2011/09/15

チーム選手権続報

前回、チーム選手権の記事を書いてから、様々なチームの情報が集まってきました。
現段階で、メンバーの確認が取れているチームは以下の通りです。
チーム名は未確認なので、正式なものではない可能性があります。

慶應義塾大学チェスクラブ 藤沢支部


小島 (2369), 山田 (2191), 汐口 (1932), 篠田 (1775), Average 2066

88年、89年生まれで構成されたチームです。針谷くんを別チームに回したところ、リスト1になりました。
前回も書いたとおり、ブランク5年の汐口くんがどのようなチェスを指すかが、優勝へのカギです。

東京大学OB


塩見 (2157), 中村 (2156), 佐野 (2156), 井上 (1935), 吉村 (1900), Average 2060

一昨年の優勝チームは、今年も間違いなく優勝候補の一角です。
特に3番ボードの佐野さんは、きっちり6P取ることが仕事になりそうです。
余談ですが、私はなぜか吉村くんに雇われて、彼のコーチをすることになりました(笑)

慶應義塾大学チェスクラブ 日吉本部


桑田 (2127), 中村 (2044), Ekaterina (1997), 古谷 (1946), Average 2028

昨年準優勝の慶應現役メンバーは、さらに頼もしくなりましたね。
この1年で海外大会を経験してきた3人に、ロシアから来たマスターを加え、明らかにパワーアップしています。
ここまでが平均レイティングが2000を超えるチームです。

本郷チェスクラブ


南條 (2347), 佐藤 (2047), 石原 (1928), 大沢 (1877), 内田 (1753), Average 1990

南條くんのチームは、ユニバーシアードの好成績で日本を沸かせた、佐藤要くんがメンバーに追加されました。
上位チームのどこを潰してもおかしくはなく、トーナメントに波乱を起こす要因になりそうです。

松戸チェスクラブA


真鍋 (2034), 佐々木 (1969), 田畑 (1917), 神田 (1869), Average 1947

昨年優勝の松戸チームは、馬場さんが抜けたことでパワーダウンはまぬがれませんが、
今年のシニア選手権で全勝優勝した佐々木さんが、2番ボードを務めることになりました。
ベテラン勢の力を、若いプレーヤーたちに見せてもらおうと思います。

慶應義塾大学チェスクラブOB α


竹本 (2102), 権田 (2013), 小笠 (1836), 小澤 (1667), Average 1904

毎年メンバーの変わらない慶應OBチームですが、今年は竹本さんがトップボードです。
今の若い人たちはあまり知らないかもしれませんが、慶應では伝説的な力を持つとされるOBです。
私も七年ぶりの対戦を楽しみにしています。

Young


唐 (1893), 渡辺 (1749), 平尾 (1722), 阿部 (1699), Average 1765

個人的に注目しているのは、こちらチームです。
今年のジュニアチャンピオン唐堂くんをトップに、関東、関西の中高生がチームを組みました。
ジュニア選手権から注目していましたが、こちらの4人は年齢、学校に関係なく仲が良いようで、羨ましい限りです。
これからの日本チェス界を担う若者たちの実力を見せてもらいましょう。

松戸チェスクラブB


國府 (1861), 大竹 (1769), 北野 (1740), 石塚 (1597), Average 1741

國府さんはこれまで、1日コースを中心に大会に参加していたため、私もよく知らないプレーヤーの1人です。
日本チェス界では貴重な女子である石塚さんも、最近は復帰傾向にあり、Aチームに劣らない活躍を期待しています。


この他には東北大学が2チーム、麻布現役が2チーム、吉祥寺が1(?)チーム出すと耳にしています。
JCAからの連絡で、今年のエントリー数は今のところ18チームだそうなので、大いに盛り上がることは間違いないでしょう。

チーム選手権は来週18日、19日に、蒲田の大田区産業プラザで開催です。
見学も自由なので、興味のある方はぜひ遊びに来て下さい。

2011/09/14

自戦記レクチャー in September

毎月、吉祥寺チェスクラブで行っているレクチャーのご案内です。参加をご希望の方は、当日申し込みでも構いませんが、
なるべく吉祥寺チェスクラブへ事前にご連絡ください。

会場: 吉祥寺チェスクラブ
スケジュール: 2011/09/24(土) 13:00-15:00 
参加費: 席料込   3000円/2000円(一般/大学生以下)
レクチャーのみ  2000円/1000円(一般/大学生以下)
対象: レイティング1200~1800
テーマ: Pawn Sacrifice

レクチャー概要:
「ポーンはチェスの魂」とフィリドールは言いましたが、
それはポーンを後生大事に持っておけ、という意味ではありません。
チェス盤の上では、ときには魂を削ってでも、戦う必要があります。
今回のレクチャーでは、ポーンサクリファイスをテーマとし、
捨てたポーンの代わりに何を得て、どのように戦うかを考えてみようと思います。

ゲーム: 杉本-小島/ Japan Chess Championship 2009/ 0-1
小島-Smith,T/ Cappelle La Grande 2010/ 1-0

2011/09/13

Unforgettable Memory - JPN vs USSR -

先週土曜日に帝国ホテルの一室で開催された、慶應大学チェスクラブのOBOG会で、興味深い話を一つ耳にしました。
遥か昔に開催されたユニバーシアードに、慶應大学チェスクラブの当時のメンバーが参加し、初戦でソ連チームと対戦したとのことです。
私は今日その記録を調べるため、Mega Database で検索をかけ、それらしいトーナメントを発見しました。

WchT U26/ Teeside, England/ 1974



おそらくこれで間違いないでしょう。開催地は忘れてしまいましたが、メンバーがほぼ聞いたとおりです。
そして初戦の日本 vs ソ連のペアリングは、以下ののようだったと考えられます。

1B 竹本 - Vaganian (ソ連崩壊後、アルメニアに移籍。French Defence の研究で有名。アルメニア元代表。)
2B 米田 - Balashov (モスクワチャンピオンシップ優勝、ソ連チャンピオンシップ2位など。Spassky のセコンドも務める。)
3B 西村 - Beliavsky (ソ連崩壊後、スロベニアに移籍。スロベニア現(!)代表。)

ソ連チームは実に豪華なラインナップですね。このメンバーと試合ができるとは、正直羨ましいです。
ちなみに、ソ連大将のVaganian はこのトーナメント、9/10 というとんでもない戦績で個人賞を獲得したようです。

そして他の国のメンバーを見ても、その豪華さが分かります。地元England代表は、 Nunn JMiles A 、ハンガリー代表は Adorjan A, Sax G, Pinter J というメンバーです。 Ribli Z がいれば、ハンガリーもドリームチームですね。

そして当たり前ですが、37年前は全員、10代から20代でした。想像もつかないことですが、30年以上後には「当時はCarlsen も~~」などと語られるのでしょうか。いずれにしろ、何十年も前のチェストーナメントの思い出を、後輩に語り継げるということは、素晴らしいことです。OBOG会についての様子は、慶應大学チェスクラブのブログでも、公開されています。
http://keiochess.blog130.fc2.com/blog-entry-94.html

[Event "WchT U26"]
[Site "Teeside"]
[Date "1974.??.??"]
[White "Takemoto, Hiroshi"]
[Black "Vaganian, Rafael A"]
[Result "0-1"]
[EventType "team"]
[EventRounds "11"]
[EventCountry "ENG"]

1. d4 Nf6 2. c4 c5 3. d5 e6 4. Nc3 exd5 5. cxd5 g6 6. e4 d6 7. f3 Bg7 8. Bd3 O-O 9. Nge2 a6 10. O-O b5 11. Qe1 Nbd7 12. Qh4 Qb6 13. Be3 Ne5 14. Bc2 b4 15. Nd1 a5 16. b3 Ba6 17. Re1 Rfe8 18. Nb2 Nxd5 19. Bc1 Qa7 20. Qf2 Nc3 21. Nf4 d5 22. exd5 Nxf3+ 23. gxf3 Bd4 24. Be3 Rxe3 25. Rxe3 c4 26. Rae1 cxb3 27. Kg2 Bxe3 28. Rxe3 bxc2 29. Nbd3 Bxd3 30. Nxd3 Nxd5 31. Re8+ Rxe8 32. Qxa7 Nf4+ 33. Nxf4 c1=Q 34. Qxa5 Qxf4 0-1

(この試合、Mega Databaseでは、白が竹本尚子さんとなっていましたが、寛さんの間違いだと判断し、修正しました。)

2011/09/11

Play Like Sveshnikov - SS part4 -

- White plays 7.a4 -

Game3


Canda, D. (NCA,FIDE 2289) - Kojima, S. (JPN,FIDE 2272)
Dresden Olympiad

1. e4 c5 2. Nf3 Nc6 3. d4 cxd4 4. Nxd4 Nf6 5. Nc3 e5 6. Ndb5 d6 7. a4!?

7.Nd5 に比べれば指される頻度はかなり少ないですが、黒のb7-b5 を防ごうといアイディアは理解することができます。

7...a6 8. Na3 Bg4! 9. f3


白にfポーンを突かせ、g1-a7のダイアゴナルを弱くするのが、8...Bg4 の狙いです。
この点で8...Be6 よりも優れていると私は考えます。

9...Be6 10. Bc4 Be7


10... Rc8 11. O-O Nb4 12. Nd5 Nbxd5 13. exd5 Bd7=
/Xie J (2530) - Kramnik, V (2775) / Amber-rapid 1996/ 0-1


11. O-O O-O 12. Be3 Rc8 13. Nd5 Bxd5 14. exd5 Nb8

Game2 と同じポーンストラクチャー、ナイトのマヌーヴァリングになりました。
異なるのは黒がダブルビショップを失っていることですが、黒には特に弱点がなく、満足なポジションだと言えます。

15. Qd2 Nbd7 16. Kh1


どのように手を作るか悩むポジションですが、私は時間をかけ、以下のような構想を思い付きました。

16...Nh5!?

Game2でも見た通り、白がexd5 としたポーンストラクチャーでは、e5,f5 のポーンの形が強力なので、17...f5 を突く準備をします。
もちろん1ポーンは捨てる覚悟です。

17. g4!? Nf4! 18. Bxf4 exf4 19. Qxf4 Ne5


King's Indian でもたまに見られる1ポーンサクリファイスです。
e5 のポーンがいなくなったことによるメリットは主に3つ考えられます。

1. e5のマスが使えるようになった。
2. h8-a1のダイアゴナルが使えるようになった。
3. eファイルがオープンになった。


黒はもちろん、これら全てを利用して戦います。

20. Be2 Bf6 21. c3 Re8 22. Qd2 g5!?

かなり怪しく見えますが、白のf3-f4,g4-g5 を防ぐにはどうしたものかと思い、捻り出した一手です。
他の候補手もあげておきましょう。

22...g6!? 23.f4 Nd7 24.g5 Bg7 25.Rae1 Nc5 26.Bg4+/=
22...Bh4!?
(狙いはRae1 を防ぐ) 23.f4 Nd7 24.g5 Nc5 25.Qc2 Rc7 26.Nc4 Rce7 27.Bf3+/=

23. f4!


黒にNe5-Ng6,Bf6-Be5 とさせてしまうと、黒マスのコントロールでポーンの代償は十分なので、それを防ぎます。

23...Ng6 24. f5?


ここは明らかに判断ミスです。24.fxg5! Bxg5 25.Qc2+/= ならば、
黒はナイトとビショップを良い位置で使えますが、その代わりにポーンストラクチャーが悪いため、白が優勢だと判断できます。

24...Nf4

黒マスを支配する黒のナイト、ビショップ働きは白よりも遥かに良く、1ポーンの代償は十分です。

25. Bf3 Qa5 26. Nc2 Re7 27. Rfe1 Rce8 28. Rxe7 Rxe7 29. Ne3 b5 30. Nf1 bxa4 31. Ng3 h6 32. Ne4 Be5 33. f6?!


このポーンは将来的にターゲットになってしまうため、f5に残しておくほうが良いでしょう。

33...Rb7! =/+

ピースで固まって閉じているセンターのファイルよりも、開いた端のファイルでルークを使うべきです!

34. Ng3 Qb5 35. Qc2 Qxb2?!

ここは焦りすぎです。先に取るべきは、f6のポーンでした。
35...Bxf6! 36.Nf5 Qxb2 37.Nxh6+ Kf8 38.Qxa4 Qxc3 -+ ならば順当に黒が勝てそうです。

36. Qxa4 Qb5 37. Qe4 Qd3 38. Qxd3 Nxd3 39. Rxa6 Rb8 40. Ne4 Nf4 41. Kg1 Nxd5 42. Nxd6 Nxc3 43. Nf5 Kh7 44. h4 1/2-1/2

ここで相手からのオファーを受けましたが、よく考えればf6のポーンが弱点になっているため、試合を続けても良かったでしょう。

2011/09/10

Play Like Sveshnikov - SS part3 -


- White plays 7.Nd5 -

Game2


Yamada, K (1912) - Kojima, S (2199)
Hyakketsu 2008

1. e4 c5 2. Nf3 Nc6 3. d4 cxd4 4. Nxd4 Nf6 5. Nc3 e5 6. Ndb5 d6 7. Nd5!?

7.Bg5 を入れずにナイトが跳び込む手は、ときどき指されるサイドラインです。
個人的には、d5のマスをポーンで埋めてしまうのは、白にとってやや損であると考えます。

7...Nxd5 8. exd5 Nb8!


e7に退く手も指されますが、現在の研究では白が少し優勢になることが分かっています。

8... Ne7 9. c4 Nf5 10. Bd3 g6 11. O-O a6 12. Nc3 Bg7 13. Ne4 O-O 14. Kh1 a5 15. Rb1 h6 16. a3 Nd4 17. f4 a4 18. Be3 Re8 19. Qd2 Nf5 20. Bf2 / Uesugi, S (2093) - Kojima, S (2186)/ Japan Junior Championship 2007/ 1/2-1/2

9. c4 Be7 10. Bd3 O-O 11. O-O a6 12. Nc3 f5!

このようなポーンストラクチャーでは、黒はキングサイドのポーンを伸ばして勝負します。
白はクイーンサイドのポーンマジョリティ、黒はキングサイドのポーンマジョリティを生かした、ポーンの争いが始まります。

13. Qc2?


この一手は13...e4 を誘う手ですが、e5にナイトのマスができる展開は、黒が望むものです。
ここは13.f3 と指して、13...e4 を止めておくべきでした。

13...e4 14. Be2 Nd7 15. f3 exf3 16. Bxf3 Ne5 17. Ne2 Bd7 18. Nf4 Rc8

シンプルなプランですが、白はやや困っています。
c4をターゲットにすることで、黒は楽に試合を進めることができます。

19. b3 b5 20. Be2 bxc4 21. bxc4 Qb6+ 22. Kh1 Nxc4!


タクティクスでポーンを取り、あとは一本です。

23. Bxc4 Qd4 24. Rb1 Rxc4 25. Qb3 Qe4 26. Bb2 Bf6 27. Rbe1 Qc2 28. Bxf6 Rxf6 29. Re7? Rxf4 0-1


この試合では、d5のナイトを交換し、白がexd5と取り返したポーンストラクチャーでは、
黒はf7-f5とポーンを伸ばしてキングサイドで手を作る、ということを覚えておくと良いでしょう。

2011/09/09

Empress Strike

chessbase.com より

昨晩、World Cup の4回戦で、ハンガリーのPolgar が、キューバのDomiguez をタイブレークで破り、5回戦へと駒を進めました。
Polgar は3回戦でも、リスト1、優勝候補のSergey Karjakin を破っており、女子プレーヤーとしては大変な快挙だと言えます。
女子世界ランキング2位のHou Yifan が1回戦で敗れたことからも、Polgar が他の女子プレーヤーとは格が違うことが分かります。
それでは一昨日、世界中を沸かせたPolgar のファイティングを振り返ってみましょう。

Dominguez Perez, Leinier (2719) - Polgar, Judit (2699)
FIDE World Cup 2011

1. e4 c5 2. Nf3 Nc6 3. d4 cxd4 4. Nxd4 Qb6!?

Polgar は前日に白を持って敗れており、この試合は黒で勝つ他ありません。
そんな彼女が選択したのは、変則のKan Variation です。あまり知られてはいませんが、彼女の得意ラインの一つです。

5. Nb3 Nf6 6. Nc3 e6 7. Bg5!?


やや珍しい手です。いくつか代表的なセットアップを挙げておきましょう。

7. Qe2 Bb4 8. Bd2 O-O 9. a3 Be7 10. O-O-O d5 11. exd5 Nxd5 12. Nxd5 exd5 13. Bc3 Be6 / Motylev, A - Polgar, J/ EU-Cup 18th/ 0-1

7. Bd3 Be7 8. Be3 Qc7 9. f4 d6 10. Qf3 a6 11. O-O O-O 12. Rae1 →/ Lutz, C - Smirin, I/ EU-ch 1st/ 1-0


7...a6 8. Qf3 Be7 9. Qg3 d6 10. O-O-O O-O 11. Kb1 Rd8 12. f4 Qc7 13. Bd3 b5 14. Qh4!?


ここまで白は非常に攻撃的なラインを選択しています。さらにここではピースを捨て、黒キングを攻めます。

14...h6 15. Bxh6 gxh6 16. Qxh6 Ne8 17. e5 f5 18. Bxf5 exf5 19. Nd5 Bf8 20. Nxc7 Bxh6 21. Nxa8 Bxf4 22. exd6 Bxd6 23. Nb6 Be6

クイーンを交換し、怪しい駒数ですが局面は落ち着きました。
この2ポーン2ピースルークは、どちらのもチャンスがあるように見えます。

24. Nd5 Kf7 25. Ne3 Nf6 26. g3 Ng4 27. Nxg4 fxg4 28. Nd4 Nxd4 29. Rxd4 Bc7 30. Rf1+ Ke7 31. Re4?


私がライブを見ていて疑問に思ったのはこの局面です。Domiguez は初戦で勝っているため、ドローで5回戦進出が決まります。
ここでルークを交換しておけば、黒がh2を攻めるのは簡単ではないので、少なくとも白が負けることはないように思えます。
逆に黒はルークをキープできれば、白の弱点となっているキングサイドのポーンを狙うことができます。
31.Rxd8 Bxd8 +/=

31...Rg8 32. a4 Bd6 33. axb5 axb5 34. Rf5 b4 35. Rh5 Rg6 36. h3 gxh3 37. Rxh3 Kd7 38. Rh7+ Kc6 39. b3 Bd5 40. Re3 Bxg3 41. Ra7 Rg4 42. Ra4 Bf4 43. Re1 Bd2 44. Rd1 Bc3

ようやく黒の優勢がはっきりしてきました。g3のポーンを取った黒は、ダブルビショップの強さをいかし、次に白キングを狙います。
a1-h8 のダイアゴナルを抑えることにより、白キングの動きを制限し、さらにはメイトのチャンスを作り出します。

45. Ra6+ Kb7 46. Ra5 Be4 47. Ra4 Rg2 48. Ra2 Kb6!


重要なアイディアです。黒は2ピースルークとは言え、白が守りに徹した場合、ポーンを取ることができません。
そこで最後のピース、キングの出番です!

49. Rd6+ Kb5 50. Rd1 Bf3 51. Rf1 Kc5 52. Ra7 Be4 53. Rc1 Kb6 54. Ra2 Rg3 55. Rf1 Bg7 56. Kc1 Rg2 57. Kb1 Rd2 58. Kc1 Rh2 59. Kb1 Bc3 60. Rd1 Bf3 61. Rf1 Kc5 62. Ra7 Be4 63. Rc1 Kd4


c2をアタックしつつ、キングをなるべく前に前に進めていきます。
この辺りは白から局面を改善する手がほとんどないため、黒は多少手数をかけても問題ありません。

64. Rd7+ Ke3 65. Re7 Rh6 66. Ra7 Bd2 67. Rg1 Kf2 68. Rd1 Ke2 69. Rg1 Be3!?

もちろんこれでも勝てますが、69...Rh3! (△Rxb3) 70.Ka2 Rc3! で簡単に黒勝ちです。

70. Re7 Rh4 71. Rg8 Bd4 72. Ka2 Kd2 73. Rd7 Bxc2 74. Rh8!?

お互い時間が3分ほどの中で、Dominguez の仕掛けたトラップです。
ルーク+ビショップvsルークは、最も50手ルールに引っ掛かりやすい駒数だと言われます。

74...Rxh8?


74...Kc1! でメイトスレットを作れば、即黒勝ちです。ルーク取りは白の望んだ展開です。

75. Rxd4+ Bd3 76. Rxb4 Kc3 77. Ra4 Rh2+ 78. Ka3 Rb2 79. Rg4 Rxb3+ 80. Ka4 Rb1

白が望んだとおり、ルーク+ビショップvsルークになりましたが、黒は白キングをすでに盤の端に追い詰めており、
ビショップの位置も良いため、メイトにするのはさほど難しくないはずです。

81. Ka5 Rb5+ 82. Ka4 Rf5 83. Rg3 Rf4+?!


一番簡単な勝ちは 83...Rf1! です。
皆さんも盤で並べてみればすぐに気づけるでしょう、黒のメイトスレットは決定的なものになっています。
83...Rf1 84.Ka5 Rf6! がポイントとなる形です。

84. Ka3 Rf1 85. Rg2 Rh1 86. Rb2 Ra1+ 87. Ra2 Rb1 88. Rg2 Rb3+ 89. Ka4 Rb4+ 90. Ka3 Rb6 91. Rg4 Ra6+ 92. Ra4 Rb6 93. Rg4 Rb7!


ここでは一手待つのが、またうまい手です。白はルークを四段目でキープするしかありません。

94. Rh4 Rb1! 95. Rh2 Rb6?!

ここでPolgar が95...Bf1! を逃したことが、Chessbomb のチャットで話題になっていました。
「このレベルのGMならば、ルーク+ビショップvsルークを勉強しているのは当然であり、
Polgar が95...Bf1 を指さなかったことは驚きだ」とのコメントが、私には印象的でした。

しかし外野はコンピュータを使いながら、いくらでも好きに意見を述べることができます。
「勉強している、理論を理解している」ことと、勝たなければいけない局面で時間がない中、正確に指しきることは、別の話なのです。
私もこのことは、ドレスデンオリンピアードのJonathan Rowson 戦で、身をもって学びました。

96. Rh4 Bf1 97. Rg4 Rb5 98. Rg3+ Bd3 99. Rg4 Rb1 100. Rg2 Rb3+ 101. Ka4 Rb5 102. Rg4 Rf5 103. Ka3 Rf1 104. Rg2 Rb1 105. Rh2 Bf5 106. Rg2 Bd3 107. Rh2 Bf1!

黒は12手かけて同じ局面に戻し、そして今度は正しい勝ち筋を見つけ出しました!
b5,a6のマスを抑えながら、ルークの反撃、Rh3+を止めているところがこの手のポイントです。

108. Rf2 Bc4! 109. Rf3+ Bd3


一見何が変わったのか、分からない人もいるでしょう。
ここではルークがg,hファイルにいた時と異なり、5段目でディフェンスできないことがポイントです。

110. Rf2 Rb3+ 111. Ka2


111.Ka4 Rb6! でも、もちろん黒の勝ちです。

111...Rb6 112. Ka1 Rg6 0-1



Polgar がこの大変長いゲームを取って星をタイに戻し、さらには続くタイブレークでキューバの星を沈めました。
世界の女子プレーヤーの頂点に君臨する女帝の、意地とプライド、そしてその高い実力には、ただ感服するばかりです。
今日から始まるSvidlerとの試合も、どのようになるか目が離せません。

2011/09/07

Play Like Sveshnikov - SS part2 -

- White plays 6.Nf3 or 6.Nb3 -


Game 1

Tanaka, T (1547) - Kojima, S (2189)
JCA Rapid 2007

1. e4 c5 2. Nf3 Nc6 3. d4 cxd4 4. Nxd4 Nf6 5. Nc3 e5 6. Nf3?!


Najdorf や Classical では、d4のナイトがf3やb3に退くのが一般的です。
しかし、ここでは黒が黒マスビショップをアクティブに使えるため、あまり良いアイディアとは言えません。

6...Bb4!

c3のナイトさえ消してしまえば、黒はd5の弱点をさほど気にしなくても良くなります。
6.Nb3に対しても同じアイディアを使うことができます。
6.Nb3?! Bb4! 7.Bd3 d5!= Yamada, S (1551) - Kojima, S (2197) / Hakodate 2007 / 0-1

7. Bd3 Bxc3+!?


白のナイトがd5に入るチャンスを消し、ポーンストラクチャーの良さで勝負します。
シンプルに7...d5と突いてd5のマスを消すアイディアでも、もちろんOKです。

8. bxc3 d6 9. O-O O-O 10. Ba3 Qc7 11. Re1 Bg4 12. Bc4 Rad8 13. Qd3 Rfe8 14. Rab1 a6 15. Rbd1 Na5 16. Bb3 Nxb3 17. cxb3 d5!

黒はゆっくり準備したうえで、弱点であるd5のマスを消しに行きます。
ここではルークの利きが開き、さらにはe5-e4のポーンフォークがあるため、白はすでにかなり苦しいと言えます。

18. exd5 e4 19. d6 Qa5 20. Bb4 Qh5 21. Qd4 exf3 22. Rxe8+ Rxe8 23. gxf3 Bxf3 24. d7 Qg5+ 25. Kf1 Qg2# 0-1

細かい解説は省いていますが、黒がd5を突いて弱点を消すアイディアだけ、頭に入れていただければ十分です。
d5の重要性が何となく理解できたら、メインとなる6.Ndb5 に進みましょう。

2011/09/06

Play Like Sveshnikov - SS part1 -


- Introduction -


Sicilian Sveshnikov は私の大学時代を支えてくれた、大切な黒番でのレパートリーです。
大学生活4年間での、日本国内の公式戦の勝率は、17勝2敗5ドローでした。
これは黒番であることを考慮すれば、素晴らしい数字だと言えます。

そしていつかHPを持ったら、自分のSveshnikov 研究を、連載記事にしようと考えていました。
今まで指してきた自分の試合を中心に、十数回に分けてSveshnikov の試合と考え方をご紹介致します。
何ヶ月かかるかはわかりませんが、どうか気長にお付き合いください。
それではまず、Sicilian Sveshnikov ってどんな変化?という人のために、簡単にメインラインとアイディアをお教えします。

What's the Sicilian Sveshnikov?


1.e4 c5 2.Nf3 Nc6 3.d4 cxd4 4.Nxd4 Nf6 5.Nc3 e5!?

これがSveshnikov の基本形です。かつてはPelikan とも呼ばれていましたが、ラトビアのGM Sveshnikov が1960年代後半から研究したことにより、Sicilian Sveshnikov という呼称が一般的になりました。Sveshnikov は現在でもラトビア代表の座を守るGMであり、私も2009年にフランスで対戦した経験があります。

GM Sveshnikov Evgeny


Sicilian Sveshnikov では、黒は早めにe5のポーンを突くことで、白のナイトをセンターから追い返し、黒マスビショップのダイアゴナルを開きます。その代わりに黒はd5のマスを弱めてしまうため、白黒は互いにこのマスを気にしながらの争いが始まります。かつてはKramnik,Topalov,Leko なども愛した、攻撃的なSicilian の変化です。

6.Ndb5!


セオリーをよく知っているプレーヤーならば、もはやこの一手以外はほとんど指しません。白が6.Nb3 や 6.Nf3と指してしまうと、黒はd5の弱点を、簡単に解消することができます。詳しくは次回の試合解説をご覧ください。

6...d6


黒は7.Nd6+ を防ぎ、ダブルビショップをキープします。

7.Bg5!

この手は単にビショップを展開するだけでなく、将来的にf6のナイトを消すことによって、d5のマスをさらに弱める狙いがあります。

7...a6 8.Na3


黒はd5を弱める代わりに、白のナイトを盤の端に追いやります。白に、このナイトをセンターに戻すのに時間を掛けさせることで、d5を弱めたこととバランスを取ります。

8...b5!


Na3-Nc4-Ne3 を防ぐために、素早くポーンを進めます。次にb5-b4がポーンフォークのスレットになっているため、白はここでナイトをd5へ進めます。

9.Nd5


9.Bxf6 gxf6 10.Nd5 も、チェックしておくべき重要なもう一つのメインラインです。

9...Be7 10.Bxf6!

白にとって重要なことは、d5のアウトポストに強力なナイトを残すことです。そのためには、f6のナイトにはここで盤上からの退場を願います。

10...Bxf6 11.c3


c2にマスを作り、a3のナイトをセンターに戻す準備をします。近年は11.c4の人気も非常に高まってきています。
では、ここまでで白黒のポイントを整理しましょう。

- White Side -

・黒がe5を突いたことによってアウトポストとなったd5のマスに、強力なナイトを置いている。

- Black Side -

・ダブルビショップを持っている。
・展開に勝っている。


これを理解しておくと、例えば「ダブルビショップを放棄することなく、d5のマスを取り戻す(d5のナイトを消す)ことが出来れば、黒としては満足」なことや、「白はなるべく、d5のコントロールを失いたくない」ことが分かります。今回はイントロダクションなので、次回から実際の試合に触れ、Sveshnikov の世界に深く入っていくことにしましょう。

2011/09/04

暁星学園チェスサークル夏合宿

8月~9月の夏休み期間中は、各サークルにとって、合宿に適した時期と言えるでしょう。私の出身である慶應と麻布のチェスクラブ、サークルでも、8月に泊まり込みで合宿を行っています。そして9月頭の1日、2日には暁星学園チェスサークルが、静岡県の熱海で合宿を行いました。私はこの合宿にコーチとして参加してきましたので、その内容を簡単にですが、ご紹介しようと思います。

初日は熱海のホテルで直接、暁星のメンバーと合流します。生徒が中1から高2までの9名、引率の先生が1名で、チェスを指すのは私と生徒たち10名です。

3時半-4時の30分間でウォームアップのブリッツを行い、4時-6時で40分+1手30秒の持ち時間の試合を行いました。こちらは大体例年通りのスケジュールです。ペアリングはくじで決定し、私は高2の小林君と対戦することに。幸か不幸か、小林君の相手は過去2年間の箱根合宿でも私です。
試合前には、「普段よりも長い持ち時間なので、早く指しすぎないこと。考えた末に間違えてしまうのは仕方ないが、あと30秒考えていれば気付くようなミスをなるべくしないようにすること。」を心掛けさせました。その甲斐あってかは分かりませんが、最短の試合で1時間程度、最長で1時間50分程度かかりました。2年前には持ち時間を増やして負けるボードがいくつもあったことを考えれば、大きな進歩です。

試合後は、別室に移動して検討戦です。生徒たちだけでやらせるのはまだ厳しいため、私が全ボードを回ってピースの使い方や、試合中の考え方などについてアドバイスします。技術的なことを覚えることも大切ですが、試合後には検討戦をする、という習慣をまずは身につけてほしいと思います。
夕飯は6時20分-7時10分ぐらいまで。夕飯後は生徒たちと卓球をしました。6つ以上若い子たちとスポーツをするのは、なかなか厳しいものがあります・・・
7時半からは、夕飯前の試合から2つピックアップし、全員で盤を囲んで考えます。高2の橋本君が見せたクイーントラップは見事でした。そして9時過ぎからは、この合宿のために私が用意していたテーマに取り組んでもらいました。まずは、9人の生徒を2人と3人のグループ4つに分けます。そして私から各グループに1つずつ棋譜をプレゼントします。棋譜は以下の通りです。

[Event "New York Rosenwald"][EventDate "1956.10.07"]
[White "Byrne, Donald"][Black "Fischer, Robert James"]

1. Nf3 Nf6 2. c4 g6 3. Nc3 Bg7 4. d4 O-O 5. Bf4 d5 6. Qb3 dxc4 7. Qxc4 c6 8. e4 Nbd7 9. Rd1 Nb6 10. Qc5 Bg4 11. Bg5 Na4 12. Qa3 Nxc3 13. bxc3 Nxe4 14. Bxe7 Qb6 15. Bc4 Nxc3 16. Bc5 Rfe8+ 17. Kf1 Be6 18. Bxb6 Bxc4+ 19. Kg1 Ne2+ 20. Kf1 Nxd4+ 21. Kg1 Ne2+ 22. Kf1 Nc3+ 23. Kg1 axb6 24. Qb4 Ra4 25. Qxb6 Nxd1 26. h3 Rxa2 27. Kh2 Nxf2 28. Re1 Rxe1 29. Qd8+ Bf8 30. Nxe1 Bd5 31. Nf3 Ne4 32. Qb8 b5 33. h4 h5 34. Ne5 Kg7 35. Kg1 Bc5+ 36. Kf1 Ng3+ 37. Ke1 Bb4+ 38. Kd1 Bb3+ 39. Kc1 Ne2+ 40. Kb1 Nc3+ 41. Kc1 Rc2# 0-1

[Event "Leipzig ol"][EventDate "1960]
[White "Letelier, R."][Black "Fischer, R."]

1. d4 Nf6 2. c4 g6 3. Nc3 Bg7 4. e4 O-O 5. e5 Ne8 6. f4 d6 7. Be3 c5 8. dxc5 Nc6 9. cxd6 exd6 10. Ne4 Bf5 11. Ng3 Be6 12. Nf3 Qc7 13. Qb1 dxe5 14. f5 e4 15. fxe6 exf3 16. gxf3 f5 17. f4 Nf6 18. Be2 Rfe8 19. Kf2 Rxe6 20. Re1 Rae8 21. Bf3 Rxe3 22. Rxe3 Rxe3 23. Kxe3 Qxf4+ 0-1

[Event "London m3"][EventDate "1863.05]
[White "Steinitz, William"][Black "Mongredien, Augustus"]

1. e4 g6 2. d4 Bg7 3. c3 b6 4. Be3 Bb7 5. Nd2 d6 6. Ngf3 e5 7. dxe5 dxe5 8. Bc4 Ne7 9. Qe2 O-O 10. h4 Nd7 11. h5 c5 12. hxg6 Nxg6 13. O-O-O a6 14. Ng5 Nf6 15. Nxh7 Nxh7 16. Rxh7 Kxh7 17. Qh5+ Kg8 18. Rh1 Re8 19. Qxg6 Qf6 20. Bxf7+ Qxf7 21. Rh8+ Kxh8 22. Qxf7 1-0

[Event "Biel Credit Suisse"][EventDate "1997.07.20"]
[White "Anand, Viswanathan"][Black "Lautier, Joel"]

1. e4 d5 2. exd5 Qxd5 3. Nc3 Qa5 4. d4 Nf6 5. Nf3 c6 6. Bc4 Bf5 7. Ne5 e6 8. g4 Bg6 9. h4 Nbd7 10. Nxd7 Nxd7 11. h5 Be4 12. Rh3 Bg2 13. Re3 Nb6 14. Bd3 Nd5 15. f3 Bb4 16. Kf2 Bxc3 17. bxc3 Qxc3 18. Rb1 Qxd4 19. Rxb7 Rd8 20. h6 gxh6 21. Bg6 Ne7 22. Qxd4 Rxd4 23. Rd3 Rd8 24. Rxd8+ Kxd8 25. Bd3 1-0

これらのゲームは有名どころなので、ご存じの方も多いかと思います。ちなみに全て私が中学生の頃に勉強し、感銘を受けたゲームです。そして私から暁星のメンバーに出した課題はこうです。

「自分たちの担当する棋譜を並べて意見を出し合いながら、面白かったこと、疑問に思ったこと、感じたこと、考えたことなど、何でも良いのでまとめて、翌日他のグループに発表して下さい」

これは中高生には難しい課題だと思うかたもいらっしゃるでしょう。確かに、大学のサークルでやっても大変だと思います。しかし、この課題のポイントは、試合を正確に分析することではありません。私の狙いは以下のようなものです。(下に行くほど重要度が上がります。)

1. 単純に棋譜を並べる練習
2. 自然な駒組みや、アイディア、攻めの形を覚えてもらう
3. チェスってすごいんだな、と思ってもらい、刺激を与える(特にFischerの試合)
4. 自分の意見をまとめ、それを練りながら、他者へと伝えられるようにする

技術を教えることは重要ですが、それ以上に子供たちが自発的にチェスの勉強に取り組み、それを楽しいと思えなければ、あまり先に続かないと考えています。魚を与えるのではなく、魚を採る方法を教える、ということですかね。(少し違う気もしますが・・・)そういった意味では、面白い課題だったのではないでしょうか。

私の反省点は、なぜ9人を4グループに分けたのかということ。棋譜を1つ削って3人3グループに、3つの棋譜を渡せば良かったと今では思っています。1グループの人数を少なくする必要性は全くないので、最低グループは3人にするべきでした。暁星の皆、ごめん!

それでも、翌日の朝9時半頃からは4グループが、それぞれ考えたことを発表してくれました。最終局面からの変化や、気になった手の狙い、自分たちだったら途中でこう指す、この手がおかしいなど、発表内容は様々でした。それらの読みが正確かどうかは、この際全く問題ではありません。そのようにチェスの試合1つ取り上げても、自分たちで色々と考えられる、ということを知ってもらえただけで大きな収穫です。

暁星の皆さん、今年も合宿お疲れ様でした!また機会があれば一緒にトレーニングなり、合宿をしましょう。

2011/09/02

チーム選手権最新情報

今年のJCAチーム選手権は、9月18,19日に開催されます。昨年はオリンピアードと日程が被ったために参加できず、一昨年はアダルトチームに敗れて優勝を逃したので、今年こそは悲願の優勝を狙います。本日決まった私たちのチーム構成は、以下の通りです。

慶應

1.小島慎也 2369
2.山田弘平 2191
3.汐口達也 1932
4.篠田太郎 1775
5.針谷和音 1672
Average 1987

今大会から復帰する汐口君がどのような戦績を残すかが、優勝へのカギでしょう。針谷君もマレーシアの試合を見る限り、1800近くはありそうなので、安心して4番ボードを任せられます。

その他に私の所に入っているチーム情報はこんな具合です。未確認の情報もあるので、多少間違えている可能性もあります。

東大OB: 塩見、中村(龍)、佐野、井上、吉村 Average 2060
慶應現役: 桑田、中村(尚)、Ekaterina、古谷 Average 2028
本郷: 南條、石原、大沢、内田 Average 1976

上のチームを見る限り、今年もチーム選手権は熱い優勝争いになりそうですね。他にも面白いチーム情報があれば、是非私にお知らせください。よろしくお願いします。

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