2013/07/20

Saturday Lecture on July Report


今日は池上でレクチャーをこなしてきました! 参加者の皆さん、お疲れ様です。今日は個人的には悪くない出来だったと思いますが、相変わらずタイムキープは下手なまま... もう少し2時間、テンポ良くこなせるように頑張ります。

一つ、タイムアップにより扱えなかったゲームをご紹介しておきましょう。私が中学生の頃に並べ、感銘を受けたゲームです。

Albin, Adolf - Shipley, Walter Penn
New York, 1894

1. e4 e5 2. Nf3 Nc6 3. Bc4 Bc5 4. c3 Nf6 5. O-O O-O 6. d4 exd4 7. cxd4 Bb6



白はセンターポーンを2つ伸ばすことで、c5, d5, e5, f5 を抑える、理想的なポーンの並びを実現します。しかし、それをあえてすぐに崩し、相手のナイトをアタックして、f6, c6 からナイトを追い払います。

8. d5 Ne7 9. e5 Ne8


9... Ne4? 10. Bd5!+-, 9 ... Nh5? 10 .g4!+- はいずれもナイトが捕まります。

10. d6 cxd6 11. exd6 Ng6



白は最終的にdポーンを6段目まで押し込むことで、自分の白マスビショップの利きは開きつつ、相手の白マスビショップを封殺します。

12. Bg5 Nf6 13. Nc3 h6 14. Qd3!


ポーンを進めれば、そのポーンが抑えていたマスが弱くなります。ここではあえてg5 のビショップを無視し、g6 のナイトを取りにいきます。

14... hxg5 15. Qxg6 Nh7 16. Nd5!


d5 のマスが使えるのは、d5-d6 とポーンを進めたおかげです。ポーンを進めれば、そのポーンのいたマスが活用できるようになる、というのは今日のレクチャーで扱った大切なテーマの一つです。

16... fxg6 17. Ne7+ 1-0



最後はビショップとナイトによるメイト。問題なく見えますかね?

来月のレクチャーは8月31日の予定です。午後のサタデートーナメントがないため、レクチャー自体を午後からにするという案も出ています。こちらは詳細が決まり次第、またブログでお知らせしますね。それでは、私がハンガリーに戻る前、最後のレクチャーもよろしくお願い致します!


今日のおまけ。たまたま蒲田のお祭りに遭遇しました。13年蒲田に通って、神輿も屋台も初めて見ます(笑)

3 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

レクチャー、午後からがいいです。できれば遅めで
15時~17時、16時~18時など、そのあと、みんなで軽食とかも一案ですね

Shinya_Kojima さんのコメント...

確かに昼時も外して少し遅めにしますかね。
相談してみます( ̄▽ ̄)

匿名 さんのコメント...

講師の先生の都合、会場の都合が許せば、
やはり、午後遅め、夕方近くの方が、遠方の方が出席しやすいと思います。

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