2021/01/29

森内チャンネルチェスシリーズ Vol.1


昨年6月にスタートし、人気を博している将棋Youtubeチャンネル、森内俊之の森内チャンネルに出演してきました。プロ将棋棋士の森内さんはチェスの実力も大変高く、以前は海外大会にも参加されていたことが日本のチェス界隈ではよく知られています。そんな森内さんのYoutubeチャンネルにはこれまで、ボードゲームの垣根を超えて、様々な競技のプレーヤーがゲストとして呼ばれてきました。私も森内さんとは長いお付き合いですが、今回こうして出演の機会をいただけたこと、とても光栄に思います。

今夜公開されたチェストークの前半を皮切りに、2月半ばまでチェスシリーズが続いていきます。森内チャンネルは毎週火曜と金曜の18時更新ですので、来週以降もしばらくチェスシリーズをお楽しみいただければ幸いです。まだのかたは、ぜひチャンネル登録もよろしくお願いします。またVol.1 とした今夜の記事では、森内チャンネルに出演させていただきましたという簡単なご挨拶程度ですが、来週の新しい動画アップにあわせた記事は、撮影の裏側であった出来事やチャンネル内では話せなかったことなど、可能な範囲でお伝えしていければと思います。

♯65 チェスのプロプレイヤー登場!森内も目指したインターナショナルマスターとは?

2021/01/27

Tata Steel 2021 R9 Wojtaszek - Caruana


今年のTata Steel も後半に入り、勝負のつくゲームが増えてきたように見受けられます。昨晩の9R も白熱した試合が多かったですが、その中でも目を引いたのは昨年の優勝者、Caruana が黒番を持ったゲームです。ポーンランドのトッププレーヤー、Wojtaszek との対戦となります。

Wojtaszek, R (GM, POL, 2705) - Caruana, F (GM, USA, 2823)
Tata Steel 2021 (9)


1. c4 Nf6 2. Nf3 d6 3. d4 g6 4. Nc3 Bg7 5. e4 O-O 6. Be2 e5 7. O-O Bg4!?

King's Indian 自体意外なチョイスでしたが、Caruana はさらにその中でもマイナーな変化を選びます。7... Nc6 8. d5 Ne7 とセンターを固め、黒がf7-f5 からキングサイドで攻撃を目指し、逆に白はc4-c5 などからクイーンサイド中心に手を作るのがよく知られたKing's Indian のゲームの流れです。

8. Be3


8. d5 a5 とするのもありえる変化で、黒はNb8-Na6-Nc5 の組み替えからe4 のポーンを攻撃するか、a6 にナイトを残したままで白のb2-b4 をけん制するでしょう。一方の白はNf3-Nd2 のようにナイトの組み替えと白マスビショップ交換を狙うでしょう。ビショップ交換は白の注文通りのため、黒はBg4-Bd7 のようにビショップを退いて体制を整えると思いますが、この1手損があっても黒は十分戦えるというのが、Caruana の研究なのだと思います。

8... Bxf3! 9. Bxf3 exd4 10. Bxd4 Nc6 11. Be3 Re8

積極的に勝ちを目指すのであれば、ポーンストラクチャーを崩したり、ナイトビショップの交換をするのが良いとされます。(もちろん、それが仇となって負けるリスクもあります) 黒の作戦はビショップナイト交換をしても、g7 のビショップの利きをきれいに通すとともに、e4 を攻撃しやすくすることです。白マスビショップこそなくなりましたが、その分黒マスを中心としたピースのプレーで対抗できます。

12. Qd2 Nd7 13. Rad1 Bxc3!


Twitter ではオランダのGM Ivan Sokolov がこの手に注目していました。黒は2つ目のビショップもナイトと交換し、早々にダブルビショップvs. ダブルナイトの構図へと持ち込みます。一般的にはダブルビショップのほうがダブルナイトよりも使いやすいとされますが、それはダブルビショップが十分に働ければの話です。白のf3 の白マスビショップはe4, c4 の白マスで固定されたポーンに利きを遮られて十分な働きができず、将来的にも働きを抑え込むことができるというのが、黒のアイディアでしょう。黒が持つ2つのナイトはe5 を中心とした黒マスを使って手が作りやすいのに対し、白の白マスビショップは黒マスに作用しないのも、黒がこのダブルビショップvs. ダブルナイトの勝負に持ち込んで戦えると判断するポイントです。

14. Qxc3 Qf6 15. Qc1

15. Qxf6 Nxf6 16. c5 dxc5 17. Bxc5 Nxe4 18. Be3 白はe4 のポーンをあきらめることで白マスビショップの利きを通し、働きやすくなったダブルビショップの力でポーンの代償を図る作戦もありました。しかし、白として積極的に取るべき作戦かといわれると悩むところです。

15... Nc5 16. Qb1 Qe6 17. Rfe1


ここも難しい判断ですが、Wojtaszek はe4 ではなくc4 を捨てることを決めました。17. b3 Nxe4 18. Rde1 もf3 の白マスビショップの利きを通すと同時に、eファイルからの反撃でポーンの大小を求める作戦として考えられます。

17... Qxc4 18. b3 Qc3 19. Bd2 Qf6 20. Bc1 h5 21. Bb2 Ne5!

a1-h8 のダイアゴナルの支配で戦おうとする白に対して、黒はe5 にナイトを置き、このラインをブロックしてしまいます。このナイトが白にとって厄介で、一時的にピンにはしているものの、f4 のマスを抑えられているためにf2-f4 ができません。もし将来的にf2-f4 からナイトを追い返すことができても、e4 のポーンが守りにくくなるという難点もあります。

22. Be2 h4! 23. Qc1 g5!


ビショップにナイトで対抗する黒は、白のビショップの使いたいラインをうまく抑え込みながら、ナイトのマスの確保に努めます。黒がナイトで使いたいマスはe5 とf4 であるため、h4 まで伸ばしたポーンでg2-g3 を、g5 まで伸ばしたポーンでf2-f4 をけん制し、将来的にナイトが使いやすいようにしておきます。

24. Bb5?

白にとって難しいのは、どのようにして白マスビショップを活用するかです。c4 を捨てたことでf1-a6 のダイアゴナルを開きましたが、白マスビショップはb5 で長く活躍することはできません。代わりにタイミングは難しいですが、Be2-Bg4 と違うダイアゴナルで使うほうがポーンの代償を求めやすかったと思います。

24... Re7 25. Re3 Qg6 26. Be2 Rae8 27. Qc2 Ne6!


f4 は古典的な、白キングにプレッシャーをかけられる黒ナイトの好位置です。こうして黒マスを見据えて黒のナイトが好位置を抑え始めると、白はダブルビショップでもポーンを取られているマイナスのほうが大きいことが徐々に明らかになってきます。

28. f3 Nf4 29. Bf1 c6 30. Qf2 Re6 31. Rc3 d5!

迷走した白マスビショップは結局自陣に戻り、黒はeファイルにルークを重ねてからのセンターブレイクを仕掛けることに成功しました。これを素直に取るようでは、黒のeファイルからの侵入に対抗できません。

32. g3 hxg3 33. hxg3 dxe4!


Caruana はこのナイト捨てを見越してd6-d5 の仕掛けを行ったのでしょう。白はキング前が開いて危険になりすぎるうえ、パスポーンが強烈に刺さることになります。

34. gxf4 gxf4+ 35. Qg2 exf3 36. Qxg6+ Rxg6+ 37. Kh1 f2 38. Bh3 Nc4 39. Rxc4 Re1+ 0-1

昨年、この大会で7つ勝ち越しと圧倒的な強さを見せたCaruana が、後半で追いあげてきました。この黒番での大きな勝利で6/9 となり、Firouzja、Giri と並んでトップに立っています。残り4試合でどのような結末を迎えるかにも注目したいと思います。

2021/01/23

Instructive Endgames in Blitz Games Vol.1


新型コロナの影響で、昨年からオンラインチェスの機会が増えている人は多いと思いでしょう。かくいう私も例外ではありません。オンラインだと早指しゆえ、中盤のタクティクスで決着がつくことも頻繁にありますが、私は持ち時間が短くとも、丁寧にエンドゲームに持ち込んで勝負することを心がけています。Chess.com、Lichess の2つのサイトでブリッツをする中で、自分が気になったエンドゲームを振り返ろうと思います。

Nivid-19 (2436) - imsk (2469)
Lichess 2021.1.23

中盤でひどいミスをして苦しみましたが、なんとか粘ってこのエンドゲームに持ち込みました。b7 が落ちてマテリアルが互角になることは明らかですが、形勢はどう判断し、ゲームはどのように進んでいくものでしょうか。

40. f4??


白が負けを許すブランダーで、私もこの手ならば大丈夫だと思っていました。白は単にb7 を見捨て、クイーンサイドからキングを侵入させるべきですが、互いのキング、そしてポーンのスピード計算は簡単ではありません。40. Kd3 Kxb7 41. Kc4 Kc6 42. Kb4 Kd7 (リスクはありますが、黒が勝ちを目指すならば、キングをキングサイドに向けるしかありません。) 43. Kc5 Ke7 44. Kc6 Kf6 45. Kd6 h6 46. h4 h5 47. f3 g5 48. hxg5+ Kxg5 49. Kxe5 h4 50. f4+ Kg4 51. f5 exf5 52. exf5 h3 53. f6 h2 54. f7 h1=Q 55. f8=Q= こうして同時にクイーンを作り、ドローとなります。

40... Kxb7 41. fxe5 Kc6 42. Kf4 h6

当たり前ですが、この手を入れなければKf4-Kg5 と侵入を許して負けます。問題は白キングがセンターに戻った後です。

43. Ke3 Kc5 44. Kd3 g5 45. h3 h5 46. Kc3 g4?!


ポーンエンディングの典型的なアドバンテージとなる、アウトサイドパスポーンを作るのは当然の1手に思えました。もちろんこれでも勝ちですが、46... h4! 47. Kd3 g4! 48. Ke3 g3-+ ならばプロテクテッドパスポーンができるので、こちらのほうがシンプルです。

47. hxg4 hxg4 48. Kd3 Kb4?!

残り時間は相手に比べて多少多かったですが、正確な判断が瞬時にできませんでした。本譜でも後でこうなりますが、48... Kb5 49. Kd4 Kb4 50. Kd3 Kc5 51. Ke3 Kc4-+ ですぐに黒の勝ちです。とは言え、このポーンエンディングは黒がgポーンを間違ったタイミングで突き捨てたりしなければやり直しがきくため、多少余裕があると感じていました。

49. Kd4 Kb3 50. Kd3 Kb2 51. Kd2 Kb1 52. Kd1 Kb2 53. Kd2 Kb3 54. Kd3 Kb4 55. Kd4 Kb5!


ようやくこれで勝てることに気づきました。黒キングは白のeポーンを2つ回収した後、c3,d3,e3 のいずれかに侵入できれば勝ちとなります。

56. Kd3 Kc5 57. Ke3 Kc4 58. Kf4 Kd4 59. Kxg4 Kxe4-+

ポーンを2つ回収するためには、こちらのポーンから取る必要があります。これで4段目のオポジションを取って白キングをfファイルに戻させなければ、1手差で黒の勝ちです。

60. Kg3 Kxe5 61. Kf3 Kd4 62. Kf4 e5+ 63. Kf3 Kd3 0-1


エンドゲームを正確に読んで指すには持ち時間が多めに欲しいですが、こうした短い持ち時間のゲームでこそ、基礎的なエンドゲームの理解が試されるのではないかとも私は考えています。このブリッツでのエンドゲーム紹介はシリーズとして、今後も継続していければと思います。放置している他のシリーズも忘れているわけではないので、タイミングを見て続きを書いていくつもりです。

2021/01/21

Tata Steel 2021 R3 Grandelius - Harikrishna


久々に海外大会から試合解説を書こうと思います。1月16日に始まったオランダのTata Steel トーナメントは、最初の4試合と1回目の休憩日を終え、今夜が5試合目です。新型コロナウイルスの影響で今年はマスタークラスのみの開催のうえ、そのマスタークラスの参加メンバーも、キャンセルと交代が相次ぎました。そんな中で初参加となるスウェーデンのGM Grandelius は、最初の2戦で連勝と最高のスタート。3試合目ではインドのHarikrishna との対戦です。

Grandelius, N (GM, SWE, 2663) - Harikrishna, P (GM, IND, 2732)
Tata Steel Masters 2021

1. e4 e6 2. d4 d5 3. e5 c5 4. c3 Qb6 5. Nf3 Bd7

French Defence ではポピュラーなアイディアです。序盤で手数をかけても、使いづらい白マスビショップを白のグッドビショップと交換しにいきます。

6. Be2 cxd4 7. cxd4 Bb5 8. O-O Bxe2 9. Qxe2 Nc6 10. Nc3 Nge7 11. Qd3


昔、馬場さんにこの変化を見せてもらった際は、白はe2 でのクイーン交換になるとd4 の守りからクイーンが外されてしまうため、白が最初にビショップを展開するマスはd3 が良いのではないかという意見を貰いました。しかし、d3 でビショップ交換になった際は、b2 の守りのためにc1 のビショップは動けず、黒はNb8-Nc6, Ra8-Rc8, cxd4, Nc6-Nb4 のような仕掛けでd3 のクイーンをターゲットにすることもでき、e2 とd3 のどちらのマスでの交換のほうが良いかは簡単には判断できなさそうです。本譜のようにQe2-Qd3 と手数をかけるのは勿体ない気もしますが、黒から早めにcポーンを交換させたことで、Nb1-Nc3 が早くできていることがポイントになりそうです。

11... Rc8 12. Rd1 h6 13. Bd2 Ng6 14. h4 Bb4!?

ライブで見ていて面白いなと思った手です。白マスビショップを消した黒は基本的には満足で、次は遅れている展開の解決が求められます。黒マスビショップはe7 に置き、Ng6-Nf8-Nd7 と組み替えるのもありそうですが、Harikrishna は黒マスビショップの交換も見据え、b4 を選びました。Nc3-Na4 の際に黒マスビショップは交換され、c5 のマスへの白のナイトの侵入を許す可能性がありますが、白マスビショップを捌き済みであれば、そのナイトの侵入はさほど危険がないという判断なのでしょう。

15. Na4 Qc7 16. h5 Nge7 17. Bf4?!


Grandelius はここでビショップ交換を避けましたが、これがミスだったと考えられます。白マスビショップを消されてしまった白としては、キングサイドへのアタックチャンスを残すために黒マスビショップの交換を避けたいという気持ちも理解はできます。しかし、センターポーンの色を考えれば、黒マスビショップの働きが良いのは黒、悪いのは白です。ここでは割り切って黒マスビショップも交換し、クイーンサイドを見据えたナイトのマヌーバリングで勝負すべきだったと思います。

17... Qa5! 18. b3 b5 19. Nb2 Ba3!

行き場を見失ったa4 のナイトと、そのナイトを守るためにb2-b3 と突かざるを得なくなり、弱くなった黒マスをHarikrishna は見逃しません。こうしてすぐに黒マスの弱さを利用され、h6 への攻撃のチャンスも具体的でないのであれば、直前の黒マスビショップの交換を避ける判断は、白にとってリスクの高いものだったと考えられます。

20. Qe2 O-O 21. Rab1 Rc7 22. Nd3 Qb6 23. b4 a5 24. bxa5 Nxa5 25. Bc1?


今から黒マスビショップの交換に戻るのは黒にとって楽な展開になってしまうでしょう。25. Nde1 などでcファイルからの侵入に備え、g2-g4-g5 からキングサイドのアタックチャンスを残すほうが良かったと思います。

25... Bxc1 26. Rdxc1 Rxc1+ 27. Nxc1 Nc4-/+

黒はc4 のアウトポストに理想的なナイトを配置し、開いたaファイルから簡単にa2 を攻撃できます。実際にゲームは、bポーンをパスポーンにした黒があっという間に勝負を決めました。

28. Nb3 Ra8 29. Rc1 Nc6 30. g3 Ra3 31. Kg2 Qa7 32. Rc2 Nb4 33. Rc3 Nxa2 34. Rd3 Rxb3 35. Rxb3 Nc1 36. Qc2 Nxb3 37. Qxb3 Qa4 38. Qb1 b4 0-1


連勝で白を迎えたGrandelius にとっては残念なラウンドになってしまいましたが、まだ2.5/4 でCarlsen を含むトップグループに食いついています。今夜からの5R も楽しみに中継を見ようと思います。

2021/01/17

第28回七盤初心者のためのチェスレッスン

Albin, A - Shipley, W
New York 1894
White to move

【日時】 2021年1月31日(日) 18:30~20:30
【会場】 オンライン
【形式】 レクチャー+質疑応答
【テーマ】 センターポーンの活用
【参加費】 2500円
【申し込み】 どうぶつしょうぎcafe いっぷく ご予約フォーム

2021年もいっぷくでのチェスレッスンは継続させていただきます。ただし今月は緊急事態宣言の影響を受け、いっぷく店舗での集まりは無しで、完全オンラインでの開催とさせていただきます。参加者にはZoom での案内が送られますので、上記のリンクからお申し込みください。

2021/01/11

Chessinside Tournament Information

ご挨拶が遅くなってしまいましたが、明けましておめでとうございます。2021年最初のブログ記事更新です。今年も様々なチェス情報をお届けしていきたいと思いますので、Shinya Kojima のブログをよろしくお願い致します。

昨年末に韓国から誘いがあって参加したChess Inside の企画が、バージョンアップして今月から再開されます。Chess Inside は韓国のチェスファン向けに、韓国語でチェス配信を行うYoutube チャンネルです。12月には韓国のプレーヤー3名、私の計4人でノックアウト形式のトーナメントが行われ、私はCM Kwon Sehyun に敗れて、韓国若手プレーヤーの強さを思い知りました。

新しい企画では韓国のプレーヤー4名に、海外のプレーヤー4名を加えた計8名が集まりました。今週から毎週土曜日の夜、1か月半かけてノックアウト形式トーナメントが開催されます。昨日行われた参加プレーヤーのミーティングでペアリングも決まりましたので、試合日程とペアリングをお知らせします。

<大会日程>

準々決勝1 1/16 (Sat) 21:00 IM Lee Junhyeok (KOR) vs. IM Nanjo Ryosuke (JPN)
準々決勝2 1/23 (Sat) 21:00 CM Kwon Sehyun (KOR) vs. GM Dmitiry Khegay (RUS)
準々決勝3 1/30 (Sat) 21:00 Joel Pierce Fruit (KOR) vs. IM Christopher Woojin Yoo (USA)
準々決勝4 2/6 (Sat) 21:00 IM Ahn Hongjin (KOR) vs. IM Kojima Shinya (JPN)

準決勝1 2/13 (Sat) 21:00 準々決勝1勝者 vs. 準々決勝2勝者
準決勝2 2/20 (Sat) 21:00 準々決勝3勝者 vs. 準々決勝4勝者

決勝 2/27 (Sat) 21:00 準決勝1勝者 vs. 準決勝2勝者

<大会形式>

chess.com でのノックアウトトーナメント

1) 10min+3sec Rapid 6局
2) Tie-Break1: 3min+2sec Blitz 2局
3) Tie-Break2: 5min vs 4min Armageddon 1局

今週末、1/16 はいきなり韓国の若手トッププレーヤーであるIM Lee と、IM 南條くんが対戦する注目のカードです。この対戦はNCS チャンネルでも放送が予定され、実況が篠田くん、解説は私が入ります。NCS チャンネルのリンクも先ほど公開されましたので、土曜日夜は実況動画をご覧になりながら、一緒に南條くんを応援しましょう。NCS チャンネルのチャンネル登録がまだのかたは、ぜひこの機会にどうぞ。

【日韓IM対決】chessinside Tournament 準々決勝1 2021.01.16【南條さん応援配信】

私は準々決勝4からの参戦で、相手は韓国のIM Ahn Hongjin です。韓国の若手プレーヤーのオンラインでの早指し力は、先月いやというほど噛み締めましたので、4週間弱しっかり準備をして試合に臨みたいと思います。こちらもNCS チャンネルでの放送が決まりましたら、あらためてお知らせさせていただこうと思います。日本人プレーヤー2人の応援をよろしくお願いします!

2020/12/28

2020 公式戦戦績

今年のカペルもはるか遠い昔の出来事のようです。

今年はコロナ禍でほとんど試合がありませんでしたが、例年この時期には出している記事ですので今年も集計します。過去最少の公式戦参加ではありましたが、2月にフランスのカペル大会に参加したため、海外でのFIDE 公式戦が1つ、国内ではジャパンチェスクラシックと全国大会でFIDE 公式戦、およびNCS 公式戦が2つ、そして名古屋でNCS 公式戦が2つでした。

NCS 公式戦


ジャパンチェスクラシック 4勝1敗2ドロー (大多和くんに負け)
東海オープン 4勝
全日本選手権 5勝1敗1ドロー(Tuさんに負け)
中部快速オープン 4勝1ドロー

トータル 17勝2敗4ドロー、勝率 82%
NCS レイティング増減 2502→2496

FIDE 公式戦


Cappelle la Grande 2020 4勝2敗3ドロー (GM Martinez Alcantara, FM Meurs に負け)
ジャパンチェスクラシック 4勝1敗2ドロー (大多和くんに負け)
全日本選手権 5勝1敗1ドロー(Tuさんに負け)

トータル 13勝4敗6ドロー、勝率69%
FIDE レイティング増減 2397→2389

試合数が少なかったため、変動はどちらも少ないですね。レイティングがまだ計算されていない中部快速オープンは、初のNCS ラピッドレイティングがつく予定ですので、そちらもいくつになるのか、年明けの発表を楽しみにしています。私のレイティングだと90分以上の持ち時間でなければFIDE 公式戦にならないため、来年はもう少し自分が参加できるFIDE 公式戦が国内でも企画されることを願っています。

2020/12/27

オリンピアード日本代表権に関して

2018年バツミオリンピアードの開会式

長くブログの更新が滞っていて申し訳ありません。今月始めに、来年ロシアのモスクワで開催が予定されていたチェスオリンピアードは、新型コロナウイルスの影響を受け、中止にすると発表されました。元々は今年の夏開催を来年まで延期する形式でしたが、それでも開催できないとの決断です。代わりに2022年にモスクワ、2024年にブダペストでオリンピアードを開催する予定だと発表されています。

その発表の際に日本で話題になったのは、昨年の夏から今年の秋にかけて決められた、オリンピアードの日本代表がどうなるかということです。そのまま代表内定者がスライドして、2022年まで権利が持ち越しになるのか、新たに代表選考をやり直すのか、これは大きな違いです。今年の全日本選手権で代表権を獲得した私にとっても、関係のあるトピックでした。

本日、NCS から代表内定者に届いたメールによると、少し不明瞭な点はありましたが、代表選考はやり直すと認識できました。今年の全日本選手権で代表権を獲得した私、青嶋くん、Simon を含め、男女10名の代表は白紙に戻されます。オリンピアード代表はなるべく直近の戦績で決めるべきだと思っていますので、2019年の代表選考の結果が2022年まで持ち越されるのはさすがに期間が空きすぎです。代表選考をやり直すというNCS の決断は、私も自然なことだと思っています。こうした代表権については、先日、馬場さんもBehind the Scene で記事にしていますので、そちらもご参照ください。

元々2022年のオリンピアード代表選考からは、これまでと方式が大きく変わる予定でした。それを紹介するのは、また別の機会にしようと思います。ひとまず、現段階では誰にでもチャンスがあると言って良い状況ですので、来年の公式戦も頑張っていきましょう。

2020/12/08

文明開化 新十郎探偵帖(再掲)


7月に公開したドラマスタート記事の再掲です。いよいよ今週末です!

NHK の制作する時代劇で、福士蒼汰さんが主演を務める 『文明開化 新十郎探偵帖』 が、12月11日から放送スタートとなります。坂口安吾さんの小説をドラマ化した本作は、年明け少ししてから撮影が始まりましたが、新型コロナの影響でスケジュールが延期となり、放送開始が年末まで押してしまいました。なんとか年内にスタートできると先日連絡を貰い、私もほっとしているところです。

なぜこちらのドラマの告知をするかと言えば、毎回のようにチェスシーンが出てくるためです。カペルから帰国後、スタジオに何回か足を運び、チェスシーンの指導をしてきました。福士蒼汰さん演じる明治の名探偵、結城新十郎が仲間たちと織りなす物語を、この冬は是非お楽しみください。配役やストリーなどの詳細に関しては、以下のリンクで確認ができます。

福士蒼汰さん主演『明治開化 新十郎探偵帖』12月11日(金)スタート!

2020/12/06

Chessinside Invitational Tournament Preview

数日前、Chess.com のスタッフを務める韓国のプレーヤーから、オンライン企画の案内がありました。その内容は、韓国の若手トップクラス3名と私の4名で、ノックアウト方式のトーナメントをやらないかというものです。元々は別の韓国のプレーヤーが参加予定でしたが、それがキャンセルとなり、私に白羽の矢が立ちました。急な話ではありましたが、年末までのスケジュールを確認し、参加することを決めました。以下、トーナメント形式です。

<大会日程>

セミファイナル1: 12月12日(土) 21;00-23:30 Kwon Sehyun vs. Kojima Shinya
セミファイナル2: 12月19日(土) 21:00-23:30 Kim Jinsoo vs. Lee Junhyeok
ファイナル:12月26日(土) 21:00-23:00

<大会形式>

chess.com でのノックアウトトーナメント

1) 10min+3sec Rapid 6局
2) Tie-Break1: 3min+2sec Blitz 2局
3) Tie-Break2: 5min vs 4min Armageddon 1局

<選手情報>

Lee Junhyeok - 2020 Korea Masters優勝、 韓国ランキング1位
Kim Jinsoo - 2020 Korea Masters準優勝、韓国ランキング3位
Kwon Sehyun - 2020韓国選手権優勝

試合は3週間、週末の夜を使って行われます。同じ相手と連続でラピッド6局はあまり経験がありませんが、3.5P以上を取るのにどのようなプレーをすべきか、作戦が問われそうで面白いですね。ちなみに6局に満たずに決着がついても、6局目まで指し切るとのことです。オンライン対戦ですので、今年のOnline Olymapid で採用されたZoom とカメラ、Chess.com を利用した不正防止対策が取られます。Online Olympiad は運営もスムーズでしたので、今回もつつがなく進むことを願っています。

私は12日のセミファイナル1 から登場で、対戦相手は今年の韓国チャンピオン、オリンピアード韓国代表のKwon Sehyun と昨晩決まりました。もしここで勝てれば、19日の勝者と26日に決勝を行います。ラピッドだということもあり、何を指してくるかは予想しづらいですが、今週しっかり用意をして対局に臨みたいと思います。また自分の結果がどうあれ、現在の韓国若手No.1 IM Lee Junhyeok のプレーもとても気になるところです。今回のイベントは韓国のYoutube チャンネル、ChessInside で放送予定のほか、NCS のYoutube チャンネルでも放送が可能かどうか、現在打診中です。日本、韓国両方のチェスファンに、面白い対局をお届けできるよう頑張ってきます!

Chessinside Youtube チャンネル
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