2025/08/28

プロプレーヤー小島慎也のチェス講座 第45回予告

8月のチェス講座告知です。今月のYouTubeでの講座は今週末、8/31(日) 20時からスタートです。

今月のYouTubeの講座テーマは『Where are you from?』です。様々なチェスのポジションを見ていると、その駒はどこから来たの?と疑問に思うような状況も登場します。駒の配置を不自然に思うのは、自然な駒の動きや配置を学んでいる証拠です。しかし、不自然ながらも良い駒の動きや配置はあるため、自然=良いとは限りません。今月の講座では駒の不思議な配置や動きを見て、盤上で起こりうる様々な可能性について模索していきましょう。

プロプレーヤー小島慎也のチェス講座 第45回『Where are you from?』|2025.08.31

2025/08/27

My Memorable Games of 2024-2025 Vol.7


続いては昨年の夏にトレーニングで指したゲームをご紹介します。松村くんは現在、日本でトップクラスの力を持つユースプレーヤーで、こちらのトレーニングの主催者でもあります。毎回、オープニングを指定して集まったメンバーでラピッドを指すのが主な活動ですが、この時はNimzo-Indianがテーマだったため、白番黒番どちらでも指したい変化を調べてきました。

Kojima, S - Matsumura, C
Training

1. d4 Nf6 2. c4 e6 3. Nc3 Bb4 4. e3 d5 5. Nf3 O-O 6. Bd3

この日はオーソドックスなRubinstein Variationを選択しました。6. Bd2が現在はよく指されており、私も何回か経験がありますが、今回は古くからのメインラインに松村くんがどんなセットアップをするかが気になりました。

6... b6!?


白マスビショップの活用して普通に見えますが、センターへの反撃を優先するのが人気の変化です。6... c5 7. O-O cxd4 8. exd4 dxc4 9. Bxc4 b6と進めてIQPを決めてから、a8-h1の広いダイアゴナルをビショップで抑える、いわゆるKarpov Variationは手堅いでしょう。私は黒で主にこの変化を指していました。

7. O-O dxc4 8. Bxc4 Bb7 9. Qe2

他のオープニングでも、c4を黒から交換してからBc8-Bb7と組む変化はありますが、白のセンターの厚みを過小評価するべきではありません。遅かれ早かれc7-c5を狙うのであれば、上記のKarpov Variaitionの手順がやはり優秀に思えます。c7-c5が遅れるようであれば、c7のポーンは白から絶好のターゲットになります。

9... Nbd7 10. Rd1 Qc8?!


これは指されて少し驚いた手です。クイーンの避け場所はe7が安全で、じっくりc7-c5のチャンスを窺えます。c8の位置だと、Ra1-Rc1からクイーンもターゲットになってしまい、苦しい展開でしょう。

11. Bd2 Re8 12. Rac1 h6 13. a3 Bxc3 14. Bxc3

ここもIQPを早めに決めているKarpov Variationとの違いで、d4が孤立ポーンでない本譜では、白はd4-d5をじっくり狙えるため、c3はビショップの位置として悪くなく、黒が黒マスビショップを手放す代償が十分ではないように思えます。

14... Ne4 15. Be1! e5 16. Ba2!


e4のナイトはアクティブではありますが、白は黒マスビショップをキープしてゆっくり対処することで、十分にダブルビショップの強さが活きる展開を目指せます。白マスビショップも退いてcファイルを開ければ、次にQe2-Qc4を狙い、c7、f7にプレッシャーをかける準備が整います。

16... Ba6 17. Qc2 exd4 18. Qxc7! Qxc7

Bb7-Ba6はc4のマスをカバーしますが、代わりにe4のナイトが浮いてしまいます。ここはいずれにしても白勝勢ですが、一か八かc3にナイトを跳びこむべきではないかと、検討で松村くんに指摘しました。ちょうどこの頃に自身の著「チェスが強くなる人の本」の執筆が佳境で、その中で少し触れたInterferenceというタクティクスです。

18... Nc3!?
Analysis Diagram

19. Bxf7+!! (19. Qxc8? Ne2+ 20. Kh1 Raxc8) (19. Rxc3!? dxc3 20. Qxd7 Qxd7 21. Rxd7 cxb2 22. Bc3 Rad8 23. Rxd8 Rxd8 24. Nd4+- 試合後の検討ではこの変化を出しました。) 19... Kh8 20. Qxc8 Ne2+ 21. Kh1 Rexc8 22. Rxc8+ Rxc8 23. Be6+- 先にf7を取れば、すぐにc8でクイーンを交換する変化と違い、白は駒得のうえにe6のマスが使えて勝勢です。

19. Rxc7 dxe3 20. Rdxd7 exf2+ 21. Bxf2 1-0


本譜はd7のナイトも見捨ててきたため、白の駒得が大きくすぐに決着となりましたが、c7での交換で7段目を抑えられてしまっているため、黒はどうしても苦しいでしょう。長くNimzo-Indianのメジャーな変化は白側で避けてきましたが、こうしてある程度の自信をもって指せたのは良い経験でした。

2025/08/20

My Memorable Games of 2024-2025 Vol.6

松本チェスクラブには昨年から、例会に2回、大会に2回足を運んでいます。今年の4月以降、クラブの運営体制が変わっても、活動自体は問題なく継続されているようでなによりです。今夜はそんな松本チェスクラブの第1回大会から、中学生のRyuくんと指したゲームをご紹介します。

Ryu, C - Kojima, S
1st Matsumoto Open(5)

1. e4 c6 2. d4 d5 3. Nc3 dxe4 4. Nxe4 Bf5 5. Ng3 Bg6 6. Nf3 Nd7 7. Bd3 Ngf6 8. O-O e6 9. Re1 Bd6!?

この試合はCaro-Kann Classicalの、h2-h4がない変化でした。この局面では9... Be7が手堅いですが、こちらも指すことができます。

10. c3


10. Nf5 Bxf5 11. Bxf5 O-O 12. Bd3と進んだ場合、黒は白マスビショップを手放すことになりますが、代わりに白のピースの展開を遅らせてバランスが取れています。

0... Qc7 11. Qc2 Bxd3 12. Qxd3 O-O 13. Bd2 Rad8 14. Re2 c5 15. Ne4 Nxe4 16. Qxe4 cxd4 17. cxd4

d4が孤立すれば黒はひとまず作戦成功です。17. Qxd4 Ne5! 18. Nxe5 Bxe5 19. Qxe5 Qxe5 20. Rxe5 Rxd2=/+ ならば、白はポーンを乱さない代わりに7段目にルークを侵入されてしまいます。

17... Nf6 18. Qd3 Bf4?!


IQPの原則に従ってマイナーピースを交換しようと思いましたが、白の黒マスビショップはあまり働きが良くないため、少し白を助けてしまったようです。e2のルークの横利きが開くのももう少し気にするべきでした。代わりに18... Rc8くらいで先にcファイルを抑え、d8にはもう1つのルークを置けば黒が優勢です。

19. Rc1 Qb8 20. Qb3 Bxd2 21. Rxd2 Rd6 22. Rdc2 Nd5 23. a3 h6 24. g3 Rb6 25. Qd3 Qd6 26. Ne5 Qe7 27. Nc4 Rc6 28. Ne3!

f3からナイトを組み替え、e3まで運んでd5のマスを奪い返すのが白の好判断です。cファイルをがっちり握られていると、孤立ポーンを持たせていても黒が良いとは言えなくなってきました。

29... Rxc2 29. Rxc2 Nb6 30. Qe4 Qd7 31. Qe5 Rc8


本当はルークを残してd4にプレッシャーをかけたいところでしたが、Rc2-Rc7を防がなくてはいけないためにルーク交換を仕掛けざるをえません。ナイトとクイーン、あるいはクイーンだけのエンドゲームになれば完全に互角です。

32. Rxc8+ Qxc8 33. Qc5 Qd8 34. Nc4 Nxc4 35. Qxc4 a6 36. b4 Qd7 37. Kf1 Qb5 38. Qxb5?

ここしかチャンスは無いと思い、クイーン交換を仕掛けたところ、相手はそれに乗って自分からクイーンを取ってきました。しかし、白のa,bポーンが動けない状態で、黒のbポーンのみ動く手が残っているポーンエンディングは、黒にテンポ調整のチャンスがあります。正しくは38. Qe2! として黒からのクイーン取りを待つべきでした。

38... axb5 39. Ke2 Kf8 40. Kd3 Ke7 41. Ke4 Kd6 42. g4 g6 43. f3 f5+ 44. Ke3 g5?


このポーンエンディングで正確な判断ができなかったのは大きな反省です。ポーン交換のタイミングは遅らせても支障ないと思いましたが、相手がfポーンでしか取り返せず、e4のマスのコントロールを失う今がベストでした。44... fxg4! 45. fxg4 Kd5 46. h4 g5 47. hxg5 hxg5 48. Kd3 e5 49. dxe5 Kxe5 50. Ke3 b6!-+ ここで突けるポーンが1つ残っていることで白に手番を渡し、ツークツワンクにできれば黒の勝ちでした。

45. h3!=

これでg4でのポーン交換の際にhポーンで取り返せれば、白は黒キングのe4への侵入を阻止できます。

45... Kd5 46. Kd3 b6 47. Kc3 fxg4 48. hxg4 Kd6 49. Kd2 Kc6 50. Kc2 Kd5 51. Kd3 e5 52. dxe5 Kxe5 53. Ke3 Kd5 54. Kd3 Ke5 55. Ke3 Kd5 1/2-1/2



大会の最終戦で、優勝を逃がす痛いドローでした。この1年、国内大会で難しいポーンエンディングもいくつか目にしていますので、自分が失敗したものも教訓にしてレベルアップしていきたいですね。

2025/08/16

My Memorable Games of 2024-2025 Vol.5


久々に去年~今年の未公開棋譜を振り返るシリーズです。この2年間は東海オープンに続き、5月の中部ラピッド選手権で名古屋に遠征をしています。2024年中部ラピッド最終戦の東芝さんとの試合は、優勝を決めるために落とせない一戦でした。

Higashishiba, T - Kojima, S
Chubu Rapid Open 2024 (5)

1. e4 c6 2. Nf3 d5 3. Nc3 dxe4 4. Nxe4 Nf6 5. Qe2 Na6!?

当時勉強していたChessableのコースでこれが勧められていましたが、かなり珍しい変化です。Na6-Nb4からc2を狙う含みを見せておき、白の出方を伺います。

6. d4 Nxe4 7. Qxe4 Qd5 8. Qxd5 cxd5 9. Bb5+ Bd7 10. Bxd7+ Kxd7 11. c3 f6!


e5のマスを早めに受けておき、Nf3-Ne5を止めておきます。クイーン交換まで済ませているため、将来的なe6の弱さもさほど気にならないでしょう。

12. h4 e6 13. Bf4 Be7

ドローを目指すのであれば、13... Bd6からビショップ交換を狙う手もありえます。しかし、e7でもa3-f8ダイアゴナルで強力に利くビショップですので、残しておいても悪いはずはありません。この判断が後に黒にチャンスを呼びこむことになります。

14. Ke2 Rac8 15. Rac1 Rc6 16. Rhd1 Rhc8 17. h5 Nc7 18. Bxc7?!


Nc7-Ne8-Nd6のマヌーバリングを恐れたとのことでしたが、それならばd6での交換でも遅くありません。いずれにせよ、黒がビショップを持つ展開になれば、b7-b5-b4のマイノリティアタックもやりやすく、黒は互角以上の形勢で満足です。

18... R8xc7 19. Ne1 Bd6 20. g3 b5 21. a3 a5 22. Nd3 e5 23. dxe5 fxe5 24. f4 exf4 25. gxf4 Rc4

d3に切り替えた白のナイトは、f4,e5,c5,b4の重要な4マスを抑えていますが、それゆえにd3から動きづらい点が気になります。コンピュータ評価はまだ互角ですが、どちらに転ぶかと言われると黒に転びそうな展開に見えます。

26. Kf3 Kc6 27. Rg1 Rf7 28. Rg4 Re7!?


g7は多少気になりますが、eファイルからの侵入を見せて白キングに揺さぶりをかけます。

29. Nf2?


d3のナイトは好位置であるため、これを動かすのは危険です。29. Rd1 Rce4 30. Rd2 として2段目を守れば白は問題ありません。

29... b4?!

ナイトが離れたのでb4を仕掛けるチャンスだと思いましたが、より着目すべきはc5のマスでした。29... Bc5! ならば白はe3のマスを受けることができず、ナイトも危険な状態です。

30. axb4 axb4 31. Nd3 Kb6 32. cxb4 Rce4 33. Nc5 Rxb4 34. Nd3 Rbe4 35. Rc3 Re3+ 36. Kf2 Re2+ 37. Kf1 Rh2 38. Rb3+ Kc7 39. Rg5 d4 40. Ra5?


キングへプレッシャーを積極的にかける狙いですが、g7への当たりを外してしまうと、e7のルークが自由になってしまい、黒のほうが早くダブルルークを活用して白キングへの攻撃を仕掛けられるようになってしまいます。代わりに40. Rbb5! がb2を受けつつ、様子を見る1手として良かったでしょう。

40... Re3

d3のナイトに揺さぶりをかけるつもりでしたが、40... Ree2 と素直に7段目のダブルルークにして、メイトに近い状態を作っておくほうがシンプルです。

41. Ra7+?


a5にルークを振った以上指したくなる手ですが、黒キングは危険なくするすると逃げてしまいます。41. Ra4! Re4 42. Rc4+ Kd7 43. Rb6 Rd2 44. Rcc6= ならば、白も6段目のダブルルークを作って問題ない局面でした。

41... Kc6 42. Ra6+ Kd5 43. Kg1 Rd2 44. Rb5+ Kc4-+

ダブルルークのチェックを振り切った黒キングは、逆に白の2ピースにフォークをかけ、決定的な駒得で黒勝勢となります。

45. Rxd6 Kxb5 46. Nf2 Re1+ 47. Kg2 Ree2 0-1


Caro-Kann Two Knightsは、黒から様々な変化があるので選ぶ楽しみがあります。また違う形も別の機会にご紹介したいと思います。

2025/08/02

麻布学園チェス部夏合宿2025

7/30-31の2日間、山梨県の石和温泉で行われた麻布チェス部の夏合宿に指導でお邪魔させていただきました。山梨県の合宿地としては、これまで河口湖と三つ峠を訪れたことがありましたが、石和温泉は初めてです。新宿や八王子からは特急あずさを活用しても来ることができますが、私は京王線で高尾乗り換え、そこから中央線でのんびりやってきました。去年はあずさを使わずに長野の松本まで行ったので、その途中の石和温泉であれば、さほど遠くは感じません。
午前中に石和温泉に到着し、駅前の散策と昼食後に徒歩で宿に向かうつもりでしたが、ちょうど駅前で到着したばかりに現役生たちと合流しました。彼らは送迎のバスを頼んでいたため、ありがたく便乗させてもらい、合宿所の宿へと向かいます。後輩たちの昼食が済んでから、初日の指導がいよいよ始まります。
Fernandez Coria - Capablanca
Buenos Aires 1914
Position after 16.Qd2

最初は私の講座ではお馴染みになりつつある、Capablancaが指したゲームの局面から。ここでの黒番のタクティクスを紹介するだけなら簡単なのですが、ビショップとナイトの特性、どう組み合わせて使うか、2ピースvs.ルークなどを丁寧に説明していると、少し手間がかかります。Capablancaが指したベストの手は16...Bh3! ですが、16...Nxg2 だとどうなるかなど、検討の甲斐があるアイディアは豊富にあり、現役生たちには2人1組になって考えてもらいました。
Alexey Selezniev
Tidskrift for Schack, Dec 1921
White to move and win

可能なアイディアはなるべく全て考えるというテーマで、こちらの局面も出題しました。こちらはなかなか正解にたどり着かず、現役生たちは苦戦しましたね。こちらの問題をご存じないかたは是非チャレンジしてみてください。
初日の夜は同時対局で、春合宿の9面指しから17面指しと倍近くになり、とにかく大変でした。大阪の万博ではJuditが16面指して全勝だったため、それを超える17勝を目指しましたが、結果は部長の大沼くんとドローで、他勝ちの16勝1ドローでした。ある意味、Juditと同じですね笑。同時対局の中で唯一、危ないと思った試合をご紹介します。

Kojima - Kumasawa
Azabu Summer Chess Camp 2025 Simul

1. d4 Nf6 2. c4 g6 3. g3 Bg7 4. Bg2 c5 5. Nf3 O-O 6. O-O cxd4 7. Nxd4 Nc6 8. Nc2 b6 9. Nc3 Ba6 10. b3 Rc8 11. Bb2 d6 12. Qd2 Qc7 13. Ne3 e6 14. Rac1 Ne5 15. h3 Rfd8 16. f4 Nc6?!

翌日の振り返りで16...Ned7 のほうが良いことを指摘しましたが、熊沢くんは自分でも解析で見つけていたようです。部員たちはレベルも熱意もまちまちではありますが、自分で試合を調べたり、質問を積極的に持ってくる子も予想より多くて感心しました。

17. Ncd5! exd5 18. cxd5 Qe7 19. Rxc6


典型的なナイトのサクリファイスで優位を築いたのは良かったのですが、ここは19. Bxf6! Qxf6 20. dxc6 Qd4 21. Rfd1+- のほうが本譜のNf6-Ne4に悩まされることが無く、良かったと思います。黒マスを自分から手放すのは少し抵抗がありましたが、黒からの反撃は限定的で問題ありませんでした。

19... Bb7 20. Rxc8 Bxc8 21. Rc1?! Ne4!

この手が来ることは分かっていたのですが、直前にどう対応すべきか自信が持てませんでした。21.Bd4!? くらいでビショップの位置をあらかじめ改善しておき、交換するとしてもb2でない場所を選ぶべきだったかもしれません。

22. Bxe4 Bxb2!


先に黒マスビショップ交換になり、クイーンがナイトの守りから引き離されてしまうことを失念していました。これでh3が落ちることが決まり、かなり焦りながら反撃しやすい形を模索します。

23. Qxb2 Qxe4 24. Kf2 Bxh3?!

試合中に気にしていたのは24... Re8! として先にeファイルからの反撃を強化しておく手で、これならば白クイーンはナイトの守りから離れられないため、本譜のa1-h8ダイアゴナルを抑える反撃は作れず、キングが不安定な白はやや劣勢かと思っていました。しかし、1ポーンダウンの黒が早くポーンを取り返したいと焦る気持ちは理解できます。

25. Qc2 Qb4 26. Qc3 Qa3? 27. g4!


黒にあまり良いディフェンスが無いことを確認し、このポーン突きを実行しました。h3に跳びこんだビショップの帰り道を消し、Rd8-Rc8のような反撃もできないようにしておきます。さらにここでRc1-Rh1がビショップトラップの狙いになることが、あらかじめKg1-Kf2と寄っておいたアイディアでもありました。

27... h5 28. Rh1!

g4を取る手に対しても、Ne3-Ng4ができ、h8でのメイトが狙えるためにビショップは助かりません。これで勝利を確信しましたが、途中かなりひやっとするところのあるゲームでした。

28... Qc5 29. Qxc5 dxc5 30. Rxh3 hxg4 31. Nxg4 Rxd5 32. Nf6+ Kg7 33. Nxd5 f5 34. Kf3 Kf7 35. e4 Ke6 36. Rh7 1-0


合宿2日目は午前中に17人全員に振り返りとアドバイスを行い、私の指導は全て終了しました。今年は久々の春夏両合宿にお邪魔しましたが、現役時代を思いしてやはり合宿は良いですね。呼んでくれた現役部員たちだけでなく、指導内容をメモして渡してくださったり、写真を提供してくださった顧問の先生2人にも深く感謝いたします。
現役生たちは3泊4日の合宿ですが、私の指導は最初の1泊2日だけですので、1人宿を離れて帰路につきます。駅から少し離れた場所に、リニューアルオープンしたばかりの甲斐の駅いさわがあり、寄ってみることに。動かざること山の如しを体現するような、巨大な武田信玄の像がありました。
山梨県は宝石や天然石加工の技術に優れてるそうで、県内で採掘ができなくなった現在でも、海外から素材を輸入して加工をしているそうです。言われてみれば、河口湖近辺にも天然石を扱うお店や宝石の美術館がありました。こちらは肉に見える石で、奥の焼き鳥か手前の豚肉のどちらかが天然の石です。どちらか分かりますか?
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