2012/08/07

FS 2012 August 3rd round - Solid Play with KID -


3R はIM A クラスのリストトップ、Galyas との対戦です。5月からの彼との通算戦績は、4敗1ドローとかなり苦しいものでしたので、いい加減、彼への苦手意識を何とかしなくてはいけません。

Kojima, S (FM, JPN, 2282) - Galyas, M (IM, HUN, 2412)
First Saturday 2012 August IM (3)

1. Nf3 Nf6 2. c4 d6 3. d4 g6 4. g3 Bg7 5. Bg2 O-O 6. O-O c6!?



先月のFarkas 戦で指された6... c5 か、6...Nbd7 を主に準備していましたが、また別のラインが登場しました。私が4年前にFianchetto Variation を諦めることになった、嫌な変化です。

7. Nc3 Bf5 8. b3!?


イスラエルのGM Avruth の本では、8. Ne1 がお勧めとして扱われていましたが(アイディアはセンターを抑えるe2-e4)、細かい変化を覚えていなかったので、別の手を試してみます。こちらはアイルランドのGM Baburin のゲームで見たことがあるアイディアで、白のセットアップは比較的簡単です。

8... Ne4 9. Bb2 Nxc3 10. Bxc3 Be4



スペースの狭い黒は、ピースを一組交換したうえで、e4 のマスをコントロールします。

11. e3 d5 12. Qe2!?


Baburin のゲームでは12. Bh3 と指していましたが、私も構想は同じです。白マスビショップの交換を避けつつ、e4 のビショップを消しにいきます。

12... e6 13. Rfd1 Nd7 14. Bf1!?



Queen's Indian などでも同様のアイディアが見られます。白はビショップ同士を交換しても面白みがないので、ビショップのダイアゴナルをずらしたうえで、Nf3-Nd2 を試みます。

14... Bxf3 1/2-1/2


ビショップをg6 に退くための、14...g5!? も試合中考えていましたが、本譜に比べればリスキーでしょう。ここでオファーが来たので、ドローでゲームを終えました。ダブルビショップを持つ白がやや優勢だと思いますが、黒のポーンストラクチャーは堅く、大きな弱点はありません。


昨夜は久々に、ハンガリー名物のフォアグラが夕飯の席に登場しました。アンダンテでは月に一度ほど、お客さんが中央市場で買ってきたフォアグラで、豪華な夕飯になります。(それでも一人頭300円ぐらいでした。)夕飯後には、バックパッカーたちが旅の情報を交換したり、私が東京から来た高校生にチェスを教えたりと、久々に賑やかな夜になりました。

そして一夜明けた今日は、IM Szeberenyi との試合です。先月、優勢から負けた悔しさは忘れもしません。6月に勝利を収めた黒番で、今日はどういった試合になるか、楽しみにしています。


2 件のコメント:

hidepyon さんのコメント...

応援しています(^O^)/

Shinya_Kojima さんのコメント...

コメント、ありがとうございます。

残り4戦、勝てるように精一杯戦います!

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