2018/12/15

Third Saturday GM December 2018 Tournament Preview2


昨日、ハンガリーからセルビアを抜ける長い旅路を経て、モンテネグロに到着しました。今月のThird Saturday の参加者は発表から変更なく、10人のラウンドロビンです。昨晩はリスト決めが行われ、私は黒の多いリスト8を引きました。今日から23日までのスケジュールは以下の通りですが、場合によっては変更もありえます。(内は日本時間です。)

12/15 14:00 (22:00) Tsolakidou, S (IM, GRE, 2387) - Kojima, S (IM, JPN, 2409)
12/16 14:00 (22:00) Kojima, S (IM, JPN, 2409) - Drasko, M (GM MNE, 2438)
12/17 09:00 (17:00) Lundin, J (FM, SWE, 2312) - Kojima, S (IM, JPN, 2409)
12/17 16:00 (00:00) Kojima, S (IM, JPN, 2409) - Nikcevic (GM, MNE, 2434)
12/18 14:00 (22:00) Stajonovic, M (GM, SRB, 2522) - Kojima, S (IM, JPN, 2409)
12/19 Rest Day
12/20 14:00 (22:00) Kushager, K (FM, IND, 2305) - Kojima, S (IM, JPN, 2409)
12/21 14:00 (22:00) Kojima, S (IM, JPN, 2409) - Benkovic, P (IM, SRB, 2401)
12/22 14:00 (22:00) Ivic, V (IM, SRB, 2497) - Kojima, S (IM, JPN, 2409)
12/23 10:00 (18:00) Kojima, S (IM, JPN, 2409) - Bodda, P (WIM, IND, 2273)

Third Saturday GM December 2018

私は今日、ギリシャ代表女子プレーヤー、Tsolakidou に黒を持ってのスタートです。ここ2大会は色に関係なく白星での初戦スタートを切れていますので、ここも頑張りたいですね。それでは今年最後のトーナメント、行ってきます!


ノビサドでのバス乗り換えの際に時間があったので、バスでたまたま一緒になった日本の男性と一緒にレストランへ。カラジョルジェヴァは豚肉か牛肉でチーズを巻いて揚げたもので、セルビアの名物肉料理です。


ノビサドからヘルツェグノビへ向かうバスを待つ際、外は凍える寒さでした。途中、休憩で寄ったセルビア南部では、軽く積もるほど雪も降っていたようです。

2018/12/12

Third Saturday GM December 2018 Tournament Preview


ブダペストのFirst Saturday が終わったばかりですが、私は今日、ブダペスト-ノビサド-ヘルツェグノビという陸路ルートで、モンテネグロへと向かいます。今月のThird Saturday のGM セクション参加メンバーは、以下のように発表されています。

Stajonovic, M (GM, SRB, 2522)
Ivic, V (IM, SRB, 2497)
Drasko, M (GM MNE, 2438)
Nikcevic (GM, MNE, 2434)
Kojima, S (IM, JPN, 2409)
Benkovic, P (IM, SRB, 2401)
Tsolakidou, S (IM, GRE, 2387)
Kushager, K (FM, IND, 2305)
Lundin, J (FM, SWE, 2287)
Bodda, P (WIM, IND, 2273)


はい、リストトップはMisha ですね(笑) 10年前のオリンピアードから日本チームのコーチになり、私も散々お世話になっていますが、FIDE公式戦では今回が初対戦となります。向こうは私が参加すること、わかっているんでしょうか? 他にも、16歳にして強豪国セルビアの代表入りを果たしたIvic も注目の存在です。今月も楽な戦いにはならなそうですね。どんな試合ができるか、楽しみにしています。

First Saturday GM December 2018 R9


ハンガリーのKantor とは、6年前にケチケメートのトーナメントで初めて出会って対戦をしました。ハンガリーの1999-2000年生まれの世代は、若くして才能を見出される子が多く、私も何人もハンガリーのIM, GM トーナメントで対戦してきました。2000年生まれのKantor は、未だにGMタイトルには届かず、すでにハンガリーの代表入りを果たした同い年の天才、Gledula Benjamin に比べれば少し遅れていますが、それでもハンガリーのトップジュニアプレーヤーの1人であることは間違いありません。彼との6年半ぶりの再戦は、このトーナメントで最も楽しみにしていた試合の1つです。

Kojima, S (IM, JPN, 2409) - Kontor, G (IM, HUN, 2512)
First Saturday GM December 2018 (9)

1. Nf3 d5 2. d4 Nf6 3. c4 e6 4. Nc3 c6 5. e3 Nbd7 6. Qc2 Bd6 7. Bd3 dxc4!? 8. Bxc4 b5 9. Be2



通常は7... 0-0 8. 0-0 dxc4 という手順が多いですが、ここはKantor は早速工夫を見せてきます。も白がビショップをd3 に退いた場合はキャスリングを遅らせ、9. Bd3 a6 10. O-O Bb7 とするつもりだったと試合後に教えてくれました。この変化が黒にとって良いかはさておき、白から有望視されているいくつかの変化を避けることができます。私もBc4-Bd3 と指すのがこれまでのメインでしたが、この試合のためにはBc4-Be2 を調べてきたため、この点は問題ありませんでした。

9... O-O 10. O-O Bb7 11. e4


羽生さんとも何回か指して研究した早いe3-e4 を、この最終戦で投入します。この3年ほどで、このラインには様々なアイディアが試され、進化してきました。11. Rd1 Qc7 12. Bd2 b4 13. Na4 c5 14. dxc5 a5 15. Rac1 Rac8 16. a3 Nxc5 17. Nxc5 Qxc5 18. Qxc5 Rxc5 19. Rxc5 Bxc5 20. axb4 Bxb4 21. Bxb4 axb4 は別のラインで、白が本当にわざかなアドバンテージでエンドゲームを戦うとして、Kantor と合意しています。

11... e5 12. dxe5 Nxe5 13. Nd4!?



ここで白がポーンを捨てるというアイディアが、この数年で爆発的に流行りました。黒としては多少のリスクを取って勝負にいく変化、安全にいく変化でいくつか種類がありますが、彼のチョイスは安全策でした。

13... Neg4 14. g3 Bc5


14... Bxg3 15. hxg3 Qxd4 16. Qd1! Qxd1 17. Rxd1 Rfe8 18. f3 Ne5 19. Be3 この変化は白がポーンダウンですが、ダブルビショップと黒マスのコントロールで、十分すぎる代償があります。実際にこの変化を数年前に羽生さんと試し、白で勝ったこともあります。

15. Nf5 Re8 16. Bf4 Qb6 17. Kg2



ここまで進み、お互いにドローラインを知っていることはなんとなくわかりました。ただし、まだその変化に跳びこむかは分かりません。ここでは白から、17. Bxg4!? Nxg4 18. Qe2 Nf6 19. e5 Bf8! 20. Be3 c5! 21. exf6 Qxf6 とする分岐もあり、これは黒がピースを捨てて白マスの強力な支配で戦うことになります。この変化は多少リスクがあり、難しいと思ったために今回の投入は避けました。

17... g6 18. h3 Ne5


18... gxf5!? 19. hxg4 Bd4 20. gxf5 Bxc3 21. bxc3 c5 22. f3 Rxe4! 23. Rae1 Rxf4!? 24. gxf4 Nd5 これはまた黒がエクスチェンジを切る評価の難しいポジションです。実戦はドローのゲームが2つありますが、もちろん結果はどうとでも転びうるでしょう。Kantor が勝負を仕掛けてくるならこの変化だと思い、試合を進めてきましたが、これも彼の好みではないようです。

19. Nh6+ Kg7 20. Bg5 Bd4 21. Bxf6+ Kxf6 22. f4 Nc4 23. Bxc4 bxc4 24. f5



f6 に上がってきたキングを目標にfファイルを開きますが、白の攻撃はアドバンテージを生み出すほどではありません。

24... c5 25. fxg6+ Kxg6 26. Nxf7 Rf8


ここは次にQc2-Qd2 から、g5, h6 の2つのマスに白クイーンが跳びこんでくる狙いを防ぐため、この1手しかないでしょう。

27. Nd5 Qxb2 28. Ne7+ Kg7 29. Nf5+ Kg6 30. Ne7+ Kg7 1/2-1/2



ここは白からナイトでパペチュアルチェックを入れるほかありません。2016年のFIDE Candidate のNakamura - Giri 戦で生まれたこの変化については、検討でもKantor と色々議論ができて勉強になりました。他のラインで登場する白の有望な変化は、どこかで試すことができると良いですね。

12/01 14:30 Gungl, T (FM, GER, 2358) - Kojima, S (IM, JPN, 2409) 0-1
12/02 14:00 Akshat, K (IM, IND, 2403) - Kojima, S (IM, JPN, 2409) 1/2-1/2
12/03 14:00 Kojima, S (IM, JPN, 2409) - Pacher, M (GM, SVK, 2446) 1/2-1/2
12/04 Rest Day
12/05 14:00 Kojima, S (IM, JPN, 2409) - Anisimov, P (IM, RUS, 2533) 1/2-1/2
12/06 14:00 Balint, V (HUN, 2333) - Kojima, S (IM, JPN, 2409) 1-0
12/07 14:00 Ilincic, Z (GM, SRB, 2405) - Kojima, S (IM, JPN, 2409) 1/2-1/2
12/08 14:00 Kojima, S (IM, JPN, 2409) - Farago, I (GM, HUN, 2360) 1/2-1/2
12/09 14:00 Shahaliyev, I (AZE, 2396) - Kojima, S (IM, JPN, 2409) 1-0
12/10 Rest Day
12/11 14:00 Kojima, S (IM, JPN, 2409) - Kontor, G (IM, HUN, 2512) 1/2-1/2

First Saturday GM December 2018

+3 Kantor, Akshat
+2 Anisimov
+1 Ilincic
+-0 Farago,
-1 Pacher, Kojima
-2 Shahaliyev, Gungl
-3 Bilmos

終わってみれば初戦以来勝ちは無く、この遠征最多の6ドローでした。先月のFirst Saturday ほど大崩れしなくて良かったのですが、それでもブダペストでは3か月連続で負け越し、レイティングもマイナスです。また気を取り直して、土曜日からモンテネグロで頑張ろうと思います。


オーガナイザーのNagy からは、First Saturday のロゴ入り石鹸を貰いました。ハンガリーでは手作り石鹸が名物になっています。

2018/12/11

JCF 設立


もう3日前のことですが、大きなニュースがハンガリーにいる私のもとにも跳び込んできました。日本チェス協会が発行している機関紙、チェス通信の最新号において、日本チェス協会が活動を終え、年明けに日本チェス連盟という新しい組織が設立されると発表されました。日本チェス連盟(JCF)の活動は来年1月末頃スタートだそうで、それに向けて現在組織作りに動いているようです。来年の新年チェス大会が、日本チェス協会が主催する最後の大会になる、ということですね。

現在、JCF の暫定執行委員は5名いて、全員が昨年のアービターセミナーで資格を取り(あるいはそれ以前に取得しており)、この1年間を振り返っても、大会運営に尽力してきたメンバーです。新しい組織作りに関しても、JCA と交渉をしながら進めてきたのでしょう。納得できる人選でした。ただし、このメンバーはあくまで暫定で、いずれ正式にJCF を動かしていくメンバーが決められるそうです。それらの時期や形式については、確実な続報を待とうと思います。

JCA には会計が不明瞭であることをはじめ、書き尽くせないくらい様々な問題があり、私や先輩たちも何度も協会とぶつかったり、交渉をしてきました。大会運営やペアリング、海外のFIDE 戦への参加などに関して、私がチェス協会に入会して頃から改善されてきたこともありますが、まだまだ不満を持つ人は少ないくないと思います。新しく設立される日本チェス連盟が行う組織運営、大会、普及活動においては、そうした問題が解消されることを多くのチェスファンが願っているでしょう。まだまだ寝耳に水で情報も少なく、来年からどうなるのか不安な人もいるかとは思いますが、私は新しいチェス界になることに期待し、JCF のスタートを見守ろうと思います。

2018/12/10

First Saturday GM December 2018 R8


Vilmos との試合の前日、水曜日の夜にShahaliyev から一通のメールが届きました。それによると、彼は月曜日にペーチ(ハンガリー西部の町)に帰らないといけないため、翌日の木曜日に試合ができないかとのことでした。私はすでに延期していたVilmos との試合を木曜に入れていたため、それを断り、代わりに休憩日である日曜に試合をしようと提案しました。Shahaliyev との試合が1日前倒しされたのには、そういった流れがあったのです。

Shahaliyev, I (AZE, 2396) - Kojima, S (IM, JPN, 2409)
First Saturday GM December 2018 (8)

1. e4 c6 2. d4 d5 3. Nd2 dxe4 4. Nxe4 Bf5 5. Ng3 Bg6 6. Nf3 Nd7 7. Bd3



このh2-h4-h5 を入れない変化は1つの候補として予想していました。昔から研究はしていても、公式戦で指されたのは今回が初めてです。hポーンの伸びがない分、白はキングサイドにキャスリングしやすいですが、その代わりに典型的なキングサイドので攻撃がないため、黒としてはメインラインよりも安全です。互いに手堅く、ドローにもなりやすい変化ではありますが、エンドゲームのテクニック次第ではどちらにも結果は転びうるでしょう。

7... e6 8. O-O Ngf6 9. Bxg6!?


黒がまだキャスリングをどちらにするか決めていない段階で、こうしてビショップを交換するのはhファイルを開かせてしまう危険があるように思えます。実際、私が試合前にチェックしてきた棋譜では、ほとんどが黒のキングサイドキャスリングを見て、ビショップを交換していました。黒には通常通りキングサイドにキャスリングする手堅いラインに加え、hファイルからのアタックに期待して、クイーンサイドにキャスリングするオプションが生まれました。私は少し考えた末に後者を選ぶことにします。

9... hxg6 10. Bf4 Nd5 11. Bg5 Be7 12. Bxe7 Qxe7 13. c4 N5f6 14. Qb3 O-O-O 15. a4?!



この手は少しゆっくりすぎるような気がします。15. Rfe1 としてd4-d5 のアイディアを見せておくほうが自然で良いでしょう。

15... Nh5 16. Ne4 Ndf6 17. Rfe1


17. Neg5 Nh7 を見つけ、上手くナイトを捌いてhファイルからの攻撃が現実味を帯びてくると考えていました。本譜のようにナイトが捌けても、もちろん黒は不満がありません。

17... Nxe4 18. Rxe4 g5


私はこの手で黒が指しやすくなったと思いました。黒の狙いはシンプルで、次にNh5-Nf6(Nh5-Nf4 も捨てがたいですが)、g5-g4 を組み合わせることでf3 のナイトを脅かし、d4 のポーンとh2 のポーンを攻撃できるようにすることです。さらにはg4 までポーンが進めば、h2 のポーンが動かしづらくなるため、ルークをhファイルにダブルで重ねる作戦が強力です。これに対して上手い白の対策が無さそうだと思ったわけです。

19. d5!



しかし、Shahaliyev はこの試合初めての長考の末、この手を指してきました。クイーンがe7 にいる以上、十分に気を付けているつもりでしたが、Nh5-Nf6 のテンポがあるので大丈夫だろうと、警戒心は少し薄くなっていたように思えます。

19... Nf6 20. Ree1 g4


黒には勝負のやり方が2つあり、ポーンを進めるのはその1つです。しかし、ポーンを取りにいって勝負するのであれば、20... cxd5 21. cxd5! (21. Nxg5 d4! は黒が指しやすく、こうするつもりはなかったと試合後にShahaliyev に指摘されました。) 21... Rxd5 22. Ne5 と指すべきだったでしょう。これは本譜と似ていますが、どうせナイトはe5 に跳ぶため、g5-g4 のテンポを使っていません。しかし、これでもNe5-Nc6 の跳び込みがあるため、c8 のキングはb8 に避けられず、白はポーンの代償を伴ってアタックができそうです。

21. Ne5 cxd5?



私は白のアイディアを理解したつもりで、相手のポーン捨てに付き合うことにしました。しかし、これで実質的にゲームは終わりです。白の開いたcファイルは私の予想していた以上に強力なアタックを生み出すものでした。代わりに、21... Qc7! 22. dxe6 Rh5 23. Qg3 Rh5 24. Ng6 とするのが正解で、ここでクイーンを交換したエンドゲームはお互いがベストを指せばドローになりそうです。

22. cxd5 Nxd5 23. Rac1+ Nc7


23... Kb8?? 24. Nc6++- があるため、当然ナイトを挟む1手です。このピンとb8 に避けられないことの負担が私の予想していた以上でした。

24. Rc4!+-



cファイルにルークを重ねるプランは当然想像しており、それの対策も考えたうえでのd5 取りのつもりでした。しかし、実際にこの手を指されて愕然としました。どれだけ読んでも黒の生きる道が見えないのです。40分以上考えても、存在しない答えを見つけることはできません。

24... Qd6


24... Rh5 25. Rec1 Rxe5 26. Qc3!+- ナイトをすぐに取って2ルークvs. クイーンにする変化は、黒はなんら問題ありません。代わりのクイーンをcファイルに加えてトリプルヘビーピースにする手がe5 のルークとc7 のナイトのダブルアタックになっていて厳しく、黒には手がありません。ナイトを見捨ててルークを守る手も、26... Qd6 27. Rxc7+ Kb8 28. Rc8+ がメイトなのです! 本譜ではこれも無理だと分かっていながら、h2 への反撃を作ることでなんとかしようとします。

25. Nxf7 Qxh2+ 26. Kf1 Qh1+


26... Rdf8! 27. Nxh8 g3! 28. Rc2 gxf2 29. Rxf2 Qh1+ 30. Ke2 Qh5+ 31. Rf3 Rxh8 32. Qb4+- これならば多少は生きますが、それでも黒が相当厳しいことは変わりありません。26... Rd2 27. Rxc7+! Kxc7 28. Qc3++- もぴったりルークが当たりになっていて白が大きな駒得です。

27. Ke2 Qxg2 28. Nxh8 Rxh8 29. Rec1 1-0



この試合は結局のところ、g6-g5 の局面で自分が指しやすくなったという幻想、過大評価を捨てきれなかったことが敗因だと思います。また一つ、チェスの難しさを思い知ったような気がします。

12/01 14:30 Gungl, T (FM, GER, 2358) - Kojima, S (IM, JPN, 2409) 0-1
12/02 14:00 Akshat, K (IM, IND, 2403) - Kojima, S (IM, JPN, 2409) 1/2-1/2
12/03 14:00 Kojima, S (IM, JPN, 2409) - Pacher, M (GM, SVK, 2446) 1/2-1/2
12/04 Rest Day
12/05 14:00 Kojima, S (IM, JPN, 2409) - Anisimov, P (IM, RUS, 2533) 1/2-1/2
12/06 14:00 Balint, V (HUN, 2333) - Kojima, S (IM, JPN, 2409) 1-0
12/07 14:00 Ilincic, Z (GM, SRB, 2405) - Kojima, S (IM, JPN, 2409) 1/2-1/2
12/08 14:00 Kojima, S (IM, JPN, 2409) - Farago, I (GM, HUN, 2360) 1/2-1/2
12/09 14:00 Shahaliyev, I (AZE, 2396) - Kojima, S (IM, JPN, 2409) 1-0
12/10 Rest Day
12/11 14:00 Kojima, S (IM, JPN, 2409) - Kontor, G (IM, HUN, 2512)

First Saturday GM December 2018

+2 Kantor, Ilincic, Akshat
+1 Anisimov
+-0 Farago, Gungl
-1 Pacher, Kojima
-2 Shahaliyev
-3 Bilmos

先月からなのですが、不調で沈んでおり、このプレーヤーには勝ちたいと思う相手に対して、私は負けています。ここはポイントを取れるぞと油断しているわけではないと思いますが、ここをなんとかしないとこの先のトーナメントも勝ちあがるのは厳しいですね。今日は休みをもらい、最終戦のKantor とのゲームこそ上手く指したいと思います。


今日は久々にドナウ川を渡り、ペスト側のお気に入りカフェでブログを書いています。少し休憩してから、またチェスの勉強に戻ります。

2018/12/09

First Saturday GM December 2018 R7


この日はハンガリーのベテランGM Farago Ivan との対戦です。初日にドイツのGungl に勝って以来、白星の無い私は、そろそろ貴重な白で勝ちが欲しいところです。

Kojima, S (IM, JPN, 2409) - Farago, I (GM, HUN, 2360)
First Saturday GM December 2018 (7)

1. Nf3 Nf6 2. c4 e6 3. Nc3 d5 4. d4 c5



近年とても流行しているこのQueen's Gambit Semi-Tarrasch が、Farago のレパートリーの1つであることを把握しておきながら、ここしばらくは指していなかったため、試合直前のチェックを怠っていました。メインラインで挑むか、4. e3 を指すか悩みましたが、メインラインが思い出せそうなのでこの日は正面からやってみることにします。

5. cxd5 Nxd5 6. e4 Nxc3 7. bxc3 cxd4 8. cxd4 Bb4+ 9. Bd2 Bxd2+ 10. Qxd2 O-O 11. Rc1 b6 12. Bd3 Ba6!?


しかし、この手は完全にノーチェックでした。12... Bb7 に比べればまだ指された数こそ少ないものの、トップのGM にも採用されています。考えてみれば、黒のアイディアは序盤で早々に2マイナーピースを交換し、白が築いたセンターポーンとそれが生み出すスペースのアドバンテージを活かしにくいようにする、というものです。その流れからすれば、e4 にプレッシャーをかける12... Bb7 よりも、3ピース目の交換を確定させる本譜のほうが、むしろ理にかなっているようにも思えます。

13. O-O



検討ではFarago から、13. Bxa6 Nxa6 14. O-O Qe7 (狙いはQe7-Qb7) と進めば、黒は特に問題ないと伝えられました。

13... Bxd3 14. Qxd3 Nd7 15. e5!


この手は少し考えた末に指してみて良かったと思います。白の狙いはいくつかあり、f6 を抑えることでNd7-Nf6 を防ぐ、b1-h7 のクイーンの利きを開くことで、Nf3-Ng5 との組み合わせからh7 のメイトを狙う、e4 のマスを空ける、d6 を抑えてNf3-Ng5-Ne4-Nd5 などのルートでナイトの侵入を狙う、などが挙げられます。もちろん15. e5 にも、d4 のポーンをバックワードポーンにし、d5 をアウトポストにするというデメリットがあります。しかし、d5 のアウトポストにナイトを運ぶルートは当面無く、ポーンを進めるメリットのほうが大きいと判断しました。

15... Re8!



一見すると少し意味が薄そうなルークの手ですが、f8 のマスを空けることで、Nd7-Nf8-Ng6-Ne7-Nd5 というナイトのマヌーバリングルートを作り出しています。時間こそかかるものの、d5 までナイトを運べるようであれば、黒はかなり指しやすくなるでしょう。これを実現させずにどう戦うかが、私にとってここからのポイントです。

16. Qe4


a6 への侵入も捨てがたかったのですが、ナイト退きの後のQd8-Qd5 からのアウトポストコントロールを防ぎ、c6 への利きを作っておきます。そうしたメリットの半面、e4 のマスを埋めてしまうので、ナイトがe4 にいけないというデメリットもあります。

16... Nf8 17. Rc6 Rc8 18. Rfc1 Qd7 19. Qc2



e4 と同じくc6 に利きを持つとしても、cファイルのヘビーピースを重ねることで、ルーク交換を催促します。ただのテンポロスだと思うかもしれませんが、黒からはNf8-Ng6-Ne7 と回してc6 のルークをアタックする手があり、こうされると明らかにアドバンテージがありません。本譜の手でcファイルを抑えたまま黒陣に入るチャンスを作れたので、多少有利になったと思いました。

19... Rxc6 20. Qxc6 Qxc6 21. Rxc6 Rd8


しかし、こうして落ち着いてd8 にルークを回されてみると、Rd8-Rd7 がシンプルに7段目のディフェンスになりますし、Rd8-Rd5-Ra5 というマヌーバリングで、a7 を守りながらa2 への反撃を作られることに気付きました。予想していたよりも白のアドバンテージが少ないことに気付き、またここから作戦を立て直します。

22. Kf1 h6



Ne4-Ng5 からf7 へのアタックを防ぎ、黒ルークが7段目を離れても大丈夫なようにしつつ、h7 にマスを作ってキングが上がるマスを作ることで、バックランクへの侵入にも対処します。

23. Rc7 Rd7 24. Rc8!?


ここはかなり悩みましたが、当初の作戦であったルーク交換を諦めました。最初は24. Rxd7 Nxd7 25. Ke2 と上がれば、白キングがセンターに近く寄っているため、多少良いエンドゲームかと思いました。しかし、25... b5! からNd7-Nb6-Nd5 の反撃が生まれ、黒もクイーンサイドポーンマジョリティを武器に戦うことができます。この変化はさっぱり自信がなかったため、本譜の多少怪しい変化に跳びこむことを決意します。

24... Rd5 25. Ke2 Ra5 26. Nd2!?



a2 を捨てると黒に2コネクテッドパスポーンが生まれるため、リスクが高いようにも見えます。しかし、バックランクを抑えてf8 のナイトをピンにし、一時的にout of play にすることで多少の代償があると考えました。26. Rc2 と退く手はパッシブで、黒にNf8-Ng6-Ne7-Nd5 のチャンスを与えてしまいますし、何よりc8 に侵入したことが単なるテンポロスにしかなっていません。やるなら8段目に侵入したままポーンを捨てて勝負です。

26... Rxa2 27. Ke3 Ra3+ 28. Ke2 Ra2


しかし、Farago はこれを勝負に来ないんですね。黒にはgポーンを突いてキングのマスを作る、fポーンを突いてキングのマスを作る、キングのマスは置いてa、もしくはbポーンを進めるというプランがあります。そのいずれも、白にNd2-Ne4 を許すことになり、評価の難しい形勢になるでしょう。本譜のナイトをピンにしたままにする作戦は、ドローを取る安全策です。

29. Ke3 Ra3+ 30. Ke2 Ra2 1/2-1/2



こうなってしまっては仕方がないですね。このSemi-Tarrasch の変化にどう勝負しにいくかは、もう少しゲームをチェックしながら検討してみようと思います。

12/01 14:30 Gungl, T (FM, GER, 2358) - Kojima, S (IM, JPN, 2409) 0-1
12/02 14:00 Akshat, K (IM, IND, 2403) - Kojima, S (IM, JPN, 2409) 1/2-1/2
12/03 14:00 Kojima, S (IM, JPN, 2409) - Pacher, M (GM, SVK, 2446) 1/2-1/2
12/04 Rest Day
12/05 14:00 Kojima, S (IM, JPN, 2409) - Anisimov, P (IM, RUS, 2533) 1/2-1/2
12/06 14:00 Balint, V (HUN, 2333) - Kojima, S (IM, JPN, 2409) 1-0
12/07 14:00 Ilincic, Z (GM, SRB, 2405) - Kojima, S (IM, JPN, 2409) 1/2-1/2
12/08 14:00 Kojima, S (IM, JPN, 2409) - Farago, I (GM, HUN, 2360) 1/2-1/2
12/09 14:00 Shahaliyev, I (AZE, 2396) - Kojima, S (IM, JPN, 2409)
12/10 Rest Day
12/11 14:00 Kojima, S (IM, JPN, 2409) - Kontor, G (IM, HUN, 2512)

First Saturday GM December 2018

+2 Ilincic,
+1 Anisimov, Kantor
+-0 Kojima, Akshat, Farago, Gungl, Bilmos
-1 Pacher
-3 Shahaliyev

これで私は1勝1敗5ドローとなり、2試合を残してこの遠征で最多ドローのトーナメントであることが確定しました。GM 3人とに勝ちも負けもなく、3ドローだったのも今回が初です。2敗目を喫しない代わりに、なかなか2勝目が遠いですね。気負いすぎずに、あと2戦しっかりプレーできればと思います。

2018/12/08

First Saturday GM December 2018 R6


Vilmos に悔しい負けを喫し、イーブンに戻った翌日は、GM Ilincic との対戦です。2012年の遠征以来、ブダペストとケチケメートで数えきれないほど試合をしました。私が過去最も多く試合をし、そして最も多くの白星を挙げているGM です。この日も相性の良さを活かせればと思い、試合に臨みました。

Ilincic, Z (GM, SRB, 2405) - Kojima, S (IM, JPN, 2409)
First Saturday GM December 2018 (6)

1. d4 d5 2. c4 c6 3. Nf3 Nf6 4. e3 Bf5 5. Bd3 Bg6 6. O-O e6 7. b3 Nbd7 8. Bb2 Ne4!?



7. Qe2 のラインばかりをチェックしていて、b2-b3 セットアップを見直すのを忘れていました。ナイトが入る手は面白いですが、8... Bd6 9. Ne5 (9. Nc3 Ne4 10. Qc2) 9... Qc7 10. f4 Bxd3 11. Qxd3 Ne4 という変化を調査していたのでした。

9. Bxe4!?


いきなり白マスビショップを諦めるこの判断には驚かされました。白はダブルビショップを放棄する代わりに早いピースの展開を得ますが、黒もどこまで遅いわけではなく、手堅いポジションです。

9... Bxe4 10. Nc3 Bg6 11. Qe2 Be7



白がe2-e4 からセンターを開こうとしているのは明白なので、それを止めるため、11... Bb4 12. a3 Ba5 13. b4 Bc7 14. e4 dxc4 15. Qxc4 O-O と指すのもありだったでしょう。これであれば、センターの厚みvs. ダブルビショップという本譜とは少し違う戦いの構図になります。

12. e4 dxe4 13. Nxe4 O-O 14. Rfd1 Re8 15. Ne5 Bxe4


私はここで白マスビショップを返す判断をし、ダブルビショップとは違った主張を求めます。白マスビショップをキープすることにこだわり、15... Nxe5?! 16. dxe5 Qc7 17. Nd6! とされては厄介です。

16. Qxe4 Nxe5 17. dxe5 Qc7



これが私の目指したポジションで、3マイナーピースを交換済みで、残ったのは互いにヘビーピースと黒マスビショップです。ルークは盤上から早々に消えるとして、e5 のポーンにビショップの利きを遮られ、この伸びすぎポーンが多少の負担になりえる白のほうが、注意しなくてはいけない局面でしょう。

18. Rd3 Red8 19. Rad1


19. Rh3 g6 20. Qe3 Qd7! まだバックランクが弱いうえ、3マイナーピースを交換済みですので、キングサイドへのダイレクトアタックは怖くありません。

19... Rxd3 20. Rxd3 Rd8 21. Kf1 g6 22. Ke2 Rxd3 23. Qxd3 b5!



これはクイーンサイドでの良い仕掛けだったと思っています。白キングは早々にセンターに繰り出してきましたが、c2 でのクイーンのチェックがダブルアタックになってしまうため、cファイルを開くことは黒にとってありがたい状況です。さらにはb5 のポーンはa4 のマスも抑え、Qc7-Qa5 を狙いにしています。

24. a3 a5


aポーンを守るためにはa3 に動かすしかありませんが、これがまたビショップと同じ黒マスなので、ターゲットになりえます。基本的にはポーンが黒マスに移動してくれるのは黒にとってありがたいですが、a3-b4-c5 まで押し込まれると、黒の黒マスビショップの行き場がなくなるため、それだけ気を付けて手を進めていきます。

25. g3 h5 26. h4 Kg7?!



ここは迷ったのですが、8段目にクイーンに入られた際にチェックのテンポを与えないよう上がっておく本譜のアイディアは決して悪くないと思います。しかし、1つ前のh7 にマスを作った狙いを考えるのであれば、ポーン交換から局面を難しくするほうが勝ちにいきやすかったでしょう。26... Bc5! f2 へのプレッシャーは当然重要な狙いです。27. cxb5 cxb5 28. Qxb5 Qa7! (試合中に考えていたのは28... Ba7!? 29. Qd3 で、これでもポーンの代償はありそうですが、黒が良いとまでは言えないでしょう。) 29. Qe8+ Kh7=/+ これでb5 を捨ててもf2 を落とし、g3, e5 をさらなるターゲットとすれば、黒が有利だったというのがコンピュータの評価です。f2 を狙うことは当然考えてはいましたが、b5 を捨てて白にパスポーンを与えるリスクを恐れてしまいました。

27. Qd4 a4


c4-c5 を狙われたのであれば、こうするほかありません。

28. cxb5 cxb5 29. b4 Bd8


ポーンストラクチャーが変わり、白のポーンは全て黒マス、黒のポーンは全て白マスになりました。これは黒にとってありがたいことではありますが、ビショップをなんとか使えるようにしなければ勝機は見えてきません。本譜ではb6 への切り替えから、上記のようにf2 をアタックしにいきます。

30. Bc3 Qb8 31. Qd7 Bc7 32. Qd4 Bb6 33. Qd7 Bc7 34. Qd4 Qb7 35. Qc5 Bd8?!



ここも勝ちを狙うのであれば、35... Bb6! 36. Qxb5 Qe4+ 37. Kf1 Bxf2! 38. Kxf2 Qc2+ 39. Qe2 Qxc3 40. Qe3 Qb3 と指すべきだったと思います。上記と同じf2 とb5 の交換をして白のポーンストラクチャーをバラバラにするアイディアです。ただビショップまで捌いた状態で、e5, a3 をどうしたら落とせるのかは簡単にはイメージできません。

36. Bd4 Be7 37. Qc3 g5


時間が増える40手間際、このアイディアを仕掛けます。g1-a7 のダイアゴナルを結局取れなかったため、ビショップの使い道はこれしか残されていません。

38. hxg5 Bxg5 39. Be3 Bxe3



39... Qe4 40. f3 Qg6 41. Qd3 Bxe3 42. Qxg6+ fxg6 43. Kxe3 g5= このポーンエンディングはドローです。

40. Kxe3 Qd5 41. f3 Qa2 42. f4


唯一の狙いであった、Qa2-Qh2 からのg3 ポーンアタックもこれで防がれ、黒には勝ちにいくアイディアが完全になくなりました。白のポーンはまだ多少危なく見えますが、3段目のクイーンでa3, g3 のどちらも守れるのであれば、大きな問題はありません。

42... Qg2 43. Kd4 Qd5+ 44. Ke3 Qa2 45. Kd4 Qd5+ 1/2-1/2



全体を通して上手く指せており、危ないところは一切無いチェスでしたが、勝つためにはもう1歩リスクを取り、踏み込まなければいけないということでしょうね。まだ自分に少し足りないところだと自覚もしているので、良い勉強になった試合でした。

12/01 14:30 Gungl, T (FM, GER, 2358) - Kojima, S (IM, JPN, 2409) 0-1
12/02 14:00 Akshat, K (IM, IND, 2403) - Kojima, S (IM, JPN, 2409) 1/2-1/2
12/03 14:00 Kojima, S (IM, JPN, 2409) - Pacher, M (GM, SVK, 2446) 1/2-1/2
12/04 Rest Day
12/05 14:00 Kojima, S (IM, JPN, 2409) - Anisimov, P (IM, RUS, 2533) 1/2-1/2
12/06 14:00 Balint, V (HUN, 2333) - Kojima, S (IM, JPN, 2409) 1-0
12/07 14:00 Ilincic, Z (GM, SRB, 2405) - Kojima, S (IM, JPN, 2409) 1/2-1/2
12/08 14:00 Kojima, S (IM, JPN, 2409) - Farago, I (GM, HUN, 2360)
12/09 14:00 Shahaliyev, I (AZE, 2396) - Kojima, S (IM, JPN, 2409)
12/10 Rest Day
12/11 14:00 Kojima, S (IM, JPN, 2409) - Kontor, G (IM, HUN, 2512)

First Saturday GM December 2018

+2 Ilincic, Kantor
+-0 Anisimov, Kojima, Akshat, Farago, Gungl, Bilmos
-1 Pacher
-3 Shahaliyev

今大会、Shahaliyev が不調なくらいで、他の大きな浮き沈みはありません。GMノームのチャンスが唯一残っているKantor も、条件は残り4試合で3.5P となかなかシビアです。私は今日は初対戦となるハンガリーのベテランGM Farago とのゲームですので、これも楽しんでこられればと思います。

First Saturday GM December 2018 R5


Balint, V (FM, HUN, 2333) - Kojima, S (IM, JPN, 2409)
First Saturday GM December 2018 (5)
Position after 41... Rd4

42. f3?!


この試合は序盤、お見せできないほど恥ずかしい指し回しだったので、エンドゲーム中心で解説を書きます。ピースダウンの黒はなんとかキングを押し込み、反撃を作ろうとして40手を迎えました。g3 のビショップがプレーに戻ってくるのに時間がかかることも、わずかな希望だと思っていました。本譜の手はビショップを使い直す狙いで、私も候補に挙げていました。しかし、ここはなんということはありません。42. a5! Kxa2 43. a6 b3 44. Ra5++- とすれば、簡単に白勝ちです。黒の武器であったアクティブなキングはパスポーンの邪魔になる位置に追いやられ、白のルークは逆にパスポーンをサポートするベストの位置でプロモーションが確定します。

42... Kxa2 43. Bf2 Rc4 44. h4?!


指されてなるほど、そういうアイディアもあるのかと思っていましたが、不正確です。44. Kd3! Rc3+ 45. Kd2 Rxf3 (45... Rc4 46. a5! b3 47. a6 Ra4 48. a7 b2 49. Rb8 b1=Q 50. a8=Q+-) 46. Bc5 b3 47. a5+- キングが寄れば、まだ分かりやすく白勝ちでした。

44... b3 45. hxg5?



この連続の疑問手と悪手で、ようやく黒は息を吹き返しました。45. Kd3 Rxa4 46. hxg5 fxg5 47. Be1! Rf4 (47... b2 48. Kc2 Rc4+ 49. Bc3! b1=Q+ 50. Rxb1 Rxc3+ 51. Kxc3 Kxb1 52. Kd3+-) 48. Kd2 Ra4 49. Kc3+- ならば、まだ多少難しいかもしれませんが、白はリスクなしで勝つチャンスがあります。本譜では白は完全にルークを見捨て、ビショップ+ポーンで戦おうとします。

45... fxg5 46. Rxe5 b2 47. Rb5 Rxa4!?


このポーンを早めに取っておくほうが考えやすいかと思いましたが、シンプルな手順は違います。47... Rc2+! 48. Ke1 (48. Ke3?? Rc3+ 49. Kd2 Rb3-+ これは黒の大逆転です。) 48... b1=Q+ 49. Rxb1 Kxb1 50. Be3 Kb2 51. Bxg5 Kc3= aポーンを残しておいても、2段目でカットオフしてしまい、白キングをパスポーンのサポートに使わせなければドローはより分かりやすかったでしょう。なるべく低くカットオフすることは頭にありましたが、aポーンがどうしても気になってしまいました。

48. Be3 Ra3!



これは時間を使って読み抜けがないことを確認し、指すことができました。単調な48... b1=Q? 49. Rxb1 Kxb1 50. Bxg5-+ では、黒のキングが遠すぎます。

49. Rxb2+!


49. Bxg5 Rb3 50. Ra5+ Ra3 51. Rb5 Rb3= ならば即ドローですが、Balint は勝ちを求めてこの変化を選びます。ポーンが落ちてもルークvs. ビショップでドローの白は、当然リスクもないのでやるでしょう。

49... Kxb2 50. Bxg5 Kc3 51. Ke3 Kc4+?!



こういったマテリアルのエンドゲームは完全に勉強不足でした。最も簡単なドローは、相手ポーンの正面にキングを急いで回り込ませるのではなく、相手ポーンを後ろからキングで攻撃することでした。51... Kc2+! エンドゲーム特有の上がったキングが直後に下がる。時々出てきますが、難しいです。52. Ke4 Ra4+ 53. Kf5 Kd3 54. f4 Ke3 55. Kg6 Kf3 56. Kh5 Rb4= これでg4 をアタックし続けていれば、白は進展を作ることができずにドローでした。

52. Ke4 Kb5 53. Be3 Kc6 54. f4 Kd7 55. g5 Ke8 56. f5 Ra1?


完全に時間に追われ、負けの手を指してしまいました。ここはまだ黒にドローチャンスがあります。異色ビショップでも、この5段目の2コネクテッドパスポーンは難しいので、ルークならばなおさらです。56... Kf7! 57. g6+ Kf6 58. Bd4+ Kg5!= こうして5段目に上がっても大丈夫だという発想は全くありませんでした。ただ8段目で待っていてもジリ貧なので、こうするしかないと判断できないとダメですね。g5-g6 を保留してきた場合、ルークを6段目に退いてg6 に利かせ、ルークを捨てるつもりでポーン突きに備えれば、これもドローになりそうです。このアイディアは異色ビショップのエンドゲームで見られるものです。

57. g6!+- Rf1 58. Bc5 Re1+ 59. Kd5 Rf1 60. Ke6 Re1+ 61. Kf6 Re2 62. g7 Rg2 63. Be3 Rg4 64. Bg5 1-0



ひどい序盤からよく盛り返したと自分を褒めてやりたい気持ちもありますが、肝心なエンドゲームがこれではまだまだです。Balint には5年前に勝っているものの、今年は先月に続き白黒で連敗。この遠征中、同じ相手に連続で負けたのは今回が初めてで、ゲーム内容とは別に悔しいですね。

12/01 14:30 Gungl, T (FM, GER, 2358) - Kojima, S (IM, JPN, 2409) 0-1
12/02 14:00 Akshat, K (IM, IND, 2403) - Kojima, S (IM, JPN, 2409) 1/2-1/2
12/03 14:00 Kojima, S (IM, JPN, 2409) - Pacher, M (GM, SVK, 2446) 1/2-1/2
12/04 Rest Day
12/05 14:00 Kojima, S (IM, JPN, 2409) - Anisimov, P (IM, RUS, 2533) 1/2-1/2
12/06 14:00 Balint, V (HUN, 2333) - Kojima, S (IM, JPN, 2409) 1-0
12/07 14:00 Ilincic, Z (GM, SRB, 2405) - Kojima, S (IM, JPN, 2409)
12/08 14:00 Kojima, S (IM, JPN, 2409) - Farago, I (GM, HUN, 2360)
12/09 14:00 Shahaliyev, I (AZE, 2396) - Kojima, S (IM, JPN, 2409)
12/10 Rest Day
12/11 14:00 Kojima, S (IM, JPN, 2409) - Kontor, G (IM, HUN, 2512)

First Saturday GM December 2018

+2 Ilincic, Kantor
+-0 Anisimov, Kojima, Akshat, Farago, Gungl, Bilmos
-1 Pacher
-3 Shahaliyev

再びスケジュールに変更があり、アゼルバイジャンのShahaliyev とは月曜ではなく日曜に試合をすることになりました。ノームチャンスは消えていましましたが、レイティングで考えると振り出しに戻っただけですので、残り4試合なるべくポイントを取れるよう頑張ります。

2018/12/06

First Saturday GM December 2018 R4


休み明けの4試合目は、今大会のレイティングトップ、ロシアのIM Anisimov との対戦です。名前は聞いたことのあるプレーヤーで、レイティングが示す通り高い実力があるのですが、この10年ほどはさほどアクティブにプレーしているわけではないようです。今回も本気でノーム狙いということではなく、招待を受けてきたのでしょう。

Kojima, S (IM, JPN, 2409) - Anisimov, P (IM, RUS, 2533)
First Saturday GM December 2018 (4)

1. Nf3 Nf6 2. c4 b6 3. g3 Bb7 4. Bg2 g6!?



かつてハンガリーでGM Medvegy に負け、今年の夏もジャパンリーグで中村くんに負けた嫌なラインです。ちょくちょく調べ直してはいるのですが、これだという対策にまだ出会えていません。この日は手堅く指すことにします。

5. b3 Bg7 6. Bb2 O-O 7. O-O c5 8. Nc3 Na6


白黒両ビショップを低く組み、クアトロフィアンケットになりましたが、ここでAnisimov はナイトの位置を変えて対称形を外してきました。後で調べるとこの手が最も指されているようで驚きです。d2-d4 とどこかでしかけたいものの、c5 にナイトのマスを与えてしまうのは癪にも思えます。

9. Rc1!? d5 10. cxd5



この手自体はさほど変ではないのですが、もう1つの変化の評価が上手くできませんでした。10. Nxd5 Nxd5 11. Bxg7 Kxg7 (11... Ne3!? 12. fxe3! Kxg7 13. d4 ならばセンターの厚みで白はOK とのことですが、これが試合中によく分かりませんでした。) 12. cxd5 Qxd5 13. d4 Rfd8 14. dxc5 Nxc5 15. Qc2= これはよくありそうなピースの捌き&ポーンが対称となり、ドローになりそうな手順です。本譜ではもう少し駒を捌かずに様子を見ます。

10... Nxd5 11. d4 Nab4 12. Nxd5?!


b4 にナイトが入ってくる変化は考えていたのですが、それの応手がイマイチでした。当然ナイトをc3 で交換した後、a2 取りがスレットになっているので、白はそれを防がなくてはいけません。しかし、自分からd5 のナイトを取りにいってしまうと、b2 のビショップが浮いたまま残ってしまいます。試合中、どうして12. Qd2! というシンプルな手が見えなかったか不思議です。

12... Bxd5 13. a3 Nc6 14. e3 Rc8 15. Qe2



c6 にナイトを退かれ、d4 へのプレッシャーが思ったよりも面倒であることをようやく認識しました。これをなんとかすべくアイディアをひねり出そうとします。e2 に上がったクイーンは、b2 のビショップを守ることで黒からのポーン交換を催促し、d4 を取られた際にe7 に反撃を作ります。さらには、Qe2-Qa6 からa7 のポーンを狙うアイディアも含んでいます。

15... cxd4 16. Nxd4 Nxd4 17. Bxd4 Rxc1


将来的にb7 ないしはa6 にクイーンが入った際、c8 のルークはターゲットになります。それを嫌ってAnisimov は先にルークを交換しましたが、それならばそれで、白はcファイルのコントロールでポーンの代償が取りやすくなります。

18. Rxc1 Bxg2 19. Kxg2 Qd5+ 20. Kg1?!



ここは難しい判断でしたが、クイーンを挟むほうが簡単だったかもしれません。20. Qf3 Qxb3 21. Rc3! Qe6 22. Bxg7 Kxg7 23. Rc7 として反撃をし、ポーンの代償を図ります。

20... e5 21. Bb2 Qxb3


ここではっきりと白が1ポーンダウンになりましたが、e5 の伸ばしたポーンや、a,b ポーンがターゲットになりうるため、さほど簡単ではないでしょう。ルークのアクティビティーを最大限に発揮して反撃を作ります。

22. Rc7 a5 23. Qd2 Qe6?!



ここでのクイーンの往復から、Anisimov がプランを見失っている様子が窺えます。23... Bf6!? 24. Qd6 Qxb2 25. Qxf6 とビショップを取り合う展開はありそうです。

24. Rd7 Qa2 25. Qc3 b5 26. h4 Qb1+ 27. Kh2 Qf1 28. Qd2 h5 29. Rc7!


f1 に潜り込んだクイーンは少し厄介かと思いましたが、Rc5-Rc1 がクイーントラップのスレットになっており、黒はこの対処のためにルークの動きがさらに遅れます。ようやくなんとかなりそうな気配がしてきました。

29... Qb1 30. Rc5 b4 31. axb4 axb4 32. Qxb4 e4 33. Bc3 Qf1 34. Qb2 Bxc3 1/2-1/2



上手くbポーンを攻撃でき、ポーンを取りかえしたところで相手からドローオファーです。ここまできたらドローは間違いないので、これを受けて試合を終わらせました。ちょっと序盤、消極的に指したために劣勢になってしまったので、この点はきちんと反省してまた次の試合に活かしたいと思います。

12/01 14:30 Gungl, T (FM, GER, 2358) - Kojima, S (IM, JPN, 2409) 0-1
12/02 14:00 Akshat, K (IM, IND, 2403) - Kojima, S (IM, JPN, 2409) 1/2-1/2
12/03 14:00 Kojima, S (IM, JPN, 2409) - Pacher, M (GM, SVK, 2446) 1/2-1/2
12/04 Rest Day
12/05 14:00 Kojima, S (IM, JPN, 2409) - Anisimov, P (IM, RUS, 2533) 1/2-1/2
12/06 14:00 Balint, V (FM, HUN, 2333) - Kojima, S (IM, JPN, 2409)
12/07 14:00 Ilincic, Z (GM, SRB, 2405) - Kojima, S (IM, JPN, 2409)
12/08 14:00 Kojima, S (IM, JPN, 2409) - Farago, I (GM, HUN, 2360)
12/09 Rest Day
12/10 14:00 Shahaliyev, I (AZE, 2396) - Kojima, S (IM, JPN, 2409)
12/11 14:00 Kojima, S (IM, JPN, 2409) - Kontor, G (IM, HUN, 2512)

First Saturday GM December 2018

+2 Ilincic
+1 Kantor, Pacher, Kojima,
+-0 Anisimov, Akshat, Farago
-1 Gungl, Bilmos
-3 Shahaliyev

10月のFirst Saturday で負けを重ねて2300台に落ちたIlincic でしたが、11月はIM セクションで8.5/9 と大暴れ。その勢いは今月も続いているようで、ここまで2勝を挙げてトップに立っています。私は今日、先月敗れたBalint とのゲームですので、ここを勝ってIlincic を追いかけたいところです。


この日はホテルのロビーで水球の試合が中継されていました。日本ではさほどメジャーなスポーツではないかもしれませんが(チェスに言われたくないかもしれませんね)、ハンガリーでは水球やハンドボールのプロリーグがあり、国内でも人気の競技となっています。

2018/12/04

First Saturday GM December 2018 R3


検討をする私とGM Pacher

スロバキアのGM Pacher Milan は、最近ブダペストのFirst Saturday にも積極的に協力しているGM として、ここ数年名前をよく見かけていました。今回調べるまでは、結構なベテランなのかと思っていましたが、1990年生まれで私よりも若いんですね。このトーナメントが顔を合わせるのも、そして当然ながら試合をするのも初めてです。

Kojima, S (IM, JPN, 2409) - Pacher, M (GM, SVK, 2446)
First Saturday GM December 2018 (3)

1. Nf3 d5 2. d4 Nf6 3. c4 c6 4. Nc3 e6 5. e3 Nbd7 6. Qc2 b6



幅広いレパートリーを持つPacher 相手に準備は大変でしたが、Semi-Slav はありえると思って見直していました。しかし、このソリッドなDreev Line は最近チェックしていません。以前研究した形を目指して手を進めます。

7. b3 Bb7 8. Bb2 Be7 9. Bd3 O-O 10. O-O


この形は昔指していた、e3 Slav から派生します。1. d4 d5 2. c4 c6 3. Nf3 Nf6 4. e3 e6 5. b3!? Nbd7 6. Bb2 Be7 7. Bd3 0-0 8. 0-0 b6 9. Nc3 Bb7 10. Qc2 くらいの手順でしょうかね。2007年のKramnik - Van Wely で有名になりましたが、大筋しか覚えていませんでした。

10... Rc8



Krasenkow 曰く、この手は少しパッシブでつまらないとのこと。ハワイでShankland と指した際は10... h6 でした。その後、黒のセットアップとしては、白のルークの位置を見た後で、ルークをcファイルにするかdファイルにするか決めるのが柔軟で良さそうです。

11. Rad1 Qc7 12. Ne5!


b2 に控えているビショップの力を借りてナイトが跳び込みます。このナイトをf2-f4 から支えれば、白はセンターを抑え込んで戦うことができます。

12... h6


かつて南條くんとの試合では、12... dxc4 13. bxc4 Nxe5?! 14. dxe5 Ng4 (14... Qxe5 15. Nd5!) 15. Bxh7+ Kh8 16. Qe2 f5 17. h3+/- と進んで白が良くなりました。h7-h6 はh7 のポーン取りの狙いを外しますが、このタイミングだとキング前の白マスを弱め、白にf2-f4-f5 のチャンスを与えてしまいます。

13. f4 c5 14. cxd5?!



かつてe3 Slav を指していた経験から、この形ではc6-c5 に対して、d5 をすぐに交換するのが良いと思い込んでしまいました。もちろん、ここで早めにポーン交換をする場合も多いのですが、このタイミングでは正確ではありません。このたった1つの疑問手で、白はアドバンテージを放棄してしまいました。代わりに14. Qe2 cxd4 15. exd4 dxc4 16. bxc4 と進め、Queen's Indian から派生するような形にすれば、白にはクラシカルなアドバンテージがありました。

14... cxd4! 15. exd4


検討戦で、15. dxe6 Nxe5 16. fxe5 Qxe5 17. exf7+ Kh8 18. exd4 Qxd4+ 19. Kh1 Qh4 も考えましたが、白がさほど良いようには見えません。

15... Nxe5! 16. fxe5 Nxd5 17. Nxd5 Bxd5 18. Qe2



15手目のナイト交換を全く考えておらず、このように進んでしまいました。2つのナイトを満足な形で捌けた黒には、大きな弱点はありません。これで白マスビショップまで捌けていれば、黒はd4 をただ攻撃すれば良いだけの楽なポジションになります。それを避けたい白は、わずかに残ったキングサイドへの攻撃チャンスに頼り、作戦を立てます。

18... f5


Pacher は遅かれ早かれ、この手は必要になると私に検討で言いました。確かにBd3-Bb1, Qe2-Qd3 からh7 への侵入を狙うようなプランに黒は対策が必要です。キング前を多少崩すリスクを背負っても、f7 のマスを空け、d4 への反撃を作るのは合理的です。

19. exf6 Rxf6 20. Rxf6 Bxf6 21. Rf1



Qc7-Qf4 を防ぎつつ、f6 でエクスチェンジを捨ててgファイルを開く可能性を作るアイディアです。黒はこれを止めるために本譜のように指すと、ピース交換が進んで結末が見えてきます。

21... Rf8 22. Qg4 Bg5! 23. Rxf8+


23. Bh7+? Kxh7 24. Rxf8 Qc2! と欲張ってエクスチェンジを取ると、強力なカウンターを食らいます。b2 のビショップがパッシブである以上、アクティブな白マスビショップを消すのはリスクが高すぎます。

23... Kxf8 24. Ba3+ Kg8 25. Qh5!



これでe8 のマスを見据えつつ、b1-h7 の白マスダイアゴナルに、ビショップとクイーンを重ねる作戦が実現します。しかし、他のピースを捌きすぎているために、白のアタックは勝ちに結びつきません。

25... Be3+ 26. Kh1 Qc6!


クイーンを8段目に退いてくれるようであれば、d4 を捨ててもじっくり攻める作戦が取れましたが、g2 でのメイトスレットを作られては白に選択肢はありません。

27. Qg6 Bxd4 28. Qh7+ Kf7 29. Qg6+ Kg8 30. Qh7+ 1/2-1/2



こうなっては、パペチュアルチェックでドローにするしかありません。1つの緩手でアドバンテージを放棄してしまう恐ろしさを肝に銘じつつ、また次の試合に備えようと思います。

12/01 14:30 Gungl, T (FM, GER, 2358) - Kojima, S (IM, JPN, 2409) 0-1
12/02 14:00 Akshat, K (IM, IND, 2403) - Kojima, S (IM, JPN, 2409) 1/2-1/2
12/03 14:00 Kojima, S (IM, JPN, 2409) - Pacher, M (GM, SVK, 2446) 1/2-1/2
12/04 Rest Day
12/05 14:00 Kojima, S (IM, JPN, 2409) - Anisimov, P (IM, RUS, 2533)
12/06 14:00 Balint, V (FM, HUN, 2333) - Kojima, S (IM, JPN, 2409)
12/07 14:00 Ilincic, Z (GM, SRB, 2405) - Kojima, S (IM, JPN, 2409)
12/08 14:00 Kojima, S (IM, JPN, 2409) - Farago, I (GM, HUN, 2360)
12/09 Rest Day
12/10 14:00 Shahaliyev, I (AZE, 2396) - Kojima, S (IM, JPN, 2409)
12/11 14:00 Kojima, S (IM, JPN, 2409) - Kontor, G (IM, HUN, 2512)

First Saturday GM December 2018

+1 Kojima, Ilincic
+-0 Anisimov, Kantor, Pacher, Akshat, Farago, Bilmos
-1 Shahaliyev, Gungl

昨日はKantor - Anisimov、Akshat - Farago がドロー。Gungl - Balint が白勝ち、Shahaliyev - Ilincic が黒勝ちという結果でした。あまり人のことを気にしている余裕はないのですが、10月のFirst Saturday を無敗で乗り切ったShahaliyev は、大きな駒得からの逆転負けで、今大会すでに2敗目です。誰がどう崩されるか分かりませんので、油断せずにトーナメント中盤、終盤に向かっていこうと思います。


本来であれば今日予定されていたBalint との試合は、彼の都合により休憩日の木曜日へと延期されることになりました。Pacher との試合も早く終わったので、ホテルを出てブダペスト中心地へと向かいます。ブダペストでは11月末からクリスマスマーケットが始まっていましたが、今回の滞在で訪れるのは昨日が初めてです。ヴァーチ通りの中心、デアーク広場は大変な賑わいでした。

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