二年に一度のチェスオリンピアードに参加するため、初めてのトルコへ。イスタンブールへと、無事に到着しました。まずは慣れ親しんだブダペストを離れ、イスタンブールに到着するまでと、オープニングセレモニーの様子を写真で。
8/27は、6時半に起床して身支度を整え、8時のタクシーでフェリヘジ空港へと向かいます。チェックイン後に空港でホットサンドの朝ごはん。1400フォリントという市内と桁違いの値段に驚きますが、日本円で400円強なので、冷静に考えればそこまで高額という訳ではありませんね。
朝食後、時間があるので空港内をうろうろ。ショップで試食したはちみつは大変美味でした。4カ月いてあまり意識していませんでしたが、実はハンガリーでははちみつも名産なんですね。
この後、出国審査を済ませてゲートに進むと、なんとハンガリー代表のZoltan Almasi、Judit Polgar らの姿が!脳内で会話のシュミレーション(笑)を完了した後、思い切って話しかけてみました。そして、日本代表のメンバーであることや、ハンガリーでチェスの勉強中であることなどを伝えます。ハンガリー代表の2人については、昨年、8月の記事や、9月の記事をご参考下さい。
イスタンブールのアタテュルク空港までは、2時間ほどのフライト。到着後はすぐにオリンピアード専用デスクとスタッフを発見することができ、スムーズに滞在先のホテルまで車で送り届けてもらいました。オリンピアードには150を超える国から1000人を超えるプレーヤー、コーチの選手団が来るため、一つのホテルでは足りるはずがありません。私の滞在先は、ハンガリーチームとは別だったため、ここでAlmasi らとはお別れです。
ホテルに到着すると両親と兄の姿が。2日ほど前からイスタンブールに遊びに来ているそうです。Misha に頼み込み、ちゃっかりオープニングセレモニーに潜り込む許可までもらっていました。
もちろん他の日本代表メンバーとも、久々に顔を合わせます。しかし、あまり感動の再会とはならず、割と皆さん、淡々としていました(笑)女子メンバーたちに軽くレクチャーをした後は、ホテルのレストランで夕飯をいただき、オープニングセレモニーの会場行きのバスが来る時間を待ちます。写真はサラダだけですが、ちゃんとこの後、肉料理も食べています(笑)
オープニングセレモニーの会場は、ホテルに付随した巨大な宴会場のような部屋でした。前回のKhanty-Mansisk Olympiad では、スケート会場でのセレモニーだったため、国によって様々な形式があることを感じます。前方の巨大スクリーンの映像を見つつ、しばし開会を待ちます。
そしていよいよ、オープニングセレモニーの開始です。トルコのお偉いさんやFIDE会長のスピーチなどはさておき、最も長く盛り上がりがあったのは、トルコ国内の自然や遺跡がスクリーンに映し出される中行われた、トルコの伝統舞踊や寸劇です。出演者や衣装を変えて、30分以上やっていたのではないでしょうか。
この後はオリンピアード参加国の国旗入場、スポーツマンシップの宣誓、開会の宣言などがあり、2時間ほどで解散となりました。帰りのバスを待つ間は、各国の知り合いに声を掛けます。オーストラリアのIM Ly Moulthun、ブラジルのGM Mekhitarian、アイルランドのIM Sam Collins など、これまでの海外トーナメントで知り合った各国トップの顔が、オリンピアードでは一同に揃います。この半年で大分痩せたので、私だとすぐに分からなかった人もいたようです(笑)
そして一夜明け、初戦の日本チームの相手はキューバと発表されました!キューバと言えば、元世界チャンピオンCapablanca の祖国で、現在も南米の超強豪国です。私はGM Dominguez (2725) と白で対戦で、過去最強の対戦相手です。日本チームは暁さんが抜け、私、南條くん、Alex、岩崎さんという面子で初戦に臨みます。厳しい戦いになると思いますが、応援よろしくお願いします!
オリンピアードの情報、ペアリング、ゲーム観戦などは以下のリンクからどうぞ。1R の開始まで、あと3時間半です!
Official HP / Chess Results / Chessbomb
4 件のコメント:
ハンガリー留学の4ヶ月間の成果をこのオリンピアードの舞台で見せてください。あと、間違いやすいけど、トルコの首都はアンカラだね。
こっそり消しました。
トルコといったらトルコアイスですねb
応援しています
コメントありがとうございます。
噂に名高いサバサンドとやらも食べてみたいです。
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