2013/08/21

Japan League 2013 順位問題


毎年夏の恒例イベント、Japan League が終わってから、ちょうど一週間が経ちました。JCA のHP では結果が更新され、各ラウンドの上位10ボードまでの棋譜も公開されています。今大会のベストゲームであろう、池田 - 南條戦もここで確認ができました。こうして並び返してみると、やはりすごい熱戦だったと思います。棋譜は以下のページでどうぞ。ところどころある名前のミスだけは、早く修正してもらいたいと思います。

Japan League 2013 Games

しかし、結果の欄を見て、「おや?」っと思われた方も多いかもしれません。表彰式では5.5/7 で並んだ私と南條くんのうち、南條くんがタイブレークで1位だと発表されました。しかし、HP には私が上の順位として記載されています。あってはならないことですが、全日本選手権と同様に、Japan League でも表彰式での順位間違いが起きたのです。

そもそも先週大会が終わった直後に、速報で私が1位、南條くんが2位と発表されていることを知り、どうしたものかと首をかしげました。そうこうしているうち、木曜日にはJCA からメールが届き、タイブレークを間違えていたので、盾を交換してくれと言われました。翌日には南條くんと会って話をし、盾の交換云々ではなく、なぜこうしたミスが起きたのかの説明を私や参加者にするとともに、今後ミスが出ないように改善してくほしいという内容で、JCA には返信しています。(そして返事はなし...)

今回、なぜ順位を間違えて発表してしまったのかは、大きな疑問点です。全日本選手権では、bye を申告していた暁さんをJCA の特別ルールで下の順位にするということだったので、コンピュータの示した順位をそのまま伝えてしまったというミスは、なんとか理解できます。しかし、今回はそういったこともないため、コンピュータが最終的に出した順番にプレーヤーを読み上げれば良いはずです。まさかそこで単純に順位を見間違えたのでしょうか... 今大会は慣れないSwiss Manager をペアリングに使っていたようですが、それでもタイブレークのシステムをきちんと決めておけば、何も問題はなかったはずです。やはり何が起こったのか、よく理解できません。(もしかすると、彼らにもよく分かっていないのでは...)

とにかく、HP で私が上の順位だと発表されたので、これに修正が入ることはないでしょう。できればここで表彰順位を間違ったことについて、なんらかの説明があってほしかったですが、それはもう諦めます。問題はチェス通信でどのようにこれを扱うかです。本来あってはいけない表彰順位の間違えが、日本で貴重なFIDE 公式戦である全日本に引き続き、Japan League でも起きてしまったことはゆゆしき事態です。それを理解してもらったうえで、次号のチェス通信ではなんらかの説明を入れてもらいたいと思います。何も説明がなく、全日本のときのようなひどいチェス通信が発行された場合、私も少し真面目に対応を考えるつもりです。
 

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