昨日、高雄での大会の最終戦とクロージングセレモニーが終わり、私たちは今日の午後に帰国しました。1日経ってしまいましたが、昨日のことを振り返ろうと思います。
Tiviakov の単独優勝は8R 終了時点で確定していたものの、2位争いは6/8 で並んだ4人の、最終戦の結果次第でした。4人のうち私を含めた3人が勝って、7/9 が3人並び、いざタイブレーク勝負です。対戦相手の獲得ポイントで、Alina に劣っているのは事前にわかっていましたが、アメリカのStauffer とはかなり細かい争いに。最終的に順位を分けたのは、タイブレーク4の勝ち星数でした。
1st Place Tiviakov Sergei 8/5/9
2nd Place L'Ami Alina 7/9
3rd Place Stauffer Craig A 7/9
4th Place Kojima Shinya 7/9
5th Place Li Ethan 6/9
6th Place Loftus John 5.5/9
2019 CTCA International Chess Open Final Rankings
2nd Place L'Ami Alina 7/9
3rd Place Stauffer Craig A 7/9
4th Place Kojima Shinya 7/9
5th Place Li Ethan 6/9
6th Place Loftus John 5.5/9
2019 CTCA International Chess Open Final Rankings
Stauffer は7勝2敗、私は6勝1敗2ドローだったため、その勝ち星1つの差で3位と4位が分かれました。私は勝ち数を減らしても負け数を増やさないほうが大事だと思っていますが、これが勝ち数を重要視するタイブレークでは仇となります。こうしたタイブレークは小さな運も関係してくるので、こればかりは仕方ないですね。また次の大会で頑張ります。
その代わりではないですが、ブリッツトーナメントの優勝者としてはきちんと呼ばれました。スペインでのひどい公式ブリッツ大会デビュー以降、初めてブリッツレイティングがプラスになる大会だったので、とても嬉しく思います。ブリッツのゲームでも、勉強になるものはたくさんありました。
最終戦になってようやく、保護者達が子供の試合を待つ部屋で、トップボードの様子が中継されている様子をチェックできました。盤面を映すだけでなく、プレーヤーたちが指している表情や仕草を見られるのが良いですね。
シンガポールから参加していたプレーヤーは、途中のラウンドで何度か抜けていましたが、真剣にプレーするというより半分スタッフのような仕事をしていたようです。最終日はこうして子供たち相手に同時対局の相手を務めていました。
クロージングセレモニーの全体像はこんな感じです。巨大なホテルの宴会場を貸し切り、豪華な料理を楽しみながら、各セクションの入賞者が呼ばれて表彰される様子に拍手を送り、写真を撮ります。地元、台湾の子供たちばかりでなく、中国、香港、フィリピン、オーストラリア、ニュージーランドなどからもジュニアプレーヤーが参加し、熱い戦いを繰り広げていました。
台湾で人気の動物、キャラクターと言えば、クマを置いてほかにありません。こちらはレゴで作られたクマで、周りにはカラフルなチェスピースが散りばめられています。こうして最後に写真を持ってくると、「バイバイ、また来てね」と言っているようにも見えなくありません(笑) 台湾のトーナメントは私がここ数年で参加してきたような、ノームを狙うような厳しいトーナメントではなかったものの、ヨーロッパの有名なGM, IM との対戦も叶い、アジアの2000未満のプレーヤーとの対戦でも、学ぶものが多くありました。来年以降の予定はまだ決められませんが、運営もしっかりしていて、また参加したいと十分に思える大会でした。今大会での収穫をしっかり手にし、また次の大会に備えようと思います。1週間、応援してくださった皆さん、ありがとうございました。