ラベル 大学チェス の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 大学チェス の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2014/11/09

A Busy Sunday


今日は移動の多い、あわただしい1日でした。午前中は大崎のバイリンガルチェスクラブから、茗荷谷のお茶の水女子大学へ。私がチェスを教えている、カナダ人の男性を連れていきました。お茶の水女子大学チェスサークルの出展は、教室1室を丸々借りて、ボードを6~8つほど用意していましたかね。お客さんに対してのお菓子のサービスも、良い心遣いだったと思います。お茶の水女子大学チェスサークルの皆さん、2年連続での徽音祭出展、お疲れ様でした!


photo by Yumiko Hiebert

正午過ぎに現れた弘平くん、蒔田くんとバトンタッチし、次は茗荷谷のお隣、後楽園へ。私のブログでは告知していませんでしたが、今日は大江戸チェスクラブ主催の大江戸スカイオープンが、後楽園の文京シビックセンターで開催されました。スカイオープンの売りは、駅前にある高層タワーの26階という好ロケーションでの試合です。私も10年ほど前、東京チェスの会の大会会場として、足を運んだきりでしたので、とても懐かしかったですね。こちらの大会も参加者が40名を超え、前年以上の盛況だったようでなによりです。


後楽園の後は渋谷でレッスンをし、その後は池上のチェスセンターへ。こちらも告知していなかったのですが、先週のGreg に引き続き、アメリカのIM Dmitri Shneider が金曜から来日中だったのです。IVL メンバーにも声をかけましたが、結局集まったのはAlex、南條くん、そして私だけでした。遅れていった私はDmitri とブリッツを2局指し、白で勝ち、黒で負けという結果です。両方内容は良かったのですが、南條くん、Alex と散々指して、Dmitri はお疲れ気味でしたので、実力だけで勝ったわけではないですね(笑)

現在は香港で仕事をしているというDmitri は、今夜の便で帰国するそうです。短い交流でしたが、強豪IM と指せて嬉しかったです! 今回のように月に3人のIM が、相次いで来日するのは初めてのことでしょうかね。次はJapan Open まで、ブラジルのIM James Mann De Toledo の来日を待ちましょう!

2014/11/08

学祭シーズン 2014 Autumn


3年前の三田祭での、チェスクラブ出展

11月は各大学で学祭のシーズンとなります。チェスサークルのある首都圏の大学も、各学祭でチェスのできるブースを出展しているところが多いようですね。各大学の学祭スケジュールについては、こちらのブログの記事が分かりやすいと思います。先週末に終わった、上智大学のソフィア祭とつくば大学の雙峰祭のレポートも、最新の記事から読むことができます。

私は名古屋遠征のために、ソフィア祭には行けませんでしたので、明日はお茶の水女子大学の徽音祭に、昼前にでも顔を出してみようかと思っています。明日、お茶の水女子大学に行く予定の人は、茗荷谷でお会いしましょう。月末の三田祭は、ジャパンオープンと開催日程がかぶっているために今年も行けそうにないのが残念です。三田に顔を出す予定の人は、後輩たちのことをよろしくお願い致します。

11/8-9 お茶の水女子大学(茗荷谷)
11/21-24 慶應義塾大学(三田)
11/22-24 東京大学(駒場東大前)

2014/08/21

13th World University Championship in Katowice


トロムソオリンピアードと入れ替わりで始まったのが、ポーランド、カトヴィツェで開催されている大学生の世界選手権です。ロシアで2008年に開催された際は私が、ポルトガルで2012年に開催された際は、篠田くんと尚広くんが参加しています。今年は近年最多の男女計7名がポーランドに出陣しており、ここまで5試合、前半戦を終えています。

Katsuta, Y (JPN, 1917) - Kishikawa, K (JPN, UR)
World University Men (5)

1. d4 Nf6 2. c4 g6 3. Nc3 Bg7 4. e4 d6 5. Nf3 O-O 6. Be2 c5 7. d5 e5 8. O-O a6 9. Ne1 Ne8 10. Rb1 f5 11. b4 Nd7 12. Nd3 fxe4 13. Nxe4 cxb4 14. Rxb4 Qc7 15. Ng5 Nc5 16. Nxc5 Qxc5 17. Rb3 Nf6 18. Ba3 Qc7 19. Qb1 Rb8 20. Rb6 Rd8 21. f4?



奇しくも日本人対決となった昨夜の5R、ここまで勝田くんはクイーンサイドから優位に試合を進めていましたが、ここで軽率な手が出ます。f2-f4 は自身のキングの守りを弱めるうえ、黒の黒マスビショップやe ファイルといった危険なラインを開き、黒にカウンターのチャンスを与えてしまうことになります。

21... exf4 22. Rxf4 Qe7 23. Ne6 Bxe6 24. dxe6 Bh6 25. Rf3 Qxe6 26. Qd3 Ng4 27. Rxd6 Rxd6 28. Qxd6 Qxd6 29. Bxd6 Re8 30. Kf1 Ne3+ 31. Kf2 Nf5 32. Bf4 Bf8 33. Rd3 Bc5+ 34. Kf1 Rf8 35. Ke1 Nd4 36. Bh6 Re8 37. Rxd4 Bxd4 38. Kd2 Rd8 39. Kc2 Bc5 40. Bf3 b6 41. Bd5+ Kh8 42. Bf4 Re8 43. Kd3 Kg7 44. h4 a5 45. Bc7 Re3+ 46. Kd2 Ra3 47. Be5+ Kf8 48. Bb2 Rxa2 49. Kc1 Ba3 0-1


昨年の新人では頭一つ跳び抜けた実力を持ち、すでに上智のエースとも呼べる存在の岸川くんは、海外初となるこの大会で、ここまで2/5 と健闘しています。残りの4試合も頑張って、FIDE レイティングを獲得できると良いですね。

Garcia Morales, I (WIM, MEX, 2113) - Shibata, M (JPN, 1592)
World University Women (5)

1. d4 d5 2. Nf3 Nf6 3. c4 c6 4. Nc3 dxc4 5. a4 Bf5 6. Nh4 Bg6 7. Nxg6 hxg6 8. e4 e6 9. Bxc4 Bb4 10. Qb3 a5 11. Bg5 Qxd4 12. Rd1?



続いてお茶の水女子大のチェスサークルを率いる、柴田さんのゲームへ。白はd4 を取らせるのはぎりぎりありでも、2つ目とポーンとキャスリングの権利を失っては、駒損の代償を求めるのが難しくなるでしょう。

12... Qxe4+ 13. Kf1 Qe5 14. Bxf6 Qxf6 15. Ne4 Qe7 16. Qg3 O-O 17. Ng5 Rd8 18. Ke2 Nd7 19. Rd3 Nf6 20. Rhd1 Rxd3 21. Bxd3 Nh7 22. h4 Bd6 23. Qe3 Nf6 24. Qf3 Bc7 25. Rh1 Qb4 26. b3 Qd4 27. Rd1 Qb2+ 28. Rd2 Qxb3 29. h5 Qd5 30. Ne4 Nxe4 31. Bxe4 Qxh5 0-1


全日本選手権ではポテンシャルの高さが指摘されながらも、イマイチそれを発揮しきれなかった柴田さんは、この大一番でメキシコのWIM に完勝といえる内容でした。日本の女子選手が、海外のFIDE 公式戦で2100台に勝つのは、ずいぶん久しぶりではないでしょうか。

Wyss, J (FM, SWI, 2276) - Kobayashi, A (JPN, 2089)
World University Men (4)

1. e4 c5 2. Nf3 e6 3. d4 cxd4 4. Nxd4 Nc6 5. Nc3 Qc7 6. Be3 a6 7. Qd2 Nf6 8. O-O-O Be7 9. f3 h5 10. Kb1 b5 11. Qf2 Bb7 12. Nb3 d6 13. Bd3 Ne5 14. Bb6 Qc8 15. Na5 Bc6 16. Qg3 O-O 17. Bd4 Ned7 18. f4 b4 19. Nxc6 Qxc6 20. Ne2 Rfc8 21. e5 Ne8 22. Qh3 h4 23. g3 a5 24. gxh4 a4 25. Qg4 Nc5 26. Bxc5 dxc5 27. f5 Rab8 28. f6 Bxf6 29. exf6 Nxf6 30. Qc4 b3 31. cxb3 Rb4 32. Qa6 Qc7 33. Nc3 axb3 34. a3 Rxh4 35. Nb5 Qb8 36. Nd6 Rd8 37. Qb7 Qxd6 38. Bh7+ Kxh7 39. Rxd6 Rxd6 40. Qxb3?!



3つ目は、今回の日本チームをまとめる小林くんのゲーム。スイスのFM Wyss は、この大学生世界選手権で、私や尚広くんとも対戦したことのあるプレーヤーです。白はクイーンを取ったところまでは良かったのですが、こちらのポーンを取ったのが緩手。f7 を取るほうが、黒キングにもプレッシャーをかけることができ、ベターだったでしょう。

40... Ne4! 41. Ka2 f5 42. Qb7 Rg4 43. h3 Rg2 44. a4 c4 45. Ka1 Rdd2 46. Qb4?


ここで再び46... Qf7! ならば、まだ試合を救うチャンスがありました。私はライブでこの手を見て、小林くんの勝ちを確信しました。

46... c3! 47. bxc3 Rc2 48. a5 Nxc3 49. Qh4+ Kg6 0-1



危ないゲームではありましたが、なんとか逆転勝利です。ここまで2勝3敗、負けた各上相手にはなかなかチャンスを作るのは難しい内容ですが、後半戦でもう一つ、大きな勝利を期待したいと思います。World University Championship は残り4試合、今日はレストデイで明日からの再開です。ここまでの棋譜やゲーム中継は、公式HP やChessBomb でチェックすることができます。

13th World University Championship Live Games
ChessBomb

2014/02/09

Saturday Lecture and Other Reports


Photo by Kawanaka

昨日は大雪の中、池上で行った私のレクチャーには、いつもとほぼ変わらぬ人数の参加者がありました。皆さんには天候の悪い中、チェスセンターまで足を運んでいただき、深く感謝致します。来月の池上でのレクチャーは、3月8日に開催予定ですので、また2週間前には詳細を公開させていただきます。

そして昨日の午後は私の個人レッスンの中では、懐かしいタクティクスを思い出して扱いました。10年前、初出場だった全日本選手権での私のゲームです。


Hayashi, K (1801) - Kojima, S (2031)
Japan Chess Championship 2004 (6)
Position After 19... Qxh4

20. Qxd4?? cxd4?? 21. Bxh4 dxc3 22. bxc3


そしてこの後、1ポーンダウンのポジションからずるずると負けたのでした。20手目、代わりに黒がどう指すべきか考えてみてください。

他にも話題をいくつか。最近、慶應チェスクラブの後輩たちがチェスへのやる気に溢れつつあるようで、2年生の小林くんと、4年生の勝田くんが相次いでブログをスタートさせました。彼らは、もう少し前にブログを始めた東大チェスサークルの杉田くんとともに、8月にポーランドで開催される大学生の世界選手権に参加します。私も昨日聞いた情報ですが、他にも篠田くんがこの大会への参加を決め、これで参加予定人数は1か国からの参加制限人数である8名に到達したようです。私の知る過去2回の大会が2名ずつだったことを考えれば、ここまで参加者が増えるのは素晴らしいことですね。

小林くんのブログ
勝田くんのブログ
杉田くんのブログ

最後に、今日広島で開催された地方選手権では、やはり慶應チェスクラブ所属の2年生、吉木くんが2位入賞となり、全日本選手権への参加権利を獲得したそうです。大学の後輩たちには、今後も頑張ってほしいですね。もちろん、他大生もですよ!

2014/01/22

FIDE Official Tournaments in August 2014 進捗状況

数日前の記事で扱った8月の大会情報に多少の進捗がありましたので、今日はそちらをご報告しようと思います。

Tromso Chess Olympiad at Tromso, Norway, 2014.8.01 - 8.14
40手90分+30分+1手30秒, 11R



まずオリンピアードの男子日本代表は、私と南條くんとAlex、そして三ツ矢さんがメンバーに確定しました。三ツ矢さんについてはつい先程、本人から参加すると連絡があり、他の2人についてはチェス協会に確認したことですので、間違いないでしょう。南條くんとAlex はイスタンブールに引き続き、三ツ矢さんは初の代表として、ノルウェーでもよろしくお願いします。

そして三ツ矢さんに権利が下りている以上、当然のことではありますが、渡辺暁さんも代表権を持っています。4名が確定した以上、後は暁さんが参加の意思を固めれば、男子代表の5名が全員決まりとなります。男子メンバーは今月中に確定する可能性も十分にありそうですね。

一方で女子代表で確定しているのは、橋本あづみさんただ一人です。彼女は早くからオリンピアード参加への意欲を見せていましたし、この1年間、日本の女子プレーヤーとして最も成長した1人で間違いないでしょう。初のオリンピアード代表ですが、全く文句のつけようがない人材ですので、ノルウェーでの活躍を楽しみにしています。

他の女子代表は男子に比べて情報が少ないのですが、昨年の女子チャンピオン、内田さんが権利を蹴ったことで、その分が6位の長谷川さんに繰り下がりました。長谷川さんが参加するかどうかは... まぁ例の人次第でしょう(笑) イスタンブールでも女子チームの中心だった彼女には、ノルウェーでもプレーしてほしいと個人的には考えています。

また、前回書いたスケジュールについてですが、オーガナイザーから返信があり、8月1日にオープニングセレモニー、2日に第1R、14日に最終戦とクロージングセレモニーだと判明しました。つまり7月31日に日本を出て、8月15日に現地を出るスケジュールになりそうです。その他の情報は確定次第、HP に反映されるそうです。オリンピアードについては以上です。

Japan League at Kamata Tokyo, Japan, 2014.8.09 - 8.12
40手90分+30分+1手30秒, 7R



ジャパンリーグの日程は、上記の通りで確定ではないそうで、いつも通りのお盆の時期に設定したら、オリンピアードと被ってしまったそうです。日程はまだずらせるそうなので、他のスケジュールのほうが良いか、リサーチしておいてね~と協会に頼まれました。これって私の仕事なんですかね(笑) できるならば、海外からもマスターを呼びたい国の最も重要なFIDE トーナメントを、オリンピアードと被せるのはあまり良くないと思いますが、翌週でもオリンピアード帰国直後、さらに翌週だと女子選手権と被ります。どうしたものか少し考えて、今月中に自分なりの答えを出したいところです。

World University Chess Championships at Katowice, Poland 2014.8.18 - 8.24



ポーランドの大学生世界選手権もつい先日、日本から参加するメンバーが確定しました。男子は小林くん、杉田くん、岸川くんの3名、女子は荒井さん、福谷さん、柴田さんの3名です。現1年生が3名というフレッシュなメンバーですが、リーダー(?)の小林くんを中心に半年間、トレーニングに励んでくれるでしょう。私も時間があればお手伝いしようと思います。

ちなみに選手に届いた通知には役員のことも書いてありましたが、実際にはこれはなしです。6名でポーランドに行ってらっしゃい!

2014/01/18

FIDE Official Tournaments in August 2014

今年の8月は、私たちにとって楽しみなFIDE トーナメントが満載です。おそらく、まだあまり知られていないトーナメントもありますので、今日は夏に開催される3大会をご紹介しようと思います。

Tromso Chess Olympiad at Tromso, Norway, 2014.8.01 - 8.14
40手90分+30分+1手30秒, 11R



今年の夏、チェス界で最大のイベントと言えば、2年に一度開催されるチェスオリンピアードで間違いありません。ノルウェーの首都、オスロから国内便で2時間ほど、北極圏に位置する町、トロムソが戦いの舞台です。昨年はこの地でワールドカップが開催され、ロシアのクラムニクが優勝したことも、まだ記憶に新しいでしょう。アナンドを破り、世界チャンピオンとなったカールセンも、ノルウェー代表として参加予定と聞いています。オリンピアードは今回も、大いに盛り上がりそうですね。

そして日本代表としては、私と南條くんが参加するのはほぼ間違いありませんが、他はまだはっきりとした情報が伝わってきていません。女子は数日前に参加の意思が問われ、こちらも調整中のことです。ちなみに...

アナンドが来るなら行く!


という選手がいたので、私がインドのGM に連絡を取ったところ、インドの代表メンバーはまだ確定しておらず、アナンドも参加するかどうか、まだわからないそうです。連絡をくれたGM Harikrishna には感謝致します。(オランダで試合中のところ、すみませんでした...) 2006年のトリノ以降、3大会連続でオリンピアードには出場していないアナンドですが、世界チャンピオンから陥落したこともあり、今年はノルウェーに来る可能性もあるでしょう。

また、今年のオリンピアードは、8月1日から14日までの開催だということはわかっていますが、その他の詳しいスケジュールが公開されていません。これについて、私はノルウェーのオーガナイザーやミーシャにメールを送りましたが、まだ返答はない状態です。31日に日本を出るフライトであることは間違いないと思いますが、早めにこの辺りもはっきりさせたいですね。私もドレスデン以降、オリンピアードでは目立った活躍をしていないので、今年こそはと気合を入れて臨みたいと思います。

Japan League at Kamata Tokyo, Japan, 2014.8.09 - 8.12
40手90分+30分+1手30秒, 7R



写真は昨年のJapan League から、Kojima - Ikeda の対戦です。

こちらは昨日スケジュールを確認していて、驚きました。日本国内で最大のFIDE トーナメント、ジャパンリーグの開催時期がオリンピアードと被っています。これについては、今日JCA に確認を取ろうとしましたが、1日中電話は通じず。スケジュールを確認し忘れてうっかり被せてしまったのか、ここしか会場が取れないので致し方ないと考えているのか。いずれにせよ、私たちオリンピアードメンバーにはなんらかの説明が欲しいところです。国内最強のメンバーがジャパンリーグに不在というのは、なんとも寂しいですからね。

World University Chess Championships at Katowice, Poland 2014.8.18 - 8.24



ポーランドで8月中旬から開催されるのは、大学生の世界選手権です。この数年で日本からは、2008年のロシア大会に私と内田さん、2012年のポルトガル大会に篠田くんと尚広くんが参加しています。学生選手権を終えたばかりの日本の大学生たちには、学生チェス連盟からこの大会への誘いが出され、現在メンバーを調整中です。すでに参加を決意しているメンバーもいるようですので、声をかけられているメンバーはお互いに連絡を取り合い、参加するかどうかを検討してみてください。過去の参加者である、私や篠田くんにも気軽に相談してくれてOK です。

この大会は年によって運営も参加メンバーも違うので、あまり参考にはならないかもしれませんが、少しだけ2008年の話をします。ロシアのノヴォクズネツクで開催された2008年の大会では、男子セクションは人数が少ないものの、非常にレベルが高かったです。Lysyj, Igor, Smirnov, Pavel, Bocharov, Dmitry といった、お前ら大学生だったのかよ! とつっこみたくなるほど、名のあるGM がロシアの男子代表でした。レイティング2200程度だった私ですらbye を食らい、ギリギリで最下位を逃れる苦しい戦いでした。(ポルトガルでは、もう少しレベルは下がったようです。)


豪華なオープニングセレモニー


Brazilian Pair


試合前の一コマ。中央は中国のGM Zhou Jianchao


レストデイには必ず開催地の観光ツアーがあるでしょう。

それでも、同年代の世界のプレーヤーたちとの交流は楽しかったですし、今でも付き合いのあるメンバーも複数います。(その時に友達になったブラジルのMekhitarian は、そろそろブラジル代表に入るでしょう。) 他の大会は来年以降も参加のチャンスがありますが、World University Chess Championships は今年しか参加できないかもしれませんので、大学生たちには思い切ってチャレンジしてもらいたいですね。エントリーの締め切りはすぐですが、トレーニングの期間は、まだ7か月もありますよ!

2013/10/04

My Second Nest - Keio University Chess Club -


現KUCC 創設メンバーたち

現在、関東の大学には東大、慶應、上智、御茶ノ水、つくばなどにチェスサークル、クラブが存在し、大学生たちが活動を行っています。そんな中でも、私が大学時代に所属していた慶應義塾大学のチェスクラブに関しては、今の若い大学生たちは意外と知らないことが多いかもしれません。今日は、そんな私の古巣、KUCC についてご紹介しようと思います。

私が麻布を卒業して慶應に入学した6年半前、慶應にはチェスクラブが存在していませんでした。20年以上前には慶應のチェスクラブが非常に活発に活動しており、現在よりも盛んだった(!)大学チェス界を牽引していた時期もありました。ところが、メンバーが卒業してしまったことで、活動を維持することができなくなり、大学からその姿を消すことになったのです。私は麻布時代も1人で黙々と研究するタイプだったので、慶應に入学してからもクラブがないことをさほど不便と思わず、1人でチェスをする日々をまったく気にしていませんでした。それが2007年、私が大学1年生の頃です。

KUCC 復活の転機が訪れたのは2008年の春のことでした。麻布のチェスサークルで同期だった桑田くんたちが慶應に入学し、また一緒にチェスをやるかという話になりました。そして5月の全日本後に大学側への手続きを行い、新生KUCC が誕生したのです。最初は日吉キャンパスの食堂でひっそりと活動を始め、あまり宣伝もしていなかったので、メンバーもすぐには増えませんでした。それでも、かつてのOB たちに声をかけて、東大CC との交流を企画したり、OB会を開催したりと、学外にも活動を広げていきました。考えてみれば、クラブ新設後、数か月でOB会が開催されるというのも不思議ですね(笑) 時間のない中、慌ただしいOB会開催でしたが、10数年ぶりということで多くのOBに集まっていただき、喜んでもらえたのは良い思い出です。


復帰して最初の東大との交流戦の様子

それからも、他大との交流戦を定期的に企画したり、熱海で初めての合宿をしたり、羽生さんを日吉キャンパスに招いて普段の活動に参加してもらったりと、KUCC での思い出には枚挙に暇がありません。Check Mate Lounge Radio を聞いた人は、食堂でチェスをしていた羽生さんが、清掃のおばさんに8時だからと追い出されたエピソードを覚えているかもしれませんね。(久々に聞くと恥ずかしい。)

結局、私は2年から4年までリーダーを務めましたが (まず、この時点でダメ。後輩に引き継がせなくては...)、グループを率いる者として、自分がふさわしかったかは疑問です。新人勧誘時期に1人でタイのトーナメントに参加していて何も手伝わなかったり、後輩に役職や仕事をまともに割り振らなかったりと、仕事はグダグダでした。(今思えば、私の仕事とは何だったのか...) それでも、KUCC の活動が続けられていけたのは、KUCC のことを真剣に考えて、クラブ運営に取り組んでくれる後輩に恵まれたからだと信じています。

特にと言っては何ですが、1つ下の代の桑田くんと尚広くんのサポートは大きかったと思います。私がチェスしかしないリーダーであった分、彼らには苦労をかけましたた。そして私が卒業し、彼らが院生になってからも、現役たちの活動を陰で見守ってくれていたことにも深く感謝しています。入学時に1800台だった2人のレイティングは現在2100台ですし、今後はオリンピアード代表なども視野に入れて、広い舞台で活躍してもらえればと思います。現在のKUCC の現役メンバーからも、そうしたプレーヤーが育つと良いですね。


2012年の春合宿は平塚と鎌倉へ

ところで、クラブ復活当初は東大との交流戦ぐらいでしたが、最近の大学間の交流はもっと活発のようです。昨年春の合宿は上智との合同開催で平塚、鎌倉に足を伸ばし、東北大からも飛び込みのメンバーがありました。今年の新潟での夏合宿には計7大学から参加者があり、現日本チャンピオンの池田惇多くんからも、非常に楽しかったと感想を貰っています。こうした現在の大学生たちの交流が活発なのは、一番には彼らが積極的に動いている成果なのですが、その根源には5年前に私たちが行っていた地道な活動があるのかなと思うと、なかなか感慨深いものがあります。東大以外はどこも若いクラブ、サークルですので、そこに所属する学生たちには今後も色々なことにチャレンジして、大学生活を楽しんでもらえればと思います。

どうして突然こうした記事を書いたかと言えば、実は明日の土曜日に慶應のOB会が開催されるからです。6年前から毎年、KUCC の現役が幹事を務めてOB会を開催してくれているのことは、6年前に幹事を務めた私としては、とても喜ばしいことです。元リーダーとして2年連続の欠席は大変心苦しいのですが、出席するOB現役ともに、楽しめる会になればと思います。OB会の様子は、facebook やKUCC のブログでの報告を楽しみにしています。

Keio University Chess Club Blog

2013/04/20

新勧期 2013


今週は首都圏の大学チェスサークルで相次いで新勧飲みがあり、火曜に慶應、金曜に上智の集まりに参加してきました。上の写真は上智の新勧飲みで、日本の大学チェスサークルでも随一の女子力を見せつけています。(写真の左側にも複数隠れています)なぜ上智大学チェスサークルにだけ女子部員が集まるのか、その謎を完全に解明し、他大でも真似ができれば、日本の大学チェス界は真の夜明けを迎えるでしょう。(慶應は新規女子部員は0です)

冗談はさておき、今年の上智のメンバーはとてもやる気があるようです。お好み焼屋での一次会を終え、カラオケの誘いからフェードアウトしようとした私に、1年生から積極的に声をかけてくれました。その流れで上智の1年生5人を連れて、カフェで1時間半のレクチャーです。上智の1年生たち+私だけというのは、なんとも不思議な集まりでしたが(笑)

馬屋原くん以降、大型新人の出ていない上智大学ですが、GM のイベントなども絡め、新入生の皆さんには成長していってほしいと思います。東京大学の新人については何も情報が入っていないので、どなたがご存じの方はご一報ください。


今年は男子部員も入りそうで、バランスは取れそうです。(でも女子と混じって座ろうよ...)


上手に焼けました(^∇^)
Copyright © 2011 Shinya Kojima All rights reserved.