今夜は久々に本の紹介です。こちらは2005年に、EVERYMAN CHES から出版されたCaro-Kann の本で、イングランドのNo.1 女子プレーヤー、Jovanka Houska によって執筆されました。彼女は2007年にもCaro-Kann の本を執筆しており、その内容を一新、パワーアップしたバージョンとなっています。私が2011年から愛用している、Caro-Kann Classical の13. Kb1 Qb6!? ラインについても、詳しく解説がされています。
そしてつい先日、この本にパラパラと目を通していたところ、私のゲームが掲載されていることに気が付きました。Exchange Variation の章に、カペルでかつて指した試合の変化が、黒十分と出ています。これには私も驚きました。
せっかくですので、こちらの試合を最後まで簡単にご紹介しておきます。
Groz, J (FRA, 2093) - Kojima, S (FM, JPN, 2329)
27th Cappelle (2)
1. e4 c6 2. d4 d5 3. exd5 cxd5 4. Bd3 Nc6 5. c3 Qc7 6. Ne2 Bg4 7. Qb3 Bxe2 8. Bxe2 Nxd4
現在では当たり前のように指すこの手も、初めて知った当時は驚いたものです。センターを完全に解消してしまえば、白にアドバンテージはありません。
9. Qxd5 Rd8 10. Bb5+ Nxb5 11. Qxb5+ Rd7 12. Be3 a6 13. Qa4 Nf6 14. Nd2 Nd5
GM Schandorff の本には
14... e6= と掲載されていますが、私は早くナイトが跳び、ビショップをアタックする手を好みました。
15. Qe4?! Nxe3 16. Qxe3 e6 17. O-O Bc5 18. Qe2 O-O=/+
ビショップナイトを交換し、f2 を綺麗に攻撃できている黒は、すでにアドバンテージがあると考えられるでしょう。
19. Nb3 Ba7 20. Rad1 Rfd8 21. Rxd7 Qxd7 22. h3 g6 23. Rc1 Qa4
どこにもプレッシャーをかけられていない黒は、細かくピースを振り、揺さぶりをかけていきます。
24. Ra1 Qf4 25. Rc1 h5 26. Rc2? Bxf2+!
このタクティクスで駒得となり、後は丁寧に指すだけです。
27. Kh1 Be3 28. Qf3 h4 29. Nd4 Qxf3 30. Nxf3 Rd1+ 31. Kh2 Bf4+ 32. g3 Bxg3+ 33. Kg2 e5 34. Ng5 f5 35. c4 e4 36. Re2 Be5 37. b3 Rd3 38. Ne6 Rg3+ 39. Kf1 Rxh3 40. Nc5 Rh1+ 41. Kf2 Rh2+ 42. Kf1 Rxe2 43. Kxe2 h3 0-1
2011年のカペルでは、たいして目立った活躍はできませんでしたが、こうして下に取りこぼすことなくポイントが取れたのは、良い点だったと思っています。それにしても、一部でも自分の試合が本に取り上げられているというのは嬉しいものですね! 今後もこうしたゲームをたくさんできるよう、頑張ってプレーしていきたいですね。