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2014/04/03

Country Roads LO The Final Day - Good Bye Ko Lanta -


Lanta Open 2014 入賞者たち

タイ前半のトーナメント、Lanta Open は無事に最終戦を勝って締めくくることができました。私は結局、昨年のBrno Open 同様に3位入賞ですが、今回はリスト1でしたし、ㇾイティングは大幅ダウンなので、喜んではいられません。それでもやはり、入賞したという記録は嬉しいものです。

Lanta Open 2014 Winners

1st place Mojzis. J (CZE, 2138, right)
2nd place Wiwatanadate. P (THA, 2062, center)
3rd place Kojima. S from (FM, JPN, 2361,left)

Lanta Open 2014 Final Standings



そしてクロージングセレモニー後は打ち上げです。私は適当に話したいプレーヤーたちと挨拶を済ませ、早々に部屋に戻ったはずでした。しかし、日付が変わる直前にKalousek に呼び出され、なぜかチェコ人6人、インド人1人の飲み会に参加することに。英語とチェコ語が激しく飛び交う中で、最初は日本のチェスと将棋の話などの真面目な話でしたが、私もハイネケンの瓶一本をすぐに飲み干し...

Vinod (インド)「俺の妻はなぁ! ひどいんだ!」
Razskazov (チェコ)「インドって一夫多妻制? 奥さんは2人、3人?」
Paldus (チェコ)「コジマは奥さん何人も持てそうだよね。」(チェコ語で)

こういったよく分からない話題で笑い転げていました。そして、Vinod が飲みすぎでふらふらになる頃に私も部屋に戻り、ようやく休めるはずでした。しかしその後、ルームメイトのJina お爺ちゃんが泥酔状態で運び込まれ、ベッドから2回転落して怪我をし、介抱してベッドを明け渡し、とうとうこのランタ島最後の夜、眠ることを諦めたのです(笑)


朝の5時半過ぎにこっそりと部屋を抜け出した私は、散歩中の鶏を観察したり、(普通に車道を歩いてましたよ!)


最後の朝に再び海に入り、朝日を拝んだりしていました。これもJina お爺ちゃんが泥酔してくれたおかげ(?)なのですが、やはりお酒はほどほどに。酔って倒れて怪我をするなんて、ダメなお酒の飲み方です。(ちなみに別れ際、Jina お爺ちゃんは元気だったので、怪我は大したことありません。)


そして、Lanta Villa Resort を出発する直前、レストランでお世話になったタンさんから、お土産にとミサンガを貰いました。アンダンテで出会った人たちの中には、こうしたミサンガを足に巻いている人もいましたが、私はオーソドックスに腕に付けて、12日からのバンコクの試合に臨もうと思います。それでは、これでランタ島編を終わりとします。1週間以上のお付き合い、ありがとうございました!

2014/04/02

Country Roads LO 7th Round - The Last Game in Ko Lanta -


Lanta Open 最終日の今日、午後に少し島内を散歩してみることにしました。まずはいつものビーチをこれまでとは反対側にひたすら歩き、砂浜の果てがどうなっているのかを確認しにいきます。


会場となっているLanta Villa Resort 以外にもホテルがしばらく立ち並んでいましたが、そこを抜けると浜の終わりから道路に出ることができました。しかし、細い車道を一本渡ると、そこはまた海でした。自分がいる場所の地理もよく分からず、ちょっと不思議な感覚です。


こちら側の海には海水浴客はおらず、時折点在する島の間をボードが行きかう様子が見えました。これも小さな島なのでしょうが、まるで海から植物が生えているように見えます。


こちら側は砂浜ではなく、岩礁地帯でした。それにしても4月の頭とは思えない陽気で、感覚としては35度ほどだったと思います。


しばらく海沿いの道を歩いてから、Lanta Villa へと戻る細道へと入ります。いかにもタイの田舎道といった道路を走るのは、こちらの相乗りタクシーでしょう。私も途中で「タクシー必要か?」と声をかけられました。


さらに道中、このような鳥を発見! あまり日本で見かけることはないですが、ひょっとすると軍鶏(シャモ) でしょうか?


炎天下を1時間歩いた後は、良く冷えた水を美味しく感じるものです。このサイズの水が20バーツ、訳65円で購入することができます。

島内散策から戻った後は、一度シャワーを浴びてから試合の準備を進めます。最終だけはきっちり勝って、次のBCCO に備えなくてはいけません。

Kojima, S (FM, JPN, 2361) - Jiruse, J (CZE, 2021)
Lanta Open (7)

1. d4 d5 2. c4 c6 3. Nf3 Nf6 4. Nc3 dxc4 5. a4 Bf5 6. Ne5 e6 7. f3 h6?!



見たことのない手に少し焦りますが、黒がそんなに得をするとも思えません。基本通り、センターを確保して試合を進めます。

8. e4 Bh7 9. Be3!


ここはc4 をどちらで取るか、保留しておくのが賢い選択だと考えました。9. Bxc4 Nbd79. Nxc4 c5!? はどちらも気になる変化です。

9... Bb4 10. Bxc4 Nbd7 11. Nd3!



この手がちょうどビショップに当たるため、c4 をどちらで取るか、保留しておいた甲斐がありました。

11... Be7 12. O-O O-O 13. Qe2 Qa5 14. Rab1!?


いつもであれば、Ra1-Rc1, Rf1-Rd1 と組む形ですが、クイーンがa5 に来たのを見てプランを変更します。

14... e5 15. b4 Qc7 16. Rfc1 Rad8



私はこのポジションでは、d4 をすぐに取る一手だと思いましたが、16... exd4 17. Nb5! (見落としていた一手です。シンプルに17. Bxd4?! Bd6! 18. g3 Ne5 ならば、黒としては十分なカウンタープレーとなります。) 17... Qc8 18. Nxd4+/- こうなれば、白に大きなポジショナルアドバンテージがあるのは明らかです。

17. d5!


指した直後に、もう1つの手を思いつきました。17. dxe5 Nxe5 18. Nb5 Qb8 19. Bxa7 (これで1ポーンアップかと思いきや、結構怪しい形勢です。) 19... Qa8 20. Nxe5 cxb5 21. Bxf7+ Rxf7 22. Bb6 Rff8 23. Bxd8 Qxd8 24. Rd1 Qb6+ 25. Kh1 Qe6 こうなると形勢不明です。このように怪しくする必要は全くないため、本譜で問題ありませんでした。

17... Nb6 18. Ba2 Qb8 19. a5 cxd5?!



試合中、それはないだろうと読んでいました。しかし、19... Nbd7 20. dxc6 bxc6 21. b5! (白はルークのために2つのオープンファイルを開きにいきます!) 21... c5 (21... cxb5 22. Nxb5 Rc8 23. Nxa7+-) 22. Na4+- このように進んでも、次にc5 のポーンを取って白勝勢でしょう。完全にb,c にルークを回したことが生きたポジションです。

20. axb6 d4 21. bxa7 Qd6 22. Bf2!


ここはピースが生きるような変化があるのではないかと読みましたが、結局見つかりませんでした。そこで白の勝勢が一番わかりやすい形を目指します。

22... dxc3 23. Rxc3 Qa6 24. b5 Qa5 25. Rc2 Nd7 26. b6 1-0



a7 に突き刺さったパスポーンは落ちず、黒がゲームを続ける気をなくすのも納得です。勝たなければいけない相手に勝ち、なんとか一息ついて、タイの後半戦へと臨めそうです。


注目の最終戦1,2B は、1B が黒勝ち、2B がドローでした。


ランタ島の夕焼けもこれで見納め。明日の便でクラビからバンコクに戻ります。

Lanta Open Schedule and Results

03/27 17:00 R1 Kojima, S (FM, JPN, 2361) - Solaroli, R (ITA, 1907) 1-0
03/28 17:00 R2 Hasler, U (SUI, 1987) - Kojima, S (FM, JPN, 2361) 0-1
03/29 17:00 R3 Kojima, S (FM, JPN, 2361) - Mojzis, J (CZE, 2138) 1/2-1/2
03/30 17:00 R4 Paldus, P (CZE, 2033) - Kojima, S (FM, JPN, 2361) 0-1
03/31 17:00 R5 Kojima, S (FM, JPN, 2361) - Wiwatanadate, P (THA, 2062) 1/2-1/2
04/01 17:00 R6 Kalousek, Z (CZE, 1986) - Kojima, S (FM, JPN, 2361) 1-0
04/02 17:00 R7 Kojima, S (FM, JPN, 2361) - Jiruse, J (CZE, 2021) 1-0

2014/04/01

Country Roads LO 6th Round - A Missed Blunder -


今日から4月、新年度ですね。日本では進級や就職で環境が変わった人もいるかと思いますが、私は相変わらずタイの南部でのんびりプレーしています。しかし、昨日のゲーム内容と結果には少し危機感を覚えなくてはいけないですね... 残り2戦をきっちり勝たなくてはいけません。


可愛いもの好きの私の心をくすぐる赤い生物は、タイの女子プレーヤー、Atikankhotchasee が持っているバッグです。彼女はレモンと名付けているそうですが、本当の名前はタイ語ではエイリアンを意味するのだとPoompong がこっそり教えてくれました(笑)


日本では電柱にあるような貼り紙が、ヤシの木に貼られています(笑) 格闘技のイベント告知のようです。


地面に落ちているヤシの実もありました。頭上注意です。

6R の相手はチェコの青年、Kalousek です。試合を見る限り、ポイントを落として良い相手ではありません。優勝のためには、黒でも当然勝ちにいく一戦です。

Kalousek, Z (CZE, 1986) - Kojima, S (FM, JPN, 2361)
Lanta Open (6)

1. e4 c6 2. d4 d5 3. Nc3 dxe4 4. Nxe4 Bf5 5. Ng3 Bg6 6. h4 h6 7. Nf3 Nd7 8. Bd3 Bxd3 9. Qxd3 e6 10. Bd2 Ngf6 11. O-O-O Be7 12. Kb1 Qb6 13. Rhe1 O-O!?



相手は13手目までほぼノータイムで指してきたので、私とSean のゲームを研究してきたのでしょう。再び13... c5 でも良かったのですが、Vitugov のゲームから学んだ新しいアイディアを使うことにしました。

14. Nf5 exf5 15. Rxe7 Qd8 16. Re2 Ne4


Vitugov のオリジナルゲームでは、白のポーンがh5 にありましたが、h4 にあるほうが黒はクイーンで狙いやすいため、こちらのピースを取り合うラインを選択しました。

17. Bb4 Re8 18. g4!?



これは私にとって予想外の手でした。ピースを捌けば、h4, f2 に孤立ポーンを持つ白のほうが、エンドゲームで不利になるためです。

18... fxg4 19. Rxe4 Rxe4 20. Qxe4 gxf3 21. Be7 Qa5 22. Qxf3


22. d5 cxd5 23. Rxd5 Qc7 と進んでも、黒に問題はないでしょう。

22... Re8! 23. Bd6 Qd5!?



オープンファイルをとったことで、すでに黒が指しやすいのは理解していましたが、何がベストか分かりませんでした。23... Re1! (当然考えましたが、読み落としがありました。) 24. c3 (24. b3?? Qd5!-+ こんなシンプルなタクティクスが見えないとは... ) 24... Rxd1+ 25. Qxd1 Qf5+ 26. Qc2 Qf3=/+ こうしてしつこくf2 を狙い、黒がやや良いだろうというのが、コンピュータの評価です。本譜のようにクイーン交換をしても黒が良いだろうと考えていましたが、私の予想よりも形勢は難しいものでした。

24. Qxd5 cxd5 25. b3 Re2 26. f3 Re3 27. Rf1 Kh7!?


どう指すか迷った結果、キングをアクティブに使う決断をします。

28. Bf4 Re2 29. c4!?



このような自らのキングをカットオフさせるアイディアは私の好みではないため、試合中に過小評価していました。しかし、意外とこうしてすぐパスポーンを作られると、どう対応すべきか悩むところです。

29... Kg6!?


d5 にできるパスポーンは無視して、キングを前進させます!

30. Rg1+ Kf6 31. cxd5 Rf2 32. Rg3 b5 33. a4 a6!?


ここでよっぽど、33... bxa4 34. bxa4 Nb6 35. Be5+ Ke7 36. d6+ Ke6 37. Rxg7 Nxa4 と仕掛けようかと思いましたが、全く形勢が分からなかったので、もう少し仕掛けるタイミングを待つことにします。しかし、この後の変化を見る限り、ここで仕掛けるのがベターかもしれません。

34. axb5 axb5 35. Kc1 h5



ようやくh6-h5 が指せることを理解しました。狙いはg7-g6 もついてしまい、ナイトとキングをフリーにすることです。

36. Bg5+ Kf5 37. Be3?


37. Bd8 g6 38. Rg5+ Kf4 39. d6+/- は黒にとって痛い変化でした。キングがf4 に上がれれば黒にとって良いだろうと考えていましたが、b5 が落ちるのでは、苦しい展開になりそうです。

37... Rf1+ 38. Kd2 g6 39. Kc3?! Nb6!



これは実にありがたい流れです。白はキングを前進させようとしましたが、これは黒のカウンターの餌食です。

40. Rg5+ Kf6 41. f4


41. d6 Rxf3 42. Rxb5 Rxe3+ 43. Kd2 Re4 44. Kd3 Rxh4 45. Rxb6 Ke6 ならば、むしろ黒にチャンスがありそうです。

41... Rf3 42. Kd3 Nc8!



このナイトのマヌーバリングが見え、ようやく一息つくことができました。これでd6 を完全にブロックしつつ、h4 のポーン取りから満足なカウンターが作れそうです。ここで勝つチャンスが出てきたと思い、気を緩めたのが最悪でした。

43. Re5 Nd6?!


こういった形では、とっとナイトが上がっておくものだと思っていましたが、43... Rh3 からビショップをピンにしたまま、ポーンを取りにいくべきでした。

44. Ke2 Rh3 45. f5! Nxf5??



相手の勝負手である45. f5! の意味を全く理解せず、ナイトでポーンを取りました。そしてゲームは終わりました。代わりに45... Rxh4 46. fxg6 Kxg6 47. Rg5+ Kf6 48. Rg3 ならば、まだ難しい形勢です。

46. Bg5+ Kg7 47. Rxf5 1-0


パスポーンとそれを支えるビショップの組み合わせが見えていませんでした。Caro-Kann Classical では3年ぶりの負けで、今大会の優勝の目も消えました。レイティングも痛いですが、それ以上に自分の不甲斐無いプレーに腹が立ちます。なんとか明日こそ勝って、バンコクに戻らなくてはいけませんね。


今日は数日ぶりに表の大通りに。タイにもチェスセットが売ってることを確認しました

Lanta Open Schedule and Results

03/27 17:00 R1 Kojima, S (FM, JPN, 2361) - Solaroli, R (ITA, 1907) 1-0
03/28 17:00 R2 Hasler, U (SUI, 1987) - Kojima, S (FM, JPN, 2361) 0-1
03/29 17:00 R3 Kojima, S (FM, JPN, 2361) - Mojzis, J (CZE, 2138) 1/2-1/2
03/30 17:00 R4 Paldus, P (CZE, 2033) - Kojima, S (FM, JPN, 2361) 0-1
03/31 17:00 R5 Kojima, S (FM, JPN, 2361) - Wiwatanadate, P (THA, 2062) 1/2-1/2
04/01 17:00 R6 Kalousek, Z (CZE, 1986) - Kojima, S (FM, JPN, 2361) 1-0
04/02 17:00 R7

2014/03/31

Country Roads LO 5th Round - Player in the Dark -


バンコクから一緒だった父が一足早くランタ島を離れたため、私は昨日、部屋を移らなければならなくなりました。新しいルームメイトはチェコ人のお爺さんで、英語はほとんど喋れません。部屋にはエアコンがなかったり、鍵が南京錠でスペアがなかったり、ダブルベッドだったりしますが、なんとか無事に今日の朝日を拝んでいます(笑)


新しい部屋はLanta Vila Resort の一部ですが、少し離れた場所にバンガローが建っています。こちらの受付では、近隣の島でのスキューバダイビングの申し込みができ、今日は隣のピピ島に行くツアーの案内が出ていました。


ランタ島全土の地図。Lanta Vila Resort では、チェス以外のお客さんはほとんどがヨーロッパからの観光客のようです。


試合前のお昼ご飯は鶏肉のタイ風のチャーハン(カオ・パッド) とカレー。タイは仏教中心であるため、イスラム圏と違って鶏、豚、牛のどの肉も食べるうえ、エビ、カニなどのシーフードもよく食されます。カオ・パッドにはこの5種類のいずれかの具を選ぶことができ、エビ、カニだと少し料金が高くなるというのが、一般的なタイのレストランのスタイルだと思います。

さてLanta Open もそろそろ後半戦。今日は3/5/4 のトップ対決です。タイの青年、Poompong とは長い付き合いで、昨夜はタイと日本のチェスについて、多少語り合いました。そんな彼と、優勝の行方をうらなう重要なゲームのスタートです。

Kojima, S (FM, JPN, 2361) - Wiwatanadate, P (THA, 2062)
Lanta Open (5)

1. Nf3 c5 2. c4 Nc6 3. Nc3 e5 4. e3!?



少しこういったEnglish Opening も指せると良いかなと思って試しましたが、慣れていない形は全然だめです...

4... Nf6 5. a3 g6 6. d4 e4 7. Ng5 Qe7 8. d5 h6 9. Nxf7?!


この手は黒の展開を助けるだけで、形を崩したことは何も白にとってプラスに働きません。代わりに9. dxc6 hxg5 10. cxb7 Bxb7 と指すべきだったでしょう。

9... Kxf7 10. dxc6 dxc6 11. Be2 Bg7 12. O-O Rd8 13. Qc2 Bf5 14. b4 h5 15. b5 Nh7!?



Nh7-Ng5-Nf3+ というナイトのマヌーバリングはノーチェックで、意外と厄介であることにこの時点で気づきました。薄いキング周りのディフェンスを必死で探します。

16. Bb2 Ng5 17. Rfe1!?


ここはもう、何を指してもf3 に飛び込まれてしまうので、決死でこのアイディアで対抗しようとします。

17... Nf3+ 18. Bxf3 exf3 19. e4 Qg5 20. g3 Rd2 21. Qc1 Bh6?!



試合後に私が指摘したのは21... h4!! で、hファイルを開いてもう1つのルークをアタックに使えば、白はディフェンスがなかったでしょう。しかし、本譜はあまりに予想外でした。

22. exf5?


22. Na4! Bg4= ならば白問題なしというのが、無慈悲なコンピュータの評価です... Qc1-Qc3 がf6 を狙いつつ、f3 のポーンをアタックするアイディアになっていることを見落としていました。

22... Qxf5 23. Re4 Qh3?!



試合中、指されたらまずいと思っていたのは23... Rad8!! です。白のクイーンサイドのピースがどうしようもないことを利用して、ゆっくり手を作られると、黒が勝てそうに見えます。

24. Qf1 Qxf1+ 25. Kxf1 Rxb2 26. bxc6 bxc6 27. Rd1


ルークをアクティブに使うのが唯一の抵抗だろうと読んでいましたが、1つ痛い見落としたがありました。

27... Rd2 28. Rde1 Rd7?



28... Rd4! 29. Re7+ Kf8!-+ はお互いに見落としていた変化です。次にc4 取りだけでなく、Bh6-Bd2 がスレットになるので、白はいよいよ苦しい展開でした。

29. Na4 Rad8 30. Nxc5 Rd1 31. Re7+ Kf6 32. R7e6+ Kf5 33. R6e5+ Kf6 34. Re6+ Kf5 35. R6e5+ Kf6 36. Re6+ 1/2-1/2


この試合中、何度も停電になって時計をストップしましたが、明かりがなく全く周りが見えない状況は、試合中の私の心境を表しているようでした(笑) レイティングは痛いですが、なんとか負けのゲームをドローにしたということで、気持ちを切り替えて残りの2試合を戦おうと思います。

Lanta Open Schedule and Results

03/27 17:00 R1 Kojima, S (FM, JPN, 2361) - Solaroli, R (ITA, 1907) 1-0
03/28 17:00 R2 Hasler, U (SUI, 1987) - Kojima, S (FM, JPN, 2361) 0-1
03/29 17:00 R3 Kojima, S (FM, JPN, 2361) - Mojzis, J (CZE, 2138) 1/2-1/2
03/30 17:00 R4 Paldus, P (CZE, 2033) - Kojima, S (FM, JPN, 2361) 0-1
03/31 17:00 R5 Kojima, S (FM, JPN, 2361) - Wiwatanadate, P (THA, 2062) 1/2-1/2
04/01 17:00 R6
04/02 17:00 R7

2014/03/30

Country Roads LO 4th Round - Reliable Caro-Kann -


昨夜は全勝を逃して少し落ち込んでいましたが、近くのレストランで素晴らしいものを見つけました。それが写真右のマッサマンカレーです。分かりますか、マッサマンカレーですよ!

マッサマンカレーはタイ南部の料理でしたが、2011年に世界で一番おいしい料理と称されて、一気に話題を集めました。私もこれまでどこかで無意識に食べていたかもしれませんが、自分で注文して食べるのは初めてです。ココナッツベースに具は鶏肉とナッツ、ジャガイモ、タマネギなど。見た目に反してまったく辛くなく、マイルドで食べやすかったです。都内でも食べられる店があるそうなので、帰国したら行ってみようと思います。


そして、ハンガリーやチェコでもお世話になった、MAGNUM アイスとも再会しました。ヨーロッパでは見かけなかった数種類の味があるようです。バンコクでもチェックしてみないと分からないですが、MAGNUM はタイでもポピュラーのようですね。なぜ日本では見かけないのか...


会場にはこうした貝の風鈴がたくさんぶら下がっています。目の前の浜で拾って、ホテルのスタッフが作ったんでしょうかね。

今日の対戦相手はチェコのPaldus Petr。皆さん覚えていないと思いますが、昨年のPilsen Open 2R で対戦したプレーヤーです。この少人数の大会であれば当たると思っていましたが、チェコで対戦した相手と4か月後にタイで再戦することになるとは(笑) チェスの世界は広いようで狭いです。

Paldus, P (CZE, 2033) - Kojima, S (FM, JPN, 2361)
Lanta Open (4)

1. e4 c6 2. d4 d5 3. Nc3 dxe4 4. Nxe4 Bf5 5. Ng3 Bg6 6. Nf3 Nd7 7. h4 h6 8. h5 Bh7 9. Bd3 Bxd3 10. Qxd3 e6 11. Bf4 Qa5+ 12. Bd2 Bb4 13. Ne4 Ngf6 14. Nd6+ Ke7 15. Nc4 Bxd2+ 16. Nfxd2 Qc7



ここまでは、かつて寿樹くんとの実戦で指したことがあり、私はノータイム。対する相手は1時間を使っていました。オープニングの知識で勝負が決まるわけではないですが、このアドバンテージは結構大きいと思います。

17. Qa3+ c5 18. O-O-O Rhd8 19. Rh4 Kf8!


19... b5!? も考えられそうですが、私はドイツのDautov らの解説を読み込み、早めのキングエスケープが安全なアイディアであると学びました。

20. Ne4 Nxe4 21. Rxe4 b5!



ナイトを一枚交換してから、c4 のナイトを消しつつ、b5-b4 からクイーンも追い払えるようにします。22. dxc5? Nf6!-+ は少し見落としがちな狙いかもしれません。

22. Ne5 Nf6 23. Rf4 23... Rac8!


私はこれまでのCaro-Kann Classical で、dファイルにこだわりすぎて、cファイルをうまく使えずに勝ちを逃すことが多々ありました。ここでも、23... Rd5!? は考えられそうですが、c2 へのメイトスレットのほうが強力だと判断します。

24. g4?!



ここからは、ストレートに黒が駒得と大きなイニシアチブを握ります。24. Qxc5+ Qxc5 25. dxc5 Rxd1+ 26. Kxd1 Rxc5-/+ でも次にh5 が落ちて黒勝勢ですが、こちらのほうがまだ頑張れるのかもしれません。

24... b4! 25. Qf3 cxd4 26. Qe2 Rd5!


1ポーンアップした黒は、白の要のピースであるナイトを下げさせて完全に反撃を断ちます。

27. Nd3 a5!? 28. Rd2 e5! 29. Rf5 e4!



こうして駒をさらに捌いてしまえば、完全に勝負は決まりです。

30. Rxd5 exd3 31. Qe5 Nxd5 32. Qxd5 Qf4! 33. Qb3


33. Qd7 Rxc2+ 34. Kb1 g6-+ d8 でのメイトの狙いも、冷静にg7 にマスを作れば、捌くことができて黒勝ちです。

33... Rxc2+ 0-1



1番ボードはドローだったため、Poompong と並んでトップに戻りました。明日、彼との直接対決で、単独トップを狙います!


今日は砂浜で小さな蟹たちを発見。


3番ボードの女子対決は4時間を超えそうな熱戦です!

Lanta Open Schedule and Results

03/27 17:00 R1 Kojima, S (FM, JPN, 2361) - Solaroli, R (ITA, 1907) 1-0
03/28 17:00 R2 Hasler, U (SUI, 1987) - Kojima, S (FM, JPN, 2361) 0-1
03/29 17:00 R3 Kojima, S (FM, JPN, 2361) - Mojzis, J (CZE, 2138) 1/2-1/2
03/30 17:00 R4 Paldus, P (CZE, 2033) - Kojima, S (FM, JPN, 2361) 0-1
03/31 17:00 R5
04/01 17:00 R6
04/02 17:00 R7

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