪くとも、白がそれを攻めるのは簡単ではありません。
37. Nxd4 exd4+ 38. Kh1 Be3 39. Qe2 Bf4?
黒は持ち時間の増加するギリギリで、指し手を間違えました。39... Qg3! 40. Rxe3 (白はエクスチェンジを切り返す以外、うまい手がありません。)40... dxe3 41. Qxe3 Bxh3 42. Rd8+ Kg7 43. Qc3+ Kh6 44. Qd2+ Kg7 45. Rd3 Bg4 46. Qxa5+/= 白が少し良いと思いますが、白キングの前は開いており、勝負はまだ分かりません。
40. Bg4!+/- Bxg4 41. Qxg4
41. hxg4!+/- ポーンで取り返せというのが、コンピュータの指摘ですが、やはり私には抵抗があります。
41... Be3 42. Qe6 Kg7 43. e5 Qe7!
黒は白キングへのアタックがないので、不利を承知でクイーンを交換し、e5 のポーンを取りにいくのがベストです。この手も当然考えたうえでの、42. Qe6 の構想でしたが、白が確実に勝てるのかは分かりません。
44. Qd6 Qxd6?
この手が黒の抵抗を弱める悪手だということに、お互い気付きませんでした。44... Qf8! (とても見つけづらい手だと思います。メイティングアタックを狙いつつ、白からクイーンを交換させます。) 45. Qxf8+ Kxf8 これならば、黒はキングの位置を改善できているので、本譜より良いことは明らかです。このような細かいプレーで結果が左右される点が、チェスでは難しく、また面白いところでしょう。
45. exd6 Rd7 46. g4!?
私はこのような局面では、相手のパスポーンが嫌なので、すぐにエクスチェンジを切る手ばかりを考えてしまいます。しかし、ここではポーンエンディングにするのも、ルークエンディングにするのも、正確ではありません。勝つためにはエクスチェンジをキープし、キングをアクティブにするのが、白にとってベストだと判断しました。
46... Bf4 47. Re1 Bxd6 48. Kg2 g5 49. Re8 Kf6 50. Kf3 Kf7 51. Rc8
白の構想として、dポーンのブロックをキングに切り替えるため、じりじりとキングをセンターに寄せます。そのうえで、自由にしたルークで相手のキングの動きを封じつつ、c6、a5 といった弱点を攻め立てます。
51... Bc7 52. Ke2 Re7+ 53. Kd1 Ke6 54. Rf3 Kd7 55. Rcf8 Bf4 56. Ra8 Kd6
56...Bc7 でもジリ貧だと思いますが、これで白は強力なパスポーンを得ました。あとは黒キングの侵入を警戒しつつ、このポーンを進めるだけです。
57. Rxa5 h5 58. gxh5 Rh7 59. Ra8 Rxh5 60. a4 Ke5 61. a5 Rh7 62. a6 Re7 63. a7 Ke4 64. Ke2 Be3 65. Rff8 d3+ 66. Kd1 1-0
初日から実にタフなゲームでした。内容は良くありませんでしたが、そういったゲームを勝ってこそ、全体を通して良い結果が残せるのだと思います。初戦で勝ったのは5月のCAISSA 以来なので、このまま良い流れに持っていきたいところです。今日は三連勝中の、Lengyel Bela との対戦です!
最後に少しだけ、一昨日行ったプールの写真を公開しておきます。本当は昨日の記事にするつもりでしたが、更新の時間がとれませんでした。
AQUARENA というプールには、宿から車で40分ほど。男性5名、女性4名というメンバーで遊びに行きました。正直、こうしてプールに遊びに行くのが何年振りか、ちょっと思い出せません。
こちらは大人しい流れるプール。そんなに混んでおらず、快適に遊べました。
飛び込み台には果敢にチャレンジャーが続きます。私も一回だけ試しました。
このプールのメインである数本のウォータースライダーです。私は短い黄色を選びましたが、途中でコースアウトしそうになったり(宙に投げ出されるということ、設計上ありえないとは思いますが...)、トンネル内が真っ暗になったりして、キャーキャー叫んでいました。
浮き輪で流されるゾーンのもあります。ここで私のメガネが流され、一時行方不明になりましたが、ちゃんと監視員のお兄さんが回収してくれました。ありがとうございます。
こちらは最大6名で競争ができるウォータースライダーです。すごいスピードで下まで滑り落ちてきます。
足から滑ったはずが、頭から落ちたり背中から落ちてきたりします。この写真は特にひどい(笑)
最後はおまけ。数日前にアンダンテで撮影しました。Facebook、Twitter、Skype などのプロフィール写真は、すでにこちらに切り替えてあります。ちょっと格好付け過ぎですね(笑)
2 件のコメント:
最後の写真、カッコいいです(*^_^*)
2戦目も勝って流れに乗ってください(^^ゞ
コメント、ありがとうございます。
2戦目の解説も、後ほどアップします。
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