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2021/02/13

Chessinside Semifinal 4 Vol.1


韓国のチェスYoutube チャンネル、Chessinside で試合をしてから1週間が経ちました。IM Ahn Honjin くんとの試合は残念ながら4.5-1.5 で敗れてしまいましたが、NCS チャンネルの応援配信は多くのかたにご視聴いただけたようで嬉しかったです。遅くなりましたが、配信をしてくれた弘平くん、解説の南條くん、放送を見てくださった皆さんに感謝致します。

森内チャンネルの告知も終わりましたので、ようやくChessinside の振り返りも進めていこうかと思います。12月に比べれば良い内容のゲームも多かったですが、その分ポイントを取れなかったことが悔やまれます。初戦は黒で有利な局面から勝ちを逃してドロー、2局目は白ながらひどい内容で負けてしまったため、3局目はどうしても負けたくない状況でした。

Hongjin - Shinya_Kojima
Chessinside Tournament Semifinal 4 (3)

1. c4 e6

全日本選手権ではNimzo-Indian を用意しており、English Opening には1. c4 e6 とやってみました。現在はQueen's Gambit Declined を指すつもりですが、1. c4 e6 はしばらく続けてみます。

2. Nf3 d5 3. d4 Nf6 4. e3 c5


Slav もかなり長く指していた私にとって、c7-c6 を省いてc7-c5 とできるSemi-Tarrasch の形は基本的に満足です。 5. Nc3 a6 6. cxd5 exd5 7. g3!?5. cxd5 exd5 6. Bb5+!? の2つは、白番で指したことがあります。

5. b3 Nc6 6. Bb2 cxd4 7. Nxd4 Bb4+ 8. Bc3 Bd6

クイーンサイドにフィアンケットを組むのは少し早いと思い、一度チェックしてビショップをc3 に上がらせ、浮かせた状態にしておきます。このビショップは将来的にNf6-Ne4Ra8-Rc8 でターゲットにできるため、黒のBf8-Bb4-Bd6 のような組み直しは手損として考えなくてOKです。

9. Be2 O-O 10. Nxc6 bxc6 11. Nd2 e5 12. cxd5 cxd5


黒はナイトを1つ交換したうえで、センターにポーンを並べてますます満足な状況です。近年流行のSemi-Tarrasch の変化(1. d4 Nf6 2. c4 e6 3. Nf3 d5 4. Nc3 c5 5. cxd5 Nxd5 6. e4 Nxc3 7. bxc3 cxd4 8. cxd4 Bb4+ 9. Bd2 Bxd2+ 10. Qxd2) を白黒逆にしたような形ではありますが、2つ目のピースを交換していないため、窮屈な白は少し指しづらいのではないかと思います。

13. O-O Bf5 14. Bb2 Qe7

このクイーンをどこで使うか悩むところですが、d6 の位置のビショップとの相性で考えればa3-f8 のダイアゴナルを協力して抑えつつ、h4-d8 のダイアゴナルにも利きを残しておき、将来的にh4 に飛び出すようなチャンスも残しておきます。

15. Re1 Rad8 16. Nf1 Bb4


e1 のルークはe2 のビショップを守り、f1 のマスを守る役割がありますが、こうしてビショップで狙われてしまうという弱点があります。しかし他に白でどう指すかも難しく、Ra1-Rc1 としても次にクイーンを動かす場所がありません。

17. Ng3 Bc8

ここはビショップをどこに逃がすか迷いました。g6 に逃げるのが最も自然に思えますが、g7-g6, h7-h5-h4 がナイトを攻めつつ、キングサイドから仕掛けるアイディアとして面白いため、g6 のマスをビショップで埋めてしまって良いのか迷いました。試合中は考えてなかったのですが、17... Bxe1 18. Nxf5 Qd7 としてビショップを取ったナイトに当て返す手もありました。

18. Rf1 g6 19. Rc1 h5 20. Bd3 h4 21. Ne2 h3


予定通りhポーンを伸ばしていきましたが、3段目までいくかどうかは悩みます。本譜のようにh3 までポーンを刺してキング前の白マスを弱めるのも1つの手ですが、21... Bd6!? のように退いてh2 を狙い直すのもありえます。難しいのはd6 のビショップの利きを単純にe5-e4 と突くと、d4 のマスやa1-h8 のダイアゴナルを弱めてしまい、そこを利用される反撃に気を付けなければいけません。

22. g3 Bb7

c8 にビショップを退いたこととh3 までポーンを伸ばしたことを利用するならば、b7 にビショップを組みなおすのは自然だと感じました。白は黒からのe5-e4d5-d4 のどちらにも気を付けなければいけません。

23. f3 Bc5


h1-a8 のダイアゴナルを閉じられた代わりにe3 ポーンが弱くなったため、黒マスビショップをそこに向けて組み直します。

24. Qd2 Bb6?!

自分の頭にあったのはどこでe5-e4 を仕掛けるかだったため、c5 のビショップがルークに当たっている状態は不安定だと考え、ビショップを一度退いておくことにしました。しかし、24... Ne4! が黒が見つけるべきだった手で、e3 を守るために上がったクイーンを攻撃しつつ、dファイルを強引に開いてなだれ込めば黒の勝勢でした。

25. Bb1 Rfe8 26. Kh1 Rd7


白マスビショップに逃げられてしまった以上、Nf6-Ne4e5-e4 と仕掛けるのは難しく、チャンスを作るならばd5-d4 だと思っていました。ただ17手目でビショップをどこに退くかなど、時間を使いすぎたところが多く、この時点で残り時間がほとんど残っていませんでした。早めに仕掛けるのであれば、26... Ng4!? 27. fxg4 Bxe3! 28. Qxe3 d4+ でクイーンを取れば黒は勝てそうです。

27. Ng1 Qe6 28. a4 d4 29. e4 d3 30. a5 Bd8 31. b4 1-0

ここでe4 を切れるかは考えて、ナイトをクリックしてe4 の移動させようとしたところで時間が落ちました。実際、31... Nxe4! 32. fxe4 Bxe4+ 33. Nf3 Qg4 34. Qf2 Qxf3+ 35. Qxf3 Bxf3+ 36. Rxf3 e4 として2コネクテッドパスポーンを作れれば黒が勝てそうです。これを読むのに時間を使いすぎ、勝勢で時間を落としてしまったのは残念でした。10/3 のラピッドはまだまだ慣れておらず、難しいですね。次の機会に恵まれるかまだ分かりませんが、もう少しこのタイムコントロールも練習していきたいと思います。

2021/02/06

森内チャンネルチェスシリーズ Vol.3


昨晩公開された、森内チャンネルのチェスシリーズ第3弾です。折り返しとなる今回はチェス実戦編ということで、私と鈴木さんの対局をお届けしています。真剣勝負というよりも、前回のルール編から続く流れで、チェスがどのように始まり終わるのかの説明や、それぞれの駒の動きはどうだったかを確認するようなゲームになっています。動画の中に出ている1-8、a-h の文字は編集で追加されたものであり、実際のゲーム中には見えていないものです。そのため森内さんの「d4 にナイトを~」 というような説明に、鈴木さんがついていくのが大変そうでした(笑)

そして第1弾、第2弾の動画の最後に紹介されていたChessinside の準々決勝4 の対局が、いよいよ今夜21時からスタートします。森内チャンネルでも宣伝していただきましたし、NCS チャンネル、Chessinside 以外の個人配信でも扱っていただけるところがあるようですので、情けないゲームをしないよう頑張ってこようと思います。皆さん、こちらの放送もお楽しみに!

♯67 いよいよチェス実戦編!森内チャンネルチームが小島プロに挑戦!
【日韓IM対決】chessinside Tournament 準々決勝4 2021.02.06【小島さん応援配信】

2021/01/11

Chessinside Tournament Information

ご挨拶が遅くなってしまいましたが、明けましておめでとうございます。2021年最初のブログ記事更新です。今年も様々なチェス情報をお届けしていきたいと思いますので、Shinya Kojima のブログをよろしくお願い致します。

昨年末に韓国から誘いがあって参加したChess Inside の企画が、バージョンアップして今月から再開されます。Chess Inside は韓国のチェスファン向けに、韓国語でチェス配信を行うYoutube チャンネルです。12月には韓国のプレーヤー3名、私の計4人でノックアウト形式のトーナメントが行われ、私はCM Kwon Sehyun に敗れて、韓国若手プレーヤーの強さを思い知りました。

新しい企画では韓国のプレーヤー4名に、海外のプレーヤー4名を加えた計8名が集まりました。今週から毎週土曜日の夜、1か月半かけてノックアウト形式トーナメントが開催されます。昨日行われた参加プレーヤーのミーティングでペアリングも決まりましたので、試合日程とペアリングをお知らせします。

<大会日程>

準々決勝1 1/16 (Sat) 21:00 IM Lee Junhyeok (KOR) vs. IM Nanjo Ryosuke (JPN)
準々決勝2 1/23 (Sat) 21:00 CM Kwon Sehyun (KOR) vs. GM Dmitiry Khegay (RUS)
準々決勝3 1/30 (Sat) 21:00 Joel Pierce Fruit (KOR) vs. IM Christopher Woojin Yoo (USA)
準々決勝4 2/6 (Sat) 21:00 IM Ahn Hongjin (KOR) vs. IM Kojima Shinya (JPN)

準決勝1 2/13 (Sat) 21:00 準々決勝1勝者 vs. 準々決勝2勝者
準決勝2 2/20 (Sat) 21:00 準々決勝3勝者 vs. 準々決勝4勝者

決勝 2/27 (Sat) 21:00 準決勝1勝者 vs. 準決勝2勝者

<大会形式>

chess.com でのノックアウトトーナメント

1) 10min+3sec Rapid 6局
2) Tie-Break1: 3min+2sec Blitz 2局
3) Tie-Break2: 5min vs 4min Armageddon 1局

今週末、1/16 はいきなり韓国の若手トッププレーヤーであるIM Lee と、IM 南條くんが対戦する注目のカードです。この対戦はNCS チャンネルでも放送が予定され、実況が篠田くん、解説は私が入ります。NCS チャンネルのリンクも先ほど公開されましたので、土曜日夜は実況動画をご覧になりながら、一緒に南條くんを応援しましょう。NCS チャンネルのチャンネル登録がまだのかたは、ぜひこの機会にどうぞ。

【日韓IM対決】chessinside Tournament 準々決勝1 2021.01.16【南條さん応援配信】

私は準々決勝4からの参戦で、相手は韓国のIM Ahn Hongjin です。韓国の若手プレーヤーのオンラインでの早指し力は、先月いやというほど噛み締めましたので、4週間弱しっかり準備をして試合に臨みたいと思います。こちらもNCS チャンネルでの放送が決まりましたら、あらためてお知らせさせていただこうと思います。日本人プレーヤー2人の応援をよろしくお願いします!

2020/12/06

Chessinside Invitational Tournament Preview

数日前、Chess.com のスタッフを務める韓国のプレーヤーから、オンライン企画の案内がありました。その内容は、韓国の若手トップクラス3名と私の4名で、ノックアウト方式のトーナメントをやらないかというものです。元々は別の韓国のプレーヤーが参加予定でしたが、それがキャンセルとなり、私に白羽の矢が立ちました。急な話ではありましたが、年末までのスケジュールを確認し、参加することを決めました。以下、トーナメント形式です。

<大会日程>

セミファイナル1: 12月12日(土) 21;00-23:30 Kwon Sehyun vs. Kojima Shinya
セミファイナル2: 12月19日(土) 21:00-23:30 Kim Jinsoo vs. Lee Junhyeok
ファイナル:12月26日(土) 21:00-23:00

<大会形式>

chess.com でのノックアウトトーナメント

1) 10min+3sec Rapid 6局
2) Tie-Break1: 3min+2sec Blitz 2局
3) Tie-Break2: 5min vs 4min Armageddon 1局

<選手情報>

Lee Junhyeok - 2020 Korea Masters優勝、 韓国ランキング1位
Kim Jinsoo - 2020 Korea Masters準優勝、韓国ランキング3位
Kwon Sehyun - 2020韓国選手権優勝

試合は3週間、週末の夜を使って行われます。同じ相手と連続でラピッド6局はあまり経験がありませんが、3.5P以上を取るのにどのようなプレーをすべきか、作戦が問われそうで面白いですね。ちなみに6局に満たずに決着がついても、6局目まで指し切るとのことです。オンライン対戦ですので、今年のOnline Olymapid で採用されたZoom とカメラ、Chess.com を利用した不正防止対策が取られます。Online Olympiad は運営もスムーズでしたので、今回もつつがなく進むことを願っています。

私は12日のセミファイナル1 から登場で、対戦相手は今年の韓国チャンピオン、オリンピアード韓国代表のKwon Sehyun と昨晩決まりました。もしここで勝てれば、19日の勝者と26日に決勝を行います。ラピッドだということもあり、何を指してくるかは予想しづらいですが、今週しっかり用意をして対局に臨みたいと思います。また自分の結果がどうあれ、現在の韓国若手No.1 IM Lee Junhyeok のプレーもとても気になるところです。今回のイベントは韓国のYoutube チャンネル、ChessInside で放送予定のほか、NCS のYoutube チャンネルでも放送が可能かどうか、現在打診中です。日本、韓国両方のチェスファンに、面白い対局をお届けできるよう頑張ってきます!

Chessinside Youtube チャンネル
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