2014/05/22

Japan Chess Championship 2014 FIDE Rating Calculation


今月頭に東京で開催された、全日本選手権のレポートがFIDE に送られ、昨夜には参加者のパフォーマンス、およびFIDE レイティング増減が公開されました。詳細は、以下のリンクからチェックできます。

2014 Japan Chess Championship

事前の計算通り、優勝の南條くんが+36、準優勝の私が+27 でした。初入賞で4位に入った厚彦くんも、+31 と大きく数字を伸ばしています。これら数字は、6/1 付けのFIDE レイティング更新に反映され、新しいレイティングが発表されます。

私の印象では、今年の全日本選手権は参加者48名中、38名がFIDE レイティング保持者ということで、FIDE 公式戦の割合が高かったように感じます。保持者にとって、未保持者との試合はレイティングに換算されないので、なるべく保持者と試合をしたいものです。運悪く未保持者との試合が多かったプレーヤーが、勝ち星の割にレイティングが増加しないということは、ときどきある話です。

一方で未保持者にとっても、保持者が多いことは、多くの公式戦が一大会ででき、早くレイティングの付く可能性が高くなるので、当然喜ばしいことです。例えば、私の後輩である慶應の勝田くんは、11試合の対戦相手全員がレイティング保持者であり、半分の5.5P を獲得したことで、この全日本選手権一大会でレイティングがつくことが決まっています。勝田くん以外にも、過去のFIDE 公式戦の結果も含めて、3人の新規FIDE レイティング獲得者が誕生することが分かっています。4人とも、おめでとうございます!

ちなみに補足ですが、チェスプレーヤーは最初は誰もが初心者、そしてFIDE レイティング未保持者です。当然ですが、私も最初に参加した全日本選手権では、FIDE レイティングを持っていませんでした。FIDE レイティングが欲しければ、どこかでFIDE 公式戦をしなければいけないので、未保持者の皆さんも遠慮せずに全日本選手権や、ジャパンリーグに参加しましょう。そして参加した以上は、保持者とどんどん試合をしてポイントを取り、高い新規レイティングを獲得しましょう(笑)

それでは皆さん、あらためて今年の全日本選手権もお疲れ様でした。結果をチェックして、再び一喜一憂があるかとも思いますが、また次の大会で頑張りましょう!

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