今年も12月に入り、終わりが見えてきました。私はIVL が残っているものの、今月は公式戦をしないことが確定したため、JCA、FIDE ともに公式戦の結果集計を出したいと思います。去年同様、写真を交えながら大会を振り返ろうと思います。
昨年は初めて、海外での年越しトーナメントに臨み、元旦から公式戦をこなすというスケジュールでした。年末年始のGM トーナメントは、IM タイトルを確定させたということで、リラックスして臨めたと思います。12月のChess in kecskemet よりも戦績は落ちましたが、それでも2400のレイティングをキープして日本への帰国を決めたのでした。この大会はずいぶん昔であったように思えるので、まだ今年なのは少し信じられません。
ロンドンでのラピッド大会を経て帰国し、最初に参加したのは、3年ぶりの地方予選でした。メインイベントの福岡予選前に、久留米に招かれ、同時対局をしたのも懐かしいですね。地方のチェスクラブとの交流は、また来年以降も続けていきたいと思います。
3月に参加したハワイの大会は、特別枠のGM Challenge に参加することなったため、公式戦はbye を入れ、5試合のみでした。GM Challenge では、女子世界チャンピオンのHou Yifan と初対戦。さらには、アメリカ代表のGM Shankland に奇跡の勝ち越しをしたのは、思い出深い出来事です。
そしていまさらネタですが、アメリカのGM Alejandro Ramirez によって、福谷さんと付き合ってることを、Chess News 上で世界中に発信されたのでした。普通、公開前に書いて良いか、確認すると思うんですけどねぇ(笑)福谷さんは今年の女子選手権の戦績により、来年のアゼルバイジャンオリンピアードに、私と共に日本代表メンバーとして参加することが決まっています。
国内で最も重要な大会である全日本選手権では、馬場さんに惜しくも競り負け、3年連続での単独2位に終わりました。レイティングを落としたことはショックでしたが、それでも全日本選手権は楽しい場所ですね。生徒の成長が大舞台で見られたことも嬉しかったです。
全日本後、IVL やトレーニングを経て、復活をかけたジャパンリーグでは、5連勝後にGM Zhao Xue、青嶋くんとドローで、この年の公式大会初優勝を飾りました。GM が参加した国内公式大会で、GM を抑えて優勝したのは私が初めてでしょうか? 勝負のラウンドで、南條くんを下したゲームは今年のベストゲーム候補です。
ジャパンリーグに続く名古屋オープンも、勢いそのままに5勝1ドローでの優勝でした。昨年ポイントを落とし、優勝を逃す要因となったPhanさん、北神さんに勝てたのは嬉しかったですね。どちらも非常に面白いゲームでした。
9月のクラブ選手権では、噂のTuさんの強さを目の当たりにしました。馬場さん、Alex らに勝っての全勝優勝は、会場にいる人に大きなインパクトを与えたでしょう。私自身は2勝2敗1ドローと、今年唯一のイーブン戦績... 国内ワーストトーナメントでした。
東京オープンでも、Tu旋風は止まらず、私と南條くんが敗れて、Tuさんの全勝優勝を許してしまいました。これにより、Tuさんのレイティングは2495 となり、完全に今年後半の話題の目玉となりました。青嶋くんといい、今年は大物のデビューが続きます。
再び名古屋に戦いの場を戻し、中部快速では5勝1ドローでの優勝です。2大会振るわなかっただけに、なんとかここで自信回復... 11月には三重でのイベントもあり、今年はすっかり名古屋チェスクラブの皆さんにお世話になった1年でした。
先月のジャパンオープンは、最終戦までは南條くんに食らいついていたものの、最後で再びTuさんに負け。2年連続でのジャパンオープン優勝とはなりませんでした。それでも、6/8 という数字は悪くないはずですので、また来年の公式戦でも、しっかりポイントを重ねられるように頑張ります。
さて、長くなりましたが、ようやく戦績の集計です。
JCA公式戦戦績
37勝6敗10ドロー、勝率79%
FIDE公式戦戦績
15勝6敗5ドロー、勝率67%
37勝6敗10ドロー、勝率79%
FIDE公式戦戦績
15勝6敗5ドロー、勝率67%
今年は久々に国内での勝率が8割を切りましたが、JCA、FIDE ともにレイティングはほぼ変動なしです。2500という数字はあまり気にせず、内容の良いチェスを心がけ、来年も白星を積み重ねていければと思います。今週末のIVL も、連続優勝を目指して頑張ってきます。
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