2013/01/13

2013 Australian Open Vol.3 - The Second IM Norm -


今日は2本の記事を更新します。まずは先日から伝えていた、オーストラリアの大会についてです。

真夏のオーストラリアでは今日、2013 Australian Open が終了しました。本人がfacebook で伝えたところによれば、池田くんは9R でIM Brown Andrew を下し、自身2つ目のIM ノームを獲得しました。今後はますます、私とのIM タイトル獲得争いが白熱しそうです!彼はオーストラリア籍のプレーヤーですが、両親ともに日本人です。日本人として初のIM にどちらが先になるか、レースはいよいよ終盤を迎えます。

9R のIkeda - Brown 戦は大変面白いゲームだったのですが、ライブでは過去のゲームが見られなくなってしまうので、またpgn が手に入り次第、そちらも公開しようと思います。今日のところは、惇多くん、おめでとう!!!

2013 Australian Open Final Standings

2013/01/12

Bela Perenyi Memorial 2013 1st round - Reasonable Start -


Shinya Kojima を探せ! Photo by Takayama

昨日から真冬のブダペストで、今年最初のトーナメントが始まりました。参加者は事前のエントリーから少し減って79名、半数以上が地元ハンガリーのプレーヤーです。私は初戦で、16歳の少年と対戦することになりました。

Lovas, M (HUN, 1942) - Kojima, S (FM, JPN, 2349)
Bela Perenyi Memorial 2013 (1)

1. e4 c6 2. d4 d5 3. exd5 cxd5 4. c4 Nf6 5. Nc3 e6 6. Nf3 Bb4 7. Be2 O-O 8. O-O dxc4 9. Bxc4 Nbd7!?



オープニングはPanov Botvinnik から、Nimzo-Indian にトランスポーズします。

10. Bf4!?


この手は私の研究外でした。少し考えた末に、フィアンケットを組むよりも、早めにd5 のマスを抑えることにします。

10... Nb6 11. Bb3 Nbd5 12. Nxd5 Nxd5 13. Bg5 Be7



おそらくコンピュータは、13... f6 を勧めるだろうなと思いつつ、e6 のサポートを面倒だと考え、本譜のようにピースを捌くことにします。IQP ポジションで多めに駒を交換することは、孤立ポーンを持つ側に不利となります。

14. Bxe7 Nxe7 15. Qd3 b6 16. Qe4 Rb8 17. Bc2 g6 18. Qh4 Bb7 19. Ng5 h5


黒は多少キング前を崩しますが、黒マスビショップをすでに交換している以上、黒マスの弱点を攻められることがありません。この後、クイーンさえ交換して白のアタックを消せば、ポーンストラクチャーの良さで優位に試合を進められると確信していました。

20. Rad1 Nd5 21. Be4 Qf6 22. Nf3?!



先述の通り、クイーン交換したエンドゲームは、白に何も面白みのない展開になります。

22... Qxh4 23. Nxh4 Nc3!


ここは23... Rfd8 と迷いましたが、d4 の孤立ポーンを残すよりも、ビショップナイトの交換を選択しました。

24. bxc3 Bxe4 25. g3?


白マスとキングを弱める大きなミス。黒はc3 とa2 を狙う大筋のプランは変わりませんが、白はまだ、25. Rfe1 と指して粘るべきだったでしょう。

25... Rbc8 26. Rc1 Rc4 27. Rfe1 Bb7 28. Re3 Rfc8 29. Nf3 b5?!



黒はいつでもポーンを取れる状況にあるので(...Bxf3 から... Rxd4)、慌てずにポジションを改善するのは正しい判断ですが、ここは29... Bd5 からa2 のポーンを狙うべきでした。クイーンサイドのポーンを伸ばすことは、白にカウンタープレーのチャンスを与えます。

30. a3 a5 31. Ne5!?


多少気にしていましたが、この手を過小評価していました。白はポーンを捨てても(どうせいずれ落ちるので)、ポーンストラクチャーを改善して生き延びるチャンスを得ます。

31... Rxd4 32. Rb1 Rd2 33. c4 Rc5 34. cxb5 Rxb5 35. Ree1 Re2!?



最近、Improve Your Chess Tactics を読んでいたので、こういう手をよく考えます。このポジションでは、あまり働きませんが...

36. Nc4 Rxe1+ 37. Rxe1 Rc5 38. Ne3 Rc3


黒は強力な白マスビショップを残したまま、aポーンを狙うことで決定打を模索します。

39. Ra1 Bf3 40. Kf1 a4 41. Ke1 Rb3 42. Nc2 Rb2 43. Nd4 Bd5



黒はゆっくりとポジションを改善させていきます。ルークがベストの7段目に突入できたので、次はキングを進めてチャンスを拡大していきます。

44. Rc1 Ra2 45. Rc3 Kg7 46. h4 Kf6 47. Re3 e5!


黒はナイトを追い払うことで、キングを前進させるチャンスを得ます。

48. Nb5 Bc4 49. Nc3 Ra1+ 50. Kd2 Bb3 51. Nb5 Ra2+ 52. Ke1 Kf5 53. Re2??



最後は時間切迫からのミス。今大会は90分フィッシャーで、40手での増加時間がないため、この辺りで試合が残ってるボードは、どこも互いに残り時間が少なくなっています。

53... Rxe2+ 54. Kxe2 Bc4+ 0-1


まずは順調な滑り出しとなりました。初戦は4試合のみがドローで、他は全て格上側が勝っています。続く2R のペアリングは、Budapest Chess News にて確認ができます。

Bela Perenyi Memorial 2013 R2 Pairings


そして昨日は試合前に、Budapest Chess News のMichael Yip さんと話ができました。彼は数年前に、カナダから移籍してきたプレーヤーだったんですね。(ブログにもきちんと書いてありました。)今大会のペアリングは、基本的にBudapest Chess News でチェックすることになりそうなので、引き続きお世話になります。

今日の相手は連続でハンガリーのプレーヤーですが、今度は60歳です!現在は2100を割っていますが、昔は2200オーバーだったようですので、気を抜かずにしっかり指して、勝ちをもぎ取ってこようと思います。


会場には若かりしJudit の姿がちらほら。


今朝のブダペスト国会議事堂。快晴ですが、氷点下3度と大変冷えます。


試合前の昼食は、先日に引き続きタイ料理へ。

2013/01/11

Bela Perenyi Memorial 2013 - Tournament Information -


会場は3年前にFirst Saturday が行われていた場所です。

今日からいよいよ、待ちに待った2013年最初のFIDE 公式戦が始まります。この大会は私にとってハンガリーで初のオープン大会であり、1988年に亡くなったハンガリーの元代表、Bela Perenyi の追悼大会でもあります。このプレーヤーについては馬場さんがすでに調べてくれているので、Behind the Scene の記事を参考にしてください。

エントリーの際に確認したリストでは、参加者は83名で、私はリスト4でした。十分に優勝を狙える位置にいます。IM の数が多くないので、ノーム獲得は難しいかもしれませんが、海外オープン大会初の入賞+賞金ゲットを目指して頑張ります!

大会名: Bela Perenyi Memorial 2013

形式:9R スイス式

会場: ハンガリーチェス連盟ホール、Budapest Fark Miksa 10

タイムコントロール: 90分+1手30秒フィッシャーモード(30分遅刻で負け)

スケジュール: 1/11 10:00 - 15:30 Entry, 16:00 Opening, 16:30 R1
1/12 16:30 R2
1/13 16:30 R3
1/14 16:30 R4
1/15 16:30 R5
1/16 16:30 R6
1/17 16:30 R7
1/18 16:30 R8
1/19 9:00 R9, 14:30 Closing


表彰式をサボれば、19日の午後からケチケメートで始まるCAISSA に間に合いそうですね(笑)
初戦を17時開始ぐらいに時間調整してもらうのも、考えておきましょう。

2013/01/10

2013 Australian Open Vol.2


3日前に記事を書いたオーストラリアの大会は、また面白い展開になってきました。トップを走っていた池田くんは同世代のMax Ilingworth くんに敗れましたが、8R ではオーストラリアのNo.1 GM Zhao Zong-Yuan とドローで、まだIM ノームをクリアするパフォーマンスを保っています。

代わりにトップに立ったのは、8R でリストトップのGM Khenkin を破った、15歳の少年Cheng Bobby です。彼の名前はこれまで、さほど気にしたことはありませんでしたが、最近オーストラリアで頭角を現してきたユースです。この勢いならば、今年にはIM を獲得しそうですね。(今大会、ここまでは6勝1ドロー1バイで、GM ノームペース!)また、私と対戦したことのあるLy Moulthun くんや、中内仁くんも8R を勝って、トップ争いに食いついています。8R で一番面白かった、中内くんのゲームを貼っておきます。

Nakauchi, G (FM, AUS, 2191)- FM Canfell, G (FM, AUS, 2360)
2013 Australian Open (8)


1. d4 Nf6 2. c4 g6 3. g3 Bg7 4. Bg2 O-O 5. Nf3 d6 6. O-O Nbd7 7. Nc3 e5 8. e4 c6 9. h3 Qb6 10. c5 dxc5 11. dxe5 Ne8 12. e6 fxe6 13. Ng5 Ne5 14. f4 Nf7 15. Nxf7 Bd4+ 16. Kh2 Rxf7 17. e5 Nc7 18. Ne4 Nd5 19. Nd6 Rg7 20. h4 Bd7 21. a4 a5 22. Ra3 Qc7 23. Be4 Rd8 24. h5 Bc8 25. Kg2 Rxd6 26. exd6 Qxd6 27. hxg6 hxg6 28. Qc2 Nf6 29. Bxg6 Qd5+ 30. Raf3 e5 31. fxe5 Bxe5 32. Be4 Qe6 33. Bf5 Qd5 34. Be4 Qe6 35. Bf5 Qd5 36. Bxc8 Rxg3+ 37. Kh1 Rxf3 38. Be6+ Qxe6 39. Qg6+ Kf8 40. Rxf3


40... Bd4 41. Be3 Ke7 42. Kg2 Nd5 43. Qh7+ Kd6 44. Bxd4 cxd4 45. Qxb7 Qe2+ 46. Kg3 Qe5+ 47. Kh3 Qh5+ 48. Kg3 Qg5+ 49. Kh3 Ne3 50. Qb8+ Kd5 51. Rf4 Kc4 52. Qd6 c5 53. Qe6+ Qd5?? 54. Qxe3 Qh5+ 55. Kg2 Qg5+ 56. Kf2 Qh6 1-0

最後はおそらく、時間切迫による黒のブランダーですが、素晴らしいファイティングゲームだったと思います。オーストラリアは若いプレーヤーの台頭が激しいですね。残り3試合も、皆さん頑張って下さい!

2013 Australian Open Results and Pairings


Live Games

2013/01/08

Budapest Chess News

今日は最近よくチェックしているブログの紹介です。その名も、Budapest Chess News!

Budapest Chess News


ここはハンガリーのチェスプレーヤー、Michael Yip さんが管理しているブログで、昨年末に私のブログの読者から、存在を教えてもらいました。記事の更新ペースが非常に早く、全てをチェックするのに一苦労する程です。(一人で記事を書いているのではないのかもしれません)

記事の内容は様々ですが、最新の大会情報やゲームを扱ったものが中心です。その他にもハンガリー国内での大会情報や、ハンガリーのプレーヤーの、海外での活躍を扱った記事も多くあり、管理人が細かく情報収集をしている様子が分かります。そして中には、チェスとは関係のない、こんな記事も(笑)

Sumo(Non-Chess)


そして各記事には非常に細かくタグ付けがなされており、これらを使って左下の欄から記事を検索することができます。その中に私の名前、Kojima Shinya があったので、何の記事かとチェックして見ると、昨年末のロンドンクラシックについてでした。ただし、森内さんのことを私だと間違えて伝えています(笑)

London Open 2012 Standings Rd5 Standings


さらに左のリンク欄には、ありがたいことに私のブログのURL も貼られています。しかも、Carlsen Blog の下に!日本のチェスプレーヤーが、ハンガリーに長期滞在してプレーをすることが珍しいからだと思いますが、こうして私の活動に注目してくれる人がいるのは、大変ありがたいことです。皆さんもよろしければ、Budapest Chess News を、時々チェックしてみてください。

2013/01/07

2013 Australian Open


現在、オーストラリアのシドニーで開催されているAustralian Open にて、私の最大のライバルである、オーストラリアの池田惇多くんが奮闘しています。ここまで6R を終えて5.5P、パフォーマンスは2632 という驚くべき数字です。4Rでは世界ランキング85位、ドイツ代表メンバーであるGM Khenkin とドロー、5、6R もIM に連勝で、このままのペースならばIM ノーム獲得は堅いでしょう。

池田くんとは一昨年の夏にアメリカで数年ぶりに会い、それ以来、どちらが先にIM タイトルを獲得するかを競い合っています。(本当はどちらが先にノームを獲得するかの勝負でしたが、そちらには敗れたので、IM タイトルということにしておきますw)この大会では全体でGM が3人しか参加していないため、GM ノームは難しいと思いますが(11R中、GM と3戦でGM ノームを獲得できるかは、よく分かりません。)、是非とも彼にも、2つ目のIM ノームを獲得してもらいたいと思います。後半の残り5試合も頑張って下さい!

そして個人的には、Sukandar - Ikeda のペアリングを期待しています(笑)

2013 Australian Open Pairngs and Results

2013/01/06

Chess Lesson in Budapest

ブダペストでの生活も9カ月目に入り、思いがけない巡り合わせが私の元に訪れました。私がブダペストでチェスをしていることを聞きつけた、こちらに在住中の日本人から、息子にチェスを教えてほしいとの連絡が入ったのです。先月から交渉を進めてようやく昨日、ブダ側にある先方の家へと足を運ぶことになりました。


ところが、その途中で一つ悲劇が。移動中のトラムで見知らぬお姉さんに肩をたたかれ、話しかけられたのです。逆ナンか!と一瞬考えましたが、当然そんなはずはありません。彼女はトラムやバスの検札員で、チケットの確認に来たのでした。チケットを持っていながらも、それを機械に通し忘れていた私は、あえなく罰金対象となりました。これからブダペストを訪れる予定のある方は、このように罰金を取られないよう、気を付けて下さいね。

罰金の話はさておき、久々に小学生にチェスを教えるのはとても楽しかったです。前日の段階では最低3人という話でしたが、日本人学校の生徒に声をかけ、集まった子供はなんと9人でした。(1日でこれだけの人数を集めるお母さんのバイタリティは、私も見習いたいものです。)休憩を挟みながら、2時間~2時間半ほどで、子供たちにチェスのルールを教え、全員が指して遊べるところまで持っていきました。チェスで遊んだこの日の思い出は、子供たちの冬休みの宿題に役立ててもらえそうです(笑)

もしかすると来月は、日本人学校の教室を借りて、さらに大人数にチェスを教えることになるかもしれません。ハンガリーは日本よりも、圧倒的にチェスに触れる機会が多いですし、このような企画の中から、さらにチェスに興味を持つ子どもたちが出てくれば、私としても嬉しい限りです。残り短いハンガリー生活ですが、実力を高めるだけでなく、何か自分にできることを探していこうと思います。

2013/01/05

ASIAN INDOOR & MARTIAL ARTS GAMES 2013

チェス協会から表題の大会への案内が届きました。今年の6月末に韓国での開催です。調べてみたところ、この大会は2007年に参加したマカオのAsian Indoor Games と同種の大会に、格闘技系の競技を加えて新設されたそうです。今のところ、私は参加しようかなと考えています。

開催地:大韓民国・仁川
期間:2013年6月29日~7月6日

種目:
Men's Classical Individual   男子2名
Women' Classical Individual 女子2名
Mixed Team Rapid      男子3名+女子3名
Mixed Team Blitz      男子3名+女子3名

スケジュール:
Classical Individual (90 + 30sec/move) 
6月30日 16:00-20:00 R1 
7月1日 09:00-13:00 R2, 16:00-20:00 R3
7月2日 09:00-13:00 R4, 16:00-20:00 R5
7月3日 09:00-13:00 R6, 16:00-20:00 R7

Rapid Mixed Team (15 + 10sec/move) 
7月4日 16:00-18:30 R1, R2
7月5日 09:00-13:00 R3, R4, R5
16:00-19:30 Semi-Finals, Final

Blitz Mixed Team (3 + 2sec/move)
7月6日 09:00-11:30 R1-R5
12:00-13:30 Semi-Finals, Final


韓国での試合は、2008年のSeoul Open 以来ですので、非常に楽しみにしています。男子代表メンバーについては情報が入ってきていませんが、女子についてはちらほら。続報は確定次第、またこちらのブログでお知らせしようと思います。

2013/01/03

Chess Evolution


昨年から注目している本の一つに、Chess Evolution というシリーズがあります。2011年から1年に3冊か4冊ペースで出版されており、ドイツのNo.1 プレーヤー、Arkadii Naiditch を始めとする、強豪GM らによる最新ゲームの解説とライン研究が、惜しげもなく載っています。ケチケメートにはChess Evolution の最新版(2012年9月号)があったため、私も実際に中身をチェックしてみました。そちらでは、昨年夏までのトップGM のゲームが細かく解説されており、購入する価値のあるシリーズだと思います。先月まで一緒にハンガリーで競っていたHou Qiang によれば、中国のトップGM Wang Yue らも、これを読んでいるそうです。

それでは一つ、私が先月読んだ中で印象に残ったラインを紹介しましょう。昨年のAnand - Eljanov 戦の解説の中で、ポーランドのGM Kamil Miton が行った分析の一つです。

1. d4 d5 2. c4 c6 3. Nf3 Nf6 4. Nc3 dxc4 5. a4 e6 6. e4 Bb4 7. e5 Nd5 8. Bd2 b5 9. axb5 Bxc3 10. bxc3 cxb5 11. Ng5 Nc6 12. Qh5 Qe7 13. h4!?


私が黒で好んで指す、5... e6!? Slav の一変化です。白の13手目はMorozevich が、昨年導入したことで注目を浴び、現在のところ、白の勝率は非常に高くなっています。

13... b4 14. Bxc4 bxc3 15. Bc1 g6 16. Qf3 Nxd4 17. Qd1 Nf5!? 18. g4 c2 19. Qd2 Qc7 20. Bxd5 exd5 21. gxf5 Bxf5


駒数は3ポーンピースで、7段目にパスポーンが突き刺さっていることを考えれば、黒は悪くないでしょう。このラインは先月のCsonka 戦で使おうと考え、研究していました。他にも読まなければいけない本があるため、Chess Evolution はまだ購入に踏み切っていませんが、いずれ余裕があれば手に入れたいと思います。すでに購入済みの方は、感想をよろしくお願いします。

2013/01/02

謹賀新年2013

日本のチェスファンの皆さん、新年明けましておめでとうございます。私は初めて、ハンガリーでの年越しとなりました。今はブダペストのアンダンテで、こちらで出来た友人たちと過ごしています。

今年の記事は、まずはレイティングの話題からいきましょう。1月1日付で、新しいFIDE レイティングが更新されました。私はLondon Chess Classic の分のみが追加され、2349 のベストレイティング更新です!12月のCAISSA は報告が遅れ、2月の更新での反映となるようです。実を言えば、レイティングの追加が遅れれば今月の大会で稼ぎやすくなるため、私にとっては都合が良いと言えます。今月の2大会で、早々に2400 到達を目指しますよ!

そしてトッププレーヤーをチェックすると、カールセンが世界記録を塗り替え、2861 という数字を叩き出したことが注目されています。ロンドンでの活躍で、すでに分かっていたことではありますが、こうして実際に発表されてみると偉大な記録ですね。もちろん、ロンドンを2位でフィニッシュし、久々に2800台に復帰したクラムニクの存在も忘れてはいません。今年は新たな2800台が誕生し、クラムニクも含めて世界のトップ争いが白熱することを、個人的には期待しています。

続いて、私のこれからの予定に話を移します。1年間で1月だけ、First Saturday は開催されないため、今月はブダペストのオープントーナメントに参加します。それ以外に決まっている大会スケジュールを公開しておきましょう。

Perenyi Bela Memorial 01/11~01/19
CAISSA IM Jan 01/19~01/27

First Saturday Feb 02/02~02/12
CAISSA IM Feb 02/16~02/24
Cappelle la Grande 02/23~03/02


3月の予定は未定で、一応First Saturday にはエントリー済みですが、予定を早めて帰国する可能性もあります。今月の大会の結果を踏まえて、カペル直後に帰国するかどうかを決めるつもりです。そして1,2月共に前後の大会とスケジュールが被っているので、ここもうまく調整して試合をこなしていこうと思います。

2013年を迎えて、ハンガリーでの滞在予定期間も残り少なくなってきました。日本に帰るのはとても楽しみですが、それもこちらで成果を出してこその話です。まずは今年最初のオープントーナメントで、上位入賞を狙ってきます!それでは2013年も、よろしくお願い致します。
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