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2017/05/07

Japan Chess Championship 2017 Day6


アルゼンチン大使と今年の全日本入賞者たち

今年の全日本選手権も無事に最終戦を終え、入賞者たちが決まりました。私は最終戦、4年連続全日本での対戦となる三ツ矢さんとの対戦を制し、9.5/10 でフィニッシュ。対する野口さんも1B でAlex を下し、単独優勝を決めました。野口さん、初の全日本選手権優勝、本当におめでとうございます!

1st Place Noguchi Koji 10/11 (JPN, 2061)
2nd Place Kojima Shinya 9.5/11 (IM, JPN, 2401)
3rd Place Yamada Kohei 8/11 (FM, JPN, 2136)
4th Place Aoshima Mirai 8/11 (JPN, 2272)


私以外の3名は、全日本初入賞となります。久々の全日本で優勝をした野口さん、百傑の優勝に続き安定したプレーを見せた山田くん、私に勝ってトーナメントを盛り上げた青嶋くん、皆さん好ゲームを見せてくれ、最後まで面白い全日本だったと思います。私は今年も2位に終わりましたが、この数年の全日本で初めてFIDE レイティング+-0 で落とさず、国内のレイティングは2500近くまで上がりそうです。これを励みに、また今後も一層頑張っていきたいと思います!

そして忘れてはならないのは、今回入賞の4名には、来年の9月にジョージアのバツミで開催されるオリンピアードの出場権利が与えられることです! 野口さんはドレスデン以来2回目、山田くんはバクーに続き3回目、そして青嶋くんは初のオリンピアード出場のチャンスです。参加の意思確認はまだ先ですので、皆さんが参加するかどうかはまだ分かりませんが、このメンバーで臨めたら良いですね。言うまでもなく私はトリノから連続、7回目のオリンピアードに出場する気満々です。

Kojima, S (IM, JPN, 2401) - Mitsuya, N (JPN, 2102)
Japan Chess Championship 2017 (11)

1. Nf3 Nf6 2. c4 e6 3. d4 b6 4. g3 Ba6 5. Qa4



私はQueen's Indian Ba6 のラインには、長く5. Qa4 を指しています。試合前日にはMamedjarov のゲーム全てに目を通して準備をしてきました。

5... Bb7 6. Bg2 c5 7. dxc5 bxc5


かつて羽生さんもトレーニングで選択してきたラインです。7... Bxc5 8. 0-0 0-0 9. Nc3 Be7 10. Rd1 Na6 11. Bf4 Nc5 12. Qc2 Qc8 13. Rd4 d5 14. Rc1!? と指すのがもう1つの準備でした。

8. O-O Be7 9. Nc3 O-O 10. Rd1 d6 11. Bf4 Qb6 12. Rd2 Rd8 13. Rad1 Ne4??



三ツ矢さんはこの変化を深く知らなかったようで、早い段階でブランダーを出してしまいました。このようにピースを捌くのは黒にとって楽な展開になることが多いですが、このポジションではd6 へのプレッシャーを甘く見ています。代わりに13... h6!? 14. Qb5 Ne8 15. g4 という流れを予想していました。

14. Nxe4 Bxe4 15. Bxd6!


バックランクでのメイトがあるため、黒のd8 のルークは8段目を離れることができず、d6 を取りに来たピースを消すことができません。これで1ポーンアップとなった白は、黒のクイーンサイドのピースの展開とバックランクが弱いことを利用して、さらにチャンスを拡大します。

15... Bc6 16. Qc2 Bxd6 17. Rxd6 Rxd6 18. Rxd6 Qc7 19. Qd3 g6



ここでのポイントは、19... Bd5 20. Rxd5! exd5 21. Ng5!+- という流れでも白が勝勢だということです。黒は一時的にルークを取って駒得ですが、d5 とh7 取りのダブルスレットが強く、受け切ることができません。

20. Rd8+ Kg7 21. Ng5 Bxg2 22. Kxg2 1-0


最後は8段目のピンと、キングへのさらなる攻撃を受け切れず、黒はリザインしました。私は逆転優勝のために必ず勝たなければいけないゲームでしたので、こうして勝てて胸をなでおろすことができました。9R での負けが痛く、野口さんには一歩及びませんでしたが、勝ったゲームからも負けたゲームからも、学べることが多い全日本だったと思います。これから他のプレーヤーのゲームにも目を通し、面白い棋譜を発掘したいと思います。

最後になりますが、百傑に続いてChessResults を利用してペアリングを公開してくれたYumiさん、ありがとうございました。他の全日本およびゴールデンオープン参加者に皆さんもお疲れ様でした。今年の試合はまだ半分も終わっていませんので、全日本が終わっても燃え尽きず、また次の大会でお会いしましょう!

2016/09/22

Club Championship 2016 Day2 Tournament Report


大盛況だったクラブ選手権 Photo by Hasegawa

21日に行われた、クラブ選手権2日目のレポートです。初日を1勝1敗1ドローだった私たち、東京バイリンガルチェスクラブB は、4R で大学生を中心としたSophia A と2勝2敗のドロー、5R で中学生を中心とした麻布学園チェスクラブB を3勝1ドローで下し、最終戦で上位テーブルに戻ってきました。最後は東京大学OB とのマッチで、私は久々に石原くんとの対戦になります。

Kojima, S - Ishihara, T
Club Championship 2016 (6)

1. Nf3 Nf6 2. c4 b6 3. g3 e6 4. Bg2 Bb7 5. O-O Be7 6. d4 d5?!



オーソドックスなQueen's Indian になるかと思いましたが、石原くんはここでd7-d5 を突いてきました。かつて小林くんとも指したことがありますが、このタイミングでポーンを進めるのは良くないと私は考えています。6... 0-0 7. Re1 d5!? であれば、黒はe4 をがっちりと抑えることで、Rf1-Re1 を無効化できるため、悪くないタイミングでしょう。しかし本譜であれば、白は理想的なRf1-Rd1 をテンポロスすることなく指すことができます。

7. cxd5 exd5 8. Nc3 O-O 9. Bf4 c6 10. Qc2 Na6 11. Rac1 Rc8?!


これも白にとってはラッキーです。Bg2-Bh3 はどこかで指しておきたい1手です。

12. Bh3! Ra8 13. Rfd1 Re8 14. Ne5 Bd6 15. a3 Nh5 16. Qf5



ここは私はチャンスだと思い、f5 にクイーンを進め、f7 を狙いました。別のアイディアでは、16. e3!? Nxf4 17. exf4+/= と指して、e5 のナイトをしっかりとサポートするのも面白いでしょう。

17... Bxe5!


私はこのアイディアを軽視していました。黒はここで黒マスビショップを諦めても、いずれf7-f6 から取りかえすことができます。

17. Bxe5 g6 18. Qd7 Bc8?!



これは予想していましたが、黒にとってベストではありません。18... Re7! 19. Qxd8 Rxd8 20. g4 f6! 21. gxh5 fxe5=

19. Qxd8 Rxd8 20. g4!?


ここは悩みながらも、20. Bxc8 Raxc8 21. g4 f6 (21... Ng7 22. e4!) 22. gxh5 fxe5 23. hxg6 exd4 24. gxh7+ Kxh7 25. Rxd4+/= ではなく、本譜をチョイスしました。異色ビショップでも、a1-h8 のダイアゴナルを抑えられるのであれば、十分に勝つアドバンテージがあると考えたのです。

20... f6 21. gxh5 Bxh3 22. Bxf6 Rf8 23. Be5 gxh5 24. e4 Kf7!?



この手は私にとって予想外で、少し困ってしまいました。黒からはRf8-Rg8+ というわかりやすいスレットがあり、h5 のポーンも絶妙に働けるようになってしまいます。ここでのピースサクリファイスを正確に読めず、白はここからアドバンテージを手放すことになります。

25. exd5 Rg8+ 26. Bg3 cxd5 27. Nxd5!?


27. Rd3! h4 28. Rf3+ Ke8 29. Nxd5 hxg3 30. Nf6+ Ke7 31. Nxg8+ Rxg8 32. Rxg3+/= サマーオープンでの山田くんとの試合でもそうでしたが、私は2ピース vs. ルークの形勢判断が少し苦手です。2ポーンを取り、a6 のナイトがプレーに戻ってくるのを遅らせば、ルークを持つ白が有利であると判断できませんでした。ただし、もちろん本譜も悪くありません。

27... h4 28. Nc7 hxg3 29. Nxa6?!



ここも恐れず、2ピースvs. ルークにするべきでした。29. Nxa8 gxf2+ 30. Kxf2 Rxa8 31. b4!+/= このポジションの形勢判断もまだまだ難しいですが、本譜は少し黒にチャンスを与えすぎです。

29... gxf2+ 30. Kxf2 Rg2+ 31. Kf3 Rxb2


マテリアルはイコールですが、黒の一番困っていたa6 のナイトを捌かせてしまい、ビショップvs. ナイトの構図にしてしまいました。この時点でチームの負けはほぼ決まっていましたが、個人賞のためにはこれを勝ちにいかなければいけません。

32. Rc7+ Kf6 33. Rdc1 Rb3+ 34. Kf4 Bg2 35. R1c3 Rxc3 36. Rxc3 Rd8 37. Ke3 Rd7 38. Rc7



ルークを残してプレーするのはリスクが高いと判断し、ビショップvs. ナイトのエンドゲームにします。キングサイドのポーンマジョリティーは抑えられるので、問題はdファイルのパスポーンが働くかどうかです。

38... Ke7 39. Kf4 Bf1 40. Rxd7+ Kxd7 41. Nb4 Kd6 42. Ke4


ナイトを安定した状態で、相手キングを制限するためには、e3 まで持ってくることのがベストだと判断しました。しかし、すぐにNb4-Nc2-Ne3 とすれば、キングがf4 から動けず、クイーンサイドのポーンマジョリティーを止めに行けません。そこで私はキングをd3 まで運べるようにしたうえで、ナイトをe3 に切り替えることにします。

42... a5 43. Nc2 Bg2+ 44. Kd3 b5 45. Ne3



これでクイーンサイドのポーンは抑えつつ、黒キングが近づくことを防げているので、負けはなくなったと思いました。ここから勝つチャンスを作り出すアイディアをひねり出そうとします。

45... Bh3 46. Ke4 Bc8


このポジションで勝ちにいくならば、d4-d5 を突くしかないと思いました。しかしこのタイミングでd4-d5 を実行した場合、Kd6-Kc5 の後でクイーンサイドのポーンとdポーンの勝負がどうなるか、残り少ない持ち時間で読み切ることができませんでした。そこでもう少しキングを動かしながら、機を伺うことにします。

47. Kd3 Be6 48. Kc3 Bh3 49. Kd3 Be6 50. Kc3 Bh3 51. Kd2 Bd7 52. Kc2 Be6 53. Kd3 Bc8 54. Ke4 Bb7+ 55. d5!?



私はここで負けも覚悟しながら、d4-d5 を実行します。先ほどと違うのは、黒がビショップをc8 から動かしているため、d7 を抑えるためにはもう一度、Bb7-Bc8 と手を使わなければいけない点です。これならば白にチャンスはあると考えました。

54... Bc8!?


結論から言えば、この手でもドローですが、私は54... Kc5 を警戒していました。55... Kc5 56. Ke5 b4 57. axb4+ axb4 58. d6 Bc8 59. Nd1 b3 60. Nb2 Bd7 61. Nd1 Kc6 62. Nb2 こうなればお互いにパスポーンをブロックしあい、進展がなくドローになるでしょう。

56. Kd4 Bh3 57. Nd1 Bd7



黒にとって最もシンプルなのは、57... Bg2 58. Ne3 Bh3= と指すことでしょう。後ろからd5 のポーンを狙えば、白はc3 にナイトを回す暇をえられず、すぐにドローです。

58. Nc3 b4 59. axb4 axb4 60. Ne4+ Ke7 61. Kc4 Bf5 62. Ng3 Bb1!


この手以外、黒はドローに持ち込むことはできません。d5 までポーンを進め、d4 にキングを置き、チェックで黒キングを遠ざけるという理想的な条件まで作っておきながら、ドローになってしまうことに気付いて少し落ち込みましたが、それでもここまでやってみて良かったと思います。とても勉強になりました。

63. Kxb4 Kd6 64. Kc4 Ba2+ 65. Kd4 Bxd5 66. Nf5+ Ke6 67. Ng7+ Kf7 68. Kxd5 Kxg7 1/2-1/2



私と2B がドローで、東京大学OB には3-1 での負けです。私自身、個人賞を逃したのは残念ですが、チームメイトの子供たちは、全員が2P 以上を獲得してレイティングを稼いでいます。みんな、頑張りましたね!


今回のチームメイトたちです。中学生、大学生、そして社会人チームを相手によく健闘しました。これまで麻布や慶應のメンバーでチームを組むことが多かった私にとって、今回のクラブ選手権は新鮮で、とても楽しいものになりました。


上位入賞はトップシードに近いチームが埋めました。桑田くんが率いる慶應OB-C が今年こそ優勝かと思いましたが、最終戦でそのチームを破った大阪が5P。そして4勝2ドローと安定した強さを見せた麻布OB-A、慶應OB-C に負けた以外、全勝の麻布OB-B が5P で並びました。タイブレークの順は、麻布OB-B、大阪、麻布OB-A となっています。みなさん、おめでとうございます!

今年のクラブ選手権は、31チームがエントリーし、130名を超えるプレーヤーが会場に集うこととなりました。日本最大のトーナメントとなったクラブ選手権は、来年も今年以上に盛り上がることが期待されます。私もチーム編成はどうなるかわかりませんが、また来年もどこかのチームで参加したいと思います。それではまた、次のトーナメントでお会いしましょう!

2016/07/02

北千住例会 7/2

今日は5か月ぶりに松戸チェスクラブの例会に参加するため、北千住に足を運んできました。2試合とも難しいゲームでしたが、なんとかどちらも勝ち切ることができました。後半のラウンドで指した、東野さんとのゲームをご紹介します。

Kojima, S (IM, JPN, 2461) - Higashino, T (JPN, 2013)
Kitasenju (2)

1. Nf3 Nf6 2. c4 e6 3. d4 b6 4. g3 Bb7 5. Bg2 Be7 6. O-O O-O 7. d5 exd5 8. Nh4 Re8 9. cxd5 d6 10. Nf5 Bf8 11. Nc3 Nbd7 12. Bg5 h6 13. Bf4 a6!?



Queen's Indian d5 Gambit で、黒がポーンを取らないラインは、かつてマレーシアで1試合指したことがあります。その際は13... a5 から、Nd7-Nc5 と進みましたが、この試合では黒はb6-b5 を目指します。いずれにせよ、スペースの広さとcファイルのコントロールにより、白が優勢でゲームを進めることができるでしょう。

14. Rc1 b5 15. Qd4 Qb8!?


スペースの狭い黒は、クイーンの置くマスを工夫します。ここではQd8-b8-Qa7 とクイーンをぶつける作戦で、a8 のルークの活用を図ります。

16. Rfe1 Qa7 17. Qd2 Rac8 18. e4 Ne5 19. b3 Qb8 20. h3 Ng6 21. Be3!



正直に言えば、Ne5-Ng6 を見落としており、e4 を取られて白の優位は消えてしまうものと最初は考えました。しかし、よくよく読んでみると、2つのポーンとクイーンの交換後、白はアクティブなピースと形の良いポーンストラクチャーを持つことがわかり、それでもアドバンテージがあると考え直しました。もう一つの候補手だったのはクイーンが上がる手ですが、21. Qd4?! Nxf4 22. gxf4 c5! 23. dxc6 Rxc6= と進めば黒は満足でしょう。

21... b4 22. Na4 Nxe4 23. Qxb4 Bxd5


ここは駒交換を進めてくると思いましたが、23... Nf6 24. Nc3+/= と進める変化もありそうです。

24. Qxb8 Rxb8 25. Rxc7 Nf6 26. Rd1 Bxg2 27. Kxg2 d5 28. Bd4!?



d4 をブロックし、d5 の孤立ポーンを攻撃できるようにすれば、白は満足なエンドゲームになります。ここからもきっちりと指せたと思っていましたが、一つミスがありました。

28... Ne5 29. Nb6 Re6 30. Re1?


ここは難しい手ですが、30. Nc8 から、e7 のマスを狙うのが良かったようです。時間のない中、自信無く指したRd1-Re1 には、黒の上手い返し手があります。

30... Rbe8?


30... Ne8! 31. Rc8 (31. Rc2 Nd3! 32. Ree2 Ne1+ 33. Rxe1 Rxe1 34. Nxd5 Rd8=/+; 31. Ra7 Nc6!-+) 31... Rxc8 32. Nxc8 Nc6= このようにc7 のルークをアタックし、ピースを捌いてしまえば、黒は危機を脱することができました。このワンチャンスを黒が逃したことで、勝負は決まりです。

31. Ne3!+-



こうしてd5 を2つ目のナイトでアタックしてしまえば、黒には満足なディフェンスがありません。

31... Bb4 32. Rd1 Ba5 33. Nbxd5


一瞬ひやりとしましたが、ナイトフォークでエクスチェンジを取り返せるため、黒マスビショップの攻撃を恐れる必要はありません。

33... Nxd5 34. Nxd5 Rd8 35. Rc5!



少し迷いましたが、ピースを捌いてa6 が落ちるところまで読めたので、このように単純に進めることにしました。

35... Nc6 36. Be3 Kh7 37. Rdc1 Re5 38. Rxc6 Rdxd5 39. Rxa6 Bd2 40. Rd1 1-0


クイーンサイドに2コネクテッドパスポーンを持つルークエンディングでは、白の勝ちは明らかです。黒番でも試したいオープニングができたので、久々に北千住まで足を運んだ甲斐がありました。また日程があえば、松戸チェスクラブの例会には顔を出したいと思います。

2016/05/29

22nd IVL Tournament Report


今日は22回目となるIV League が開催されました。私は仕事のため、午前2試合のみの参加で、午後の3試合は蒔田くんとバトンタッチです。初参加のTu さんを含め、7名の参加者でラウンドロビンが行われ、結果は以下のようになりました。

1st Place Baba Masahiro 4.5/5
2nd Place Kojima Shinya & Makita Hiroshi 4/5
3rd Place Tran Thanh Tu 3.5/5


馬場さんは4連勝後、Tu さんとドローで後続を振り切り、3回目の優勝を決めました。馬場さん、おめでとうございます! 私はTu さんと桑田くんに勝ちで抜け。交代した蒔田くんは、馬場さんにこそ負けたものの、残り2戦を勝って、私と蒔田くんペアが2位となりました。日本チャンピオンになったばかりのTu さんは、初戦で私に負けたのが響き、追い上げも届かず3位止まりです。参加した皆さん、お疲れ様でした。

Kojima, S (IM, JPN, 2400) - Tran Thanh Tu (CM, VIE, 2290)
22nd IVL (1)

1. d4 Nf6 2. Nf3 e6 3. c4 b6 4. g3 Ba6 5. Qa4 Bb7 6. Bg2 Be7 7. Nc3 O-O 8. Qc2 c5 9. d5!?



Queen's Indian で始まったゲームは、私の好きなd4-d5 ギャンビットとなりました。とは言え、このタイミングでのポーン捨ては私も経験が無く、手探り状態です。21st Century Gambit (1. d4 Nf6 2. c4 e6 3. Nf3 b6 4. g3 Ba6 5. Qc2 c5 6. d5 exd5 7. cxd5 Bb7 8. Bg2 Nxd5) との違いを考えながら、黒のd7 のポーンを弱点として残す方法を模索します。

9... exd5 10. cxd5 Na6 11. a3 Nxd5 12. Nxd5 Bxd5 13. Bf4 Bc6 14. Rd1 Rc8 15. O-O Nc7 16. e4?!


d7 を残すのであれば、このようにd5 のマスを抑えるべきだと考えましたが、ポーンの代償は十分ではないでしょう。代わりにここでは、シンプルにポーンを取り返す方法があります。16. Ne5! Bxg2 17. Kxg2 d5 18. Nc6 Qd7 19. Nxe7+ Qxe7 20. Bxc7 Rxc7 21. Rxd5+/= 白は少し良いと思いますが、黒がきちんと指せばドローになりそうです。

16... Ne6 17. Be3 Qc7 18. Rd2 Bf6 19. Rfd1 Qb7 20. Nh4!?



e4 を守るのであれば、この手しかないと判断しました。ポーンストラクチャーを乱しても、e4 を残し、d7 をアタックできるチャンスを窺います。

20... Bxh4 21. gxh4 Qc7 22. Rd6 Qd8 23. h5 h6 24. e5 Bxg2 25. Kxg2 Qh4?!


ここは思わず飛び出したくなる形ですが、白に簡単にd7 を返してしまうのは危険です。25... Rc7=/+ と落ち着いてポーンを守り、白のキングサイドの弱さを突くのは後にするのが良かったでしょう。白はアタックとディフェンスを兼ねた次の手で、互角以上の形勢にできそうです。

26. Qf5! c4 27. Rxd7 c3 28. bxc3 Rxc3 29. Rxa7 b5?



29... Rc4 30. h3! Nf4+ 31. Kh2+/- これでも白は有利ですが、時間の無い中、このように正確に指せた自信はありません。本譜では、f7 へのアタックを早く作った白が、決定的なチャンスを得ます。

30. Rdd7!+- Nd8 31. Ra8 Rc4 32. Raxd8!


このディフレクションで勝負ありです。白はクイーンでf7、g7 を取れればメイトです。

32... Rg4+ 33. Kf1 Rxd8 34. Rxd8+ 1-0



最後はg4 のルークを取り、ピースアップで白勝ちです。序盤、少し無理をしすぎましたが、中盤でうまく守りながら、盛り返せたのは良かったですね。オリンピアードまで様々なトレーニングをして、地力をつけていきたいと思います。

2015/08/29

Nagoya Open 2015 Day1 Tournament Report


「最近、グルメレポートが少ないんじゃないですか?」と何度も言われているので、今回は少し頑張ります。名古屋オープン初日、6時26分東京発の新幹線に乗り、9か月ぶりの名古屋を目指します。朝ご飯は東京駅で購入した、とろ~り煮あなごめし。朝6時にもかかわらず、東京駅の駅弁売り場は大変な混雑でした。8月最後の週末ですし、皆さん、夏休み最後の遠出をするのかもしれませんね。


名古屋に到着してからすぐ、昼ごはん用ゲットしたのは、去年出会ったコンパルのエビフライサンドです。あまりの美味しさに一瞬で虜になり、もはや名古屋遠征では欠かせません。個人的にはこれを食べると、名古屋に戻ってきたことを実感します。


9時30分ぎりぎりに会場に滑り込み、参加者とペアリングをチェックします。初戦の相手は元生徒で、同じく関東からの遠征組であるヒーバートケンジくん。Caro-Kann Classical で早目に満足なポジションにし、経験の差を発揮して無事に勝利を収めました。エビフライサンドの昼食後は、去年の名古屋オープンでも対戦した、権田さんとの対戦です。

Kojima, S (IM, JPN, 2465) - Gonda, G (JPN, 2127)
Nagoya Open 2015(2)

1. Nf3 Nf6 2. c4 e6 3. d4 b6 4. g3 Bb7 5. Bg2 Be7 6. O-O O-O 7. d5 exd5 8. Nh4 c6 9. cxd5 Nxd5 10. Nf5 Nf6?!



1月にイングランドのIM Eggleston と指して以来の、Queen's Indian d5 Gambit です。数日前に、ナイトをこちらに退く変化を軽くチェックしましたが、メインラインの10... Nc7 に比べると、すぐにはBe7-Bf6 ができず、やや窮屈に感じます。

11. e4 d5 12. Nc3 dxe4 13. Nxe4 Nxe4 14. Bxe4


白はナイトを一組消されましたが、e4 のビショップがc6 とh7 力強くにらみ、1ポーンの代償は十分です。黒はc6 のポーンを落とすことなく、b8 のナイトを展開するのは難しいでしょう。

14... Bc8



このビショップを退くアイディアは、このラインでは時々見られるものです。f5 のナイトは確かに黒から見れば厄介ですが、ピースの展開のリードとダブルビショップがあれば、白はf5 のナイトを消しても優勢でしょう。本譜の代わりに、14... Bf6 15. Nd6 Ba6 16. Re1+/- このようにナイトがd6 に侵入するような形も、白が指しやすそうです。

15. Nxe7+ Qxe7 16. Re1!


シンプルな手ですが、このように相手クイーンをターゲットにし、ルークをゲームに参加させる手はいつでも有力です。

16... Be6 17. Bf4 Rd8 18. Qh5 h6? 19. Bxh6!



黒は18... g6 しかありませんが、それはそれで黒マスが弱く、長期的な弱点を抱えます。本譜では白はビショップをサクリファイスし、黒キングの前を開いて勝負ありとなります。

19... gxh6 20. Qxh6 f6 21. Bf5 Rd6 22. Re4 1-0




2R 終了後、会場の隣になる矢場公園では、子供たちの踊りが行われていました。このイベントは昨日からの3日間、名古屋市内で開催されている『第17回 にっぽんど真ん中まつり2015』というものだそうです。名古屋市内の各地で、子供から大人まで様々な団体が踊りを披露しています。最終日の明日も、なんとか天気がもつと良いですね。


こちらは踊りを見た後に食べた、鬼怒川温泉土産のとち餅です。きなこのかかったお餅に、黒蜜をかけていただきます。いまさらですが、昨日の夕方までは栃木県の日光市にいたことを考えれば、すごい移動距離ですね(笑)

さて、おやつ後の3R は、昨年の名古屋オープン優勝者、ベトナムのWCM Phan さんに黒です。昨年はPhan さんに白を持って負けてしまいましたが、今年は小さなチャンスを掴み、50手以上かけて勝ちを手繰り寄せました! これで初日は3連勝となり、南條くん、青嶋くんを破って、同じく3連勝の三ツ矢さんとの対戦を迎えます。


帰り道、矢場町駅の地下街で見つけた壁画ですが、どう見てもポーンです(笑)


初日のラスト、夕飯は名古屋駅近くの地下街、エスカで探すことにしました。本当はうなぎを... と考えていましたが、勧められた備長という有名店は並びすぎていて断念。味噌カツや手羽先など名古屋名物が揃うお店へと足を運ぶことにしました。私は味噌カツならぬ、どてカツ丼(カツにどて煮をかけたもの)と、名古屋コーチンの親子丼セットにしました。明日はしっかり試合に勝って、うなぎを食べたいと思います!

2015/03/15

The Highest Level Training in Japan on 12th March Vol.2


3月の羽生さんのトレーニング記事、第2弾です。この日のお昼は沖縄料理が休業、イタリアンが満席だったため、近くの焼肉へ。昼食の席での話題は、チェスがカペル、将棋が王将戦についてなどでしたが、共通の話題として、2020年のWMSG がありました。先日の記事で私も書きましたが、東京への誘致活動が本格的なり、さらには東京での実現となれば、日本の将棋界、チェス界にも大きな影響があるでしょうね。

さて、午後の試合は色を入れ替え、私が白番です。トレーニングが終わって振り返ってみれば、黒で久々に勝てたことで、リラックスしてゲームに臨めたと思えます。

Kojima, S (IM, JPN, 2403) - Habu, Y (FM, JPN, 2398)
Training (2)

1. Nf3 Nf6 2. c4 e6 3. d4 b6 4. g3 Ba6 5. Qa4!?



まさかの羽生さんによる初のQueen's Indian でしたが、用意していたQa4 Variation で冷静に対処します。ハンガリーで指そうと研究だけはしていましたが、ようやく実戦の機会に恵まれました。しばらく定跡通りに進みます。

5... Bb7 6. Bg2 c5 7. dxc5 bxc5


c5 にピースを残す変化に対しては、7... Bxc5 8. O-O O-O 9. Nc3 Be7 10. Rd1 Na6 11. Bf4 Nc5 12. Qc2 Qc8 13. Rd4!? d5 14. Rc1+/= が良いのではないかと考えています。

8. O-O Be7 9. Nc3 O-O 10. Rd1 Qb6 11. Bf4 d6 12. Qb3!?



12. Rd2 Nc6! は黒が満足で、12. Rab1!? もあまり好きな形ではありません。そこでクイーンを早めにぶつけ、その後でルークをdファイルに重ねる作戦を取ります。

12... Rd8 13. Rd2 Nbd7 14. Rad1 Ne8 15. e4!?


ここは難しい判断ですが、2つのポーンでd5 のマスを抑え、d6 のポーンを固定してしまいます。悩むのはクイーン交換を許して良いのかどうかですが、私はOK だと考えました。もう少しゆっくり試合を進めるのであれば、15. Qc2 とクイーンを下げてから、e2-e4 を行うべきでしょう。

15... Qxb3 16. axb3 a6?!



私は試合中、e4-e5 からのブレイクが決まれば、白が良いエンドゲームになると思っていました。そこでそれを防ぐためのe6-e5 を羽生さんに提案しましたが、これには驚く返しがありました。16... e5 17. Bxe5!


Analysis Diagram

先まで読み切るのは難しいですが、このポーンは取ることができます! b7,e7 のビショップにダブルアタックがかかることを、試合でも検討でも見落としていました。17... Nxe5 18. Nxe5 dxe5 19. Rd7 Rxd7 20. Rxd7 Bf8 21. Rxb7 Nd6 22. Rc7 Rb8 23. Rxc5 Rxb3 24. Nd1 Rb4 25. Bf1 Nxe4 26. Rxe5+/=

17. e5!



ここは白からブレイクのチャンスです。私の考えでは、白のダブルポーンよりも、黒のc5 の孤立ポーンのほうが負担になります。

17... Nxe5 18. Nxe5


ここは少し時間をかけ、どちらのピースでナイトを取るか考えました。本譜は自然に見えますが、ビショップからもありえる手です。18. Bxe5!? dxe5 (18... g5!?) 19. Rd7! (19. Nxe5 Rxd2 20. Rxd2 Bxg2 21. Kxg2+/= これが私のイメージしていたポジションで、白がやや良いながら、これならば本譜でのようにビショップを残すが自然だと考えました。) 19... e4 20. Rxe7! (20. Ne1?! Bc6! 21. Rxe7? Rxd1 22. Nxd1 Kf8 23. Rxe8+ Rxe8=/+) 20... Rxd1+ 21. Nxd1 exf3 22. Rxb7 fxg2 23. Nc3+/-


Analysis Diagram

このポジションは、ルークの侵入している白が明らかに優勢です。Rd2-Rd7 のアイディアは、頭にありながらも、なかなか実行できませんでした。

18... Bxg2 19. Kxg2 dxe5 20. Bxe5?!



ここで難しいのは、ルーク交換のタイミングです。私は黒がルーク交換を避けながら戦える1つの変化が見えていながら、このタイミングでの交換に踏み込めませんでした。20. Rxd8 Rxd8 21. Rxd8 Bxd8 22. Be3!+/= この手を私は見落としていました。正直にe5 のポーンを取るよりも、c5 を取ってパスポーンを作ったほうが、白は勝つチャンスを作りやすいのは明らかです。

20... f6?


20... Rxd2! 21. Rxd2 Ra7! 羽生さんはこのアイディアを見つけられなかったのでしょう。b8 のマスを使えないのであれば、b7 からb3 をアタックするのが、黒の唯一可能な反撃でした。 22. Na4 Rb7 23. Rd3 f5=

21. Rxd8 Rxd8 22. Rxd8 Bxd8 23. Bb8!+-



これで黒にはポーンを守る方法がありません。後はゆっくりとピースのポジションを改善し、シンプルなエンドゲームを目指すだけです。

23... Ba5 24. Na4 Bb4 25. Ba7 Kf7 26. Bxc5 Bxc5 27. Nxc5


黒のナイトはここからアクティブな反撃を作るチャンスもなく、残りは時間の問題です。

27... Nc7 28. Kf3 Ke7 29. Ke4 Kd6 30. b4 Kc6 31. Nb3 Kd6 32. f4 h5 33. h3 g6 34. Nc5 Ke7 35. Kd4 Kd6 36. Ne4+ Ke7 37. g4 hxg4 38. hxg4 f5 39. Nf2 Kd6 40. g5 Ne8 41. Nd3 1-0



ルーク交換のタイミングだけは小さなミスがありましたが、他はほぼ完ぺきな指しまわしだったと思います。この日はラピッドの後でポジションの研究を軽めにし、最後に5/2 のブリッツで締めました。ハワイでしっかりと成果が出るかは分かりませんが、羽生さんに時間を割いていただいてトレーニングをし、そこで学んだことを無駄にしないような試合をしてこられればと思います。ハワイには、3日後の水曜日、夕方の便で向かいます。

2014/12/29

Chess in Kecskemet 2015 New Year GM 2nd round


この日は朝起きて部屋を出ると、10人のプレーヤーがすでに試合を始めていて、少し焦りました(笑) この年末年始のトーナメントも、GM, IM, FM の各クラスで試合が行われており、会場は様々な国籍のプレーヤー、そしてそれを見守る家族で賑わっています。特にIM クラスは7人のプレーヤーによる、14R ダブルラウンドロビンです! 私が言うのもなんですが、こんな年の瀬まで試合をするとは、皆さん、本当にチェスが好きですね!

前日にFominyh に負けた私は、再び白を持って第2戦、イングランドのIM Eggleston との試合に臨みます。これから自分も2400台になる以上、同じレベルのプレーヤーに、白で連敗は許されません。

Kojima, S (FM, JPN, 2356) - Eggleston, D (IM, ENG, 2416)
Chess in Kesckemet 2015 New Year GM (2)

1. Nf3 Nf6 2. c4 b6 3. g3 Bb7 4. Bg2 e6 5. O-O Be7 6. d4 O-O 7. d5!?



このシャープな1ポーンサクリファイスラインは、7. Re1 の変化と並び、Quenn's Indian 対策として興味があり、かつて研究したことがありました。今回の遠征では、7. Re1 を使うつもりでしたが、前夜に気が変わり、徹底的にこの変化を調べ直して、実戦投入です。

7... exd5 8. Nh4 c6 9. cxd5 Nxd5 10. Nf5


黒が1ポーンをキープするために、ビショップの働きを悪くする(ビショップと同じ色にポーンを置く) 間に、白はナイトを5段目まで進めます。g7 を狙いつつ、d6 への跳びこみを見せるこのナイトは、7. d5!? サクリファイスのラインのキーピースとなります。

10... Nc7 11. e4 d5 12. Nc3 Nba6!?



さぁ困りました!(笑) 12... Bf6 はかなり調べたつもりでしたが、こちらには対策が浅かったです。それでも、d5 にプレッシャーをかけ続けるアイディアと、白の基本的なピースのセットアップは同じはずです。どこかでQd1-Qg4、もしくはQd1-Qh5 といったダイレクトなキングサイドアタックを実行するかは、迷うところでしょう。

13. Re1 Bf6 14. exd5 cxd5 15. Bf4


ラッキーなことに、これで12... Bf6 のラインに戻りました。白は素早いピースの展開と、d5 へのプレッシャーで、十分にポーンの代償があるポジションですし、d5 を取り返してもアドバンテージのある形です。

15... Bc8 16. Nd6 Be6 17. Nxd5 Bxd5 18. Bxd5 Nxd5 19. Qxd5 Bxb2 20. Rad1 Qd7?



ここで私の準備を外れますが、すぐにこの手が悪手であることに気が付きました。20... Nc5 (b2 のポーンが消えたことで、c5 はナイトにとって、非常に安定したマスとなります。) 21. Re8!? (フィンランドのGM Nyback のアイディアですが、ドローにしかなりません。) 21... Rxe8 22. Qxf7+ Kh8 23. Qd5 Qd7 24. Nf7+ Kg8 25. Nh6+= これでドローになるということは、意外なことにEggleston も知っていたようで、試合後に確認しました。彼としては、勝負にいくつもりの20... Qd7 だったのでしょうが、これがすでに致命的なミスとなります。

21. Bg5!


シンプルですが、白に十分なアドバンテージをもたらす1手です。白はe7 にビショップを入れても、ルークを入れても勝てる形で、黒には満足なディファンスがありません。皮肉なことに、ルークをつなげようとクイーンを上げたことで、白のBf4-Bg5 に対して、Bb2-Bf6 が指せなくなっています。

21... Nc7


21... Bf6 22. Bxf6 gxf6 23. Qh5!+- ならば、白は次にNd6-Nf5 で、黒キング決定的な攻撃を仕掛けることができます。

22. Qb3! Ne6 23. Nf5!



慎重に読んだ末、これでゲームオーバーだと結論付けます。ナイトをe6 まで回して、eファイルをふさぎつつ、g5 のビショップをアタックするのが黒のディフェンスのアイディアでしたが、白はナイトをf5 に退けば、b2 のビショップを取った後、g7 へのメイトスレットを作ることができます!

23... Bd4 24. Be3!


これでピースを取った白は、後は黒の反撃(とも呼べない無駄なあがきですが...) を捌いて、勝利を収めます。

24... Ng5 25. Nxd4 Nh3+ 26. Kg2 Qg4 27. Qd5 Rad8 28. Qf3 Qc8 29. Nf5 Rxd1 30. Rxd1 1-0



初戦、白で敗れたときはどうなることかと、さらに言ってしまえば、IM タイトルが確定したことで、気が抜けてしまったのかと不安になりましたが、この勝利でその思いを払拭できました! イングランドのIM Eggleston はまごうことなき実力者ですが、そんな彼が連敗スタートになるので、やはりGM クラスは一切の油断ができません。

12/27 15:30 Kojima, S (FM, JPN, 2356) - Fominyh, A (GM, RUS, 2438) 0-1
12/28 15:00 Kojima, S (FM, JPN, 2356) - Eggleston, D (IM, ENG, 2416) 1-0
12/29 15:00 Groszpeter, A (GM, HUN, 2456) - Kojima, S (FM, JPN, 2356)
12/30 15:00 Kojima, S (FM, JPN, 2356) - Ilincic, Z (GM, SRB, 2434)
12/31 15:00 Payen, A (IM, FRA, 2333) - Kojima, S (FM, JPN, 2356)
01/01 16:00 Fominyh, A (GM, RUS, 2438) - Kojima, S (FM, JPN, 2356)
01/02 15:00 Eggleston, D (IM, ENG, 2416) - Kojima, S (FM, JPN, 2356)
01/03 15:00 Kojima, S (FM, JPN, 2356) - Groszpeter, A (GM, HUN, 2456)
01/04 15:00 Ilincic, Z (GM, SRB, 2434) - Kojima, S (FM, JPN, 2356)
01/05 15:00 Kojima, S (FM, JPN, 2356) - Payen, A (IM, FRA, 2333)

+1 Fominyh, Payen
0 Groszpeter, Ilincic, Kojima
-2 Eggleston

さぁ、今日は2年ぶり、Groszpeter とのリベンジマッチです。Ilincic とGroszpeter が揃うと、Sax のことを思い出してしんみりしてしまいそうですが、そのこととは別に、試合は試合です。最近はSicilian を指しますが、かつてはCaro-Kann のスペシャリストだったGroszpeter に、Caro-Kann で挑んできます!


勝利を収めて元気のはずですが、それはそれ、これはこれということで、ティラミスをいただきます。Wi-Fi を繋ぎに来ているこのイタリアンレストランも、この日は接続が不安定でした。ここもダメになった場合、私はどこでブログを書けば良いのでしょうか(笑)

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