クラブ選手権と日程がかぶりながら開催されていた、今年のMalaysia Open には、日本から南條くん、野口さん、三村くんの3人が参加していました。3人とも戦績はイマイチでしたが、三村くんがアップした写真からは、非常に大会を楽しんでいた様子がうかがえます。私も17歳の頃から6年連続で参加していた大会で、最後に参加した3年前には、惇多くんたちオーストラリアチームと交流した思い出があります。また時機が合えば、是非とも参加したいですね。
今年のOpen Section は、中国からシンガポールに移籍したGM Zhang Zhong が、7.5/9 という見事な戦績で単独優勝となりました。最終戦は、中国のZhou Jianchao を黒番で破っての逃げきりです。このことはチェスベースのニュースでも、記事が確認できます。一方で南條くんにとっては、2400台になって初めてのFIDE 公式戦でしたが、かなり苦しい結果でしたね。これも勉強だと思い、次の試合に臨んでもらいたいと思います。
Zhang Zhong has comeback win in Malaysia
Final Standings
会場となるホテルの宴会場は、プレーヤーの熱気を奪うような強い冷房がかかっており、灼熱のマレーシアにもかかわらず、防寒具は欠かせません。
マレーシアのこの大会には、インド、中国、フィリピン、ベトナムといった、アジアの強豪国からプレーヤーが集まり、ヨーロッパの大会とは違った雰囲気を醸し出します。会場となるホテルに滞在し、隣接する巨大ショッピングモールで食事もできるので、滞在中は非常に快適に過ごすことができます。ちなみに今年の日本勢は、インドネシアのプレーヤーたちと一緒だったようですね。
そして、インドネシアといえばこの人。私がハンガリーで長い時間を共にした、Sean Winshand です。今回は6位入賞という素晴らしい戦績で、レイティングを2400に到達させ、IM タイトル獲得を確定させましたね。Sean おめでとう! 私も引き続き、頑張ります。
マレーシアは、ヨーロッパに比べれば日本からも渡航が楽で、初の海外チャレンジとしてもおススメしやすい大会です。私が参加する際は、参加者を募ろうと思いますので、また来年以降、開催時期をチェックしたいと思います。来年の8-9月頃、アジアの大会に参加してみたいプレーヤーは、是非参加を検討してみてください。
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