2019/07/25

2019 CTCA International Chess Open R9 and Closing Ceremony


2019 CTCA International Chess Open の入賞者たち

昨日、高雄での大会の最終戦とクロージングセレモニーが終わり、私たちは今日の午後に帰国しました。1日経ってしまいましたが、昨日のことを振り返ろうと思います。

Tiviakov の単独優勝は8R 終了時点で確定していたものの、2位争いは6/8 で並んだ4人の、最終戦の結果次第でした。4人のうち私を含めた3人が勝って、7/9 が3人並び、いざタイブレーク勝負です。対戦相手の獲得ポイントで、Alina に劣っているのは事前にわかっていましたが、アメリカのStauffer とはかなり細かい争いに。最終的に順位を分けたのは、タイブレーク4の勝ち星数でした。

1st Place Tiviakov Sergei 8/5/9
2nd Place L'Ami Alina 7/9
3rd Place Stauffer Craig A 7/9
4th Place Kojima Shinya 7/9
5th Place Li Ethan 6/9
6th Place Loftus John 5.5/9

2019 CTCA International Chess Open Final Rankings


Stauffer は7勝2敗、私は6勝1敗2ドローだったため、その勝ち星1つの差で3位と4位が分かれました。私は勝ち数を減らしても負け数を増やさないほうが大事だと思っていますが、これが勝ち数を重要視するタイブレークでは仇となります。こうしたタイブレークは小さな運も関係してくるので、こればかりは仕方ないですね。また次の大会で頑張ります。


その代わりではないですが、ブリッツトーナメントの優勝者としてはきちんと呼ばれました。スペインでのひどい公式ブリッツ大会デビュー以降、初めてブリッツレイティングがプラスになる大会だったので、とても嬉しく思います。ブリッツのゲームでも、勉強になるものはたくさんありました。


最終戦になってようやく、保護者達が子供の試合を待つ部屋で、トップボードの様子が中継されている様子をチェックできました。盤面を映すだけでなく、プレーヤーたちが指している表情や仕草を見られるのが良いですね。


シンガポールから参加していたプレーヤーは、途中のラウンドで何度か抜けていましたが、真剣にプレーするというより半分スタッフのような仕事をしていたようです。最終日はこうして子供たち相手に同時対局の相手を務めていました。


クロージングセレモニーの全体像はこんな感じです。巨大なホテルの宴会場を貸し切り、豪華な料理を楽しみながら、各セクションの入賞者が呼ばれて表彰される様子に拍手を送り、写真を撮ります。地元、台湾の子供たちばかりでなく、中国、香港、フィリピン、オーストラリア、ニュージーランドなどからもジュニアプレーヤーが参加し、熱い戦いを繰り広げていました。


台湾で人気の動物、キャラクターと言えば、クマを置いてほかにありません。こちらはレゴで作られたクマで、周りにはカラフルなチェスピースが散りばめられています。こうして最後に写真を持ってくると、「バイバイ、また来てね」と言っているようにも見えなくありません(笑) 台湾のトーナメントは私がここ数年で参加してきたような、ノームを狙うような厳しいトーナメントではなかったものの、ヨーロッパの有名なGM, IM との対戦も叶い、アジアの2000未満のプレーヤーとの対戦でも、学ぶものが多くありました。来年以降の予定はまだ決められませんが、運営もしっかりしていて、また参加したいと十分に思える大会でした。今大会での収穫をしっかり手にし、また次の大会に備えようと思います。1週間、応援してくださった皆さん、ありがとうございました。

2019/07/23

2019 CTCA International Chess Open R7 and R8


高雄の大会もいよいよ大詰めです。この日の午前中は、ブリッツ大会でも対戦した男性を相手に、黒で問題なく勝ち。続いて大事なアメリカのFM Li Ethan とのゲームを迎えます。ブリッツ大会では全勝の彼を私が破り、逆転優勝を果たしたのでした。色もその時と同じ白ですし、勝てば準優勝がほぼ決まるため、気合十分で試合に臨みます。

Kojima, S (IM, JPN, 2391) - Li, E (FM, USA, 2234)
2019 CTCA International Chess Open (8)

1. Nf3 Nf6 2. c4 e6 3. Nc3 d5 4. d4 c6 5. e3 Nbd7 6. Qc2 Bd6 7. Bd3 O-O 8. O-O dxc4 9. Bxc4 b5 10. Bd3 Bb7 11. a3!?



ずっと11. Rd1 ばかり指してきましたので、この手は初めてのトライです。黒のb5-b4 を止めつつ、タイミングを見てb2-b4 を狙います。

11... a6 12. Ng5 Bxh2+?!


このサクリファイスは黒が1ポーン取れますが、どんなタイミングでも黒はややリスクがあると思っています。12... h6 13. Nge4 Nxe4 14. Nxe4 Be7 15. Bd2 c5 16. dxc5 Nxc5 17. Nxc5 Bxc5 18. Qxc5 Qxd3 19. Bc3= ならば何事もなくドローですので、白は勝つためにはどこかで工夫が必要でしょう。

13. Kxh2 Ng4+ 14. Kg1 Qxg5 15. f3 Ngf6 16. e4 Qh4 17. Be3 e5 18. Ne2



この1ポーンサクリファイスの基本形にたどり着きました。白はダブルビショップ、センターの厚み、そしてb7 のビショップの抑え込みで1ポーンの代償が十分にあると判断できます。

18... Rfe8 19. Rfd1 Nh5 20. Qd2 Ng3 21. Nxg3 Qxg3 22. Rac1 h6 23. Be2?!


私はe5 にナイトが跳んだ際にf3 を守っておくこと、そしてdファイルを開けることを目的としてビショップを退きました。代わりに23. Qf2!? が面白い手で、白は1ポーンダウンでもクイーンを交換すれば、キング周りが安全になりますし、黒マスのコントロールが強くなります。このアイディアは羽生さんとの試合で使ったことがあったものの、ゲーム中は頭から抜け落ちていました。

23... Rac8 24. b4 Kh7 25. a4 Rcd8 26. axb5 axb5 27. Qa2



2ルーククイーンの交換は白にとって良さそうですが、意外と難しい局面になります。27. dxe5 Nxe5 28. Qxd8 Rxd8 29. Rxd8 Ng6! ここからNg6-Nh4 を狙われると、白はf3 とg2 の守りに苦労しそうです。本譜ではクイーンのaファイルからの侵入を見せつつ、f7 を狙うアイディアが良いと思いました。しかし、Ethan は上手いディフェンスで対抗します。

27... exd4! 28. Bxd4 Ne5!


ポーンを返すアイディアが上手く、これで白のアドバンテージは無くなります。私はf7 を取れば白が良いと思ってQd2-Qa2 を仕掛けましたが、それが間違いでした。

29. Bxe5 Rxd1+ 30. Rxd1 Rxe5!



30... Qxe5 31. Qxf7+/- ならば、白は守りの薄い黒キングと、eファイルのパスポーンを活用してまだチャンスを作れるでしょう。

31. Qxf7 Rg5 32. Bf1 Bc8


こんな直接的なアタックはさすがに問題ないだろうと思いましたが、白のアタックも決定的なものがありません。ひとまずパペチュアルチェックは確保できるので、ゆさぶりをかけながら何かないかを探します。

33. Rd8 Bh3 34. Qg8+ Kg6 35. Qe8+ Kh7 36. e5



ルークやクイーンを退いてg2 を守るようではアタックが消えてしまうので、b1-h7 のダイアゴナルを開けてビショップでのチェックを狙います。

36... Qxf3!


本譜は分かりやすいディフェンスです。36... Qxe5?? 37. Bd3+ Bf5 38. Qxe5+- ならば当然クイーンを取って白の勝ちになるでしょう。

37. Qg8+ Kg6 38. Qe8+ Kh7 39. Bd3+ Bf5 40. Qg8+ Kg6 41. Qe8+ Kh7 42. Bxf5+ Qxf5 43. Qg8+ Kg6 44. Qe8+ Kh7 45. e6 Qe4 46. Qg8+ Kg6 47. Qf7+ Kh7 48. Qg8+ 1/2-1/2



試合後の解析でも何も見つけられず、f7 を取った後はドローという結論に至りました。g2 への反撃はシンプルながら効果的でしたね。

R1 Hwang, C (TPE, 1398) - Kojima, S (IM, JPN, 2391) 0-1
R2 Kojima, S (IM, JPN, 2391) - Chang, Wei-Chen (TPE, 1637) 1-0
R3 Chong, Chor Yuen (HKG, 1773) - Kojima, S (IM, JPN, 2391) 0-1
R4 Kojima, S (IM, JPN, 2391) - L'Ami, A (IM, ROU, 2291) 1/2-1/2
R5 Tiviakov, S (GM, NED, 2608) - Kojima, S (IM, JPN, 2391) 1-0
R6 Kojima, S (IM, JPN, 2391) - Lu, L (AUS, 1733) 1-0
R7 Loftus, J (TPE, 1739) - Kojima, S (IM, JPN, 2391) 0-1
R8 Kojima, S (IM, JPN, 2391) - Li, E (FM, USA, 2234) 1/2-1/2
R9 Kojima, N (WCM, JPN, 1737) - Kojima, S (IM, JPN, 2391)

2019 CTCA International Chess Open R9 Pairings


Tiviakov の独走は結局止められず、2位グループは1.5P離れて、4人が6/8 となっています。そして順位が決まる最終戦、私は妻のなつみとペアリングが組まれてしまいました。泣いても笑ってもこれが最後ですので、悔いのないようにプレーしてきたいと思います。


入賞者のトロフィーとメダルです。私はブリッツ大会優勝で、左端のメダル獲得が決まっていますが、オープンセクションの順位は、明日の最終戦が終わるまでは分かりません。

2019/07/22

2019 CTCA International Chess Open R5 and R6


後半戦の幕開けは、いきなりリスト1 のTiviakov との対戦からです。今大会の優勝を決める大事な一戦です。

Tiviakov, S (GM, NED, 2608) - Kojima, S (IM, JPN, 2391)
2019 CTCA International Chess Open (5)

1. e4 c6 2. Nc3 d5 3. Nf3 Bg4 4. h3 Bxf3 5. Qxf3 e6 6. g3 Nf6 7. Bg2 Bb4!?



今大会はCaro-Kann も復活させながら、1. e4 プレーヤーとの試合に臨んでいます。このポジションでは過去に7... dxe47... Nbd7 の2つを指していましたが、今回は思い切って新しい変化を試すことにします。

8. e5 Nfd7 9. Qg4 Bf8 10. f4 c5


白マスビショップは失っていますが、クイーンサイドで広くスペースを取る形になりました。このポーンストラクチャーは、これまでSicilian とFrench で経験があります。

11. d3 Nc6 12. O-O Nd4 13. Qd1 Be7 14. Be3 Nb8!?



2009年に仙台で渡辺さんと指した際、このマヌーバリングを試したことを思い出しました。2つのナイトをd4 に利かせ、白のダブルビショップに対抗します。

15. Ne2 Nbc6 16. c3 Nf5


ここはナイト交換も考えましたが、白マスビショップが無い以上、c3-c4 がどこかで嫌な手になりそうです。f4-f5 のブレイクも気にしなければいけないので、オーソドックスにf5 を抑えておくことにします。

17. Bf2 h5 18. a3 g6 19. b4 cxb4 20. axb4 a6 21. d4



私にとってはこの手が意外で、黒マスビショップの利きを閉じると同時にc4 を弱めています。Tiviakov の狙いはそうした弱みを作っても、e5 を守ることで、f4-f5 を実現することです。

21... Kf8 22. Qd3 Kg7 23. g4 hxg4 24. hxg4 Nh4


ここからが勝負です。白が仕掛けるならばgポーン突きからのf4-f5 だと思っていましたが、これには当然、hファイルを開くリスクもあります。

25. Bxh4 Bxh4 26. f5 Qg5



ビショップでh4 を取りかえし、g5 にクイーンを上げる。これが私のf4-f5-f6 に対する構想でした。

27. Rf4 Qh6 28. Rf3 gxf5!? 29. gxf5 Rag8 30. Nf4 Rh7!


かなり残り時間が少ない中、これで難しい形勢になったと思いました。安全な場所がどこか分かりづらかった黒キングですが、ここにきてh8 に逃げ込むアイディアが生まれています。白は思い切ってg,h ファイルを開きましたが、その2ファイルは現在黒が抑えており、白キングも気をつけなければいけない状況です。

31. Raf1 Kh8 32. Rh3 Ne7!



f5-f6 が怖くなくなってから、最後のピースをキングサイドへと向かわせます。このナイトは相手のナイトとぶつけてg2 の守りを削っても、g3 のマスへの跳び込みを狙っても、どちらでも良いと思っていました。

33. fxe6 fxe6 34. Qf3 Rhg7?!


ここは少し焦りました。将来的にどこかでgファイルにルークを重ねる構想は良いですが、今はhファイルのピンがまだ厄介です。34... b5 からRg8-Rg5, Rh7-Rg7, Kh8-Kg8 などというアイディアが面白そうで、黒ははっきり攻撃のチャンスがあり、勝ちを十分に狙えます。

35. Kh1 Nf5?!



しかし残り時間30秒で焦ったのが失敗でした。白キングがh1 に避けた状況であれば、Ne7-Mf5-Ng3 はぴったりに見えます。本譜でTiviakov が指した手も予想していたつもりでしたが、先まで読み切れませんでした。

36. Nxe6! Ng3+ 37. Kg1 Rg4?


これで私の負けとなりました。ルークを一度避けるのは正しいアイディアでしたが、マスが違います。37... Rg6! 38. Nf8! (38. Nf4? Rg4!-+) 38... Rg4! 39. Qf6+ Qxf6 40. Rxf6 Nf5! 41. Rxf5 Rxg2+ 42. Kf1 Rg1+ 43. Ke2 R8g2+ 44. Kd3 Rd1+ 45. Ke3 Re1+ 46. Kd3 Rd1+= 短い時間では、こうしてパペチュアルチェックをするのが最善だとはとても見つけられません。本譜と違い、白のナイトがf8 に跳び込んだタイミングで、g4 にルークを進めるのがポイントです。

38. Qf6+!+-



この手も読んでいたつもりでしたが、細かな読み抜けが多く、白の勝ちだと判断できませんでした。

38... Qxf6 39. Rxf6 Kh7


上記の変化に比べ、まだ白のナイトがe6 にいるため、Rf6-Rh6 がぴったりメイトとなります! このスレットを受けている間に、白のアタックされている駒たちは逃げてしまいます。

40. Nf8+ Kg7 41. Ne6+ Kh7 42. Kh2 Nh5 43. Bf3 Nxf6 44. exf6 Kh6 45. Bxg4 1-0



去年からGM相手に黒番でかなり良いポジションになりながら、時間切迫で正しい手、プランが見つけられずに逆転負けを喫したのは、Ragger, Horvath, Aczel, そしてこの試合とたくさん思い浮かべることができます。これを改善するには、どういったトレーニングが必要なのか。もう少し工夫したいと思います。

R1 Hwang, C (TPE, 1398) - Kojima, S (IM, JPN, 2391) 0-1
R2 Kojima, S (IM, JPN, 2391) - Chang, Wei-Chen (TPE, 1637) 1-0
R3 Chong, Chor Yuen (HKG, 1773) - Kojima, S (IM, JPN, 2391) 0-1
R4 Kojima, S (IM, JPN, 2391) - L'Ami, A (IM, ROU, 2291) 1/2-1/2
R5 Tiviakov, S (GM, NED, 2608) - Kojima, S (IM, JPN, 2391) 1-0
R6 Kojima, S (IM, JPN, 2391) - Lu, L (AUS, 1733) 1-0

2019 CTCA International Chess Open R7 Pairings


午後の相手はブリッツ大会で唯一ドローを取られたオーストラリアのLu でしたが、ここは問題なく勝ちました。次の対戦相手のLoftus は、台湾でチェスを教えているとのことで、レイティングよりも強い印象を受けます。今日はAlina がEthan に敗れたことで2位争いが面白くなってきましたので、明日こそ星を伸ばして準優勝はなんとか確保したいところです。


今大会ではショップにチェスグッズも充実しています。DGT の時計など、仕入れたものも販売していますが、高雄チェス協会のオリジナル商品もいくつかあり、開発と営業の努力が窺えます。私たちは数日前ですが、残り一点ということで、こちらのジグソーパズルを自分たちのお土産に購入しました。

2019 CTCA International Chess Open Rest Day


休憩日の今日は、事前に参加者用の観光ツアーを申し込んでいました。8時にロビーに集合し、雨の中バスに乗り込みます。まず向かったのは高雄の観光地としては外せない、龍虎塔。ハスの池の真ん中に作られた塔に向かってジグザグ道を進み、左の龍の口から入り、右の虎の口から出てくると、幸運がもたらされるそうです。


龍虎塔を出る際には雨が強烈になってきて、とても観光は続けられないのではと少し疑ってしまいましたが、続くバナナピアに到着するころには多少小降りに戻ってきました。バナナピアはホテルの近く、愛河を渡った港の近くにあるレストラン、お土産屋さんなどが入る商業施設です。ここで昼食の予定ですが、それまでの時間は近くの台湾鉄道博物館や、キャラクターグッズのお店を案内されます。


気に入ったのはバナナピアすぐ隣のKW2 という建物です。雨の中歩いて疲れたため、カフェでも入って一休みできればと思いましたが、中は意外なほど広く、素敵なカフェが複数、そして台湾らしい食品や細工のお土産の数々、見ていて飽きないお店のラインナップでした。元気であれば2階も含めて、全ての店を見て回りたかったところです。そしてここに入ったあたりから妻と一緒に感じていましたが、港の近くの施設、そして倉庫のような巨大施設にレストランとお土産屋さんという並びは、横浜の赤レンガ倉庫を思い出させます。


そして昼食前でしたが台湾かき氷をゲット。日本でもアイスモンスターのおかげで台湾かき氷は有名になりましたが、私にとっては初体験でした。Snow Ice と呼ばれる台湾かき氷は、名前の通り淡雪のような触感で、氷自体にも甘い味がついていました。マンゴーのソースはたっぷりかけましたが、これ無しでも十分に美味しく食べ進められます。


11時半になり、バナナピアの2階で昼食をとります。鶏の冷菜から始まり、エビ、青梗菜の炒め物、魚と豆腐の蒸し物、豚バラの醤油煮、ゴマ饅頭、つみれのスープと、くるわくるわ。他の参加者といくつかのテーブルに分かれましたが、食べきったところは無かったと思います。中華料理の文化はそういうものかもしれませんね。


昼食後はフェリーですぐ隣の旗津島(Cijin Island) へ。ここも高雄の観光であれば定番コースのようで、フェリーは多くの観光客を乗せて、高雄側のいくつかの港と島を往復していました。


島についてからは、高台にハイキングにいくというガイドさんから離れ、妻と2人でビーチに向かうことにします。フェリー乗り場から西側のビーチまでは、かなり長めの商店街を抜けることになり、そこは台湾スイーツ、海産物、お土産屋さんなどが並ぶ活気のある地区でした。


ビーチには10点ほどのサンドアートがありました。全て紹介はできませんが、私が気に入ったのはこちらの愛河を表現したもの。ホテル近くにある、LOVE のオブジェもそっくりに作られています。スペインの海岸でもサンドアートは目にしましたが、複数が展示されており、観光客が多く押し掛ける場所は初めて訪れました。


ビーチから少し戻ると、体育館のような広い屋内が全て市場になっている場所がありました。買わないとしても海産物の加工品やお土産を見るのが私は好きで、北海道や新潟の大会の際もこうした市場に足を運んでいます。サンマ、サバ、タチウオ、奥にサケも見えます。自分で食べるよりも、こうして売られている魚を見るほうが好きかもしれません。


サンドアートを見て、市場とお土産屋さんも見終わって時間が余ったので、集合の16時まではお店で涼みながらまったりしていました。16時に余裕をもってフェリー乗り場に戻り、本島へと再び向かいます。


ツアーはこれで終わりで、本島に戻った後はバスでホテルに戻って解散です。この日は通常の試合日のようなホテルの夕食が無かったため、少し休んだ後に食事を求めて再び外へ。調べてたどり着いたのは、永和小籠包という小さな小籠包専門店です。3人の男性が屋外のテーブルで小籠包を包み、隣でひたすら蒸すというシンプルな工程を繰り返し、やはり屋外の4つほどのテーブルで、お客さんはそれを食す不思議なお店でした。小籠包は9つ入って60台湾ドル(約200円) と格安で、味も抜群です!


これまでホテルにこもってばかりだったので体験してきませんでしたが、台湾ディナーは安く美味しいものがたくさん食べられます。永和小籠包から港園牛肉麺へと店を移り、汁なし牛肉麺をいただきました。こちらは中華麺ではなく、もちもちのうどんのような麺でしたね。こちらも日本円にして300円台で、どんどんと注文が入る人気店でした。今日は遊んで食べてしっかりリフレッシュできたので、明日のTiviakov 戦は頑張れそうです。


2019/07/20

2019 CTCA International Chess Open R4 and Blitz Tournament


先月のAsian Continental で対戦した台湾のトッププレーヤーの1人、Baiくんのお母さんから、なつみ経由でオープニングセレモニーの写真が送られてきました。こちらは大会の公式HP にあったようですね。ありがとうございます!

この日は午前スタンダード1試合、午後ブリッツ9試合というスケジュールでした。Alina L'Ami は現在こそ2200台までレイティングを落としていますが、ベストは2440を超えており、私よりも上です。さらにはヨーロッパのトーナメント、各国の女子代表との試合で私よりも経験は豊富でしょう。今大会で対戦するのが最も楽しみだったプレーヤーの1人です。

Kojima, S (IM, JPN, 2391) - L'Ami, A (IM, ROU, 2291)
2019 CTCA International Chess Open (4)

1. Nf3 Nf6 2. c4 g6 3. d4 Bg7 4. g3 O-O 5. Bg2 d6 6. O-O Nc6!? 7. Nc3 Bf5!?



Alina は根っからのKing's Indian プレーヤーで、私も彼女の得意ラインを受けるつもりで調べていました。しかし、彼女が最も指している6... c6 7. Nc3 Bf5 ではなく、Nb8-Nc6, Bc8-Bf5 の組み合わせですた。少し面喰いましたが、このラインは馬場さんとIVL で指したことがあります。

8. d5 Na5 9. Nd4 Bd7 10. b3 c5 11. dxc6 bxc6!?


11... Nc6 とナイトが戻るほうが自然にも見えますが、このポーンストラクチャーは私が求めるもので、これまでも多くの試合経験があります。ポーンで取りかえした場合、ナイトと違ってd5 のマスを一時的にカバーしているのがポイントでしょうか。

12. Bb2 Rb8 13. Rb1 Qc8 14. Qd2



最も自然な手を指したつもりでしたが、14. Re1 Bh3 15. e4 とする流れもあったようです。黒にc6-c5, Na5-Nc6 とするアイディアがある以上、e2-e4 によってd4 をアウトポストにするのは要注意ですが、Nc3-Nd5 のチャンスを強めておいて白は勝負できるということでしょう。

14... c5 15. Nc2 Bh3 16. Ne3


私としては、d5 のマスにナイトを長期的に残して戦う作戦が好みで、この試合もそうすることばかり頭にありました。しかし、黒がc6 をナイトでなくポーンで取りかえしているこの試合では、d5 を思い切ってポーンで埋めるのも良い選択です。16. Nd5! Nxd5 17. Bxg7 Kxg7 18. cxd5 Bxg2 19. Kxg2 Nb7 20. e4+/- こうしてBenoni に近いポーンストラクチャーになった際、白にはNc2-Ne3-Nc4、e4-e5 という明確なプランがあります。黒がbファイルを開けているのは黒にプラスに見えますが、こうしてポーンストラクチャーが変わると、c4 のマスがナイトにとって絶好のアウトポストになっていることが分かります。本譜も悪くはないものの、こうしてd5 をポーンで埋める選択肢をあまり考えなかったのは、アイディアが柔軟でなかった反省点です。

16... Bxg2 17. Kxg2 Nc6 18. Ned5 Re8



d5 をしっかり支えてナイトを送り込む、私好みの展開になりました。気になるのは将来的なa7-a5-a4 の反撃です。

19. Rfd1 Qb7 20. f3 Rbd8 21. Nxf6+ Bxf6 22. Nd5 Bxb2 23. Rxb2


ピースを捌くのは白にとって嫌な流れではなく、基本的にセンターにナイトが残れば多少のチャンスがあるくらいで考えています。ここではさらに、Qd2-Qh6, h2-h4-h5 のような流れを期待しています。

23... Kg7 24. Qc3+ e5



私が黒であれば、d5 のマスを完全にアウトポストにしてしまうのは躊躇われ、この手は決断できないでしょう。ここからはd6 のポーンにいかにプレッシャーをかけるかを中心に作戦を組み立てます。

25. Rbd2 f6 26. e3 Re6 27. Qb2 Ne7 28. Nxe7


ここも28. Nc3 からナイトをe4, b5 に組み直すことも考えましたが、黒はそれらを妨害して十分にd6 を守れるでしょう。ならばナイトの交換は受け入れ、d6 を攻撃するという目標が分かりやすい展開を選びました。

28... Qxe7 29. Rd5! Rb8! 30. e4 a5



先に30... Rb6 と上がってくるとばかり思っていたので、この手にも驚きました。一見するとQb2-Qd2 がダブルアタックになりそうですが、それにはa5-a4 の反撃からドローのルークエンディングになるでしょう。本譜ではなるべくa5-a4 を抑え、a5, d6 を攻撃するチャンスを伺います。

31. Qc2 Rb4 32. a3 Rb6 33. R1d3 Qb7 34. Qd1 Qa6 35. Qd2 Rc6


しかし、このルークとクイーンの位置取りがあったかと感心させられます。私の狙いであるQxa5, Rxd6, Rxc5 の全てに対応しています。そして白が油断すれば、a5-a4 の反撃もあります。

36. Qd1 Rb6 37. Qd2 Rc6 38. h4



ここでドローにすることも考えましたが、何かアクションを起こすチャンスがあるとしたら白ですので、f3-f4 のタイミングを窺いつつもう少しゲームを続けることにします。

38... h6 39. a4 Qb6 40. Qe1 Qc7 41. Qd2 Qb6 42. Re3 Qd8 43. Red3 1/2-1/2


ここでAlina が3回同一局面を指摘してきたため、確認する前にドローにしました。試合後、コンピュータの評価はかなり白が良いとのことでしたが、それはd6 へのプレッシャーの過剰評価ではないかと少し疑ってしまいます。例えば、h4-h5 から仕掛けた後で、白キングをc2 まで運んでb3 をサポートすることも考えましたが、e4 への反撃が生まれる以上、f3-f4 もリスクがあり、勝負にいくのは難しい状況です。ただどうしても勝ちたい状況であれば、その辺りまでひとまず進めてみるというのもあったかもしれませんね。

R1 Hwang, C (TPE, 1398) - Kojima, S (IM, JPN, 2391) 0-1
R2 Kojima, S (IM, JPN, 2391) - Chang, Wei-Chen (TPE, 1637) 1-0
R3 Chong, Chor Yuen (HKG, 1773) - Kojima, S (IM, JPN, 2391) 0-1
R4 Kojima, S (IM, JPN, 2391) - L'Ami, A (IM, ROU, 2291) 1/2-1/2
R5 Tiviakov, S (GM, NED, 2608) - Kojima, S (IM, JPN, 2391)

2019 CTCA International Chess Open R5 Pairings


そして明日の休憩日を挟んだ5R は、いよいよTiviakov との試合です。1. e4 を指していた時期は、彼のゲームを幾度となく並べてきました。そんな憧れの相手と、こうしてアジアの大会で対戦できるのは幸運なことです。今大会の優勝争いという点でも重要な試合になることは間違いありませんので、心してゲームをしてこようと思います。明日の観光でリフレッシュして、良いゲームを指したいですね。天気が良くなることを願います!


午後はブリッツトーナメントでした。Tiviakov, L'Ami らは欠場なので、優勝せねばと気合が入ります。結果はアメリカのFM Li Ethan との直接対決を制し、8.5/9 での優勝でした! 途中危ないゲーム、逆転のゲームも多かったため、課題もありましたが、前半戦の締めくくりとして良い結果が出せたと思います。これまでマレーシア、タイ、中国などの海外大会でもブリッツトーナメントに参加してきましたが、優勝は今回が初めてです!

2019/07/19

2019 CTCA International Chess Open R2 and R3


朝食はよくあるホテルのコンチネンタルビュッフェで、野菜、パン、ハム、ベーコン、卵などがポピュラーなメニューですが、台湾らしい料理も並んでいます。その中でも私のお気に入りは、魯肉飯(ルーローハン) です。醤油ベースのたれで細切れの豚バラ肉が煮込み、ご飯に乗せて食べる台湾の家庭料理です。日本の台湾料理屋でも、よく見かけますね。

試合2日目のこの日は午前、午後のダブルラウンドです。私は台湾のジュニア、香港のベテランに当たり、ここまで無事に星を伸ばしています。午前中の白番でのゲームをご紹介します。

Kojima, S (IM, JPN, 2391) - Chang, Wei-Chen (TPE, 1637)
2019 CTCA International Chess Open (2)

1. Nf3 Nf6 2. c4 e6 3. Nc3 b6 4. g3 Bb7 5. Bg2 Be7 6. O-O O-O 7. Re1 d5 8. cxd5 Nxd5 9. e4 Nxc3 10. bxc3 c5 11. d4 Na6!?



English でこの変化を指すのは初めてです。黒は11... Nd7 12. Bf4 Nf6 13. Qd3 とナイトを組むほうが普通なので、本譜にはどうするか悩みました。

12. Bf4


d4-d5 はどこかのタイミングで仕掛けたいものの、c5-c4, Na6-Nc5 があり、Nb8-Na6 を活かされてしまうと思いました。d4-d5 と押し込むアイディアは常に頭に入れておきつつ、ゆっくりと進めることにします。

12... Bd6 13. Ne5 Rc8 14. a3 Nb8?!



ナイトを組み替えてe5 のナイトを捌きにいくのはいかにもありそうですが、これでは遅すぎます。代わりにcファイルを開いておき、そこを拠点にカウンターを狙うべきだったでしょう。

15. Qg4! Kh8 16. Rad1


私はdファイルにルークを回しておくのが自然だと思いましたが、16. d5! Qc7 17. Nxf7+! が成立するので、早めにd4-d5 でも良かったでしょう。

16... Qe7 17. d5!



これは文句のないタイミングでdポーンの押し込みが入り、形勢に大きな差がついたと感じました。

17... Qf6


17... f6 18. Nf7+! Rxf7 19. Bxd6 Qxd6 20. dxe6+- が私のメインの読みでした。黒が何もせずとも、Ne5-Nxf7 は決まります。

18. Nd7! Nxd7 19. Bxd6 Rfe8 20. e5 Qg6 21. Qxg6 hxg6 22. dxe6



このディスカバードアタックでピースアップになり、勝負ありです。

22... fxe6 23. Bxb7 Nf8 24. Bxc8 Rxc8 25. Bxf8 Rxf8 26. Rd7 1-0


3R を終わって4人が3連勝となっており、私もいよいよ上位勢と当たることになります。まずはAlina L'Ami に白番を持つ明日の4R、頑張って白星を挙げて、気持ちよく前半戦を締めくくりたいですね。

R1 Hwang, C (TPE, 1398) - Kojima, S (IM, JPN, 2391) 0-1
R2 Kojima, S (IM, JPN, 2391) - Chang, Wei-Chen (TPE, 1637) 1-0
R3 Chong, Chor Yuen (HKG, 1773) - Kojima, S (IM, JPN, 2391) 0-1
R4 Kojima, S (IM, JPN, 2391) - L'Ami, A (IM, ROU, 2291)

2019 CTCA International Chess Open R4 Pairings


会場は4クラス同時に試合をしているので、かなり大きい宴会場を使っています。4クラスでプレーヤーの合計は、130人を超えています。

2019/07/18

2019 CTCA International Chess Open R1


オープニングセレモニーのマジックショーで、アシスタントとして壇上に呼ばれるTiviakov

今日から台湾の高雄での大会が始まりました。試合初日の今日は、午前中のオープニングセレモニーからプログラムが始まります。太鼓の演奏、子供たちのダンス、マジックショー、ゲストたちの挨拶と続き、私たち夫婦はTiviakov, L'Ami らと一緒に壇上に上がって、大盤の前でマスターとして紹介を受けました。その際の写真もどこかにアップされると思いますので、楽しみに待っていようと思います。

午後からは早速初戦がスタートします。私は1300台が相手で、レイティング差を考えれば色に関係なく勝たなければいけない試合でしたが、蓋を開けてみれば危ないところもある難しいゲームでした。

Hwang, C (TPE, 1398) - Kojima, S (IM, JPN, 2391)
2019 CTCA International Chess Open (1)

1. e4 e5 2. Nf3 Nc6 3. d4 exd4 4. Bc4 Nf6 5. e5 d5 6. Bb5 Ne4 7. Nxd4 Bc5 8. Nxc6?!



Scotch Gambit のこの変化は初めて指しますが、事前の研究で早めのナイト交換はリスクが高いと知っていました。しかし、ラインを思い出しながら実際に指してみると一苦労です。

8... Bxf2+ 9. Kf1 bxc6 10. Bxc6+ Kf8 11. Qd3!?


11. c4 Ba6 12. b3 dxc4 13. Ba3+ Kg8 14. Qxd8+ Rxd8 15. Bxe4 Bd4 16. Nc3 cxb3+ 17. Ne2 Bxa1-+ このラインはAnderssen によって1800年代の後半に指されています。本譜のクイーンが上がってf1-a6 のダイアゴナルをカバーするアイディアは、Bc8-Bf5 からクイーンがターゲットになること、黒が上手いタイミングでBc8-Ba6 ができればクイーンとキングが危険な一直線上に並んでいること、Ne4-Nc5 が当たることなどが気になります。

11... Qh4



11... Bf5! 12. Qf3 (12. Qxd5 Qh4! 13. Bxa8 Bb6 14. g3 Qh3+ 15. Ke1 Bf2+ 16. Ke2 Qh5+ 17. Kd3 Nf6+-+) 12... Bd7! 13. e6 (13. Bxa8? Bb5+-+) (13. Bxd7 Qxd7=/+) 13... Bxe6 14. Bxa8 Qxa8 こうしてエクスチェンジを捨てて代償が十分という変化は読めませんでした。分岐にあるQd3-Qxd5 ができなくなったタイミングで、Bf5-Bd7 と下げるのは面白いアイディアですね。

12. Bxd5! Bb6 13. Be3 Ba6?


ここはかなり悩んで指したつもりでしたが、ひどい手でした。13... Ng3+ 14. hxg3 Qxh1+ 15. Kf2 Rb8 ならば、上記と違って白が駒を捨てて満足なポジションです。私はこのエクスチェンジを取りにいくアイディアでは白キングが安全になってしまい、つまらないと判断しました。しかし、実際には本譜の手が成立していないので、この変化しか黒には選択肢がありません。

14. c4?


互いに読み落としていたのは、14. Qxa6! Bxe3 15. g3! これで黒クイーンの良い行き場がなく、白が勝勢ということです。15... Qh3+ 16. Ke2+- 黒は複数のピースがアタックされており、助けることができません。

14... Rd8!-+



これでルークが素早くプレーに参加できるため、黒がはっきり良くなったと思いました。

15. Bxb6 axb6 16. g3


16. Qxe4 Qxe4 17. Bxe4 Rd1+ 18. Kf2 Rxh1-+ このエクスチェンジアップは問題なく黒が勝てるでしょう。

16... Nxg3+ 17. Qxg3 Qxg3


ここはクイーン交換したエンドゲームが十分勝ちだと思っており、もう1つの変化をしっかり読みませんでした。17... Bxc4+! 18. Bxc4 Qxc4+ 19. Kg2 Rd3!-+ 本譜に自信が無ければ、このルークが跳びこむところまで読んでいたでしょう。

18. hxg3 Rxd5 19. Na3 Rxe5-+



これではっきり黒が駒得し、ビショップ vs. ナイトのアドバンテージもあります。後は丁寧に指すだけです。

20. Rd1 Ke7 21. Kf2 Re8!? 22. Rxh7 Kf6 23. Rf1 Kg6 24. Rh2 Re2+ 25. Kg1 Rxh2 26. Kxh2 Re2+ 27. Kg1 Rxb2


h7 を取らせて一時的にポーンを返しても、b2 を取りかえせば相変わらず黒勝勢です。

28. Rf2 Rb4 29. Rc2 c5 30. Rc3 Kg5 31. Rc2 Kg4



c4, a2 をターゲットにして白の駒を動けなくし、その間に黒キングを前進させます。

32. Kg2 f5 33. Kf2 g5 34. Kg2 Bb7+ 35. Kf2 Be4 36. Rd2 Ra4 37. Nc2 Bxc2


ここは37... f4 からナイトの跳ぶマスを抑えても勝ちですが、ルークエンディングも明快です。

38. Rxc2 Ra3 39. Rb2 Rxg3 40. Rxb6 Rc3 41. a4 f4 42. a5 Rc2+ 43. Kf1 Kg3 44. Rb3+ f3 45. Rb1 Rh2 0-1



試合後の解析で自分のブランダーを知って愕然としました。相手がどういったレベルであれ、油断していればいつ負けてもおかしくありません。気を引き締め直して2R に臨もうと思います。

2019 CTCA International Chess Open R2 Pairings

明日は午前午後、ダブルラウンドの1日です。私は1600が相手ですので、ここも勝ってTiviakov らと全勝状態で当たれるように頑張ります!


朝食のみ1階のレストラン、昼食、夕食は20階の宴会場(上の写真) でいただきます。本来の宿泊についている朝食に比べ、追加された昼食、夕食は少し寂しいことも分かりましたので、今は明日の朝食が楽しみです(笑)

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