2016/09/10

Baku Chess Olympiad R7 Tunisia - Japan


クリスタルホール内の試合会場 Photo by Alex


後半戦から会場内へのカメラ持ち込み、および写真撮影が許可されるようになりましたので、ようやく写真で会場の様子をお伝えできます。残り5試合となったR7 は、アフリカのチュニジアとの対戦です。上2人は2100、下2人はは1900ですので、マッチに勝つのはもちろん、なるべくポイントを取りたいラウンドです。

Mabrouk, F (TUN, 2145) - Kojima, S (IM, JPN, 2398)
Baku Chess Olympiad (7)

1. d4 Nf6 2. c4 e6 3. Nf3 d5 4. g3 Bb4+ 5. Bd2 Be7 6. Bg2 O-O 7. Qc2 c6 8. O-O b6 9. Bf4 Bb7 10. Nbd2 Nbd7 11. e4 Rc8 12. e5 Ne8 13. h4 c5 14. Ng5 g6 15. cxd5 cxd4 16. Qd1 Bxg5 17. Bxg5 f6 18. exf6 Ndxf6 19. dxe6 Bxg2 20. Kxg2 Qd5+ 21. Kg1 Qxe6 22. Nf3 Ne4 23. Nxd4 Qf7 24. Qb3 Rc4 25. Be3 N8d6 26. Rac1 Nc5 27. Qd1 Rxc1 28. Qxc1 Qxa2 29. Bh6 Re8 30. b4 Nce4 31. Qa1 Qf7 32. Bf4 Nc4 33. Re1 Qd5 34. Nf3 Ned6 35. Rxe8+ Nxe8 36. Ne5 Nxe5 37. Qxe5 Qxe5 38. Bxe5 Kf7



序盤はお粗末なので、このゲームをエンドゲームを取り上げようと思います。苦しい展開からなんとか挽回した黒は、このビショップvs. ナイトのエンドゲームを勝ちにいくことにします。検討でも話題の中心になったのは、黒はキングを早くセンターに上げるべきか、それともaポーンを進め、早めにアウトサイドパスポーンを確定させるかということです。コンピュータはパスポーンの価値を高く評価しますが、私は黒マスビショップが抑えるa1 のマスを取りに行くのは容易ではなく、黒が勝つという自信がありませんでした。実際に、38... a5 39. bxa5 bxa5 40. Kf1 Kf7 41. Ke2 Ke6 42. Ba1 と進めてみたポジションを考えましたが、黒が勝ちなのかよくわかりません。そこで私はキングを先に上げ、白のbポーンをターゲットとして残す作戦を選びました。もちろん、白が次に指す可能性がある、b4-b5 に対してもある程度読んだうえの結論です。

39. b5 Ke6 40. Bb8 Kd7


時間の増える40手目、相手はこれでどうだとばかりに固定したa7 を狙いますが、私は落ち着いてキングを寄せます。白がa7 を取ろうものなら、Kd7-Kc7 からビショップはトラップされてしまいます。これで次にNe8-Nd6 からb5 のポーンを取りにいけば、黒が勝てると読んで相手の手を待ちますが...

41. g4?



結論から言えば、この手は悪手で黒の勝ちになります。しかし、私は自分の読み間違いに気付いて愕然とします。勝ちだと思ったポーンエンディングは負けだったのです! 41... Nd6? 42. Bxd6 Kxd6 43. f4! Kc5 44. g5! Kxb5 45. f5! gxf5 46. h5+- これでブレイクスルーを成功させた白は、先にクイーンを作って勝ちとなります。38... a5 のほうが良かったかと後悔もしましたが、私はナイトを上手く使い、チャンスを作れる可能性に気付きました。ちなみに白の正解は、41. f4! Nf6 42. Kg2 Nd5 43. Be5 Nb4 44. Kf3 a5 45. bxa6 Nxa6 46. Kg4= と進めることで、本譜の指し方を黒に許さず、ドローに持ち込むことができます。

41... Nf6! 42. f3 Nd5!


ナイトがb5 のポーンを狙えるマスが、d6 とc7 だけだと決めつけていたのが私の間違いで、もっと広く盤を使い、d4,c3.a3 も利用すればb5 を取れるようになることに気付いたのです。

43. Be5 Ke6 44. Bb8 Kd7 45. Be5 Ne3!



このマスがポイントで、次にc2,c4 に行けるようになります。c2,c4 からはそれぞれ、d4,a3 とa3,d6 にナイトが飛ぶチャンスがあり、いずれもb5 のポーンをアタックできます。これらのマスをビショップ一つでカバーし、ナイトのジャンプを封じることは不可能です!

46. Bb8 Kc8! 47. Bd6 Nc2 48. f4 Nd4?


望んだ通り、b5 のポーンを取れる位置にナイトを運びましたが、これが早すぎたため、白にドローチャンスを与えてしまうことになります。相手がこの手筋に気付かなかったのは、ラッキーでした。正しくは48... Kd7!1 49. Be5 Na3!-+ と指し、キングを1歩キングサイドに近づけておけば勝勢でした。

49. Kf2?



このポジションで白がドローに持ち込む手筋を探すのは簡単ではないでしょう。白の望みはたった一つ、キングサイドのブレイクスルーしかありません。49. Be5! Nxb5 50. f5 gxf5 51. g5 Kd7 52. h5 Ke7 53. g6 hxg6 54. h6 Nd6 55. Bxd6+ Kf7 56. Bb8 a6 57. Bf4= このように2つのポーンを犠牲にしても、hファイルのパスポーンを進めれば、黒はそれを止めるためにナイトを捨てざるをえません。そうなればドローは間違いないでしょう。

49... Nxb5 50. Be5 Kd7 51. f5 gxf5 52. g5 Ke6


黒がキングをセンターに戻している状況では、すでにブレイクスルーは遅すぎます。後はクイーンサイドにできたコネクテッドパスポーンを進めつつ、ブレイクスルーに気を付けていれば黒の勝ちです。

53. Bb2 Nd6 54. Kf3 a5 55. Bc3 a4 56. Kf4 Ne4 57. Bb4 b5 58. h5 Nf2 59. Kf3 Nd3 60. Bc3 Kf7 0-1



このラウンドは南條くんのみドローで、他の3人は無事に勝ちました。これでチュニジアを破り、次のラウンドではまた強豪とぶつかります。

Tunisia - Japan 0.5-3.5

Mabrouk, F (TUN, 2145) - Kojima, S (IM, JPN, 2398) 0-1
Meftahi, H (IM, TUN, 2119) - Nanjo, R (IM, JPN, 2340) 1/2-1/2
Ben Ammar, M (TUN, 1929) - Averbukh, A (JPN, 2223) 0-1
Ben Youssef, A (TUN, 1893) - Yamada, K (CM, JPN, 2100) 0-1


一方で女子もザンビアを下し、オープン、女子揃っての日本チーム白星となっています。坂井さんは今大会、待望の初白星ですね。

Zambia - Japan 1.5-2.5

Mwango, L (WFM, ZAM, 1935) - Ishizuka, M (JPN, 1778) 1-0
Hamoonga, L (WCM, ZAM, 1783) - Sakai, A (JPN, 1703) 0-1
Kabamba Mulwale Bwalya (ZAM, 1683) - Shibata, M (JPN, 1638) 1/2-1/2
Lubuuto Bwalya Mulwale (ZAM, 1529) - Fukuya, N (JPN, 1636) 0-1



そして一つ、嬉しいニュースです。女子の5B でプレーしていたなつみが、5試合中3.5P という戦績で、WCM のタイトルを獲得できることがこの時点で確定しました。WCM の規定は7試合以上で50%以上の勝率を挙げることですので、彼女はあと2試合プレーすれば、結果にかかわらずタイトル獲得となります。最短4試合で獲得が決まるWCM ですが、5試合でで確定は、私の知る限り日本の女子プレーヤーで最短の記録です! この1年半以上、二人三脚で頑張ってきましたので、私としてもとても嬉しいです。この日、Mamedyarov のサインも貰えてご満悦の彼女は、残り4試合で2.5P 以上を挙げれば、WFM のタイトルも獲得することになります!

さて、バクーのオリンピアードも残りは4試合となり、ゴールがおぼろげながら見えてきました。日本チームは、オープンがここまで3勝3敗1ドロー (スリランカ、サントメ・プリンシペ、チュニジアに勝ち)、女子は2勝4敗1ドロー (パレスチナ、ザンビア勝ち) という結果になっています。少しでも上の順位を目指すため、残り試合も勝ち星を積み重ねたいですね。R8 はオープンが女子に続いてザンビア、女子がバルバドスとの対戦になります。ザンビアは6年前のオリンピーアドでも対戦し、その際はさほど強くなかったですが、今回は全員がIM というパワーアップを果たしています。特に私と対戦するKayonde Andrew は、当時は5B でUR ですが、今回は2422 のIM です。前半戦以来の白も引けたので、ここはガンガン行こうと思います!

Japan - Zambia

Kojima, S (IM, JPN, 2398) - Kayonde, A (IM, ZAM, 2422)
Nanjo, R (IM, JPN, 2340) - Phiri, R (IM, ZAM, 2342)
Averbukh, A (JPN, 2223) - Mwali, C (IM, ZAM, 2335)
Yamada, K (CM, JPN, 2100) - Chumfwa, K (IM, ZAM, 2240)

Japan - Barbados

Ishizuka, M (JPN, 1778) - Blackman, K (WCM, BAR, 1642)
Hoshino, K (WCM, JPN, 1802) - Murray, D (BAR, 1419)
Sakai, A (JPN, 1703) - Sandiford, S (BAR, 1226)
Fukuya, N (JPN, 1636) - Nurse, L (BAR, 1291)





2016/09/09

Baku Chess Olympiad R6 Luxebourg - Japan

バクーオリンピアード後半戦が始まりました。R6 の相手は少し各上のルクセンブルクです。私の相手であるIM Wiedenkeller は、直前でフィンランドのGM Nyback を破るなど、ここまで絶好調でレイティングを大きく上げています。

Wiedenkeller, M (IM, LUX, 2458) - Kojima, S (IM, JPN, 2398)
Baku Chess Olympiad (6)

1. c4 e5 2. g3 Nf6 3. Nc3 c6 4. d4 exd4 5. Qxd4 Na6 6. Bg2 Bc5 7. Qe5+ Be7 8. Nh3!?



この2年間、1. c4 e5 を再び研究し始め、いくつかの実戦経験も積んできました。このラインは青嶋くん、野口さんと指していますが、その際は8. Nf3 でした。h3 に飛んだナイトは、Nh3-Nf4 からd5 の孤立ポーンを攻撃できるのであれば良いですが、黒がd5 にナイトを置けるとなれば、良い働きをするか疑問です。

8... O-O 9. O-O Re8 10. Qd4 d5!


かつて野口さんとの試合では、f3 にナイトがいるにも関わらずこの手を指し、d5 に弱いポーンを作ってひどい目にあいました。h3 にナイトが飛んだ形のポイントは、d4 のクイーンが守られていないため、黒はd5 のポーンをすぐに取りかえさず、Na6-Nb4 ができることです。

11. cxd5 Nb4! 12. d6 Qxd6 13. Qxd6 Bxd6 14. Rd1



Nb4-Nc2 のフォークと、Nb4-Nxd5 を避けるために、白はクイーンを交換することにしますが、これで黒は序盤、満足な形になりました。ここからは、e2 のポーンを狙いにきいます。14. Bf4 Bf8!=/+ ならば、白はh3 のナイトの行き場に困るでしょう。

14... Be5 15. Bf4 Bxc3


ここは相手の誘いに乗り、ビショップナイトの交換からポーンをもらいに行きます。

16. bxc3 Nbd5 17. Bd2 Rxe218. c4 Nb6 19. Nf4 Re8 20. Rdc1 Bf5



当然の1手で、b1 のマスを抑え、b7 を攻撃されにくくします。これでポーンの代償は十分ではないと思いますが、まだまだダブルビショップの力は侮れません。

21. a4 g5!?


a2-a4-a5-a6 の構想は当然考えていました。それに対し、f4 のナイトをh3 に戻し、そのナイトを負担にすることで対抗します。g2 のビショップは、h3 に戻ってきたナイトを守っていなければいけないため、a4-a5-a6 から、すぐにc6 を取れないことがポイントです。

22. Nh3 h6 23. a5 Nbd7 24. Ra3 Rad8



少し迷いましたが、まだ動いていないピースをアクティブにして、ポーンを取りあうことにします。相手はh3 のナイトが使えておらず、バックランクが弱いため、ここは間違いなく押していると感じていました。

25. Be3 Ne5 26. Bxa7 Nxc4 27. Rf3 Nd6 28. Rb3 Nb5 29. Bb6 Rd7


ここでルークをどこに置くか迷いました。選んだ手は少し無難すぎるので、大胆に7段目に飛び込む29... Rd2 か、a5 のポーンを狙う29... Ra8 の、どちらが良かったでしょう。

30. f4 g4 31. Nf2 Nd5 32. Bc5 Ra8 33. Ra1 Ndc3



ここはb7-b6 ができなかったのが予想外でしたが、慌てずにピースのポジションを良くして、プレッシャーをかけ続けることを心がけます。Nc3-Ne2-Ned4 までいければ黒は大きなチャンスを掴みますが、白は当然それを防ぎます。

34. Bf1 Rd2 35. Be3 Rd7 36. Bb6 Rd2 37. Be3 Rd7


ここは時間も少なく、37... Rc2! と指すのを躊躇ってしまいました。7段目にルークを残すことが客観的に考えて良いことは分かっていますが、c2 のルークは一時的に動けるマスが全くなく、読み落としでトラップなどがあったら大事なマッチで負けになる危険が高いと思ってしまったのです。実際にはc2 のルークをアタックにしにいける駒は、白には一つもありません。ここでドローかと思いきや、白から手を変えてきます!

38. Rb2 Re8 39. Bc5 Ne4!?



時間が増える40手直前で、これを仕掛けます。黒はポーンを返してしまっても、自分にだけ価値のチャンスがある、ルーク+異色ビショップのエンドゲームに持ち込もうとします。

40. Nxe4 Bxe4 41. Re1


ここでWiedenkeller からドローオファーがありました。今大会、ドローオファーは互いに1回ずつしかできないという新ルールが採用されています。私がこれを蹴った場合、私から改めてしたドローオファーを彼が受けるか、3回同一か、ブックドローしかドローにはなりえないことになります。私は少し考え、ここで受ける理由はないと判断してゲームを続けます。

41... f5 42. Bc4+ Kg7 43. Bxb5?!



異色ビショップはドローのチャンスが多いとされますが、ルークが残っており、白はh2 のポーンが弱いとなれば、黒にだけチャンスがあるでしょう。ここはピースを残したほうが、白にとっては良かったかもしれません。

43... cxb5 44. Rxb5 Red8?!


しかし、私にも緩手が出ます。確実に7段目にルークを入れるためには、44... Rc8! と指し、c2 への侵入を伺うべきでした。

45. Bb4?!



45. Be3! Rc8 46. Rb2 ならば、白はしっかりと7段目を守り、黒に簡単にチャンスを与えなかったでしょう。

45... Rc8! 46. Rc5 Rxc5 47. Bxc5 Rd2


ルークは1つ交換しましたが、黒はルークを7段目に入れ、Rd2-Rg2+ から、h2 のポーンを取ることをスレットにしています。これでまだ先は長くとも、勝ちチャンスがきたと思いました。

48. Rc1 Kf7 49. Bf2 Ra2 50. Rc7+ Ke6 51. Bb6 Kd5?



指した直後に、大事な試合で何をやっているのだろうと落ち込みました。h2 はいつでも取れるため、キングを先にクイーンサイドに寄せていく構想は良いでしょう。h2 を取った際に、Bb6-Bf2 で一時的にルークが閉じ込められることを気にしましたが、キングでa5 のポーンをアタックすれば、ビショップはa5 の守りに戻らないといけないことに気付いたのです。しかし、キングの寄るマスが当然間違っています... 51... Rg2+ 52. Kf1 Rxh2 53. Rh7 Kd6 54. Bf2 Kc6 55. Be1 Kc5-/+ このエンドゲーム、白は頑張ってディフェンスに奔走するでしょうが、おそらく黒が勝てるでしょう。

52. Rxb7 Kc4 53. Rd7 Ra1+ 54. Kf2 Ra2+ 55. Ke3 Ra3+ 56. Kf2 Ra2+ 57. Ke3 Ra3+ 58. Ke2 Bf3+


b7 を失った以上、黒からのパペチュアルチェックでドローにするしかないでしょう。

59. Kf2 Ra2+ 60. Ke1 Ra1+ 61. Kf2 Ra2+ 1/2-1/2



このマッチでは、南條くんが連勝できたのは良かったのですが、4B では唐堂くんが相手の美しい指しまわしにより短手数で負け。Alex もパペチュアルチェックのチャンスを蹴って勝負にいき、負けになってしまいました。2.5-1.5 の惜敗ですので、私がひどい手を指さず、勝っていればという気持ちが強いです。各自、反省をもってまた次のラウンドに臨みたいと思います。

Luxembourg - Japan 2.5-1.5

Wiedenkeller, M (IM, LUX, 2458) - Kojima, S (IM, JPN, 2398) 1/2-1/2
Berend, F (IM, LUX, 2328) - Nanjo, R (IM, JPN, 2340) 0-1
Linster, P (LUX, 2233) - Averbukh, A (JPN, 2223) 1-0
Mertens, M (LUX, 2181) - Tang Tang (JPN, 2108) 1-0

Japan - Surinam 1-3

Ishizuka, M (JPN, 1778) - dos Ramos, R (WFM, SUR, 1821) 0-1
Hoshino, K (WCM, JPN, 1802) - Adhin, A (WCM, SUR, 1616) 1/2-1/2
Sakai, A (JPN, 1703) - Kaslan, C (WCM, SUR, 1665) 0-1
Fukuya, N (JPN, 1636) - Frijde, R (WCM, SUR, 1605) 1/2-1/2


女子もスリナム相手に1P 取ったのみで、敗れてしまいました。後半戦、オープン女子そろっての負けの嫌な流れを変えるために、今日のR7 はしっかりと星を取ってきたいと思います。オープンはチュニジア、女子はザンビアと、ともにアフリカの国との対戦になります。

2016/09/08

Baku Chess Olympiad Rest Day


バクーのオリンピアードはR5 の後に1日休憩日が入り、後半の6試合に繋がります。試合のないこの日は、初めてゆっくりと外を歩くことができました。そこで今日の記事は、写真で休憩日の様子を振り返りたいと思います。トップの写真はホテルの朝食です。蒸し野菜、ポテト、スクランブルエッグ、パンとジュースにヨーグルトですね。


前日はバミューダパーティーに行き、帰りの遅かったメンバーもいたため、ホテルを出たのは少し遅めの11時前です。バクーに到着してからは、雨らしい雨はほとんどなく、快晴の日が続いています。近くのメトロでチケットを買う案も出ましたが、時間もあるのでカスピ海沿いの道を歩いて、中心街に向かうことにします。


宿泊しているQafquz Baku Sport Hotel からしばらく歩くと見えてくるのが、New City Park です。そこまで大きい公園ではありませんが、水路などもあって涼しげで、ここで少し休憩。ギャンブラーたんたんはサイコロのオブジェと記念撮影です。


光の中から現れる男!(Alex です。) バクーの車道は広く、横断歩道も少ないため、反対側に渡る際は地下道を利用します。


いつも会場に向かうバスから見える大型ショッピングモールに寄り、飲み物などを買い込みます。


パリに本店があり、日本でも人気のダロワイヨは、バクーにもありました。チェス盤柄のケーキ、レキシエにはルーク、ビショップ、ナイトが乗せられています。ただし、ケーキの名前は日本のレキシエとは違う表記でした。


ブランドショップには用がないため、すぐさまスーパーマーケットへ。海外のスーパーで何が売っているのかを見るのは、どこでも楽しいものですね。私はキエフカツレツに惹かれ、これを一つ購入して食べてみました。バターを鶏肉で包んであげており、美味しかったのですが、これが昼食に響くことに(笑)


スーパーを後にし、さらに中心街を目指します。バスから見えたMamedyarov の看板も、ようやく写真でゲットすることができました。


さらに進んでたどり着いたのは、カスピ海沿いに広がる大きな公園、Milli Park です。こちらはバクーの湾をぐるっと囲むように、長く長く伸びしています。ここでは初めて巨大チェスセットを発見し、早速ゲームがスタートします。南條 - 唐堂 1-0


巨大チェスセットのすぐ近くには、こうしたオリンピアードのモニュメントが設置されています。会場近くには、これと同じSAYCHESS、他にBAKUCHESS があったと記憶しています。


公園内をさらに歩いていくと、見えてくるのがバクーの旧市街、Old City です。Alex がバクーに来る前から調べてくれた、お勧めのレストランで遅めの昼食を取ろうと、奥へ奥へと進んでいきます。


そしてたどり着いたのが、こちらの地下にあるレストランです。営業が2時までという表記に少し焦りましたが、よくよく見れば午前2時まででした。遅い時間でもひっきりなしにお客さんが来る、人気のアゼルバイジャンレストランです。


店内はバクーの名物である織物や、お皿、絵画が壁にかかる素敵な内装でした。伝統衣装である様々な柄の帽子を被り、記念撮影ができるスペースもありました。


メニューを見ても料理がイメージできず、写真付きのアゼルバイジャン料理雑誌も見せてもらいますが、何を頼めばよいかわかりません(笑)ロシア語のできるAlex に店員と交渉してもらい、人数分のコースを頼むことにします。


料理はサラダ、チーズ、ナスのペースト(これはホテルにもあり、私のお気に入りです!)、焼き立てパン、小さなワンタン入りスープと、どんどん運ばれてきます。隣国、トルコで食べたときも思いましたが、こちらの国はパンがおいしいですね。これだけでもかなりおなかが膨れてきますが、メインはこれからです。


メインの肉料理が到着です。チキン、ビーフ、ラムの串焼き、シシカバブが文字通り山のように盛られて来ました。さらにご飯、鶏肉と野菜の煮物、また別の肉の炒め物も来て、驚きの量です! 9人で必死に食べようとしましたが(南條くんが特に奮闘!)、一部は残すしかありませんでした。これに飲み物をつけても、一人25マナト1600円程です。アゼルバイジャンの昼食の平均よりも高いですが、大満足の内容です。ちなみにこの日、私は夕飯を全く食べられませんでした(笑)


全員膨れるおなかを抱え、16時少し前にレストランを後にしました。遠くまで行く気力はなく、そのままOld City を散策します。いくつかのお土産屋さんを見て気付きましたが、アゼルバイジャンではザクロが名産なんですね。ザクロの置物や絵画を売るお店がありました。


Old City の観光名所の一つ、Maiden Towerです。元気なメンバーは4マナトを払って登り、疲れていたメンバーは地上に残り、お土産屋さんを見ることにします。私たちはここをこの日の観光の最終地点にして、ホテルに戻ることにしました。


Meiden Tower のふもとでのんびりと待ちます。Old City の奥には、近代的なFlame Tower が見えますね。あそこまではまだかなり距離があり、なんらかの交通機関を使わなければ行けないでしょう。Flame Tower は夜のライトアップがきれいですので、いつか夜の時間帯に余裕があれば足を運んでみたいですが、なかなかこのスケジュールでは難しいかもしれませんね。

帰りは元気なメンバーは行き同様に、1時間以上かけて歩いて、他のメンバーはタクシーでホテルに戻りました。この日にしっかりとリフレッシュできたので、今日から始まるルクセンブルク戦も、しっかりと戦って来ようと思います。私は6年前に敗れたIM Wiedenkeller との再戦に燃えています。後半戦の応援も、よろしくお願い致します!

Luxembourg - Japan

Wiedenkeller, M (IM, LUX, 2458) - Kojima, S (IM, JPN, 2398)
Berend, F (IM, LUX, 2328) - Nanjo, R (IM, JPN, 2340)
Linster, P (LUX, 2233) - Averbukh, A (JPN, 2223)
Mertens, M (LUX, 2181) - Tang Tang (JPN, 2108)

Japan - Surinam

Ishizuka, M (JPN, 1778) - dos Ramos, R (WFM, SUR, 1821)
Hoshino, K (WCM, JPN, 1802) - Adhin, A (WCM, SUR, 1616)
Sakai, A (JPN, 1703) - Kaslan, C (WCM, SUR, 1665)
Fukuya, N (JPN, 1636) - Frijde, R (WCM, SUR, 1605)


Baku Chess Olympiad R5 Japan - Tajikistan

バクーのオリンピアードも、前半戦最後の試合を迎えました。R5 は8年前のドレスデンオリンピアードでも対戦した、タジキスタンとの再戦です。8年前は日本が勝利しましたが、今回はGM Amonatov がいるため、相手レイティングの平均は大きく上がっています。

Kojima, S (IM, JPN, 2398) - Amonatov, F (GM, TJK, 2610)
Baku Chess Olympiad (5)

1. Nf3 Nf6 2. c4 g6 3. d4 Bg7 4. g3 O-O 5. Bg2 d6 6. O-O Nbd7 7. Nc3 e5 8. e4 a6 9. Qc2!?



GM Avrukh の本を読んでいて、早い8... a6 にはh2-h3 を入れずに、Qd1-Qd2 からRf1-Rd1 を目指すアイディアを見つけました。9. h3 exd4 10. Nxd4 Re8 11. Be3 Rb8 12. b3 という手順で、Gallagher Variation になるのであれば、過去に指したことのある変化で自信はありますが、もし黒が早くb7-b5 をしてきた場合にどうなるかわからなかったため、今回は9. Qc2 を試してみることにしました。

9... exd4 10. Nxd4 Ne5 11. b3 Bd7 12. a4 Nc6 13. Nxc6 bxc6


Amonatov はここまで迷う様子無く、ポジションを進めてきます。私はb3 へのプレッシャーはさほど深刻にならないだろうと考え、将来的にc4-c5 と仕掛けるタイミングを計り、ピースを展開していくことにします。

14. h3 Rb8 15. Be3 Re8 16. Rfd1 Qc8 17. Kh2 h5!?



Fianchetto King's Indian ではよくあるアイディアですが、私としては、17... Re5 18. f3 Rh5 19. h4 と進む変化を恐れていました。もちろん、本譜のようにhポーンを伸ばされるアイディアも、やられてみると対処が嫌なものです。

18. Rab1 h4 19. gxh4 Nh5 20. Ne2 Be5+ 21. f4 Bf6 22. Rg1


f2-f4 と突かされたことで、白は黒マスビショップのダイアゴナルを一時的に閉ざされていますが、代わりにf4-f5 と突き、黒のキングを直接的にアタックすアイディアを得ています。私はこれを利用し、gファイルとの組み合わせでアタックを仕掛けようとしましたが、22. Bf3! Bxh3 (22... Bxh4 23. Bxh5 gxh5 24. Rg1+ Kf8 25. f5!+/-, 22... Ng7 23. h5 Nxh5 24. Bxh5 gxh5 25. Ng3+/-) 23. Rg1 Ng7 24. h5+/- としてほうが、シンプルに攻撃できたようです。

22... Bxh4 23. Bf3 Ng7 24. Bd4!



すぐにf4-f5 と仕掛けてしまうと、e3 のビショップが浮いていることを利用され、f5 が取られてしまいます。そこで先にビショップを動かし、a1-h8 のダイアゴナルを抑え、黒キングへプレッシャーをかけるとともに、f4-f5 とする準備を整えます。

24... d5!


指されてから、なるほどと思いました。24... c5 25. Ba1 ならば、白は次にクイーンをビショップの前に置き、a1-h8 のダイアゴナルを利用したアタックでチャンスを作れるでしょう。

25. f5 dxe4?!


ここは難しい判断ですが、ピースを捨てるほうが正確です。25... Nxf5! 26. exf5 Bxf5 27. Qc1 Rxe2+!? 28. Bxe2 Qe6 29. Bf3 Bxb1 30. Qxb1 dxc4 これは非常に形勢判断の難しいポジションです。

26. fxg6 f6 27. Bxe4?



ここは正確に読み切れず、思い切ってポーンを取ってみましたが、これが大きな失敗でした。27. Bg4! e3 (27... f5? 28. Qc1!! この手を試合中、見つけることができませんでした。 29... e3 29. Bf3+/-) 28. c5+/= これならば、白は間違いなく少し有利なまま試合を進められたでしょう。

27... Bf5!


f5 のマスを確保するとともに、eファイルをこじ開けて反撃を作る好手です。ここからさらに判断を間違えたことで、一気に崩れてしまいました。

28. Nc3?


28. Bxf5 Qxf5 29. Rb2 Qxc2 30. Rxc2 Rxb3= b3のポーンを落とすことには強い抵抗感がありましたが、本譜と比べれば、こちらを選ぶべきであったことは明らかです。

28... Rxe4! 29. Nxe4 Qe6!



黒はエクスチェンジを捨てても、すぐに取りかえすことができます。ポーンまで取りかえせば、白のキングの守りは薄く、どちらが優勢かは比べるまでもありません。

30. Rg4 Bxg4 31. hxg4 Re8 32. Bf2 Qxg4 33. Re1 Nh5 34. Qd2


ここはもうe4 のナイトがどうしても救えないため、バックランクに侵入するアタックで反撃を作るしかないと、時間ぎりぎりまで考えて決断しました。

34... Rxe4 35. Qd8+ Kg7 36. Qxc7+ Kh6



36... Kxg6 37. Rg1 Bxf2 38. Rxg4+ Rxg4 39. Qxc6 Bg1+ 40. Kh1 Bd4-+ 黒はクイーンを捨てても勝勢ですが、もちろん本譜のほうがわかりやすい勝ち方です。

37. Qh7+ Kg5 38. g7


最後、この手はダメなことは分かり切っていたので、もう一つの手を試すべきであることは明らかです。38. Rg1 Bxf2!? (38... Bg3+ 39. Rxg3 恥ずかしながらここは、ビショップで取る手しか考えていませんでした。39... Nxg3 40. g7 Nf1+ 41. Kh1 Qf3+ 42. Kg1 Rg4+ 43. Kxf1 Qd1+ 44. Be1 Kf4!! これが見つけづらい好手で、これ以外に黒の勝つ方法はありません。45. g8=Q Qf3+ 46. Bf2 Qg2+ 47. Ke1 Rxg8-+ 白のプロモーションしたクイーンを取れば、ゲームオーバーです。) 39. Rxg4+ Kxg4 40. Qd7+ (40. g7 Bg3+ 41. Kg1 Re1+ 42. Kg2 Nf4#) 40... f5 41. Qd1+ Kg5 42. Qd8+ Kxg6-+ 上記と似たアイディアで、黒はクイーンを捨てるか、44... Kf4! のアイディアを見つけるか、どちらでも黒は勝つことができるでしょう。40手目で時間が増えれば、Amonatov のレベルならばどちらも指せると思いますが、それでも相手にとって難しい変化に飛び込むべきであったことを悔やんでいます。

38... Qf4+ 0-1



このラウンド、私は白で負けてしまいましたが、南條くんが今大会、待望の初勝利を挙げました! 3,4B もドローとなったため、マッチの結果は2-2 の引き分けです。

Japan - Tajikistan 2-2

Kojima, S (IM, JPN, 2398) - Amonatov, F (GM, TJK, 2610) 0-1
Nanjo, R (IM, JPN, 2340) - Khusenkhojaev, M (TJK, 2212) 1-0
Averbukh, A (JPN, 2223) - Kabilov, A (TJK, 2150) 1/2-1/2
Yamada, K (CM, JPN, 2100) - Karimov, A (TJK, 2119) 1/2-1/2


女子はこのラウンド、各上のコスタリカを相手に苦戦を強いられました。2B の星野さんだけが白星を挙げ、他は3敗です。

Costa Rica - Japan 3-1

Rodriguez Arrieta, M (WIM, CRC, 1913) - Ishizuka, M (JPN, 1778) 0-1
Acevedo Mendez, L (CRC, 1857) - Hoshino, K (WCM, JPN, 1802) 0-1
Ramirez Gonzalez, M (CRC, 1859) - Sakai, A (JPN, 1703) 1-0
Nunez Gonzalez, N (CRC, 1833) - Shibata, M (JPN, 1638) 1-0



昨日は試合後に、会場奥にあるエキシビジョンホールに足を運んでみました。今大会、会場で見当たらなかったチェスグッズは、こちらで販売されています。グッズの販売だけでなく、様々なブースが設けられています。


世界チャンピオン、Carlsen と女子世界チャンピオン、Hou Yifan の巨大パネルです。会場にブースを出している、Smart社のアプリを使い、iPhone でこのパネルを映すと、Baku Chess Olympiad の公式動画や、その他の広告が流れる仕組みになっています。


記念撮影用の、2人の世界チャンピオンのパネルも用意されています。Carlsen とその追っかけ、そして荷物持ちです。


チェスピースとボードの型をしたチョコレートは、ぜひともお土産に買って帰りたいですが、壊すか解けるかしてしまいそう...


チェス柄のキャラクターには、かなり子供たちがビビっています。私は躊躇なく一緒に踊ってきました。


試合会場のクリスタルホールは、夜になると輝きだします。

そして休憩日の今日は、バクー市内を観光に行ってきました。またそちらの記事は、翌日に回そうと思います。休憩日の今日が明ければ後半戦のスタート。オープンは6年ぶりの対戦となるルクセンブルク、女子はスリナムとの対戦です。

2016/09/06

Baku Chess Olympiad R4 Japan - Sao Tome & Principe


サントメ・プリンシペと対戦する日本オープンチーム Photo by Mrs. Hoshino

バクーでの試合も、1/3 を紹介しました。4R 目の対戦相手は、アフリカのサントメ・プリンシペです。オリンピアードには毎回、アフリカからもレイティングのあるプレーヤーを代表に、多くの国が参戦します。

Kojima, S (IM, JPN, 2398) - Santos da Costa, J (CM, STP, 1960)
Baku Chess Olympiad (4)

1. Nf3 d5 2. d4 Nf6 3. c4 e6 4. Nc3 Nbd7 5. cxd5 exd5 6. Bg5 Be7 7. e3 c6 8. Qc2



QGD の4... Nbd7 対策をどうするか、この数年間いくつかのラインを見てきました。Dresden Olympiad のBaburin戦では、5. Bf4 を試し、その後も何試合か指していますが、最近はしっくりきていません。そこで今回は、オーソドックスなQGD Exchange のラインを指すことにしています。

8... h6 9. Bh4 Qa5 10. Bd3 Bd6


黒のセットアップはすでに妙に思えます。a5 に出たクイーンも、いずれ下がらなければいけないでしょう。

11. O-O O-O 12. a3 Qc7 13. Rfc1



次の狙いは当然、Nc3-Nb5 からビショップナイトの交換をすることです。黒がそれを防いでも、将来的にb2-b4-b5-bxc6 のマイノリティーアタックを仕掛けた際に、c1 でルークは働くことができます。

13... g5 14. Bg3 Bxg3 15. hxg3 Qd6 16. b4 a6 17. Rab1 Ng4


黒はマイノリティーアタックを止めようとしても失敗します。17... b5? 18. e4! dxe4 19. Nxe4 Nxe4 20. Bxe4+/- それならば、キングサイドを攻めにいくしかありません。私はR1 でマイノリティーアタックをせず、ディフェンシブに指したことを後悔していたので、ここはできっちりとbポーンを伸ばしにいきます。

18. a4 Ndf6 19. b5 Nh5?!



マイノリティーアタックを受けるとしても、せめてaファイルは開き、先にc6 を守っておくべきでしょう。それでも、19... axb5 20. axb5 Bd7 21. bxc6 bxc6 22. Na4!+/- で白にはアドバンテージがあります。私が一つ気にしていたのは、f2 へのサクリファイスですが、19... Nxf2? 20. Qxf2 Ng4 21. Qe1 Re8 22. e4 axb5 23. axb5 dxe4 24. Nxe4 Qd8 25. bxc6 bxc6 26. Qc3+- と指せば、黒にはピースの代償がなく、失敗です。

20. bxc6 bxc6 21. Ne2 Bd7 22. Rb6 a5 23. Bf5!


白マスビショップは白のほうが働きが良さそうですが、ここで交換をしておけば、c6 のポーンを攻撃しやすくなるうえ、f5 のマスを活用するチャンスが増えます。

23... Rfb8?



23... Rac8 24. Bxd7 Qxd7 25. Ne5! Nxe5 26. dxe5 Qe6 27. Rxc6 Rxc6 28. Qxc6 Qxe5 29. Qxh6+- これでもc6 が落ち、決着がつくのは時間の問題ですが、2ピースルークになれば白にとってさらに楽な展開です。

24. Bxd7 Rxb6 25. Bxg4 Nf6 26. Ne5 Nxg4 27. Nxg4 Rab8 28. Qf5!


f7 を攻撃しつつ、Ng4-Nf6 からの狙いも作っておきます。

28... Qe6? 29. Nf6+ Kg7 30. Qxe6 fxe6 31. Nd7 1-0



最後はさらに白の駒得が拡大し、相手はリザインしました。私と下位ボードは全く問題のないゲーム運びでしたが、2B では南條くんが敗れ、スコアは3-1 となりました。南條くんは初戦、Almasi にドローを取ったものの、その後の3戦は本来の力を出せていません。今日も大事なマッチですので、そろそろ南條くんらしい力強いプレーを見せてもらえることを期待したいですね。

Japan - Sao Tome & Principe 3-1

Kojima, S (IM, JPN, 2398) - Santos da Costa, J (CM, STP, 1960) 1-0
Nanjo, R (IM, JPN, 2340) - Espirito Santo, W (STP, 1915) 0-1
Averbukh, A (JPN, 2223) - Lima, O (CM, STP, 1782) 1-0
Yamada, K (CM, JPN, 2100) - Semedo, A (STP, 1671) 1-0


そして女子は格上のIPCA を相手に奮闘しました。1,3B は黒番で1900台相手に手堅くドロー。2B の星野さんは敗れましたが、4B の福谷さんが白番でしっかり勝ち。IPCA 相手に2-2 で引き分けとなりました。

IPCA - Japan 2-2

Jennitha, A (WIM, IPCA, 1953) - Ishizuka, M (JPN, 1778) 1/2-1/2
Aleksandrova, A (WFM, IPCA, 1848) - Hoshino, K (WCM, JPN, 1802) 1-0
Melnik, G (WIM, IPCA, 1915) - Sakai, A (JPN, 1703) 1/2-1/2
Dorozhkina, M (IPCA, 1595) - Fukuya, N (JPN, 1636) 0-1


そしてオリンピアードの折り返し、前半戦最後のとなるR5 は、オープンがタジキスタン、女子も格上のコスタリカとの対戦です。タジキスタンは8年前のドレスデンチェスオリンピアードでも対戦し、その際は私と馬場さんが勝ったことで、チームとしても白星を挙げています。しかし、今回はタジキスタンのNo.1 プレーヤー、Amotatov がいるため、その時よりも実力は上です。私がなんとかAmonatov に食らいつき、レイティングがこちらのほうが高い、2,3B でチャンスを作れば、再びタジキスタンを下すチャンスは十分にあるでしょう。ここでしっかりとポイントを取って、明日の休憩日を迎えたいところです。


昨日の対戦相手からもらったカードには、サントメ・プリンシペの美しい風景が載っています。

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