5月17日に、盤上のポラリスの最終巻である、第4巻が発売されました。3月の記事でも書いた通り、最後は一兵がライバルの青と決着をつけ、ひめとの再会を果たすという流れで物語は幕を閉じます。是非、皆さんも単行本をお手に取って、中身をチェックしてみてください。私も先日、献本が届いたので、あらためて一冊分を通して読んでみましたが、この棋譜は名古屋にいるときに作ったな、この棋譜は苦労したな、などと思い出が甦り、連載終了時とはまた違った感慨にふけることになりました。
最終巻発売の前の週には、作画の若松さんや編集さんと連載終了の打ち上げの席でお会いし、チェスや作品にかけた想いについて色々と話をすることができました。漫画の世界の裏話なども聞けて、とても面白いかったです。昨年のミュージカルの際にも感じたことですが、作品作りには多くの時間とエネルギー、そして様々な人の協力が必要となります。漫画に限らず、またこうしたチェスを題材にした作品が作られる際は、微力ながら私もお手伝いできればと思っています。今後も、まだチェスを知らない人が、チェスに興味を持つきっかけとなる作品が、日本で生まれ続けることを願っています。
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