2015/01/14

London Holidays


今日の夕方、無事に日本に帰ってきました。最後の4日間は1日だけ試合があったものの、基本的にロンドンでは、ゆっくりと過ごすことができました。大会以外にロンドンでどんなことがあったか、写真を交えて振り返ってみようと思います。

ロンドンに到着した初日の金曜日、私はスタンステッド空港からバスでベーカーストリートへと向かいました。空港での両替レートが悪すぎたため、ほとんどイギリスのポンドを持たずに町中に出て、伊藤さんとの待ち合わせまでぶらぶらします。金曜日のロンドンは割と天気が良く、氷点下のブダペストと比べれば、遥かに暖かくて快適でした。


ベーカーストリートに来たからには、シャーロックホームズ... も良いですが、チェスプレーヤーとしては、ロンドンチェスセンターへも足を運びたいところです。良質で様々なチェスセットの他、最新のチェス書籍をチェックすることができます。


こちらの棚は、全てFrench Defence です! 最新本のコーナーにも、French は2冊、知らない本があったので、早速チェックしてみました。French Defence の独特さが持つ魅力は、いつの時代もマニアを惹きつけますね。


食事の写真も少しだけ。イギリスの料理はあまり評判がよろしくないですが、ロンドンで食べるならば中華かインド料理が安全だとよく聞きますね。金曜日は初めて伊藤家の皆さんとお会いし、中華をご馳走になりました。


土曜日は試合一色だったので、それは飛ばして日曜日へ。知希くんとは、チェスだけでなく、将棋や番犬ガオガオ、スライムレースといったゲームを楽しみました。スライムレースとは、ドラクエでお馴染みのスライムというモンスターを各自で進ませ、自分の予想した順位でゴールさせて、ポイントを獲得するゲームです。初めてプレーしましたが、とても白熱して楽しむことができました。


日曜の夜は、昨年からロンドンでの生活をスタートさせた、佐野ご夫妻の家にお邪魔してきました。私はチェスを始めて14年目になりますが、それは中高の先輩たちとも、14年の付き合いになるということです! 3代上の部長として、中学時代お世話になった佐野さんと、こうしてロンドンで会うことになるとは、チェスを始めた頃には想像もできなかったでしょう。お二人とも、暖かく迎えてくださって、ありがとうございました!


楽しい時間はあっという間に過ぎ、月曜日にはもう日本に帰らなくてはいけません。この日は一人でロンドンの町をぶらついてみることにします。ロンドンではミュージカルが人気で、日本でもおなじみのライオンキング、マンマミーアなどのポスターが、地下鉄のエスカレーターに所狭しと張られています。次回ロンドンに行く際は、ミュージカルを見に行く時間も作りたいですね。


この日は1日券を買って、ボンドストリートで降り、ロンドン一だというショッピングストリート、オックスフォードストリートを抜けて、ピカデリーサーカスまで歩いてみることにします。ピカデリーサーカスの広場は思ったよりも狭く、目印のエロスの像も、「これなの?」という印象でした。3年前に訪れたナショナルギャラリー前の、トラファルガー広場のほうが賑やかでしたね。


飛行機の時間まであまり余裕がなかったので、見る場所はかなり絞らなければいけません。結局、いくことに決めたのは自然史博物館でした。ここが個人的には大当たりで、久々に見る恐竜の化石たちを楽しむことができました。自分がこれほど恐竜好きだったとは、意外な発見です(笑)


これはイルカの仲間でしょうかね。恐竜もそうですが、こうした生物たちがウヨウヨしている時代に生まれなくて、本当に良かったと思います。もしそうであれば、チェスを楽しむ余裕などないでしょう!


こうした燃え盛る地球に飲み込まれると、そこは地震と火山についての展示スペースでした。自然史博物館はロンドンの子供たちに大人気で、この日も学校の社会科見学でしょうか、小学生か中学生の団体が目立っていました。彼らははしゃいだ様子でこのエスカレーターを上っていきますが、私は結構怖かったです...


Japan という文字は発見できませんでしたが、これは日本の絵で間違いありません。大きなナマズが地震を起こしているとは、昔の人も面白いことを考え、そして信じていたものです。最も科学的なメカニズムが分からない時代というのは、そういうものかもしれませんね。


他にも虫、魚、鳥、哺乳類、鉱石といった分類で展示スペースが作られていましたが、一番人気はやはり恐竜のようです。そんな恐竜の代表と言えば、こちらのT-rex でしょうかね。ジュラシックパークのような、恐竜映画でもお馴染みです。


そして、ここにもチェスセットがありました! イングランドやスコットランドは、主に著作業でプロとして活動するGM が多く、チェスは人気のゲームなのでしょう。また、ロンドンでのトーナメントに参加できる日を楽しみにしています。

他にも紹介したい写真は多くありますが、きりがないのでこれぐらいにしておきましょう。これで私の1ヶ月のヨーロッパ遠征は終わりですので、これからは日本で、皆さん、よろしくお願い致します!

2 件のコメント:

ピカチュウ さんのコメント...

GM Peter Heine Nielsen による 静岡での国際将棋フォーラムに関するchessbase の記事▼o・~・o▼
羽生さんとのチェスの棋譜は見当たりません

関連記事の The Knight that Jumps High Falls Prey to a Pawn というのは 「桂馬の高跳び歩の餌食」ってことなんでしょうか・・・▽o・~・o▽汗

http://en.chessbase.com/post/grandmasters-at-the-shogi-forum-1-2

Shinya_Kojima さんのコメント...

見ましたよ~。こうして将棋イベントの記事がChessbase に出て、互いのゲームに興味を持つ人が増えると良いですね。

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