2012/04/13

CML new infomation

from J-WAVE

昨日はJ-WAVE のTOKYO MORNING RADIO に兄と出演し、Check Mate Lounge の宣伝をしてきました。写真は兄の穣二と、DJの別所さんとの一枚です。事前のお知らせしてた方からも、そうでない方からも、放送後に色々とメッセージをいただきました。ありがとうございます!もう一度、ラジオ番組への出演機会をいただけるようであれば、もう少し緊張せずにしゃべれるよう頑張ります(笑)

そしてこの番組内で初公開した情報ですが、Check Mate Lounge はイベントの模様をニコニコ生放送で完全中継します。本日、ニコニコ動画に配信用のページが公開されたので、そちらのリンクも貼っておきます。アカウントをお持ちでない方は、新規登録したうえでログインしてください。

ニコニコ生放送 - Check Mate Lounge -

e+ でのチケットはまだわずかに残っているので、イベントを直接ご覧になりたい方にはチケットをご購入していただき、遠方の方やスケジュールが合わない方には、ニコニコ動画で会場の様子やゲームの中継を楽しんでいただきたいと思います。Check Mate Lounge 本番まであと8日です!

2012/04/12

Japan Open 2, the 2nd stage


先程、Chess.com のトーナメント、Japan Open 2の第2ステージが開始されました。私はこの3カ月で汐口君にレイティングトップの座を譲ったので、第2グループへと転落。同グループのメンバーは元女子日本代表の内田さんや、東北大の戸川君らになりました。各グループとも5名でのダブルラウンドロビン、上位2名が次ステージに進出します。

主催者兼、TDである汐口君の事前の予想では、私と桑田君が同グループになるはずでしたが、桑田君は汐口君と同じ第1グループへ。第1ステージ同様、主催者は苦労しそうなペアリングです。また、第3グループも誰が勝ち抜けになるか予想できない、面白いメンバーです。

私はこれから数カ月、ハンガリーでのトレーニングの合間を縫って、次ステージ進出を目論もうと思います。それでは第1ステージを突破した皆さん、第2ステージもよろしくお願いします。

2012/04/11

Saturday Lecture in Apr - Mating Net -


今週土曜はチェスセンターでの、私の最後のレクチャーです。来月からのハンガリー修行に向け、国内の仕事をまとめるのは当然のことなのですが、やはり最終回となると寂しいものです。

さて、今回のテーマは、勝ちの基本でありながら難しい、チェックメイトについてです。実戦では、メイトのチャンスは実に思いがけないところから現れますが、私たちはそれをしばしば見逃してしまいます。メイトの網をどのように張り、相手キングを追い詰めていくかを考えましょう。

White to move

White to move

【日時】 2012年4月14日(土) AM 10:00~12:00
【会場】 チェスセンター(最寄駅:池上駅)
【形式】 レクチャー+質疑応答
【テーマ】 メイティングネット
【参加費】 1000円(午後のサタデートーナメントに参加する方は500円)
【参加資格】 なし

2012/04/10

TOKYO MORNING RADIO


突然ですが、ラジオ番組に出演することになりました。4/12(木)朝8:00過ぎから、J-WAVE のTOKYO MORNING RADIO に兄と出演です。Check Mate Lounge の宣伝を主にすることになると思いますが、詳しくは明日の打ち合わせで決まりそうです。ラジオ出演は実に5年ぶりなので緊張しますが、とても楽しみにしています。

J-WAVE

2012/04/08

First Saturday at Budapest


昨日からハンガリーのブダペストでは、4月のFirst Saturday Tournament が始まったはずです。私は来月からハンガリーに滞在し、四回連続の参加予定ですが、日本の皆さんはこの大会のシステムにあまり詳しくないようなので、改めてご説明しようと思います。まずはIMノームのシステム説明から。(面倒なのでGM ノームの説明は省きます)

IM ノームについて

・チェスのIM(International Master)というタイトルを獲得するには、IM ノームを三つ獲得したうえ、FIDE のレイティングを2400に乗せる必要があります。
・IM ノームは9試合のトーナメントでならば、3人以上のIM、5人以上のタイトルホルダーと対戦し、レイティングパフォーマンスが2450を超えると獲得できます。
(パフォーマンスの計算は複雑ですが、例えば9人の対戦相手の平均が2450で、4.5/9 ならば2450となります。)
・他にも細々とあるのですが、説明が長くなりすぎるのでFIDEのリンクを参照してください。→ FIDE Handbook

First Saturday について

・First Saturday とは毎月第一土曜から始まるトーナメントで、ブダペストで一月を除き、年に十一回開催されています。
・クラスは上から三つに分けられ、GM クラス、IM クラス、FM クラスと呼ばれます。全てFIDE 公式戦で、GM クラスではGM ノーム(+IM ノーム)、IM クラスではIM ノームを獲得できます。
・各クラスとも事前申し込みで参加者を募集し、ラウンドロビン(総当たり)、もしくはダブルラウンドロビン(同じ組み合わせで、白黒をそれぞれ1回ずつ持つ総当たり)で試合をします。
・試合数は参加者数によって、9-11ラウンドの間で変化します。
・GM クラス、IM クラスでは対戦相手の平均レイティングが事前に分かるため(総当たりなので)、始まる前から何ポイント取ればノーム獲得かが分かります。(そのようなトーナメントをGM トーナメント、IM トーナメントと呼びます。)
・必ずノームを取れるトーナメントにするために、主催者がタイトルホルダー数、平均レイティング等を調整してクラスを作ります。
・IM クラスで優勝しても、パフォーマンスが2450に届かなければ、(ノームに必要なポイントに届かなければ)当然IM ノームは獲得できません。

書こうと思えばいくらでも書けるのですが、とりあえずはこんなところでしょうか。かつて、私と馬場さんで2010年3月のFirst Saturday IM Class にチャレンジしましたが、そのときは色々と事件が起こり、私が1つ勝ち越し、馬場さんがハーフで、ノームには遠く及びませんでした。2年前の様子を知りたい方は、Behind the Scene をご覧ください。

IM を持っていないプレーヤーには、必ずIM ノームのチャンスがあるのが、IM クラスの(IM トーナメントの)特徴ですが、優勝してもノームに届かない可能性があるというのが落とし穴です。実際、今年の3月のIM クラスの内容をチェックしてみると、参加者11人のラウンドロビン(毎ラウンド1人bye)で、IMノームには7.5/10必要です!そして優勝者は7Pで、すでにIM を持っているプレーヤーでした。

First Saturday では楽にノームが取れると言う人もいますが、決してそんなことはなく、皆、苦労して戦っています。私もブダペストで四カ月過ごす中で、IM ノーム獲得を目指すのはもちろんのこと、たくさんのことを学んでこようと思います。

2012/04/06

Istanbul Chess Olympiad Official Website


Chessbase.com のニュースで本日見つけました。9月にトルコで開催されるチェスオリンピアードの公式サイトが公開されています。半年を切っているので、そろそろだと思っていました。

Istanbul Chess Olympiad Official Website


公式サイトには色々と情報が出ていますが、一番気になるであろうスケジュールのみ、こちらではお伝えしようと思います。

08/27 Arrival, Captains's meeting, Opening
08/28 15.00 1st Round
08/29 15.00 2nd Round
08/30 15.00 3rd Round
08/31 15.00 4th Round
09/01 15.00 5th Round
09/02 Free Day
09/03 15.00 6th Round
09/04 15.00 7th Round
09/05 15.00 8th Round
09/06 15.00 9th Round
09/07 15.00 10th Round
09/08 Free Day
09/09 11.00 11th Round, Closing
09/10 Departure

全11ラウンドで、開始時間は最終戦以外15時と大変分かりやすいスケジュールです。休みが2日間というのもちょうど良いでしょう。私や菊池さんのように日本から直接飛ばないメンバーにとっては、このスケジュールが出たことで、安心して航空券が抑えられそうです。

イスタンブールオリンピアードの日本代表は、岩崎、小島、南條、渡辺、Alex の5人だと今のところ聞いています。(間違いであればすみません。)中国では現在、代表を決める試合がおこなれていますし、各国の代表もこれから続々と出そろうでしょう。7月頃にはChessdom 辺りで各国のメンバー発表がありそうなので、それを楽しみに待っていようと思います。

2012/04/05

Online Chess League - A New Closed Training -


Online Chess League


汐口君の企画で、ネット上での新しいトレーニングがスタートします。こちらのHPでは1月からChess.com でスタートした、Japan Open 2 の動向もチェックすることができます。JO2はそろそろ二次予選がスタートですね。

現在、新しいトレーニングの企画にも参加希望者が集まっており、来週にも試合がスタートするとの話です。ちなみに私は少し忙しくなりそうなので、この話は断ってしまいました。参加を希望される方は明日までに連絡を!とのことです。この企画が忙しい社会人や地方のプレーヤーにとって、良いトレーニングの場になることを願っています。

2012/04/04

Check Mate Lounge チケット販売情報


皆さん、ずいぶんとお待たせしてしまいましたが、本日Check Mate Lounge の詳細やチケット情報が公開されました。公式のトップページの構図から、私と羽生さんの対局だと思われた方もいらっしゃるようですが、正しくは私とNigel Short、羽生さんとNigel Short の2面同時対局(Clock Simul)がメインです。勘違いをさせてしまい、申し訳ないです。

当日の入場チケットのお買い求めは、以下のリンクからe+に跳んでお願い致します。チケットの販売日程は、2012/04/09~04/18 です。私に直接言ってもチケットは手に入りませんので、お気を付け下さい。

Check Mate Lounge チケット情報


Check Mate Lounge の公式HP もそろそろ更新が入ります。皆さんがあっと驚くであろう仕掛けも準備してありますので、更新をお楽しみに!

Check Mate Lounge 公式HP

2012/04/03

百傑戦 Games and Analysis Vol.4

4.5/5 で迎えた百傑の最終戦。相手はもちろん羽生さんでした。2010年からお付き合いがありますが、公式戦での対局は初めてです。

Habu, Y - Kojima, S
Hyakketsu (6)

1. d4 e6 2. c4 Nf6 3. Nf3 d5 4. g3 Bb4+ 5. Bd2 Bd6!?



5...Be7 と比較すると珍しい変化ですが、2009年頃からトッププレーヤーの間でも指され始めました。5...Be7 同様、黒は堅い形を築くことができます。

6. Bg2 c6 7. b3 Nbd7 8. Nc3 O-O 9. O-O b6 10. Qc2 Ba6?



早くも勝負の分かれ目が訪れました。10...Bb7 ならば白が面白い展開だと考え、局面を複雑にしようとしたのが裏目に出ました。10... Bb7 11. Rad1 Qe7 12. e4 Nxe4 13. Nxe4 dxe4 14. Qxe4 Nf6 15. Qh4 c5= と進めば黒は満足できます。

11. e4 dxc4?!


10...Ba6 と指した時点で2ピースルークにするつもりだったので、ここで方針転換は難しいですが、まだ以下の変化のほうがベターです。
11... Nxe4 12. Nxe4 dxe4 13. Qxe4 Bb7 14. Rad1+/=

12. e5 cxb3 13. axb3 Bxf1 14. Rxf1 Be7 15. exf6 Bxf6 16. Ne4!+/-



私が見落としていたのは、d6 の弱さです。c6 のポーンはすばやく...c5 を突くことで解消できると考えていましたが、d6 がセットでは弱点を解消しきれません。

16...Rc8 17. Nd6 Rc7 18. Bf4 Nb8


18... g5 19. Be3 Be7 20. Ne4 h6+/- とポーンを守る手ももちろん考えましたが、キングの守りを薄くしているため、本譜とどちらが良いかの比較は難しいところです。

19.Ne4 Rc8 20. Nxf6+ Qxf6 21. Bxb8 Rxb8 22. Ne5 c5



c6 のポーンをただで取られるより、3ポーンピースのほうがチャンスがあると考え、エクスチェンジを捨てます。しかし、この後の羽生さんの指し方は実に正確でした。

23. Nd7 Qxd4 24. Rd1!


エクスチェンジを取るより先にルークをセンターに回すことで、f6 にクイーンを下がらせません。

24...Qb4 25. Nxb8 Rxb8 26. Rd7


基本通り、センターに回ったルークは7段目に突入します。

26...a5 27. h4 h5


27...g6 28. h5 ではキングの上がるマスを作った意味があまりなく、ジリ貧で負けてしまいます。

28. Be4!



ここでビショップも攻めに参加させます。次にBh7+ - Bg6!がスレットになっていることにようやく気がつき、f7 を守りにいきます。

28...Qe1+ 29. Kg2 Qa1 30. Bh7+! Kf8 31. Qd3


ビショップでキングをセンターにいぶり出した後は、クイーンでとどめを刺しにいきます。

31...Qe5 32. f4 Qf6 33. Qd6+ Ke8 34. Bg8! 1-0



最後はキュートな手で終わりました。観戦者には白熱した戦いに見えたかもしれませんが、正直なところ一方的な負けです。また腕を磨き直して再戦の機会を心待ちにします。

2012/04/02

百傑戦 Games and Analysis Vol.3

百傑戦の5Rは、8年ぶりに公式戦に戻ってきた外尾さんとの試合でした。私とは中学3年生のジュニアで対戦しています。直前には尚広君を破っているので、レイティングは900下ですが、全く安心できません。

Kojima, S - Hokao, K
Hyakketsu (5)

1. Nf3 Nf6 2. c4 e6 3. Nc3 d5 4. d4 c6 5. e3 Nbd7 6. Qc2 Bd6 7. Bd3



昨年の全日本では7.b3 を試してみましたが、今回はメインのAnti-Meran でいきます。黒では高校生の頃から何度も経験がありますが、白で指すのは実は初めてです。

7...O-O 8. O-O dxc4 9. Bxc4 e5


黒は早めに白マスビショップのアイアゴナルを開きにいきます。ただし白の白マスビショップの利きも通るようになるので、その点は気をつけなければいけません。

10. Rd1


センターにルークを回すこの手が自然だと考え、あまり時間をかけずに指しました。試合後に調べたところ、おそらく白が最もアドバンテージを取れるのは、10. h3 Qe7 11. Bb3! (...Nb6 を先にかわしておくことで、...e4 を防ぎます。)というセットアップでしょう。

10... Qe7 11. h3 e4!


センターを閉じ、ダイアゴナルの開いたダブルビショップで白のキングを狙います。

12. Nd2?!


おそらくこれが黒のチャンスを与える一つ目のミスだったと思います。12. Ng5 Nb6 13. Bb3 Bf5 14. f3 Nbd5 15. Ncxe4 Nxe4 16. Nxe4 Rae8= ならば、白に特に良いところはありませんが、本譜のような抑え込まれる展開は避けられたはずです。

12...Nb6 13. Bf1 Re8



恥ずかしながらここまで来て初めて、すでに白が間違いを犯していることに気がつきました。h2をダイレクトに狙う本譜のセットアップに対し、どう対抗するか考えなければいけません。

14. b3!? h5!?


私が黒で好みそうな手です(笑)Bb8(or Bc7)-Qd6 のメイト狙いに対し、白はg3 を突くしかないため、それを崩す準備となります。

15. Nc4 Nxc4 16. bxc4 Bb8 17. Bd2 h4 18. Be1 Qd6 19. g3


ビショップをe1 まで持っていき、g3 を守るのが14.b3 以降の私の構想でした。ダイレクトなメイトは防いでいますが、依然黒が流れを掴んでいます。

19...hxg3 20. fxg3 Qe6 21. Qg2 Nh7!



白のキングにさらにプレッシャーをかける好手です。20手目でこれを指していても良いと思います。

22. g4 f5 23. gxf5?


すでに時間切迫でしたが、それは言い訳にできません。ここがゲームのポイントだと分かっていながら、正解を選べませんでした。
23. g5! f4 24. exf4 Bxf4 25. h4 ならば、黒のeポーンが少し気味の悪い存在ですが、白としてはすぐに潰されません。

23... Qxf5 24. h4 Kh8?!


試合中、これは良い手だと感じましたが、(...g5 からルークをgファイルに回す狙い)黒にはもっと早くルークを活用する手がありました。
24... Re6! 25. Qf2 Rg6+ 26. Kh1 Qh5-+ ならばほぼ決まっています。

25. d5!?


次の25...g5 に対抗するためには、どこからか仕掛けなければいけないと考え、センターポーンを伸ばしました。e3,e5 が弱くなりますが、黒が間違えれば途端に白にチャンスが訪れます。

25...g5?


外尾さんの見落としは、g5 を突けば自身のキングも弱まることでした。焦らずに25...Be5!? ぐらいならば、黒がまだ指しやすいでしょう。

26. d6! +/=



黒マスビショップを閉じ込めることで攻めを緩和させ、Be1-Bc3 に対する黒のディフェンスを消します。

26...Bd7


26...gxh4? 27.Nxe4! では当然ダメです。

27. Ne2!? gxh4 28. Bc3+ Nf6 29. Qf2


コンピュータは29.Kh1 を推奨しますが、私はクイーンを交換してしまったほうが白にとって安全だと考えます。hファイルのパスポーンはさほど危険ではなく、必要に応じて回収に行けます。

29... Qxf2+ 30. Kxf2 Kg7



これで白の危機は去り、1ポーンアップでも黒マスビショップの閉じ込められた黒が、指しづらい展開となります。
30... Kh7 31. Nf4 Ng4+ 32. Ke2+/=

31. Nf4!


f4 はナイトにとって完璧なポジションです。

31...Kf7 32. c5 Ng4+ 33. Ke2 b6 34. Bh3! Nf6?!


すでに黒はかなり苦しいですが、この手は白の勝ちを早めてしまいます。34... Rg8 35. Rg1 bxc5 36. Rad1+/-

35. Bxd7 Nxd7 36. Rg1! Re5



36... Rg8 37. Rxg8 Kxg8 38. Rg1+ Kf8 39. Rg7 Nxc5 40. Re7+-

37. Bxe5 Nxe5 38. Rg5


白はエクスチェンジアップとなり、gファイルを起点にダブルルークを自由に使えます。すでに勝利は時間の問題です。

38...Kf6 39. Rag1 bxc5 40. Rg8 a5 41. Rh8 Bxd6 42. Rxa8 c4 43. Rh8 Nf7 44. Rxh4 c3 45. Rg6+ Ke7 46. Rh7 Bb4 47. Rxc6 1-0


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