昨年の全日本選手権
今年も全日本選手権まで数日と迫り、各地からの参加者情報も集まってきました。優勝争いに絡む可能性の高い、トップの10名をリスト順に発表しておきます。
1. Timur Seytnazarov (UZB ?, JCA 2465)
2. 小島慎也 (IM, JPN, JCA 2457 FIDE 2403)
3. 馬場雅裕 (CM, JPN, JCA 2286 FIDE 2251)
4. Averbukh A (JPN, JCA 2285 FIDE 2198)
5. 桑田晋 (JPN, JCA 2237 FIDE 2130)
6. 山田弘平 (CM, JPN, JCA 2229 FIDE 2087)
7. 塩見亮 (JPN, JCA 2219 FIDE 2138)
8. 小林厚彦 (JPN, JCA 2189 FIDE 2085)
9. 中村尚広 (JPN, JCA 2146 FIDE 2054)
10. 唐堂 (JPN, JCA 2135 FIDE 2064)
リスト1 のTimur さんはウべキスタンと伺っていますが、調べてもFIDE ID とレイティングがなかったため、一応 ? をつけています。本人の希望によっては、日本のプレーヤーとして登録されることもありえますね。そのTimur さんが数試合の仮レイティングで私を抜いており、私はリスト2となりました。仮レイティングであれば、Timur さんの実力は未知数ですが、今大会で対戦できることを楽しみにしています。
2年ぶりに全日本に参加する馬場さんは、当然、4年ぶりの優勝を狙ってくるでしょう。私も惇多くんと優勝を争っていた2年前の全日本で、楽勝だと思われた馬場さんとのゲームを大逆転で敗れ、惇多くんに差をつけられてしまった苦い思い出があります。このリストトップメンバーの中でも、私が全日本で敗れているのは馬場さんだけですので、最大のライバルと見ています。
他には私と同期で、昨年の全日本から100近くレイティングを上げている桑田くんや、トップ10のうち、唯一の10代である唐堂くんも、注目のプレーヤーでしょう。昨年のチャンピオンである南條くん、ベテランの暁さん、イングランドから参加したAndrew さんが昨年のメンバーから消えたものの、他の日本トップ勢は軒並み揃っています。トップ10に入っていなくても、かつてのオリンピアードメンバーや全日本優勝、入賞経験者、FIDE レイティング2100台のメンバーもいますので、そうしたプレーヤーがどういったプレーをするかにも、注目したいですね。
私自身、JCA、FIDE レイティングともにベストですし、なによりIM のタイトルを獲得して初めての全日本選手権です。南條くんがいない分、優勝しなければいけないというプレッシャーはありますが、それも楽しんでプレーに臨めればと思います。私にとって6回目の優勝が懸かった、12年連続、12回目の全日本選手権は、4日後の5月1日開幕です!