2025/07/02

Japan Open 2025 Preview

昨年のジャパンオープン入賞者たち

昨日、9月に開催されるジャパンオープンの要項が発表され、同時に申し込みも開始されました。今年のジャパンオープンは例年の4日間7Rからさらにグレードアップし、5日間9Rでの開催となります。主な大会情報は以下の通りです。

【日時】 2025年9月19日(金)-23日(火、祝)
【会場】 きゅりあん(品川区総合区民会館) 東京都品川区東大井5-18-1
【形式】 スイス式9ラウンド、90分+30秒/手、FIDE、国内スタンダード公式戦
【参加費】 Masterカテゴリー: 15000円-30000円(レイティングにより異なる)
Challengerカテゴリー: 12000円-25000円(年齢、チェス国籍により異なる)
【主催】 日本チェス連盟
【参加申し込み】 Peatix
【大会要項】 Japan Open 2025

日程が長くなっただけでなく、今大会が初の試みであることがいくつもあります。以下、私が注目している過去の大会との違いです。

・ タイトルホルダーの無料招待がある
・ レイティング2001以上のMasterカテゴリーと、それ以下のChallengerカテゴリーに分けられている
・ Masterカテゴリーは、参加費がレイティングにより段階的になっている
・ レイティング上位のタイトルホルダーには無料で、それ以外の希望者には割引価格で会場近くのホテルに宿泊できる
・ ドレスコードがある
・ アピールコミッティーがある

全て海外大会では採用されることがある、あるいは当然とされているようなことですが、慣れていないプレーヤーにとっては驚く内容だと思います。海外からどれくらいのマスターが参加するかはまだ分かりませんが、IMノームの取得チャンスは十分にあると思います。日本籍であれ、海外籍であれ、日本国内の大会で初のノーム獲得者が誕生すると良いですね。

ちなみに限定20部屋とは言え、割引価格で会場近くのホテルに宿泊できるのも、個人的に画期的だと思っています。これも海外大会で時折あることなのですが、主催者がホテルと交渉した結果です。つまり今後こうしたことが上手く続いていけば、ホテルの宴会場などを会場として、そのホテルに海外勢、地方遠征勢が滞在する大規模な大会も企画されるかもしれません。実際、これまで参加してきたアメリカ、ヨーロッパ、台湾などの大会もそうした形式でした。

今回のジャパンオープンが実際にどうなるかは、ふたを開けてみないと分かりませんが、海外からGM,IMが多数参加して盛り上がることを期待しています。私も昨年はタイブレークで惜しくも2位でしたので、今年こそ優勝目指して頑張りたいですね。まずは直近のジャパンチェスクラシックですが、こちらのジャパンオープンでも皆さんよろしくお願いいたします。
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