2015/06/02

FIDE Rating in June 2015


6月に入り、FIDE レイティングが更新されました。日本のプレーヤーには言うまでもなく、GW に開催された全日本選手権の結果が反映されています。大会終了直後には計算を行っていましたが、実際の数字が発表されたので、今夜の記事ではそれをメインに取り上げようと思います。まずは全日本選手権での、レイティング増加トップ5 のプレーヤーからチェックしてみます。

Osaka Takuma + 142 (1731 → 1873)
Garry Lin +99 (1906 → 2005)
Otawa Yuto + 86 (1649 →1735)
Mitsuya Naoto +68 (2040 → 2108)
Fukuya Natsumi +64 (1606 → 1670)

この5名はいずれも係数が40で、通常の係数20のプレーヤーよりも、レイティングが倍上がるようになっています。(もちろん、負ければ倍下がるというリスクもあります。) 昨年から採用されている係数40 の制度は、公式戦30試合以下か、U18 で2300に達していないプレーヤーに採用されます。トップの3名はジュニアで、あと数年は係数40 のままですので、今後も遠慮なくレイティングを稼いでもらいたいですね。オリンピアードのチームメイトであり、初の全日本3位入賞を果たした三ツ矢さんが、2100台に乗ったことも、とても嬉しく思います。

Higashishiba Teruomi 2002
Seytnazarov Timur 1896
Yokoyama Yuichi 1848
Honda Yoshiki 1816
Koyama Nobuyuki 1775
Goto Susumu 1763
Yokoo Hideyuki 1691

続いて、新しくFIDE レイティングのついたプレーヤーです。今年の結果を見る限り、8試合をこなすと、FIDE レイティングが仮でつくのかもしれません。各プレーヤーとも、30試合をこなすまでは係数40のため、負ければ大暴落のリスクを負いますが、それでもレイティングがつくことはめでたいことです。7名のプレーヤーの皆さん、おめでとうございます! ベテランの東芝さんは遅すぎたくらいですね。若い大学生のプレーヤーには、海外大会も視野に入れ、積極的に試合をこなしてもらいたいと思います。

私はと言えば、-14 と大きく落としてしまいました。2400台という1人違うレイティングで戦いながら、日本国内でレイティングを上げることが大変だということは理解しています。それでも、この借りは8月のジャパンリーグで返したいと思います。9月には、マレーシアの大会に参加するメンバーたちが動き出していますので、これから夏に向けてFIDE 公式戦もまた盛り上がっていくでしょう。私の次の海外遠征も、決まり次第、またご報告させていただきます。

Japan Chess Championship 2015 FIDE

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