今月になって3冊のチェスの本を購入しました。1つはJesus De La Villa の、The 100 Endgames You Must Know Workbook です。本のタイトルを聞いたことがあるぞ、という人はおそらく、同じ著者の100 Endgames You Must Know: Vital Lessons for Every Chess Player を知っているかたでしょう。そちらは100個のテーマ別にエンドゲームのテクニックを紹介した本で、初級者からある程度のレベルまで使いやすいと、評価の高いエンドゲームの名著です。
今年出版された本は、同じYou Must Know シリーズでもWorkbook と銘打っており、前作で紹介されている理論、テクニックが身に着いているかを試す問題集、といったところでしょうか。Introduction の後のChapter 1 はBasic endings、Chapter 2 はKnight vs. Pawn と、Chapter 13 まで違うテーマで問題が続きます。 そしてChapter 14 は解答と解説になっており、この1章だけで問題になっている1-13章の倍もページが割かれています。全ての問題は実戦からの紹介で、強いGM でもどういった間違いをするのかわかるのが面白いですね。
前作を持っておらずとも、普通のエンドゲーム問題集として楽しむことができますし、勉強になります。しかし、それぞれの問題の解説には、最後に前作の何番で紹介されている(そちらを参考に)とあるので、やはり100 Endgames You Must Know: Vital Lessons for Every Chess Player も併せて持っており、読み進めておくと理解が早いでしょう。前作を持っているかたも、持っていないがWorkbook が出たこの機会にというかたも、100 Endgames You Must Know シリーズを是非チェックしてみてください。
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