2014/09/28

- 羽生善治さんに聞く 日本と世界の関係性 - Event Report


昨日の9/27、三軒茶屋の昭和女子大学で、NPO グローバル・ヒューマン・イノベーション協会主催の、羽生さんをゲストに招いた講演会が開催されました。羽生さんは、こうした大学での講演会は久々とのことでしたが、それでも60分のお話、その後30分の質疑応答をスムーズにこなしていたのは、さすがだと感心させられました。


会場となった、昭和女子大学のオーロラホールはこんな具合です。私も学生時代は、作家や音楽家の講演会に出席しましたが、そうした数年前のことを懐かしく思い出しながら、羽生さんのお話を聞かせていただきました。将棋やチェスの歴史の話から始まり、色々と興味深い内容でした。個人的に前半の内容で面白かったのは以下の部分、だいぶ要約しています。

「ゲームのルールを変えて面白くしようとした際、盤を広げるか、駒を強くするかの2種類の手法が主に挙げられる。囲碁は盤面を19×19 に広げて手の選択肢の幅を増やし、チェスはクイーン1つ、ルークとビショップを2つずつ置いて、駒の力を強めた。一方で将棋は、そのどちらでもなく、駒の強さを抑えたまま、コンパクトにまとめてゲームの面白さを保った。これは非常に日本的で、17音に思いを込める俳句や、小さな空間で森羅万象を表した茶道に通じるところがある」

その他、講演の内容については、NPO のTwitter 公式アカウントがtogetter にまとめているので、そちらもチェックしてみてください。

【講演会】棋士 羽生善治さんに聞く「日本と世界の関係性」


私はさわりで、羽生さんの紹介を少しだけ。数分の話だけでしたが、すごく緊張しました(笑) もっと人前で話す練習をしなければ...


後半の30分、質疑応答時間も、羽生さんに対して多くの質問が飛び交いました。メモもしっかり取っていらっしゃる方が多かったですね。90名程のご来場者の皆さん、ありがとうございました!


そしてファンの方は当然ご存じでしたが、この日は羽生さんの44歳の誕生日でした! 羽生さんには講演会後、花束と、銀座で400年以上続く老舗の和菓子屋、萬年堂のお菓子が送られました。羽生さんに送られたお菓子は、御目出糖という萬年堂の看板菓子と、今回の羽生さんの誕生日のために、萬年堂の13代目が特別に作って下さったチェス盤柄のものです。特注品で、お店に行っても買うことはできませんので、悪しからず。


イベントの打ち上げでは、あらためて羽生さんの誕生日をお祝いさせていただきました。この4年半、羽生さんにはお世話になる機会が何かと多いですが、誕生日にこうしたお仕事を引き受けてくださったこと、心より感謝致します。また11月末の三田の講演会でも、よろしくお願い致します。

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