今日はちょっと趣向を変え、中村君からのメッセージをお届けします。
慶應チェスクラブの中村尚広です。
このブログをお借りして、'WUC Chess 2012'の告知をさせてください。
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World University Championship(WUC)は、その名の通り大学生の世界大会です。
二年に一度開催されるユニバーシアードとは異なりチェスだけの大会で、ちょうど開催が交互になるよう、こちらも一年飛ばしで行われています。
今回の開催地はポルトガル北部のギマランイシュ(Guimaraes)、ポルトから少し離れた、城や教会などの史跡が残っている歴史深い町です。試合会場はミーニョ大学となっています。
<大会スケジュール>
AUGUST 19 Opening Ceremony
AUGUST 20 1st Round, 2nd Round
AUGUST 21 3rd Round
AUGUST 22 4th Round, 5th Round
AUGUST 23 6th Round, 7th Round
AUGUST 24 8th Round
AUGUST 25 9th Round, Closing Ceremony
日本からは、昨年度の学生選手権の成績を考慮して、次の2名が参加します。
学生チェス連盟代表・早稲田大学3年
篠田太郎 (1918)
慶應大学修士1年
中村尚広 (2053)
篠田くんとは既に4つの海外大会を共にしているので、チームワークは完璧(のはず)です。とはいえ今回は二人きりで、今までコーチをしてくださっていた先輩方がいないので、うまくフォローしあって頑張っていきます。
その先輩方には、ひょっとして私も含まれているのでしょうか(笑)確かに2人にとっては初めての、年上の日本人プレーヤーがいない海外大会ですね。今後は後輩を率いて海外大会に参加できるよう、経験を積んできてください。
他国の顔ぶれについては、未だプレーヤーリストが公開されていないので分かりません。ただ、例年の感じだとかなりの強豪たちが集まるでしょう。楽しみです。
ちなみに私が参加した2008年のWUCでは、レイティング2181 のプレーヤーが、男子セクションの最下位でした。プレーヤーのレベルは年によって様々ですが、マスターたちも多く参加すると思いますので、彼らからポイントを取ってきてくれることを期待しています。
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私と篠田くんにとっては、WUCは一つの区切りの大会です。というのも、ふたりとも今年度末には就活を控えているため、しばらく大きな大会に出れなくなる可能性があるのです。
「ここまで積み重ねてきたものが出せるよう、がんばります」(篠田)とのことですが、私もいままでの集大成のつもりで臨みます。
また、WUCの後には、チェス界のビッグイベントであるイスタンブール・オリンピアードが待っています。オリンピアードメンバーに(良い意味で)プレッシャーを掛けられるよう、良い結果を残したいと思います。
なるほど。日本代表が大学生代表よりも悪いパフォーマンスでは、日本のチェスファンに示しがつきませんね。お互いに好成績が残せるよう、頑張りましょう!
公式HP(http://chess.wuc2012.uminho.pt/)では'Live Streaming'ページもあるので、試合風景をご覧いただきつつ、応援していただければ幸いです。
よろしくお願い致します。
中村尚広
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