2023/12/05

有田セラミック・チェス大会2023 - 佐賀編 - Vol.1

有田のチェス大会は鹿児島編と佐賀編に分けてお送りしますが、佐賀編は長くなりそうなのでさらに分割します。今回は棋譜解説の直前までの前半です。月が替わった12/1(月)に名残惜しみつつ鹿児島を去り、まずは博多行きのバスに乗ります。博多で昼食とデザートを食べた後は、2日間滞在することを決めた佐賀県の鳥栖にJRで向かいました。鳥栖は博多から電車で一本のアクセスの良い場所にあり、大会当日の朝に無理なく有田まで移動できることが魅力でした。もちろん博多滞在でも良かったのですが、2年連続で佐賀県の大会に参加しておきながら、佐賀県に1泊もしないのはどうなのかと思ったのです。本当は佐賀県内であれば唐津も行ってみたかったのですが、有田へのアクセスの面で断念しました。
鳥栖に滞在した2日間はほとんど仕事ばかりでした。夕方から夜にかけて久留米に出ましたがそちらは割愛します。佐賀県内での活動は日曜日の早朝から。6時前に起きて早い時間のリレーかもめで武雄温泉に向かいます。武雄温泉は昨年の九州遠征の際に知った場所で、2022年の九州新幹線開通とともに新幹線駅になりました。事前に武雄温泉で朝から入れる温泉を探してそちらを目指します。ちなみに上の写真は実際に乗ったリレーかもめですが、反対側のホームには新幹線のかもめが停車中で、ダブルかもめ停留状態でした。
武雄温泉は新幹線も止まり、立派な駅舎ですが驚く勿れ、IC乗車券が使えませんでした...指宿でもそうでしたが、現金で清算をした後、清算済みの証明書を駅員から受け取り、別の駅でIC乗車券の乗車記録を消してもらうことになります。この武雄温泉駅から中心となる温泉地までは徒歩10分ほどです。
駅からしばらく歩いてたどり着くのが、こちらの武雄温泉楼門です。この先に目指していた元湯、蓬莱湯などがあります。
チケット売り場です。こちらを見てわかる通り、温度設定が高い! 元湯のあつ湯は45度近くあり、ぬる湯でも他の温泉のあつ湯かそれ以上ありそうです。今回は明治9年から続いており、現存する温泉施設としては日本最古だという元湯を選ぶことにしました。値段は元湯、蓬莱湯ともに500円、6時半から入浴可能です。
料金を払って靴を脱いで上がると、旅館の大浴場か銭湯の入り口を思わせるような雰囲気です。男湯のれんの先は脱衣所なので写真はここまで。元湯はシンプルな作りであつ湯とぬる湯の2つの浴槽に、洗い場のみ。多くの大浴場で見られるようになったサウナ、水風呂などはありません。「浴室は天井が吹き抜けになっており、外気が入るので意外とあつ湯も快適に入れますよ」と入り口で言われましたが若干嘘(笑)45度はやはり熱く、ぬる湯に比べれば入浴している客もまばらでした。でもどちらもとても気持ち良かったですよ。
30分ほどの入浴後、武雄温泉駅に戻っていよいよ有田駅に向かいます。2両編成のかわいらしい電車に乗り、12分ほどで有田駅に到着。会場である九州陶磁文化会館は昨年と同じですが、少し時間が早かったので途中にあるキルンアリタ(観光案内所のようなところ)で時間をつぶしながら、有田町の中心地は少し外れていること、近くのショッピングモールでフィンランドフェアが開催されることなど、情報収集をしました。写真は会場に向かう途中で渡る橋にある有田焼です。
集合時間の20分ほど前に九州陶磁文化会館に到着しました。数多くの有田焼の展示があるだけでなく、有田焼を始めとする焼き物の歴史を学ぶことができます。9時会館、入館無料です。
昨年の大会参加の際は巨大なからくり時計は見たものの、通常展示を見損ねてしまいました。今年はきちんと反省をいかして試合前に展示ブースを回ることにします。中国から来た焼き物の技術を有田でどのように活かしたか、そこから有田焼がどのように発展し、逆に海外進出したかなどを学ぶことができます。
ここの有田焼の並びは圧巻ですね。小皿から巨大な壺まで有田焼はバリエーションが多く、また赤と青の色合いが特徴的で美しいと思います。写真が多くなりすぎたので、前半はここまでで後半は有田焼のチェスピースの紹介と棋譜解説から再開しようと思います。

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