2024/09/08

XIII. Prémium Nemzetközi Sakkverseny Budapest Day3

お昼は国会議事堂を眺めながらいただきました。

プレミアム3日目のこの日は、午前のラウンドで2013年生まれのジュニア、Minga-Nagyを下し、大きな勝負の5Rを迎えます。午後の相手はハンガリーのFM Miszlerで、先日のブリッツ大会で当たりこそしなかったものの、GMにも勝って最後はトップボードに上がっていくのを見ていました。昼休憩の間に彼が指す変化を調べ、万全の態勢で試合に向かいます。

Miszler, L (FM, HUN, 2262) - Kojima, S (IM, JPN, 2299)
XIII. Prémium Nemzetközi Sakkverseny Budapest (5)

1. d4 d5 2. c4 c6 3. Nf3 Nf6 4. Nc3 dxc4 5. a4 Bf5 6. Nh4 e6 7. Nxf5 exf5 8. e3 Bd6!?

以前は8... Bb4を指していましたが、今回はこちらを調べてきました。オンラインでの経験もほぼなく、ぶっつけ本番です。

9. Bxc4 O-O 10. Qf3 Qd7 11. h3 Na6 12. Bd3 g6 13. g4 Nb4 14. Bb1 c5!


f5を狙ってg7-g6を突かせ、g2-g4から崩すアイディアは10年以上前に登場し、対策が練られてきました。ここではf3のナイトがいないことを利用し、d4への反撃で対抗します。

15. gxf5 cxd4 16. exd4 Nc6 17. Be3 Bb4 18. O-O?!

18. fxg6 fxg6 19. Ba2+ Kg7 20. O-O-O Bxc3 21. bxc3 Rac8が私の準備でした。白がすぐにd4を返すようであれば、黒はポーンの形の良さですでに優勢でしょう。

18... Nxd4 19. Bxd4 Qxd4 20. Rd1 Qe5 21. Qg3 Rfe8


キングが不安定な白はクイーンを交換したがりますが、ポーンストラクチャーの差で十分勝負できる黒はこれを受け入れます。21... Qxg3+からe3のマスを狙うアイディアもあったようですが、白のポーンを繋げない本譜も自然に見えます。

22. Qxe5 Rxe5 23. fxg6 hxg6 24. Bd3 Bxc3!?

24... Kg7からルークをh8で使い、hポーンを狙うアイディアと迷いましたが、ここは早めにビショップナイトを交換し、さらに白のポーンを乱しておきます。白のビショップは具体的なターゲットが無く、ナイトに比べて働きが良いとは言えないでしょう。

25. bxc3 Rc8 26. c4 b6 27. Re1 Nd7 28. Red1 Rc7 29. Bf1 Ra5!


a4-a5のポーンの突き捨てを止めつつ、a4をターゲットとして固定します。c4,a4どちらを取れても満足な黒は、白に消極的な守りを強いてゆっくり指し進めます。

30. Rdb1 Ne5 31. Rb5 Nxc4!?

ここで捌いて1ポーンアップのルークエンディングは勝てると考えました。ポイントはこの後のルークの切り替えです。

32. Bxc4 Rxc4 33. Rxa5 bxa5 34. Rd1 Rxa4 35. Rd7 Rf4!


a7のポーンが落ちることは決まっているため、黒ルークはaポーンの前から早めに脱出し、縦ではなく横のディフェンスに切り替えます。

36. Rxa7 Rf5!-+

このf5の位置がポイントです。a5とf7を守りつつ、f2を攻め、さらにh5まで白のポーンが前進するのを止めています。後は黒キングが白ルークに寄り、aポーンの後ろから追い出せば黒の勝ちです。

37. Kg2 Kf8 38. f4


私がメインで読んでいたのは白がhポーンをh5まで伸ばす作戦ですが、それもぎりぎり黒が勝てます。38. Kg3 Ke8 39. h4 Kd8 40. Kg4 Kc8 41. h5 Kb8! 42. Re7 (42. hxg6 Kxa7 43. g7 Rxf2 44. Kh3 Rf6!-+) 42... Rxh5 43. Rxf7 Rf5!-+ こうしてf5でルークをぶつけ、f2を取ってしまえば黒勝ちです。

38... Ke8 39. Kf3 Kd8 40. Ke4 Kc8 41. h4 Kb8 42. Rd7 a4 43. h5 Rxh5 44. Rxf7 Ra5

ポーンを1つ交換しましたが、aポーンの後ろにルークを切り替えることができたので、ここからできる限りポーンを押し進めます。

45. Rd7 a3 46. Rd1 a2 47. Ra1 Kc7 48. Kd3 Kd6 49. Kc3 Ke6 50. Kc2 Kf5


aポーンを止めていないといけない白は、f4を助けることができません。黒はfポーンも落として第2のパスポーンを作ります。

51. Kb2 Ra6 52. Kc2 Kxf4 53. Kb2 g5 54. Rf1+ Ke3 55. Ka1 g4 56. Re1+ Kf2 57. Rc1 g3 58. Rc2+ Kg1 0-1

この大きなラウンドを黒で勝ち、トップに0.5P差の2位で最終日を迎えます。6Rの相手は2Rの相手の姉、モンゴルのIM Nomin-Erdeneです。10年以上前から互いにハンガリーでプレーしていましたが、対戦は今回が初めてです。残り2試合、しっかり指して良い流れでオリンピアードに入りたいですね。

09/05 16:00 R1 Salamon, L (HUN, 2001) - Kojima, S (IM, JPN, 2299) 0-1
09/06 09:30 R2 Kojima, S (IM, JPN, 2299) - Nandin-Erdene, D (HUN, 2039) 1-0
09/06 15:00 R3 Delgado Ramirez, D (GM, PAR, 2484) - Kojima, S (IM, JPN, 2299) 1-0
09/07 09:30 R4 Kojima, S (IM, JPN, 2299) - Minga-Nagy, A (HUN, 2054) 1-0
09/07 15:00 R5 Miszler, L (FM, HUN, 2262) - Kojima, S (IM, JPN, 2299) 0-1
09/08 09:00 R6 Kojima, S (IM, JPN, 2299) - Nomin-Erdene, D (IM, MGL, 2319)
09/08 14:00 R7

XIII. Prémium Nemzetközi Sakkverseny Budapest R6 Pairings

2024/09/07

XIII. Prémium Nemzetközi Sakkverseny Budapest Day2

今大会はハンガリーチェス連盟が会場です。

プレミアムの2Rはハンガリーの女子プレーヤー、Nandin-Erdeneとの対戦です。彼女は国籍こそ違いますが、モンゴルの女子トップIMの一人、Nomin-Erdeneの妹です。前回のWelcom Olympiad!から、急成長で2000に乗せたばかりのジュニアプレーヤーとの対戦が続きます。

Kojima, S (IM, JPN, 2299) - Nandin-Erdene, D (HUN, 2039)
XIII. Prémium Nemzetközi Sakkverseny Budapest (2)

1. d4 d5 2. c4 e6 3. Nf3 c6 4. Qc2 dxc4 5. Qxc4 b5 6. Qc2 Bb7 7. e4!?

Triangleに対しては昔から4. Qc2を使っています。Ng8-Nf6が遅い場合はe2-e4を早く突き、センターを制圧する変化を調べていましたが、c6-c5のブレイクにどう対抗するか、序盤から時間をかけて考えます。

7... a6 8. Nbd2 Nd7 9. Nb3 Ngf6 10. Bg5?!


ここは少し早いかと思いましたが、10. Nc5としてc6-c5を抑えておくべきだったようです。

10... c5! 11. e5 Bxf3 12. gxf3 h6 13. Bd2 Nd5 14. dxc5 Nxe5?!

e5とc5のどちらを警戒するか悩んだようですが、c5に対して早く攻撃をされるほうが嫌でした。14... Rc8 15. Qe4 Nxc5 16. Nxc5 Bxc5 17. Bd3を白は受け入れるしかありませんが、本譜と違ってキングが不安定で難しい局面です。

15. O-O-O! Rc8 16. Kb1 Qf6 17. f4! Nc6


キャスリング以降、上手く指し進められたと思います。17... Nxf4 18. Bc3!はピンされたe5のナイトの負担が大きく、白勝勢です。

18. Bg2 Nd4 19. Nxd4 Qxd4 20. Be3!?

試合中、少しも20. c6!+-という単純な手を考えなかったのは反省ですが、本譜もcポーンが強力になり白勝勢です。

20... Nxe3 21. fxe3 Qxe3


21... Qxc5 22. Qd3 Qc7 23. Rc1 Qd7 24. Rxc8+ Qxc8 25. Rc1+-も白は展開の早さで押して勝勢でしょう。

22. c6 Bb4 23. c7 Qc5 24. Bc6+ Ke7 25. Rd7+ Kf6 26. Qxc5 Bxc5 27. Bb7

これで7段目に刺さったパスポーンを残したまま、エクスチェンジアップを決めて白勝勢ですが、試合中はまだはっきり分からない部分がありました。

27... Bb6 28. Bxc8 Rxc8 29. Rc1 h5?


29... Be3 30. Rf1 Bb6 31. f5! Rxc7 32. Rd6!とすればc7を取られても白勝ちですが、試合中に自信をもって指せたかは分かりません。本譜はビショップが落ちるため、黒の勝ちがすぐに決まりました。

30. Rc6 Ba5 31. b4 Bxc7 32. Rcxc7 Rf8 33. Ra7 g6 34. Kc2 h4 35. Kd3 h3 36. Ke4 g5 37. fxg5+ Kxg5 38. Rxf7 1-0

序盤は思ったほど良くありませんでしたが、キャスリング以降流れを掴めたと思います。続く3Rはチェンナイオリンピアードでも対戦したパラグアイのGM Delgado Ramirez相手に、まずいプレーをして23手で負け。2年ぶり2回目の対戦で連続ドローとはなりませんでした。今回の遠征のクラシカル公式戦で初の黒星ですが、気落ちせずに次の試合に臨もうと思います。

09/05 16:00 R1 Salamon, L (HUN, 2001) - Kojima, S (IM, JPN, 2299) 0-1
09/06 09:30 R2 Kojima, S (IM, JPN, 2299) - Nandin-Erdene, D (HUN, 2039) 1-0
09/06 15:00 R3 Delgado Ramirez, D (GM, PAR, 2484) - Kojima, S (IM, JPN, 2299) 1-0
09/07 09:30 R4 Kojima, S (IM, JPN, 2299) - Minga-Nagy, A (HUN, 2054)
09/07 15:00 R5
09/08 09:00 R6
09/08 14:00 R7

XIII. Prémium Nemzetközi Sakkverseny Budapest R4 Pairings
近くでかぼちゃの展覧会(?)やっていました。弘平くん以外のチームメイトと合流するまであと数日。体調を崩さず過ごしたいですね。

2024/09/06

XIII. Prémium Nemzetközi Sakkverseny Budapest Day1


昨日からブダペストで新しいトーナメントが始まりました。大会名は長くて分かりづらいので、プレミアムと呼ぶことにします。前回のWelcome Olympiad!と変わり、参加者の国籍は豊かになってきました。注目は2年前のオリンピアードで対戦したパラグアイ代表たちがトップシードで参加していることです。私はリスト5からのスタートで、初戦はハンガリーのジュニア相手に黒を持ちます。

Salamon, L (HUN, 2001) - Kojima, S (IM, JPN, 2299)
XIII. Prémium Nemzetközi Sakkverseny Budapest (1)

1. e4 c6 2. Nf3 d5 3. exd5 cxd5 4. Ne5!?

Exchange Variationの亜種とも呼ぶべきこの変化は、ずいぶん久々に指されました。あまり準備を覚えていなかったので、自分の感覚で満足なポジションを模索します。

4... Nc6 5. d4 e6 6. Bb5 Bd7 7. Nxd7 Qxd7 8. c3 Nf6 9. O-O Bd6 10. Re1 Qc7 11. h3 O-O 12. Nd2 Rab8 13. Nf3 Ne4


白はダブルビショップを得ましたが、Nf3-Ne5-Nxd7と時間をかけた点が気になります。ここで消えたf3のナイトを再度補充しますが、そこですかさず黒からe4にナイトが跳びこみ、次にf7-f5からe4のマスを抑える作戦です。

14. Ng5 Bh2+ 15. Kf1 Nxg5 16. Bxg5 Bf4 17. Qg4 Bxg5 18. Qxg5 Qb6

ここは18... Na5!?とかわしてからマイノリティアタックを仕掛けるアイディアもあったようですが、4ピース目を交換して白のキングサイドアタックのチャンスをとことん削り、それからクイーンサイドで仕掛けるのも面白いと考えました。

19. Bxc6 Qxc6 20. Kg1 b5 21. Re3 b4 22. Rg3 g6 23. Qf6 bxc3 24. bxc3 Qc7 25. Re1 Rb6


ここはルークを敵陣に深く入れたくなりますが、25... Rb2 26. h4 Qd8 27. Rxe6! fxe6 28. Rxg6+からドローになってしまうため、e6を横から守っておきます。

26. h4 Qd8 27. Qf4 Qb8 28. Qf6 Rb1 29. Rxb1 Qxb1+ 30. Kh2 Qf5!?

30... h5 31. Rg5は受けきれるというコンピュータの評価でしたが、守り切れるか読み切れず、クイーンを交換してルークエンディングに持ち込むことにします。黒はダブルポーンと孤立ポーンがっても、c3を狙うことで負けはないだろうと計算しました。

31. Qxf5 exf5 32. Re3 Rc8 33. Kg3 Kg7 34. Kf3 Rc4 35. g4?!


相手の経験不足から、エンドゲームで不正確な手が出始めます。とにかくポーンを交換したかったとのことですが、f,hポーンをばらばらに残して弱点にする理由はありません。

35... fxg4+ 36. Kxg4 f5+ 37. Kf4 Kf6 38. f3 h6 39. Re5?

このポーンの取り合いは最後にf3が狙われるので白は上手くいきません。消極的でも、ここは39. Kg3くらいに退いて耐えるべきでした。

39... Rxc3 40. Rxd5 g5+ 41. hxg5+ hxg5+ 42. Kg3 g4!


相手はこの形を見ていなかったのでしょう。これでf3を落とし、2コネクテッドパスポーンを作れば問題なく黒勝ちです。

43. Kh4 Rxf3 44. Rd6+ Kf7 45. Rd7+ Ke6 46. Rxa7 g3 47. Rg7 f4 48. a4 Rf2 49. Kh3 Kf5 50. Rf7+ Ke4 51. Re7+ Kf3 0-1

キングも協力しながら2コネクテッドパスポーンを押し、そのまか勝ち切りました。エンドゲームに入った段階では勝てると思っていませんでしたが、相手にミスが出てラッキーでした。今日も丁寧に指してポイントを重ねたいですね。

09/05 16:00 R1 Salamon, L (HUN, 2001) - Kojima, S (IM, JPN, 2299) 0-1
09/06 09:30 R2 Kojima, S (IM, JPN, 2299) - Nandin-Erdene, D (HUN, 2039)
09/06 15:00 R3
09/07 09:30 R4
09/07 15:00 R5
09/08 09:00 R6
09/08 14:00 R7

XIII. Prémium Nemzetközi Sakkverseny Budapest R2 Pairings
試合後はこの日の昼から合流した弘平くん、そしてタイのPoompongと3人でパッタイのお店に足を運びました。Padthai Wokbarはここ数年、ブダペストで増えているパッタイの専門店で、タイ人をタイ料理に連れて行くのは少し変かとも思いましたが、満足してもらえたようです。細かな違いはあっても、タイの味に近いとのことでした。

2024/09/03

Crowdfunding for the Japan Chess Teams

ブダペストでのチェスオリンピアード開幕まで一週間と迫り、各国ともいよいよ最終準備の段階に入ってきました。日本でも一昨日から日本代表チームのクラウドファンディング企画がスタートし、すでに多くのご支援をいただいております。これを書いている時点での40名弱の支援者の皆さん、誠にありがとうございます。

クラウドファンディングの呼びかけは各自、SNSでこの数日行っており、すでにご覧になったかたも多いと思いますが、私のブログでもご紹介させていただきます。支援者の皆さんにはオリンピアード代表のサイン入りグッズ、同時対局やトーク会への参加など、多くのリターンが用意されています。まずは活動紹介、選手紹介を兼ねたリンク先をご一読いただき、私たちの活動に賛同していただけたかたには、ご支援いただければ幸いです。

チェスオリンピアード2024出場選手を応援!


それでは皆さんに良いゲームをお届けできるよう、頑張ってまいります。応援よろしくお願いいたします。

2024/08/30

Practical Pawn Endings

Laszlo, C (AFM, HUN, 2063) - Kojima, S (IM, JPN, 2294)
Welcome Olympiad! U2400 (2)
Position after 43. Kxh3


先日の大会の試合で少し面白いポーンエンディングが登場したので、今夜はこちらをご紹介します。黒はポーンアップで最後のピースを交換しました。当然勝ちだと思ってこの局面にしたのですが、進めてみると予想よりも難しいことが分かりました。

43... Kh5!


白キングにg4に上がられるわけにはいかないため、最初はこの1手です。私は当初、これでdポーンをどんどん進めてそれを取らせている間に、h,fポーンを両方落として勝ちだと思っていました。

44. a4 d5 45. Kg3 f5!

しかし、ここでテンポを数えてみるともう少し工夫が必要であることが分かりました。白キングがdポーンを取ってからbポーンに向かった場合、クイーンができるのは同時でドローです。45... d4?? 46. Kf3 Kxh4 47. Ke4 Kg4 48. Kxd4 Kf3 49. Kc4 Kxf2 50. Kb5 f5 51. Kxb6 f4 52. Kxb7 f3 53. a5 Ke3 54. a6 f2 55. a7 f1=Q 56. a8=Q= そこで黒はfポーンも早めに前進させ、いくらかテンポを稼がなくてはいけません。白の最後に残るのがaポーンであることを考えれば、クイーンを先に作ってもa7まで進めらてしまえばドローなので、その点も注意が必要です。

46. Kf3


白はすぐにhポーンを諦めますが、ここでの変化で、面白いポーンエンディングの形があります。46. Kh3 d4! 47. Kg3 d3 48. Kf3 f4!-+と進んだ場合、白キングは2列離れたd,fポーンにマスを抑えられ、身動きが取れなくなります。このポーンとキングの位置関係は以下のようなポーンエンディングを思い起こさせます。
Reference Diagram

この局面は黒の2ポーンアップですが、手番側がツークツワンクで負けになっています。白番であればキングが動いて黒にプロモーションを許すか、hポーンを動かしてg7のマスを明け渡してしまいます。黒番であればキングが動いて白にプロモーションを許すか、a,cポーンのいずれかを動かして取られてしまいます。面白いのはf7のポーンが邪魔で、黒のキングの動けるマスが制限されていることです。私の試合の変化でも、白のf2のポーンがこれを同じ邪魔な駒になっています。

46... Kxh4

後はテンポを数えてみれば、白にドローを許さないぎりぎりの黒勝ちであることが分かります。上記のクイーンを作り合う変化に比べ、黒は2手分のテンポを稼ぐことに成功しています。

47. Ke3 Kg4 48. Kd4 Kf3 49. Kxd5 Kxf2 50. Kc4


50. Kd6からポーンを取りにくるルートを想定していたので、一瞬数え間違えたかと焦りましたが、テンポは同じです。

50... Ke3 51. Kb5 f4 52. Kxb6 f3 53. Kxb7 f2 54. a5 f1=Q 55. a6 Qb5+ 56. Ka7 Kd4 0-1

aポーンはa6までしか進めないため、これを落として黒の勝ちとなります。もっと余裕があると思っていたので、1手差を勝てて胸をなでおろしました。

2024/08/29

Welcome Olympiad! U2400 Day3

昨日、ブダペストに来て最初の大会が終わりました。最終日となる3日目、私は1勝1ドローでトータル4勝2ドローとなり、タイブレークの結果優勝となりました。これまでIMトーナメントでの優勝はありましたが、ブダペストのオープントーナメントでの優勝は初めてなので、とても嬉しいです。入賞者の皆さん、おめでとうございます!

1st Place Kojima, Shinya (IM, JPN, 2294) 5/6
2nd Place Benedek, Istvan (ROU, 2168) 5/6
3rd Place Urhegyi, Marton (FM, HUN, 2223) 4.5/6

Welcome Olympiad! U2400 Final Standings


今大会はリスト1でのスタートなので、優勝は妥当な結果かもしれませんが、リストトップスタートでの優勝が意外と難しいことは日本国内での大会でも常々実感しています。最終戦は今年12歳になる少年が相手でしたが、FM Urhegyiの生徒のようで、5Rまで負けなしの油断できない相手です。彼との最終戦をミスなく指しきれたのは大きな収穫でした。

Hangay, O (HUN, 2025) - Kojima, S (IM, JPN, 2294)
Welcome Olympiad! U2400 (6)

1. e4 c6 2. d4 d5 3. Nc3 dxe4 4. Nxe4 Bf5 5. Ng3 Bg6 6. h4 h6 7. Nf3 Nd7 8. h5 Bh7 9. Bd3 Bxd3 10. Qxd3 e6 11. Bd2 Ngf6 12. O-O-O Be7 13. Kb1 Qb6 14. Rhe1 O-O 15. c4!?

彼は2RでもCaro-Kannにメインラインを指していたので、ある程度準備をしてきました。Rh1-Re1とc2-c4の組み合わせは少し珍しく、すぐにNg3-Nf5と跳びこむほうが一般的です。15. Nf5 exf5 16. Rxe7 Qd8 17. Re2 Ne4を指してみようと思っていました。

15... Rad8 16. Bc3 Bb4!


私のこれまでCaro-Kannを指してきた感覚では、ClassicalのメインラインでBd2-Bc3と組むセットアップは、g2-g4-g5のチャンスが薄くなるためあまり黒にとって脅威ではありません。さらにここではb6にクイーンを出していることを利用し、すぐにビショップ交換を持ちかけられます。これによりNg3-Nf5からe7のビショップが狙われることもなくなり、黒は安全にゲームを進められると考えました。

17. Qd2 Bxc3 18. Qxc3 Rfe8 19. Qc2 c5!

2マイナーピースを交換して白のアタックチャンスを十分に削ったうえ、このブレイクからd4を崩せば黒は満足な局面です。ここで彼がd4-d5の押し込みを狙っていることは分かっていましたが、ここまでピースを捌けばf5にナイトが入っても具体的なアタックはなく、白のdポーンは長期的なターゲットになります。

20. d5 exd5 21. Rxe8+ Rxe8 22. cxd5 Qb4!


4段目が綺麗に開いたことを利用し、クイーンの横利きで4段目を抑えてしまいます。黒クイーンはg4,f4,e4の好位置を睨み、h5のポーンを落とす具体的な算段も立ちそうです。

23. Nf5 Qf4!?

直接的な23... Qg4もありえますが、d6のマスを抑えることでナイトの跳びこみを防ぎ、f5のナイトを困らせようと考えました。ここで白がh5を守るにはナイトを戻すしかありませんが、たった今ナイトがf5に跳びこんだ以上、その手は心理的に指しづらいでしょう。

24. d6 Re6!


d6に跳びこむチャンスの無くなった白のナイトは、d6にポーンを刺して足場を作り、e7に入る以外ありません。そこで早めにルークを6段目に上げておくことでe8で抑え込まれるのを防ぐと同時に、d6のポーンを狙えるようにします。

25. Re1 Rxe1+ 26. Nxe1 Nxh5 27. Nf3 Nhf6

h5ポーンを落としたうえでd6も狙いにいけば、黒は必勝のエンドゲームへと入れるでしょう。白には具体的なプランがないうえ、キングの守りが薄いためにクイーンの強制交換が避けづらい状況です。

28. Ne7+ Kf8 29. Qd1 Ne4! 30. Nc8 Nxf2 31. Qf1 Qe4+ 32. Ka1 Qc2


クイーンを交換するタイミングとマスは少し悩みましたが、c2の位置からであればd1での交換を狙いつつ、次にNf2-Nd1からメイトを狙うこともできます。

33. a3 Qd1+!?

クイーンを残したまま白キングを攻めるアイディアが分からず、安全なクイーン交換に踏み切りました。33... Nd1! 34. Qb5 c4! 35. Ne1 Qc1+ 36. Ka2 c3! 37. Nd3 cxb2 38. Qxb2 Qxc8-+と進めて白のナイトを落としても黒勝ちです。

34. Qxd1 Nxd1 35. Nxa7 Ne3 36. Ka2


36. g3 Nf5がポーン2つを同時に狙うナイトの好位置で、d1でクイーンを交換したポイントとなります。また36. Ne1 h5 37. Nb5 h4 38. Nc3 Nxg2!も狙っていた手です。いずれにせよ白はgポーンを残すことができず、黒はgポーンを落として3コネクテッドパスポーンを作ることができます。

36... Nxg2 37. b4 cxb4 38. axb4 g5 39. b5 g4 40. Nd4 h5 41. Nf5 h4 42. Nc6 h3 43. Ncd4 Nh4 44. Ng3 f5 45. Ne6+ Kf7 46. Nf4 Kf6 0-1

最後は黒キングの前進に対応できず、白はリザインとなりました。今大会は全体を通し、局面を大きく悪くすることが無かったのが良かったですね。また次のトーナメントもこの調子で頑張り、良い流れでオリンピアード本番に繋げられたらと思います。引き続き応援をよろしくお願いいたします。

8/26 R1 Kojima, S (IM, JPN, 2294) - Sinoros-Szabo, D (HUN, 2012) 1-0
8/26 R2 Laszlo, C (AFM, HUN, 2063) - Kojima, S (IM, JPN, 2294) 0-1
8/27 R3 Kojima, S (IM, JPN, 2294) - Benedek, I (ROU, 2168) 1-0
8/27 R4 Gaspar, D (HUN, 2041) - Kojima, S (IM, JPN, 2294) 1/2-1/2
8/28 R5 Kojima, S (IM, JPN, 2294) - Szabo, B (FM, HUN, 2230) 1/2-1/2
8/28 R6 Hangay, O (HUN, 2025) - Kojima, S (IM, JPN, 2294) 0-1
小さな大会でしたが、入賞者全員にメダルと優勝者にカップの贈呈がありました。壊さぬよう気を付けて日本に持って帰ります。

2024/08/28

Welcome Olympiad! U2400 Day2

会場の壁にはハンガリーのここ800年ほどの歴史が、イラストとともに綴られています。

オリンピアード開催記念大会の2日目です。初日の2戦を連勝した私は、ルーマニアの若いプレーヤーとの対戦になりました。ルーマニアはハンガリーのさらに東に位置する東欧の国で、何十年も前からヨーロッパではチェスの強豪国です。2008年のドレスデンオリンピアードでは、ルーマニアの当時No.1だったNisipeanuと試合をしたことも懐かしく思い出されます。

Kojima, S (IM, JPN, 2294) - Benedek, I (ROU, 2168)
Welcome Olympiad! U2400 (3)

1. d4 Nf6 2. c4 g6 3. Nf3 Bg7 4. g3 O-O 5. Bg2 d6 6. O-O Nc6 7. Nc3 e5 8. dxe5

オンラインの対局では散々指してきましたが、公式戦でこの変化が現れるのは初めてです。かつてはポーンを突きこすのが主流でしたが、8. d5 Nb8!が黒がかなり指せることが分かり、次第にポーンを捌く変化の人気が上がってきました。

8... dxe5 9. Bg5 Qxd1!?


黒からクイーンを交換する手は見たことがありませんでした。単純に白はdファイルを抑えて良さそうですが、小さな優位をどう活かすか工夫が求められます。

10. Rfxd1 Bg4 11. h3 Bxf3 12. Bxf3 Nd4 13. Bxb7

g2にビショップを退く手でビショップペアをキープし、b2-b4-b5からゆっくりアクションを起こすプランも考えました。しかし、bファイルからルークで反撃されたところで白は丁寧に対応すれば問題なく、g2のビショップが後々活きてくるのではないかと考えました。

13... Rab8 14. Bg2 Rxb2 15. Kf1 Rfb8 16. Rab1


少し迷いましたが、bファイルでルーク交換を狙います。最も脅威となる黒のルークを捌いてしまえば、ダブルビショップを持つ白がやや有利なエンドゲームになるでしょう。

16... h6 17. Be3 c5?!

この手は少し奇妙に感じました。c5,e5をどちらも黒マスで固めてしまえば、g7のビショップを活用するのが難しくなるうえ、c5のポーン自体がターゲットになるうるからです。17... Nd7くらいでナイトを組み直すアイディアが良かったでしょう。

18. Bd2! R8b4 19. e3 Nf5 20. Rxb2 Rxb2 21. Ke1?!


黒がNf5-Nd6とマヌーバリングし、c4を狙ってくることは分かっていたので、それに対応する手を指したつもりでしたがやや緩かったようです。ここは21. Be1! Bf8 22. Rd8 Kg7 23. Rc8!+-としてルークをdファイルから活用すれば白勝勢でした。e1のビショップでナイトを守っておけば、a2,c3,c4のいずれもルークに狙われる心配がなく、b2のルークを全く気にしなくても良いことに気づきませんでした。

21... Nd6 22. Bf1?!

22. Bc1! Rc2 23. Rxd6 Rxc3 24. Kd2 Rxc4 25. Ra6!+- ビショップを退く手は考えましたが、c4を先に取らせてもa7を後に落とせれば、ダブルビショップを残した白が十分に勝ちのチャンスがありました。

22... Nfe4 23. Bc1!


単にナイトを捌く手は、23. Nxe4? Nxe4 24. Bg2 Nxd2 25. Rxd2 Rxd2 26. Kxd2=と異色ビショップだけが残ってドローです。本譜のルークを先に追い返す手が成立することに気が付き、白が勝つチャンスはまだまだあることを意識しました。

23... Rb6


23... Nxc3 24. Bxb2 Nxd1 25. Kxd1+/-はダブルビショップを持つ白が指しやすいエンドゲームです。23... Rxf2? 24. Nxe4 Nxe4 25. Rd8+! Kh7 26. Bd3+-ならば、黒はナイトを諦めなくてはいけません。

24. Nxe4 Nxe4 25. Rd8+ Kh7 26. Rd7?!

ここはa7とf7をフォークする自然な手を選んだつもりでしたが、先にb1のマスにルークが入られないよう受けておくべきでした。26. Bd3! Nc3 27. Rd7 e4 28. Bc2 Nxa2 29. Ba3 Nb4 30. Bxe4+/- e5-e4がビショップに当たるテンポを嫌いましたが、実際にはa2を取らせても、e4がターゲットになって落ちるため問題なかったようです。

26... Rb1 27. Kd1 Nxf2+?


ここで黒は最後のチャンスを逃しました。27... Ra1! 28. Rxa7 Nc3+ 29. Kd2 Nxa2 30. Bb2 Rxf1 31. Ke2 Rh1 32. Rxa2= ならば互角です。ナイトはf2を取るか、a2を取るか、選択肢を残しておくほうが柔軟性があって良いということですね。

28. Kc2 Ra1??

この手はピースが落ちるため、白にとって楽な流れになりました。28... Rb6 29. Rxf7 Ne4 30. g4+/-でも白が優勢ですが、黒はせめてこちらで粘るべきです。

29. Rxf7 Rxa2+


29... e4 30. Rxg7+ Kxg7 31. Bb2++- これは綺麗なタクティクスでピースが落ちて白の勝勢です。

30. Kb1 Ra4 31. Rxf2 e4 32. Ra2 Rb4+ 33. Kc2 Rb7 34. Bd2 Be5 35. g4 Bb8 36. Bg2 1-0

最後は相手がb4にルークを置こうとし、ビショップが利いていることに気づいてリザインしました。自分でも指しながらベストではないだろうなと思う手が多いゲームでしたが、なんとか勝ち切れて良かったです。続く4Rは相手の準備がしっかりしており、早めのドローで合意しました。下に準備されてもドローに落ち着かず、とことん勝負できる変化をもう少し探ってみようと思います。

8/26 R1 Kojima, S (IM, JPN, 2294) - Sinoros-Szabo, D (HUN, 2012) 1-0
8/26 R2 Laszlo, C (AFM, HUN, 2063) - Kojima, S (IM, JPN, 2294) 0-1
8/27 R3 Kojima, S (IM, JPN, 2294) - Benedek, I (ROU, 2168) 1-0
8/27 R4 Gaspar, D (HUN, 2041) - Kojima, S (IM, JPN, 2294) 1/2-1/2
8/28 R5 Kojima, S (IM, JPN, 2294) - Szabo, B (FM, HUN, 2230)

Welcome Olympiad! U2400 R5 Pairings
試合会場からは聖イシュトヴァ―ン大聖堂まで徒歩5分くらいです。クリスマスマーケットの時期は特に混み合う、ブダペストでも人気の観光名所です。

2024/08/27

Welcome Olympiad! U2400 Day1

昨日からブダペストでオリンピアード開催記念大会、Welcome Olympiad!が始まりました。トップにエントリーしていたFM Botiはキャンセルとなり、私がリスト1となっています。6試合の短い大会なので、途中1つの負けが入賞に厳しく影響しそうです。初戦はハンガリーの少年で、双子で同じセクションに参加しています。

Kojima, S (IM, JPN, 2294) - Sinoros-Szabo, D (HUN, 2012)
Welcome Olympiad! U2400 (1)

1. d4 Nf6 2. c4 d6 3. Nf3 g6 4. g3 Bg7 5. Bg2 O-O 6. O-O Nbd7 7. Nc3 e5 8. e4 c6 9. h3 Qe7!?

初戦はKing's Indianになりました。黒はどこかでセンターを開いてe4に反撃するものですが、クイーンが頭だと少し困ることがあります。e8のルークとc5のナイトの組み合わせでe4を攻める作戦が一般的です。

10. Re1 Re8 11. Be3 a5 12. Qc2 exd4 13. Nxd4 Nc5 14. Rad1! Ne6


14... Ncxe4 15. Bf4! d5 16. cxd5 cxd5 17. Nxd5!+-は白の勝ちです。クイーンがe7にいるとe4へのプレッシャーが強くなるように思えますが、逆にピンが負担となります。

15. b3 Nxd4 16. Bxd4 Be6 17. Qd2!

e4はもう大丈夫なので、d6へのプレッシャーに切り替えます。e1のルークに守りを増やすことで、次にNc3-Nd5と跳びこむ狙いもあります。

17... c5 18. Be3 Red8 19. Kh2 Ne8 20. f4 Nc7 21. f5! Bc8 22. Bg5!


黒はe5のマスを使いたいですが、白はこの手によりそれを許しません。ビショップ交換ならd6を落として十分なので、黒はf7-f6とどちらを選ぶか苦渋の選択です。

22... f6 23. Bf4 Ne8 24. Nd5 Qf7 25. Nb6 Ra6 26. Nxc8 Rxc8 27. e5!

白マスビショップの利きを開き、Bg2-Bd5を狙えば勝負ありです。

27... Kh8 28. exd6 Nxd6 29. Bxd6 Rd8 30. Qd5!?


ピンをかわしてピースアップを維持する方法はいくつかありますが、これが一番シンプルだと感じました。

30... Qxd5 31. Rxd5 Rdxd6 32. Re8+ Bf8 33. Rxf8+ Kg7 34. Rb8 1-0

最後は反撃の無いピースダウンのため、黒はリザインしました。続く2試合目もタフな試合をポーンエンディングまで指しきり、なんとか連勝です。大会2日目の今日も頑張ります。

8/26 R1 Kojima, S (IM, JPN, 2294) - Sinoros-Szabo, D (HUN, 2012) 1-0
8/26 R2 Laszlo, C (AFM, HUN, 2063) - Kojima, S (IM, JPN, 2294) 0-1
8/27 R3 Kojima, S (IM, JPN, 2294) - Benedek, I (ROU, 2168)

Welcome Olympiad! U2400 R3 Pairings
会場のすぐ目の前はエリザベート広場の観覧車です。結構回転が速いという噂で、乗ったことはまだありません。
ブダペストはベトナム料理の美味しい店が多いと思いますが、私の判定が甘いだけかもしれないので、Tuさんと合流したらもう少し厳しくジャッジしてもらおうと思います。

2024/08/20

オリンピアード直前遠征

8月も後半に入り、ハンガリーへの遠征の日が近づいてきました。ブダペストで開催されるチェスオリンピアードは9月10日スタートですが、オープンチームのメンバーのうち、私と弘平くんは事前の大会参加のために早く日本を発ちます。私は今週土曜日、8月24日の夜出発で、約1か月のブダペスト滞在となります。

オリンピアード前に参加する大会は、今のところ8月26日-29日のKöszöntünk Olimpia(ハンガリー語でオリンピアードへようこそ) と、9月5日-8日のXIII. Prémium Nemzetközi Sakkverseny Budapest の2つの予定です。後半の大会は前回のチェンナイオリンピアードで対戦したパラグアイ代表たちや、タイの代表もエントリーしているようです。オリンピアードの最終調整として頑張りつつ、オリンピアードが始まる直前のブダペストの様子をお届けできればと思います。オリンピアードを含め、応援をよろしくお願いいたします。

Köszöntünk Olimpia/Welcome Olympiad! U2400 Entry List
XIII. Prémium Nemzetközi Sakkverseny Budapest Entry List

2024/08/03

プロプレーヤー小島慎也のチェス講座 第34回予告

8月のチェス講座告知です。今月のYouTubeでの講座は今週末、8/4(日) 20時からスタートです。今月末にはオリンピアード遠征のために日本を離れるため、私の都合で月の前半にさせていただきました。

8月のYouTubeの講座テーマは『センターポーンの交換』です。序盤ではセンターの支配とピースの展開を目的とし、センターのポーンが動いてゲームが始まることが多いでしょう。するとセンターでポーンがぶつかり合い、交換するかしないかの選択を早くに迫られることになります。センターポーンを交換した際の互いのメリット、デメリットに着目しつつ、いくつかのケースを追っていきましょう。

プロプレーヤー小島慎也のチェス講座 第34回『センターポーンの交換』|2024.08.04
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