全日本2日目は全勝同士の対戦からスタートです。1B 南條-塩見、2B 権田-小島 3B 山田-中村(弘平くんは1.5P) の上位ボードでした。私はExchange Variation になるのを覚悟の上で、権田さんとの試合に臨みます。
Gonda, G (JPN, 2066) - Kojima, S (FM, JPN, 2346)
Japan Chess Championship 2014 (3)
1. d4 d5 2. c4 c6 3. cxd5 cxd5 4. Nc3 Nf6 5. Nf3 Nc6 6. Bf4 Bf5 7. e3 e6 8. Qb3 Bb4 9. Bb5 Bxc3+ 10. bxc3 O-O 11. Bxc6 bxc6 12. O-O Ne4 13. Rfc1 g5 14. Be5 f6 15. Bg3 h5 16. h4 g4 17. Ne1 Nxg3 18. fxg3 Qd6 19. Kh2 Rab8 20. Qd1 Qa3 21. Nd3 Kg7 22. Qd2 Rb5 23. Rcb1 Rfb8 24. Rxb5 Rxb5 25. Rf1 Bxd3 26. Qxd3 Qxa2
Japan Chess Championship 2014 (3)
序盤はさらりと飛ばして、ここからスタートします。ここまで黒は、Slav Exchange で勝負にいく典型的なアイディア、g7-g5 をうまく利用して、優位に試合を進めることに成功しました。そしてa2 を取って、ようやく黒が駒得します。g2 へのアタックも作れそうなので、これは勝てるかと思いましたが、パペチュアルチェックをメインの狙いとしたクイーンの反撃が、意外と厄介でした。
27. e4 Rb2 28. Rg1 Rf2
20分以上かけてこの手を指しました。他の候補として、28... dxe4 29. Qxe4 Qd5 30. Qf4 e5 31. dxe5 Qxe5=/+ この変化も考えたのですが、勝てるの確信が持てず、指すのを躊躇しました。実際には、Rf2-Rf3 からg3 を狙うより、黒が勝つチャンスは多かったかもしれません。
29. exd5 exd5 30. Qe3 Qe2 31. Qc1 Rf3
これでg3 を狙うのが私のアイディアでしたが...
32. Qa3!=
これでe7 でのチェックを狙うことで、次のQe2-Qf2 を防ぎます。黒はパペチュアルチェックを防ぎつつ、ポジションを改善する方法がありませんでした。
32... Kg6 33. Qxa7 Rxc3 34. Qb8 Qe7 35. Rb1 Rc2 36. Rb7 Rxg2+ 37. Kxg2 Qe2+ 1/2-1/2
最後は仕方なく、こちらからドローにしました。あの序盤から勝てないとは、私もまだまだ修行不足です。しかし、勉強になるゲームではありました。
お昼ご飯は近くのカフェで、ホットケーキ。このホイップクリームの山は、ホットケーキの熱であっという間に消え去ります。
午後の4R、1B は全勝対決の中村-南條です。去年はドローのカードでしたが、今年は割とあっさり黒勝ちになりました。これで南條くんが唯一4連勝と、星を大きく伸ばしています。
私は2B で三ツ矢さんと。今年の1月に松戸で敗れましたが、ここは師の貫録を見せて勝ちました(笑) これで唯一0.5P 差で南條くんを追う立場となり、明日の午前中に直接対決を迎えます。南條くんへの全日本連続黒記録は一昨年7で止まりましたが、今年はそれがまた復活です。10年で8回目の黒を引きましたが、なんとかストップをかけてこようと思います。
05/01 10:00 R1 Fukuda, T (JPN, 1915) - Kojima, S (FM, JPN, 2346) 0-1
05/01 15:30 R2 Kojima, S (FM, JPN, 2346) - Shioguchi, T (JPN, 2057) 1-0
05/02 10:00 R3 Gonda, G (JPN, 2066) - Kojima, S (FM, JPN, 2346) 1/2-1/2
05/02 15:30 R4 Kojima, S (FM, JPN, 2346) - Mitsuya, N (JPN, 2040) 1-0
05/03 10:00 R5 Nanjo, R (CM, JPN, 2308) - Kojima, S (FM, JPN, 2346)
05/03 15:30 R6
05/04 10:00 R7
05/04 15:30 R8
05/05 10:00 R9
05/05 15:30 R10
05/06 10:00 R11
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