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2023/01/28

French Classical 5... Nce2 Line


今年に入ってからlichess でのブリッツは1000試合くらいと、かつてないほど多く指しています。持ち時間はもっぱら3分指し切りで、レイティングは2500-2600 くらいを推移しており、もう少ししたら3分+2秒に戻すつもりです。今夜は1つ、面白かったゲームをご紹介します。

imsk (2528) - BNK2020 (2612)
Lichess Blitz

1. e4 e6 2. d4 d5 3. Nc3 Nf6 4. e5 Nfd7 5. Nce2!?

French Classical に対してはメインラインの5. f4 ではなく、早めにナイトを退く手を採用しています。白の理想のセットアップはNe2-Nf4, Bf1-Bd3 でキングサイドを攻めることですが、黒からの手順によって細かく組み方を変えていきます。

5... c5 6. c3 Nc6 7. Nf3 b5 8. g3!?


7... a5 に対してキングサイドフィアンケットにしようかと調べていましたが、この試合ではb7-b5 に対しても結果としてフィアンケットが利くようになりました。8. a3 としてb4 のマスを受けておき、Ne2-Nf4 と跳ぶタイミングを計るのがよりポピュラーなアイディアです。

8... b4 9. Bg2 Ba6 10. O-O Be7 11. Re1 bxc3 12. bxc3 O-O 13. Nf4 cxd4 14. cxd4 Na5 15. h4

このhポーン突きもこの変化で効果的に働きやすい手で、h4-h5-h6 とさらにポーンを伸ばすアイディアも含みつつ、g5 のマスを抑えてNf3-Ng5 をサポートします。

15... Nc4 16. Ng5 h6??


これはキング前を不必要に崩し、白に決め手を与えてしまうブランダーでした。16... Bxg5 とナイトを消すのがベストですが、hファイルが開いた後の白の攻撃チャンスはこの時点で読みづらく、黒がこのナイト取りを躊躇うのも理解できます。

17. Ngxe6! fxe6 18. Nxe6 Qa5 19. Bxh6!+-

おそらく黒が見落としたのはこの2つ目のピースサクリファイスでしょうか。f8 のルークを取るよりも、駒をさらに捨てて黒キング前をがら空きにするほうが強力です。

19... gxh6


本譜も厳しいですが、19... Rf7 20. Nxg7 Rxg7 21. Bxg7 Kxg7 22. Qg4+ ならば白はd7 のナイトを取ることができ、大きな駒得が確定します。

20. Qg4+! Kf7 21. Qg7+

3つ目のピースを捨ててメイトにするアイディアは良かったのですが、21. Qh5+! Kxe6 Bh3+ がナイト取りからのメイトを強制する正確な手順でした。

21... Kxe6


21... Ke8 22. Qh5+ Rf7 23. Bxd5 は白勝勢に変わりないですが、即メイトではありません。

22. Bh3+ Rf5 23. Qg6+ 1-0

3月の東京チェス選手権にはエントリー済みですが、その前にもどこかで公式戦の機会があると嬉しいです。今年もどこかの試合会場でお会いした際は、よろしくお願いいたします。

2021/06/23

French Defence Winawer Variation Alekhine-Maroczy Gambit


昨日指したFrench Defence のゲームに面白いものがあったので、今夜はそちらをご紹介します。

imsk (2566) - toshiromifume (2459)
lichess

1. e4 e6 2. d4 d5 3. Nc3 Bb4 4. Nge2!?

French Defence に対しては、3. Nc3 のメインラインを指すか、3. Nd2 のTarrasch を指すか、1. e4 を指していた中学時代から悩んでどちらも使ってきました。4. Nge2 の変化は、古い世界チャンピオンシップでは黒にとって危険ではない手として紹介されていましたが、近年のゲームを見ると、白が面白い印象を受けます。ポイントはWinawer Variation の起こりやすい、混沌とした局面を避けられることにあります。

4... dxe4 5. a3 Be7


黒がビショップを退くと、Rubinstaein Vatiation に近い形になります。5... Bxc3+ 6. Nxc3 f5 7. f3! と進めば、白はポーンを完全に捨てても黒の黒マスが弱いこと、ピースの展開に勝ることで勝負できるでしょう。この変化の正式名称は知りませんでしたが、1931年にAlekhine がNimzowitsch 相手に白で使って勝ったことから、Alekhine-Maroczy Gambit と呼ぶようです。

6. Nxe4 Nf6 7. Nxf6+ Bxf6 8. Be3 b6 9. Nf4

7. N2g3 と指してe4 にナイトを残す手もありますが、私はナイトはf4 に跳んだほうが面白いのではないかと思っています。アメリカのXiong Jeffery の試合ではこの後にNf4-Nh5 と跳んで、ビショップナイトの交換を仕掛けて勝っている試合がありましたが、ナイトが4回も跳んでビショップと交換するのが得なのかは難しい判断です。私は本譜で少し違うナイトの活用を求めました。

9... Bb7 10. Qg4!? g6 11. Bb5+!


これが黒にc7-c6 を強制する小さな好手です。11... Nd7? 12. Nxe6! fxe6 13. Qxe6+ Be7 14. 0-0-0!+- ならば、白は次にRh1-Re1, Be3-Bg5 などのアイディアで勝てるでしょう。

11... c6 12. Bc4 Qe7 13. O-O-O Nd7 14. Rhe1 O-O-O 15. Kb1 Qd6?

白はe6 のポーンにピースの利きを集中しているため、この手は非常に危険です。15... h5 くらいで一度クイーンを追い返しておくべきです。

16. Nxe6!! fxe6 17. Bf4! Qf8 18. Rxe6 Qg7 19. Rxc6+!


18... b5 19. Qf3! Nb8 20. Bxb5! も強烈なアタックが決まりますが、本譜はまた印象的な形で試合が決まります。

19... Bxc6 20. Ba6+ Bb7 21. Qe6! 1-0

21. Qf3? Ne5! では黒に守られてしまいますので、d7 のナイトをピンにしたままでQc6+ を狙えば白のアタックは続きます。黒がここで降参しないとしても、21... Rde8 22. Qc6+ Kd8 23. Bc7+ Ke7 24. Qd6+ Kf7 25. Bc4+ からメイト、21... Rdf8 22. Qc6+ Kd8 23. Bxb7 からRd1-Re1 などでも黒はキングを守り切るのは難しそうです。

この試合の組み立てと最後のフィニッシュはモデルがあり、そちらを勉強していたため私も指すことができました。2017年のJobava のゲームです。このAlekhine-Maroczy Gambit はまだまだ研究の余地があり、面白い変化として指し続けられそうです。

2021/01/21

Tata Steel 2021 R3 Grandelius - Harikrishna


久々に海外大会から試合解説を書こうと思います。1月16日に始まったオランダのTata Steel トーナメントは、最初の4試合と1回目の休憩日を終え、今夜が5試合目です。新型コロナウイルスの影響で今年はマスタークラスのみの開催のうえ、そのマスタークラスの参加メンバーも、キャンセルと交代が相次ぎました。そんな中で初参加となるスウェーデンのGM Grandelius は、最初の2戦で連勝と最高のスタート。3試合目ではインドのHarikrishna との対戦です。

Grandelius, N (GM, SWE, 2663) - Harikrishna, P (GM, IND, 2732)
Tata Steel Masters 2021

1. e4 e6 2. d4 d5 3. e5 c5 4. c3 Qb6 5. Nf3 Bd7

French Defence ではポピュラーなアイディアです。序盤で手数をかけても、使いづらい白マスビショップを白のグッドビショップと交換しにいきます。

6. Be2 cxd4 7. cxd4 Bb5 8. O-O Bxe2 9. Qxe2 Nc6 10. Nc3 Nge7 11. Qd3


昔、馬場さんにこの変化を見せてもらった際は、白はe2 でのクイーン交換になるとd4 の守りからクイーンが外されてしまうため、白が最初にビショップを展開するマスはd3 が良いのではないかという意見を貰いました。しかし、d3 でビショップ交換になった際は、b2 の守りのためにc1 のビショップは動けず、黒はNb8-Nc6, Ra8-Rc8, cxd4, Nc6-Nb4 のような仕掛けでd3 のクイーンをターゲットにすることもでき、e2 とd3 のどちらのマスでの交換のほうが良いかは簡単には判断できなさそうです。本譜のようにQe2-Qd3 と手数をかけるのは勿体ない気もしますが、黒から早めにcポーンを交換させたことで、Nb1-Nc3 が早くできていることがポイントになりそうです。

11... Rc8 12. Rd1 h6 13. Bd2 Ng6 14. h4 Bb4!?

ライブで見ていて面白いなと思った手です。白マスビショップを消した黒は基本的には満足で、次は遅れている展開の解決が求められます。黒マスビショップはe7 に置き、Ng6-Nf8-Nd7 と組み替えるのもありそうですが、Harikrishna は黒マスビショップの交換も見据え、b4 を選びました。Nc3-Na4 の際に黒マスビショップは交換され、c5 のマスへの白のナイトの侵入を許す可能性がありますが、白マスビショップを捌き済みであれば、そのナイトの侵入はさほど危険がないという判断なのでしょう。

15. Na4 Qc7 16. h5 Nge7 17. Bf4?!


Grandelius はここでビショップ交換を避けましたが、これがミスだったと考えられます。白マスビショップを消されてしまった白としては、キングサイドへのアタックチャンスを残すために黒マスビショップの交換を避けたいという気持ちも理解はできます。しかし、センターポーンの色を考えれば、黒マスビショップの働きが良いのは黒、悪いのは白です。ここでは割り切って黒マスビショップも交換し、クイーンサイドを見据えたナイトのマヌーバリングで勝負すべきだったと思います。

17... Qa5! 18. b3 b5 19. Nb2 Ba3!

行き場を見失ったa4 のナイトと、そのナイトを守るためにb2-b3 と突かざるを得なくなり、弱くなった黒マスをHarikrishna は見逃しません。こうしてすぐに黒マスの弱さを利用され、h6 への攻撃のチャンスも具体的でないのであれば、直前の黒マスビショップの交換を避ける判断は、白にとってリスクの高いものだったと考えられます。

20. Qe2 O-O 21. Rab1 Rc7 22. Nd3 Qb6 23. b4 a5 24. bxa5 Nxa5 25. Bc1?


今から黒マスビショップの交換に戻るのは黒にとって楽な展開になってしまうでしょう。25. Nde1 などでcファイルからの侵入に備え、g2-g4-g5 からキングサイドのアタックチャンスを残すほうが良かったと思います。

25... Bxc1 26. Rdxc1 Rxc1+ 27. Nxc1 Nc4-/+

黒はc4 のアウトポストに理想的なナイトを配置し、開いたaファイルから簡単にa2 を攻撃できます。実際にゲームは、bポーンをパスポーンにした黒があっという間に勝負を決めました。

28. Nb3 Ra8 29. Rc1 Nc6 30. g3 Ra3 31. Kg2 Qa7 32. Rc2 Nb4 33. Rc3 Nxa2 34. Rd3 Rxb3 35. Rxb3 Nc1 36. Qc2 Nxb3 37. Qxb3 Qa4 38. Qb1 b4 0-1


連勝で白を迎えたGrandelius にとっては残念なラウンドになってしまいましたが、まだ2.5/4 でCarlsen を含むトップグループに食いついています。今夜からの5R も楽しみに中継を見ようと思います。

2017/06/20

The Highest Level Training in Japan on 19th June 2017


昨日の月曜日は羽生さんとのトレーニングでした。4月には青嶋くんを交えて3人の形式も試していますが、今回はそれ以前の2人形式に戻っています。この日は先に私が白を持ち、久々の1. e4 を試してみることにします。

Kojima, S (IM, JPN, 2401) - Habu, Y (FM, JPN, 2399)
Training (1)

1. e4 e6 2. d4 d5 3. Nc3 Nf6 4. e5 Nfd7 5. f4 c5 6. Nf3 Nc6 7. Be3 a6 8. Qd2 b5 9. a3 g5!?



French Defence は予想の範囲内でしたが、ここでg7-g5 と突く珍しい変化は予想外です。黒はキングサイドを崩しても、白のセンターポーンを壊してアンバランスなポジションを目指します。

10. fxg5


私にとっては自然なリアクションです。1ポーンを取っても、黒マスビショップを失う10. Nxg5!? cxd4 11. Bxd4 Nxd4 12. Qxd4 Bc5 という流れは、好みではありません。

10... cxd4 11. Nxd4 Ncxe5 12. Be2 Be7!?



この手は見たことのないもので、試合中不思議に感じました。e5 のポーンを崩したのであれば、12... Bg7 と組んでh8-a1 のダイアゴナルを抑え、キャスリングした際のディフェンスとしてビショップを使うほうが自然なのではないかと思います。

13. O-O O-O 14. Rae1 Bb7 15. Bh5!


Kg1-Kh1 を入れておくかどうか迷いましたが、遅かれ早かれこの1手は指すつもりでした。fファイルが開いた以上、f7 を狙うのは自然な流れです。気になるのは当然c4 のマスの守りですが、ここはある程度読んで大丈夫だと判断しました。

15... Nc4?!


本譜の流れを見る限りこの手は機能せず、検討では15... Rc8 などとゆっくり準備をするのが良いのではないかという意見が出ました。ナイトが5段目の弱いマスに侵入する手は良さそうに見えますが、白のアタックをやや軽視しています。

16. Qf2 Nde5 17. Bf4! Ng6 18. Bxg6! hxg6 19. Nxe6!



羽生さんが見落としていたのはこの手で、白はピースを捨てても十分な代償を得られます。もう1つの候補はQf2-Qh4 ですが、これにはBe7-Bc5 の返し技があり、キングをh1 に寄せておかなかったことを白は後悔しそうです。

19... fxe6 20. Rxe6 Qd7


ここは様々な手があり、黒は選択に頭を悩ませます。20... Rf5 21. Rxg6+ Kf7 22. Rh6! Bxg5 23. Bxg5 Rxf2 24. Rxf2+ Kg7 25. Bxd8 Kxh6 26. Bb6+-, 20... Qe8 21. Rfe1! Rf7 22. Rxg6+ Rg7 23. Rxg7+ Kxg7 24. Qd4+ Kg6 25. Re6+ Kf7 26. Nxd5 Kxe6 27. Nc7++-, 20... d4 21. Qe2! Bf6 22. Rxf6 Rxf6 23. gxf6 dxc3 24. Qe6+ Kh8 25. Qh3+ Kg8 26. f7++- どの変化も難しいですが、白は駒取りかえすか決定的なアタックを仕掛けて勝ちとなります。

21. Rxg6+ Kf7 22. Rh6 Ke8 23. Re1 Kd8 24. Rh7?



あと一歩で白の勝勢がはっきりするという状況で、ひどいミスをしてしまいました。残り時間は3分半、最も自然に見える手を選んだつもりでしたが、黒の反撃を見通しています。代わりに24. Rhe6! Bd6 25. Rxd6! Nxd6 26. Qb6+ Qc7 27. Qxd6+ Qxd6 28. Bxd6 Re8 29. Rd1+- と進め、3ポーンエクスチェンジのマテリアルにすれば、黒には白のパスポーンを止めるすべがなく、白の分かりやすい勝ちでした。

24... Rxf4!


このディフェンスの1手を見ていなかったのは、深く反省すべきです。これでも白は駒を取りかえせますが、上記の変化に比べて形勢判断はとても難しいポジションになります。

25. Rh8+ Kc7!



25... Rf8 26. Rxf8+ Bxf8 27. Qxf8+ Kc7 28. Qc5+ Kd8 29. g6 Qd6 30. Qxd6+ Nxd6 31. h4+/- ならば、白はまだピースを捨てた状態ですが、黒は白の2コネクテッドパスポーンを止めるのが難しそうです。

26. Qxf4+ Bd6 27. Qd4 Rxh8 28. Qxh8 d4?!


2ビショップをキープしたまま、黒はキングを逃がした窮地を脱しました。ところが、これでもまだ白のgポーンをストップしながらカウンタープレーを作らなければいけないという課題が残ります。d5-d4 から白マスビショップのラインを開くのは良さそうなアイディアに見えますが、白ナイトにe4 の好位置を与えてしまうことになります。まずは28... Qg4! と指してg5 を狙いつつ、d5-d4 のチャンスを伺えば形勢不明でした。

29. Ne4 Ne3?



ディフェンスしなければいけないこちらはひやひやですが、黒マスビショップを消させてくれるのはありがたいと感じました。29... Bxe4 30. Rxe4 Qf5 31. Qg7+ Kc6 32. Re1 ならば、まだどちらも指せる状況です。

30. Nxd6 Qxd6 31. Qh7+ Kb8 32. g6


こうしてパスポーンが6段目に到達できれば、いよいよプロモーションが現実味を帯び、勝ちが近づいてきます。しかしまだまだミスがお互いに出ます。

32... Qd5 33. Re2?



33. Qh3! Qg5 34. Qg3+! ならば、黒の反撃はこれ以上なく、完全に白の勝勢でした。

33... Qe4?


読み切るのは少し難しいですが、ここはパペチュアルチェックのチャンスでした。33... d3! 34. cxd3 Qxd3 35. Qh8+ Ka7 36. Kf2 Nd1+ 37. Ke1 Ne3 38. g7 Nxg2+ 39. Rxg2 Bxg2 40. g8=Q Qe3+ 41. Kd1 Bf3+ 42. Kc2 Be4+ 43. Kd1 Bf3+= と進み、白はクイーンを作ったにもかかわらず、キングがチェックから逃げきれずにドローとなります。

34. Qh8+ Ka7 35. g7 Qf4 36. Qf8 1-0



難解なポジションが続き、お互いに反撃やディフェンスにミスが出ましたが、それでも通して振り返ると面白いゲームだったと思います。それにしても最後までハラハラしました(笑)


お昼は近くで和風パスタを頂きました。食事の席での話題はいつも通り多岐にわたりましたが、囲碁界とAI の話は個人的に興味深かったです。そしていつも通り、チェスや囲碁など、他の業界の最新情報にも詳しい羽生さんに驚きです。


Habu, Y (FM, JPN, 2399) - Kojima, S (IM, JPN, 2401)
Training (2)
Position After 29... Kf8

午後のゲームは簡単にエンドゲームだけを振り返ろうと思います。イコールで全てのポーンが同じファイルにいるため、順当にいけばドローになりそうですが、白キングのみセンターに出てこられないため、どちらかと言えば黒が指しやすく、続けるべきだと考えました。

30. f4?


この手ははっきり悪く、黒に狙われる弱点を作ってしまいます。検討ではh4-h5 を白から突くべきだという意見も出ましたが、コンピュータはもっと明快なドローの筋を示します。30. Bc5+! Bxc5 31. dxc5 b4 32. Ba4 Ke7 33. Kg2= 私たちは2人とも、黒マスビショップを交換してイコールであることに、試合後も気づいていませんでした。c5 のポーンは落ちると思い込んでいましたが、Bd1-Ba4 からa4-e8 のラインを抑えてしまえば、黒キングはポーンに近づけないのですね。勉強になります。

30... Be1! 31. Bc5+ Ke8 32. Kg2 h5!



このタイミングであれば、g3、h4 をターゲットとして固定しておく効果が分かりやすく、白は自分からh4-h5 を突かなかったことを後悔します。これで白キングはg3 の守りに縛られることになり、黒キングのみがポジションを自由に改善するチャンスとなります。

33. Bc2 Kd7 34. e4


このポーン突きはどこかでブレイクしないとジリ貧である白にとって当然かもしれませんが、私は白マスビショップの交換から有利なエンドゲームを迎えられると感じました。白ポーンを黒マスにすべて固定し、黒マスビショップだけを残せば黒に勝ちのチャンスがある、その判断自体は間違いではないのですが...

34... dxe4 35. Bxe4 Bd5?



ここはビショップ交換を焦りすぎました。本譜の流れを見ると、黒はg3、d4 だけがターゲットでは不十分で、白のbポーンも黒マスに固定しておく必要があることが分かります。そのため、黒はbポーンをb3 まで刺してから白マスビショップを交換するのが正解でした。35... b4 36. Kh2 b3 37. Bf3 Bd2 38. Ba3 Kc7 39. Kh3 (39. Kg2 Bd5 40. Bxd5 exd5 41. Kf3 Kc6 42. Ke2 Bc1 43. Kd3 Kd7 44. Ke2 Ke6 45. Kf2 Kf5 46. Kf3 f6-+) 39... Kb6 40. Bd1 Kc6 41. Bf3+ Kb5 42. Kh2 Be3 43. Bc5 Bd3-+ これでc4 のマスにキングを侵入させれば、d4 のポーンが落ちて黒の勝ちでした。

36. Bxd5 exd5 37. Kf3 Ke6 38. b3 Kf5 39. Bd6 Bc3


ここまで進めてみましたが、黒には決定打がありません。b2-b3 を許してしまったことで、c4 のマスを使えないことが上記の変化との違いです。

40. Bc5 Ke6 41. Ba7 Kd7 42. Bc5 Be1 43. Bf8 Bd2 44. Bc5 Kc6 45. Be7 f5 1/2-1/2



こうなってしまってはドローは仕方がありません。またビショップのエンドゲームは試合でも、本でも勉強しなおしてこようと思います。また次のトレーニングの機会も楽しみにしています。羽生さん、いつもありがとうございます!

2015/07/18

16th IVL Tournament Report


注目のプロ棋士対決、羽生さんと青嶋くんの試合は、羽生さんの勝ちでした。 Photo by Hasegawa

予告していた通り、16回目となるIVL を表参道で開催しました。前回に引き続きの参加となる羽生さん、さらにはプロ棋士の青嶋未来くん、スウェーデンのFM Anton Frisk さんたちが集まり、豪華なメンバーとなりました。10人での5R スイスの結果は以下の通りです。

1st Place Habu Yoshiharu (FM, JPN, 2415) 5/5
2nd-5th Place Yamada Kohei (CM, JPN, 2220) 3/5
Kockum Anton Frisk (FM, SWE, FIDE 2358) 3/5
Aoshima Mirai (JPN, 2407) 3/5
Kojima Shinya (IM, JPN, 2449) 3/5



驚くべきことに、前回に続いて羽生さんの全勝優勝です! 4人のマスターと、実力はマスタークラスの青嶋くんの5人全員を相手に、全て勝つというのは、並大抵ことではありません。もともと高い実力はありましたが、今の羽生さんにはそれ以上の勢いがあり、劣勢のポジションでもひっくり返して、逆転勝ちしてしまいます。3R での、私とのゲームを公開しておきます。

Kojima, S (IM, JPN, 2449) - Habu, Y (FM, JPN, 2415)
16th IVL (3)

1. e4 e6 2. d4 d5 3. Nd2 Be7 4. c3 c5 5. dxc5 Bxc5 6. exd5 exd5



こうしたFrench Tarrasch のIQP ポジションを持つのは久しぶりです。白はd4 のアウトポストをしっかりと抑えたうえで、ゆっくりとd5 にプレッシャーをかけていけば、長期的なアドバンテージがあるはずです。

7. Ngf3 Nf6 8. Bb5+ Nc6 9. O-O O-O 10. Nb3 Bd6 11. Bg5 Bg4 12. Be2!


白は、ひとまずチェックでb5 に展開していたビショップを退き、ピンを外しておきます。IQP を持たせている白にとって、白マスビショップを始めとするピースの交換は望むところです。

12... Re8 13. Re1 Bc7 14. Nfd4



羽生さんにとって一つ予想外だったのは、この手が成立することでした。

14... Bxe2 15. Rxe2 Qd6


15... Bxh2+? 16. Kxh2 Ng4+ 17. Kg3 Qxg5 18. Rxe8+ Rxe8 19. Qxg4 は当然、黒ダメです。

16. g3 Ne4 17. Nb5 Qd7 18. Rxe4!



どうすれば白が良くなるか考えていた私は、面白いアイディアを思いつきました。こうして一時的にエクスチェンジを捨てることにより...

18... Rxe4 19. Nc5 Qc8


c7 のビショップが狙われている以上、クイーンが下がるのはこのマスしかありません。

20. Nxe4 dxe4 21. Qd5!+/-



ここで重要なことは、ビショップナイトを交換しておくことよりも、e4 の進みすぎたポーンをアタックし、1ポーンアップすることです。これにより駒得が確実となり、是非とも勝ちたいゲーム展開になってきました。

21... Bb6 22. Nd6!?


試合後の検討で、22. Re1! と指したらどうかと羽生さんに指摘されました。これならば、本譜のように黒がポーンを突き捨て、白キングを弱体化させるアイディアは使えません。確かに、ここは少し勇み足でした。

22... Qd7 23. Rd1 e3!?



実戦的には非常に良いアイディアです。黒はどうせ落ちてしまうポーンを自ら相手に差し出し、白のポーンをfファイルからeファイルにずらしておきます。シンプルなアイディアでありながら、試合中あまり警戒していませんでした。

24. Bxe3 Bxe3 25. fxe3 Rd8 26. e4 Qe7 27. Nf5


ここはピンにされたナイトをどう組みかえようかと、工夫を凝らします。

27... Qf6 28. Qb3 g6 29. Rxd8+ Qxd8 30. Ne3 Qd2 31. Ng4?



指した直後に、これはまずい手だと分かりましたが、羽生さんに指摘されるまではなにが正解なのか気づいていませんでした。白の正着は、31. Nf1! とナイトを下げる手で、攻めよりも守りを重視するべきでした。f1 のナイトはアタックされる心配がなく、e3 のマスも守り続けているために黒クイーンのチェックも防いでいます。そうして守りをきちんとした後で、b7 を取りにいくなり、クイーン交換を持ちかけるなり、仕掛け方を考えるべきでした。

31... Qe1+! 32. Kg2 Qxe4+


e4-e3 によって弱められたポーンを奪い返され、さらにキングが危ない状況へと追い込まれます。

33. Kh3 Kg7 34. Qxb7 h5 35. Nf2 Qf3 36. b4 g5 37. b5 Qxf2 38. Qxc6 Qf1+ 0-1



はっきりとした駒得から負けるというのは、やはり悔しいものです。この後のラウンドでも、羽生さんはAnton さんと馬場さんを破り、5連勝での優勝を決めたのでした。


前回は負け越しだった弘平くんも、羽生さんと青嶋くんに負けた以外、3試合を勝って2位グループに入っています。タイブレークのブリッツを制したのは良かったですが、3/4 でリードしながら迎えた最終戦、白で青嶋くんに負けてしまったのは勿体なかったですね。羽生さんに敗れた初戦も、内容は良かったと聞いています。


IVL 初参戦の青嶋くんも、見事に勝ち越しです。2R で早速注目の羽生さんとの試合があり、敗れはしたものの、かなり良い勝負だったと思います。明日以降、棋譜をチェックできることも楽しみにしています。チェス界注目のニューフェイスは、今後も活躍を続けることでしょう。


日本に来て3か月というAnton Frisk さんは、本来の実力を出し切ってはいないと思いますが、それでも地力があることが分かる結果と内容でした。今後、東京での公式戦にも是非参加してもらい、日本のプレーヤーとの交流を広げていってほしいと思います。


私も今回は、なんとか勝ち越しを果たしましたが、まだまだ満足のいく結果ではありません。来月のジャパンリーグに向け、もっと調子と実力を上げていこうと思います。

今回も急なスケジュールの中で、10名のプレーヤーに参加していただいたこと、運営責任者として深く感謝します。また次回のIVL 開催の際も、よろしくお願い致します。

2014/04/06

Bundesliga 2014 - Domination from Baden-Baden -


一昨日、長谷川さんからライブのリンクが送られてきたので、バンコクに戻ってきてからは、夜のBundesliga 観戦が日課となっています。チェスの世界でBundesliga と言えば、ドイツのチームリーグ戦のこと。今期は、チームBaden-Baden の面子がめっぽう強く、他のチームが全く太刀打ちできていません。

今日試合をしているBaden-Baden のメンバーは、Aronian(アルメニア)、Adams(イングランド)、Bacrot(フランス)、Naidisch(ドイツ)、Nisipeanu(ルーマニア)、Gustafsson(ドイツ)、Schlosser(ドイツ)、Bochis(ドイツ) となっています。(ここまで書いて、昨日敗れたShoriv が外されたことに気づきましたw) Candidate がショックな結果で終わったばかりなのに、もうドイツで試合をしているとは、Aronian もタフですね。

さて、今日はそんなBundesliga から、最強チームBaden-Baden のゲームを1つ、ご紹介します。昨夜のBacrot、もしくはNisipeanu のゲームは非常に興味深かったのですが、残念なことに現在は棋譜がチェックできません。そこでまさに今行われている、München とのゲームを取り上げます。

Naiditsch, A (GM, GER, 2724) - Jorczik, J (IM, GER, 2405)
Schachbundesliga 2013/2014

1. e4 e6 2. d4 d5 3. Nd2 Be7 4. Ngf3 Nf6 5. e5 Nfd7 6. Bd3 c5 7. c3 b6 8. Nf1 Ba6



黒はFrench Defence において、典型的な手法で白マスビショップを交換しにいきますが、それでもNaiditsch は巧みにキングサイドアタックのチャンスを残します。

9. Ng3 Bxd3 10. Qxd3 Nc6 11. Bd2 Rc8 12. h4!?


私も経験がありますが、French Tarracsh において、g3 のナイトをどう使うかは少し悩むところ。キャスリングを放棄し、h2-h4 と絡めてキングサイドの攻めを作るのは、面白いアイディアでしょう。

12... cxd4 13. cxd4 Nb4 14. Bxb4 Bxb4+ 15. Kd1!?



ここは15. Ke2 でも悪くないと思いますが、Naiditsch の構想では違ったキングの守りを見せます。

15... Be7 16. Rc1 h6 17. Nh5 O-O 18. Nf4 Rxc1+ 19. Kxc1 Qc7+ 20. Kb1 Rc8 21. g4!


白はうまくキングをカバーしつつ、いよいよ本格的なキングサイドアタックを開始します。

21... Qc4 22. Qd2 Bb4?



指したくなる1手ですが、この手を省いてすぐに22... Nc5! (白がこのナイトを取れば、Qc4-Qd3+) と指していると、形勢は黒に傾いていたかもしれません。

23. Qd1 Bf8 24. g5! Nc5? 25. b3! Qb4 26. Qc2!


cファイルをピンにしつつ、b1-h7 のダイアゴナルを睨む絶妙な1手です。

26... Ra8 27. g6 Ne4 28. Qc6 Nc3+ 29. Kc2 Nxa2 30. gxf7+ Kh8



白は一気に攻勢に立ちました。次はルークを取っても勝てそうですが、キングへのカウンターを少し読まなければいけません。そこで...

31. Ng5! 1-0


Naiditsch はさほど目立った印象はないかもしれませんが、強豪国ドイツを長年率いるNo.1 で、ドルトムントでの優勝経験も持っています。他の2700GM に負けない活躍を、今後も見せてほしいですね。

Bundesliga 2014 Live Games

2014/01/20

5th IV League Tournament Report


1か月ぶりのIVL は、常連メンバー7名によるラウンドロビンで、昨日開催されました。色々と検討し甲斐のあるポジションも出てきたので、私の試合だけでなく、そちらも今日はご紹介しようと思います。


Yoshimura, K - Noguchi, K
5th IVL (1)

エクスチェンジアップで黒勝ちかと思われたゲームでしたが、野口さんがセンターの2コネクテッドパスポーンを過小評価し、ここまで進むことを許してしまったせいで、白にチャンスが生まれています。

1. e6!?


昨日の検討戦では気づいていませんでしたが、白がドローを確保するためには、この手で十分です。1. Bg6!? Kd7 2. Kd5 Re3 3. e6+ Rxe6 4. Bf5 a3 5. Bxe6+ Kd8= でもドローになるでしょう。dポーンの最終マスは黒マスなので、黒キングはそこをブロックしていれば、白マスビショップに追い出される心配はありません。対する白も、ビショップとキングでそれぞれaポーン、gポーンに間に合うため、お互いに勝つ方法はないでしょう。

1... Rf6 2. Ke5??


ここでキングを上げてしまうと、黒のgポーンをキングで止めることができず、白の負けになってしまいます。代わりに2. Bg8! g4 3. Bf7!! この手は検討戦で私たちが見落としていたオンリームーブで、上記の変化同様に、e8 のマスをビショップで抑えるのがポイントです。(代わりに 3. Ke5?? Rxe6+! 4. Bxe6 g3-+ は、やはり白キングが間に合わず、黒勝ちです。) 3... Rxe6 4. Bxe6 g3 5. Ke3= これならば、白キングはgポーンを止めるのに間に合っています。

2... Rxe6+! 3. Kxe6 a3 0-1



白はキングが上がりすぎてしまったことで、a,g ポーンの両方を止めることができません。続けるとしても、4. Bb1 g4 でゲームオーバーです。私もチェコで体験しましたが、ルーク vs. ビショップ+パスポーンのエンドゲームは、正確に読むのが大変難しいものですね。このゲームは、今回のIVL 参加者全員にとって良い勉強になったでしょう。


昼食の席では、全員でこのポジションについてアイディアを出し合っています。

続いて私の試合へ。午前中の2試合目で、絶好調の唐堂くんに敗れた私は、優勝を目指すためには午後の3試合を1つも落とすわけにはいきません。

Kojima, S - Shiomi, R
5th IVL (3)

1. c4 e6 2. e4 d5 3. exd5 exd5 4. d4 Nf6 5. Nc3 Be7 6. Nf3 O-O 7. Be2 dxc4 8. Bxc4 Nbd7 9. h3 a6 10. a4 Nb6 11. Bb3 Nbd5 12. O-O h6 13. Re1 Be6 14. Ne5 c5?!



イタリアで私が敗れた、ラトビアのGM Miezis の得意ラインを使ってみます。French Exchange, もしくはQGA に分類されるであろうオープニングですが、塩見さんにここで緩手が出て、白に小さなチャンスが生まれます。

15. Ng6! Re8 16. Nxd5 Bxd5 17. Bxd5 Nxd5 18. Nxe7+ Rxe7 19. dxc5


これで白は1ポーンアップ。黒がどうやってポーンを取り戻すべきか、正しい手が見つけづらいポジションです。

19... Rxe1+ 20. Qxe1 Rc8 21. Be3 Nxe3?!



21... Qf6! 22. Rb1 Re8! という手順を、試合後に塩見さんに指摘しました。こうしてe3 をポーンで取り返させれば、黒は失ったポーンを取り返すチャンスを、十分に得られるでしょう。

22. Qxe3 Qa5 23. Qe4! Rb8


23... Rxc5? 24. b4! Re5 25. Qxb7 Qd5 26. Qxa6+- ならば、2ポーンアップとなった白が順当に勝つでしょう。23... Qxc5!? 24. Qxb7+/- も、やはりポーンアップで白優勢ですが、本譜よりこちらのほうが良いのかもしれません。

24. b4 Qc7 25. Rd1 a5 26. Qf5 Rd8?



ここは26... g6 のほうがまだ粘れます。少し難しいですが、ルークを交換したクイーンエンディングは白勝ちです。

27. Rxd8+ Qxd8 28. b5! Qd1+ 29. Kh2 Qxa4 30. b6!


ちなみにここは、30. c6 bxc6 31. b6 Qb4 32. Qc8+ Kh7 33. Qc7!+- でも白勝ちです。本譜同様に、b8-h2 のダイアゴナルを抑えたうえで、早いパスポーンを作るのがポイントです。

30... Qc6 31. Qe5!



クイーンエンディングにおいて重要なことは、有利な側はパペチュアルチェックを防ぎつつ、決定打となるパスポーンを作ることです。次にQe5-Qc7 を止めることのできない黒に、粘る手段はもはや残されていません。

31... a4 32. Qc7 Qf6 33. c6 1-0


私はこの後、4R で3連勝中だった野口さんに勝ち、最終戦でも井上さんに勝って、4勝1敗となりました。一方で私に勝った唐堂くんは4連勝までいったものの、最終戦で苦手にしている野口さんに負け。3人が4勝1敗で並び、タイブレークで決着をつける三つ巴の展開となりました。


井上さんがタイブレークを取り仕切り、まずはタイブレークブリッツの対戦表を決めます。チェストーナメントで圧倒的なくじ運の悪さを誇る私が、あみだくじでシードを引いたことには少し驚きました(笑) 他の2人にはかなり文句を言われましたが、こう決まった以上は仕方ありません。ドローならば色を変えて再試合を行うというルールで、タイブレークがスタートです。


直前の5R で、野口さんに黒を持って敗れている唐堂くんは、待望の白を引いての大事な勝負です。中盤、対称なポーンストラクチャーからポジションを開きにいきましたが、野口さんはこれをうまく受け、最後はセンターのパスポーンを押し進めて勝ち。唐堂くんに対して相性の良さを再び見せつけました。


続くファイナルは、野口さんと私の対戦です。シードのために黒を再び持った私ですが、野口さんにはかなり相性が良いので、さほど問題ないと思っていました。しかし、ゲームが始まるとKIA ですぐに黒がボコボコとなり、15手程ですでに手の施しようがなくなります(笑) それでもなんとか粘っていると、野口さんのポーンが落ち、ピースが落ち、数手で大逆転となりました。お互いにどうしてこうなったのか首をかしげますが、ブリッツとはそういうものかもしれません。かくして5回目のIVL、タイブレークを制した私が優勝と確定しました。

1st-3rd Place 小島慎也, 野口恒治, 唐堂 4/5
4th Place 中村龍二 2/5
5th Place 塩見亮 1/5
6th Place 吉村謙治&井上祥ペア 0/5


大会後の打ち上げには、馬場さんと南條くん、そしてこれからロンドンに発つ佐野さんが合流しました。佐野さんとは最後に会う機会になりそうなので、写真を撮っておけば良かったと少し後悔... 12月には2年ぶりのLondon Chess Classic Open Class への参加も検討しますので、オリンピアード後に募集をかけるかもしれません。

高いレベルのトレーニングを目的としたIVL も、昨年の7月から始まってすぐに5回開催となりました。井上さんと相談して、今後は少し違った形式での開催も考えています。はっきりとしたことは決まっていませんが、こちらもお楽しみに。それではIVL メンバーの皆さん、次回もよろしくお願い致します。

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