2013/05/07

全日本選手権 2013 Day5 & 6 - Junta Dominates JCC -


3日ぶりの更新で全日本選手権の結果報告です。報告が遅れたのは、負けたことで気落ちしていたからではなく、体力的な問題です。でも優勝していれば、どんなに疲れていても、記事を更新していたかもしれませんね(笑)

今年の全日本はオーストラリアのFM 池田惇多くんが、8勝3引き分けという堂々の戦績で優勝を決めました。私は9R で、馬場さんに2ポーンアップからまさかの負け。7勝1敗で2位どまりでした。他には私と惇多くん以外には負けのなかった中村くんが3位入賞。中村くんに大会序盤で負けたものの、後半で強さを発揮した渡辺暁さんが4位入賞となりました。私と南條くんを破った馬場さんが、0P bye のために入賞圏外というのは、なかなか不思議ですね。



1st 池田惇多 9.5P(FM, AUS, 2367)
2nd 小島慎也 8.5P(FM, JPN, 2384)
3rd 中村尚広 7.5P(JPN, 2058)
4th 渡辺暁 7P(FM, JPN, 2281)


6連勝スタートで、今年こそはタイトル奪還できそうだと前半戦では思っていましたが、最終的には一歩届きませんでした。それでも7勝1敗3ドローという戦績は、悪いものではないはずです。そして、惇多くんとの激しい優勝争いは、非常に楽しいものでしたし、とても勉強になりました。彼が日本に滞在する残り10カ月の間、良きライバルとして腕を磨いていければと思います。

来年ノルウェーで開催されるオリンピアードの代表には、オーストラリア籍の惇多くんを除いて、上位数名が選出されるでしょう。この中には残念なことに、6.5P で終わった昨年のチャンピオン、南條くんは入っていません。しかし、今年秋のジャパンオープンで、まだ代表入りのチャンスは残っています。昨日は弱気な発言が多かったですが、本来の実力や実績を考慮しても、彼なくして日本チームは成り立たないでしょう。

そして、優勝した惇多くんには、日本チームで参加するように激しい説得が行われていましたが、私は彼はオーストラリアのプレーヤーだと思っていますので、将来的にはありえても、ノルウェーでチームメイトとして一緒にプレーすることは考えていません。むしろ、彼には頑張ってオーストラリア代表に入ってもらい、オリンピーアドで対戦したいと思います!

最後の3戦の棋譜紹介は、今日はパスしておきます。チェス通信で各ベストゲームを選んだ後に、余ったゲームをこちらでは解説するかもしれませんし、レクチャーに回すかもしれません。いずれにせよ、どこかでは皆さんにご紹介したいと思います。棋譜だけの公開であれば、チェス協会のHP でされると思いますので、そちらもお楽しみに!

最後に、6日間の全日本選手権、そして3日間のゴールデンオープンに参加した皆さん、お疲れさまでした!また次回の大会や、チェスイベントでお会いしましょう。私もチャンピオンの座こそ逃しましたが、今後もますますチェスの活動に力を入れていきたいと思います。


ゴールデンオープンは同ポイントが4人並びましたが、優勝の盾は慶應の大先輩、小笠さんの手に渡りました!


2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

fideのページを見たら 池田さんはオーストラリアで15位になってますねぇ

http://ratings.fide.com/topfed.phtml?ina=1&country=AUS

Shinya_Kojima さんのコメント...

そうですね、惇多くんでも強豪オーストラリアでは、まだその順位です。でももっと実力を付けて、オーストラリア代表に入れるようになると信じていますよ!

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