2014/01/14

North American Open 2013 Tournament Report

今夜はラスベガスで素晴らしいパフォーマンスを残した唐堂くんから、North American Open 2013 のレポートが届いたので、そちらを公開致します。このレポートを見て興味を持たれた方は、11か月半後のアメリカ行きを検討してみてください!


Report by Tang Tang

早くも昨年のことになりますが、12月26日から29日にかけてラスベガスのBally’s Hotel で行われたNorth American Open 2013 に吉村さんと二人で参加してきました。二人とも二年前に続き、二回目のラスベガス遠征でした。その様子について、簡単ではありますが、レポートしたいと思います。

North American Open ではOpen、U2300、U2100、U1900、U1700、U1500、U1250 と、7つのセクションに分けられていて、その中でもOpen セクションとU2300 セクションだけFIDE レートがつきます。私のUSCF のレートは2053 ですが、せっかく海外まで来たので、FIDE レートがつくU2300 セクションに吉村さんとともに参戦しました。

今回もそれぞれのセクションの参加者が100人をゆうに超えていました。二年前と変わらず、アメリカの大会のスケールの大きさは、やはり凄いものでした。会場では幅広い年齢層、人種の人が集まっていて、日本の大会では味わえない雰囲気があり、いつか日本の大会でもこれくらい人を集められたらなと思いました。


今大会のスケジュールは以下のようになっていました。

12/26 18:15 R1
12/27 12:00 R2 18:15 R3
12/28 12:00 R4 18:15 R5
12/29 10:00 R6 16:00 R7

このように4日で7ラウンドをこなす日程でしたので、1日目は夕方から始まる1試合のみでしたが、2日目から4日目までは、午前に1試合、夕方に1試合でした。タイムコントロールは40手120分+30分(Delay10秒)とあまり慣れないものでしたので、タイムパニックに陥る試合もありました。夕方の試合が18:15と遅くから始まることもあり、終わるのは深夜12時近くになるケースがほとんどでした。また、午前の試合が長引くと、休憩時間が5~10分だけで次の試合に臨むこともありました。さらにその次の試合も長引いてしまうと、約12時間連続で試合することもあり得ました。今回のような持ち時間が長い大会は久しぶりでしたので、1試合するだけでかなりの疲労を感じていました。そのため夕方の試合はほとんどへとへとの状態で臨むことになっていました。世界では持ち時間が長い大会の方が多いので、これから体力もつけないといけないなと思いました。

それでは今回の戦績について振り返ります。

R1 Tang Tang(2053) 0.5-0.5 Daniel Ming He(2206) Benko’s Opening
R2 Udit Iyengar(2232) 0.5-0.5 Tang Tang(2053) Queen’s gambit declined
R3 Tang Tang(2053) 1-0 Ron Perez(2202) Neo-Gruenfeld
R4 Renard Anderson(FM,2256) 0-1 Tang Tang(2053) Caro-Kann,Advanced variation
R5 Tang Tang(2053) 0.5-0.5 Roland Feng(2274) Trompowsky attack
R6 Joshua Sheng(2260) 0-1 Tang Tang(2053) Caro-Kann,Anti-anti-Caro-Kann defense
R7 Tang Tang(2053) 0-1 Nicholas Rosenthal(2230) Benko’s Opening

3勝3分1敗の4.5/7ポイントで89人中17位でした。大会と通して調子がよく、盤全体をよく見えていましたので、良かったです。しかし最後のラウンドでは勝てば2位タイ、ドローでも4位タイになれるチャンスであっただけに、敗戦は悔しすぎました。おそらくここまで悔しがったのは初めてです。そのうえ、ひそかに狙っていた無敗記録も途絶え、賞金も…(泣)それでも、負けた試合も含め、どの試合も面白かったので、今回の収穫は相当大きかったです。

それでは自分の試合の中から一つだけ紹介したいと思います。海外でFM と初めて当たりました。

Renard A(FM, USA, 2256(FIDE2209)) - Tang, T (JPN, 2053(FIDE1974))
North American Open 2013(4)

1. e4 c6


Caro-Kannでいきます。

2. d4 d5 3. e5 Bf5 4. h4 h6 5. g4 Bh7?!



実戦でCaro-Kann,Advanced Variation になるのは初めてです。ここはいったん5... Be4 にしてf3 を突かせて、g3 のマスを弱めるべきでした。

6. e6 fxe6 7. Bd3 Nf6 8. Bxh7 Rxh7 9. h5?


試合後、Anderson さんはこの手がダメだと言っていました。このポーン突きは特に意味がなく、一手損したことになります。普通に9.Qd3 などの方が良さそうです。

9…c5 10. c3 cxd4 11. cxd4 Nc6 12. Nf3 Qd6 13. Qd3 e5 14. Qg6+ Kd8 15. g5 hxg5 16. Nxg5 Qb4+ 17. Bd2?



トイレから戻ってきてこの手が指されていたので、びっくりしました。そして冷静に時間をかけて読むと、黒が優勢になることを確信しました。17. Kf1! Rxh5 18. Rxh5 Qc4+ 19. Kg2 Nxh5 20. Qxh5 Qxc1 とすれば、ピースのアクティブさで、やや白が良いと思います。

17…Qxb2 18. Nxh7 Nxh7 19. Qxh7 Qxa1 20. O-O Qxd4 21. Qf5 Ke8 22. Qg6+ Kd7 23. Re1 Qc5



もうすでに黒が大きく優勢であると試合中に感じました。ここでクイーンでdポーンを守らせつつ、dポーンの周りをくるっと回して交換を狙います。

24. Qf7 Qd6 25. Bc3 Qe6 26. Qf3 g6!


g6 を突くことで働きの悪い黒マスビショップを活用させ、さらにキングサイドにルークを回します。

27. Qg3 gxh5 28. Bxe5 Qg4



ここでクイーン交換に成功し、黒は圧倒的にポーンが多く、そしてキングの位置も良いので、あとは一本道です。

29. Nd2 Qxg3+ 30. fxg3 e6 31. Nf3 Bd6 32. Bxd6 Kxd6 33. Ng5 Rg8 0-1


最後はe6取れないうえ、ナイト逃げればg3落ちるので、白はここでリザインしました。

これで、海外FMと初顔合わせで初勝利を挙げることができました!この勝利は大きな自信となりました。そして全7ラウンドの対戦相手が皆レート2200台でしたので、U2300セクションに出て良かったと思います。

また、今大会で一番感じたのは、様々なプレイヤーと対戦することは大きな力になることです。アグレッシブにどんどん駒をきって攻めてくる人もいれば、手堅く守りを固めてカウンターを狙う人もいました。そのうえ皆読みの精度が高くて手ごわかったです。どんなタイプのプレイヤーに対しても優位に試合を運べられるようにさらにトレーニングしないとな、と心から思いました。さらに、これからは毎年少なくとも一回は海外の大会に参加して、その大会での目標を決め、年々その目標に向けてチェスを精進していきます。国内でもビッグイベントで本気で賞を狙っていきたいと思います。

最後に、今年4月から大学生になります。皆さん引き続き大学生唐堂をよろしくお願いします。


最高の旅でした。吉村さんに感謝。


グランドキャニオン!素晴らしすぎました。


主な食事。だいたいこれでした。


新年カウントダウン


イグアナさん。相変わらず元気でした。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

2014/01/12

New Year Open 2014


新年チェス大会の入賞者たち, Photo by Amamiya

今日は2014年初めてのトーナメント、新年チェス大会に参加してきました。クリスマスオープンをサボった私にとっては、昨年8月に参加したJapan League 以来の蒲田での公式戦です。寂しかった昨年に比べて人数は倍増し、会場は十分な盛り上がりを見せていましたね。そんな中、私は無事に4戦すべてを勝つことができ、ひとまずほっとしています。

1R Kojima, S (FM, JPN, 2415) - Horie, T (JPN, 1769) 1-0
2R Sugimoto, K (JPN, 1883) - Kojima, S (FM, JPN, 2415) 0-1
3R Kojima, S (FM, JPN, 2415) - Philipp, O (AUS, 2010) 1-0
4R Kenmotsu, T (JPN, 1803) - Kojima, S (FM, JPN, 2415) 0-1


3R1B は、オーストリアのPhilipp さんと, Photo by Uesugi

Kojima, S (FM, JPN, 2415) - Philipp, O (AUS, 2010)
New Year Open (3)

1. e4 c5 2. Nf3 d6 3. d4 cxd4 4. Nxd4 Nf6 5. Nc3 e5?! 6. Bb5+ Nbd7 7. Nf5 a6 8. Bxd7+ Qxd7 9. O-O Nxe4?! 10. Nxe4 Qxf5 11. Nxd6+ Bxd6 12. Qxd6 Qe6 13. Qa3 Bd7 14. Be3 O-O-O 15. Qc5+ Bc6 16. Rad1 Rd5 17. Qa7 Rxd1 18. Rxd1 Qg6?



オーストリアからきたPhilipp さんは、g2 とc2 を同時に攻撃するようにクイーンの位置を決めましたが、この手が負けを決める大きな判断ミスです。18... Qg4! 19. f3 Bxf3 20. Rd2 Bxg2 21. Rxg2 Qd1+ 22. Kf2 Qxc2+ 23. Kg3 Qg6+ 24. Kf2 Qc2+= g2 を捨てる変化も読んでいましたが、c2-g6 のダイアゴナルを使ってパペチュアルだとは気づいていませんでした。

19. f3 Qxc2 20. Rd2!


こうしてdファイルをキープしたままクイーンを追い払えば、次にQa7-Qa8+ からのルーク取りと、Be3-Bb6 のメイトスレットを同時に防ぐことができません。

20... Qb1+ 21. Kf2 Bb5 22. Qa8+ Kc7 23. Qxh8 Qf1+ 24. Kg3 Qe1+ 25. Kh3 Qxe3 26. Qd8+ 1-0



次の手でメイトです。ここまで読んだうえで20. Rd2 を指せたので、今日は調子が良かったと言えるでしょう。今日の大会、A クラスの順位は以下の通りです。

1st Place 小島慎也 4P
2nd-4th Place 三ツ矢直人、小林厚彦、剱持徹 3P


試合後のスピーチでは新年の挨拶だけでなく、アゼルバイジャン代表のGM Gashimov が、昨日27歳という若さで亡くなったという話をさせていただきました。2700台の国の代表GM が亡くなるというのは、ここ最近では他に聞いたことのない悲しいニュースです。私は大学時代、彼の力強い1.e4 メインラインのゲームにに惹かれ、多くのゲームを並べました。(特にRuy Lopez!)

この大会の白番、2試合とも1.e4 を指したのは、そんなGashimov に追悼の意を表すためです。世界中の多くのチェスプレーヤーに影響を与えた、彼のような偉大なGM がいたことを、日本にチェスファンの皆さんには知っていただきたいですし、また覚えておいていただきたいと思います。Chess News には、そんなGashimov の追悼記事が出ていますので、よろしければそちらもご覧ください。


少し暗い話をしてしまいましたが、今日は参加者の皆さん、お疲れ様でした! 今年も各々、目標をもって頑張っていきましょう。私は前日の北千住の例会で、すでに国内公式戦無敗という目標が消え去ってしまったので、新たな目標を探す旅に出ようと思います(笑)

2014/01/11

Saturday Lecture on January 25th 2014


ヨーロッパ遠征から戻り、私のチェスセンターでのレクチャーも、ようやく今月から再開です。5か月ぶりのレクチャーで、きちんと舌が回るか分かりませんが、精一杯やらせていただきます(笑)

【日時】 2014年1月25日(土) 10:00~12:00
【会場】 チェスセンター(最寄駅:池上駅)
【形式】 レクチャー+質疑応答
【テーマ】 Pawn Sacrifice
【テーマ詳細】

8月のレクチャーではパスポーンをテーマに扱いましたが、今回は同じポーンでも、ポーンサクリファイスについてです。駒の展開のため、アタックのため、ディフェンスのため、目的はいくつかあれど、効果的なポーンサクリファイスというものは、試合をとてもエキサイティングにするでしょう。今回はそんなポーンサクリファイスの実例をご紹介しつつ、どのように代償を考えるか、サクリファイスした側、された側がどのような方針を持つべきかといったことをお話ししようと思います。

【参加費】 午後のサタデートーナメント参加者は午前、午後合わせて1500円、レクチャーのみは1000円
【参加資格】なし
【対象】 レイティング2000未満

今のところ、午後の予定は入っていませんが、サタデートーナメントまで参加するかどうかは未定です。レクチャー参加者の皆さんも、午後のみの皆さんも、25日は池上でよろしくお願い致します。

2014/01/10

Relationship Between Grandmasters and Shogi Masters


インタビューに応じる羽生さん, Chess News より

Twitter のフォロワーさんたちにはすでにお伝えしましたが、Chess News に羽生さんの記事がアップされています。ライターはデンマークのNo.1 GM で、昨年の4月に来日したPeter Heine Nielsen です。まずは、そちらの記事をご確認ください。


記事の中では、クラクフで羽生さんがIM ノームを獲得した最新の出来事だけでなく、昨年の名人戦や電王戦、さらには今月12日から始まる王将戦のことなどにも触れられており、Nielsen が日本の将棋について詳しく調べていることが伺えます。Nielsen は昨年来日した際に、名人戦の見学を富士市で行っただけでなく、将棋や囲碁の手ほどきを受け、その後、ヨーロッパのチェスと将棋を両方指す大会で優勝したと聞いています。Nielsen の将棋の腕前についてはわかりませんが、彼のような有名なGM がチェスと将棋の文化交流の架橋になってくれることは、日本のチェスファン、将棋ファンにとって、大きな影響をもたらすでしょう。

また、一昨年、去年の二年間は、Nielsen 以外にも何名かのGM が来日してチェスのイベントに参加しており、彼らの多くはメインのイベント以外でも、将棋棋士たちと交流を持っています。GM たちを来日順にまとめると

2012.03 GM Chernin (ハンガリー元代表)
2012.04 GM Short (イングランドNo.2)
2012.09 GM Vachier-Lagrave (フランスNo.1)
2013.04 GM Nielsen (デンマークNo.1), GM Cmilyte (リトアニア女子No.1)
2013.12 GM Giri (オランダNo.1)

彼らの多くは国のトップクラスのGM であり、まだ無名の若いGM というのは全く含まれていません。FIDE の公式トーナメントに招いているならばともかく、日本のようなまだチェスのレベルが低い国に来るのが、不思議に思えるほどのメンバーです。今年はどこかのGM が来日予定だという話はまだ聞いていませんが、私も日本のトッププレーヤーの一人として、協力できることを探していきたいと思います。

ちなみに今回の記事をChessbase に送るにあたり、私もNielsen からメッセージを貰って少しだけ手伝いをしていたのですが、その部分はあまり記事に出ておらず、その点はちょっと残念でした。この記事はPart1,Part2 の二部構成で、後半はNielsen の日本への旅行についてと聞いていますので、そちらの公開も楽しみにしておきましょう。

2014/01/09

The Week In Chess 1000


TWIC のダウンロードはこちらから

一週間に一度、世界中の大会の最新棋譜をまとめて公開しているThe Week In Chess が、今年最初の更新で、めでたく1000号を迎えました。TWIC のHP をチェックしたところ、1994年からの更新と書いてありますので、1000週間で約19年と少し、計算は合っています。長年、世界中の大会の棋譜を集め続け、それを届けるというのはすごいことですね。

今回、この話に触れようと思ったのは、今年に入ってからTWIC の使い方について、友人2人から相談を受けたためです。私としてはTWIC の使い方はシンプルで、週に一度、更新された棋譜をpgn 版をダウンロードし、それをMegadatabase に貼り付けます。(cbv 版ではなく、pgn 版でダウンロードするほうが、はるかに楽です!) この作業をサボって何号も溜めていると、だんだんデータベースの更新が面倒くさくなってくるので、なるべく毎週やることをお勧めしています。現在、2013年の秋頃までの試合が、一部解説付きで入っているMegadatabase 2014 が、ChessBase 社から発売されていますので、これを購入して、続きの棋譜はTWIC から入手するのも一つの手でしょう。

ちなみにそれだけでも良いのですが、私は新しい号をダウンロードした際、ECOコード順にソートして、好きなオープニングの最新ゲームだけは軽く目を通しておきます。以前はSveshnikov やAlapinでしたが、 今はB10-B19 のCaro-Kann のみですね。気になるオープニングのゲームだけは、早めにチェックしておきたいものです。遠征中、「2300台のプレーヤーが黒で勝った試合がある!」と飛びついてみると、自分の試合だったということも何回かあります(笑)

もちろん、現在はネット上でデータベースを公開しているサイトも多いようですので、必ずしもTWIC から棋譜をゲットしてこなくても良いとは思います。しかし、私は棋譜は常にChessbase で管理するようにしているので、TWIC は今後も使い続けるでしょう。20年間、TWIC の編集を行っているMark Crowther さんには、頭の下がる思いです。

最後に、TWIC 1000 に収録されているゲームから、Basel Master Open で優勝した、ポーランドのNo.1 GM Wojtaszek のゲームをご紹介して、今日はおしまいです。

Wojtaszek, R (GM, POL, 2711) - Sethuraman, S (GM, IND, 2573)
Basel Master Open 2014 (3)

1. d4 Nf6 2. c4 g6 3. Nf3 Bg7 4. g3 O-O 5. Bg2 d6 6. Nc3 Nbd7 7. O-O e5 8. e4 exd4 9. Nxd4 Re8 10. h3 Nc5 11. Re1 Bd7 12. Bf4 h6 13. Rb1 a5 14. Kh2 a4 15. Ndb5 Nh5 16. Be3 a3 17. b4 Bxb5 18. Nxb5 Nxe4 19. Bd4 f5 20. Bxg7 Kxg7 21. Qd4+ Kh7 22. g4 Ng7 23. gxf5 Nxf5 24. Qd5 Re7 25. Bxe4 c6 26. Qd3 cxb5 27. Bxf5 gxf5 28. Qxf5+ Kh8 29. cxb5 Rxe1 30. Rxe1 Qf8 31. Qxf8+ Rxf8 32. Kg3 Rg8+ 33. Kf3 Rf8+ 34. Kg3 Rg8+ 35. Kf3 Rf8+ 36. Ke3 Rf5 37. b6 Rb5 38. Rb1 Rxb6 39. b5!



39... d5 40. Rb3 Re6+ 41. Kd4 Re2 42. Rxa3 Rxf2 43. Kxd5 Rf5+ 44. Kc4 b6 45. Ra6 Rf6 46. a4 Kg7 47. a5 Rf4+ 48. Kd5 bxa5 49. b6 Rb4 50. Kc5 Rb3 51. Rxa5 Rc3+ 52. Kb4 1-0


2014/01/08

Statistics of Chess Players by Michal Paterek


世界の人口と、FIDE レイティング保持者数, Chess News より。


最近さぼりがちだったChess News のチェックを行っている際、面白い記事を発見したので、今日はそれをご紹介します。Chess News では、毎月FIDE レイティングが更新する度、トップGM の誰がいくつ上がり、誰がいくつ下がったといった情報が伝えられます。今月の頭にもそうした記事が公開されていますが、その中にMichal Paterek さんの分析で、レイティングを持つチェスプレーヤーの統計が載っています。まず面白いのは...

現在の世界の人口: 71億2700万人
FIDE レイティング保持者数: 17万932人
世界の人口における、FIDE レイティング保持者数の割合: 0.0024%

こうした数字が公開されています。そして、これを図式したものがトップの画像です。私はFIDE レイティング保持者数は20万人ぐらいだと思っていましたが、実際にはもう少し少なかったようですね。


FIDE レイティングと保持者数の分布図, Chess News より。

そしてさらに面白いのが、FIDE レイティング保持者の分布図で、2000-2050 が何%、2050-2100 が何% と、そういった統計も公開されていることです。それによれば私は現在のFIDE レイティング、2361 で、FIDE レイティング保持者の上位2.8% 辺りに位置しているようです。FIDE のHP で公開されている世界ランキングは4500位程なので、実際に計算してみても間違いはありません。4500位と言われても、強いのか弱いのかあまりピンときませんが、世界のトップ3% 以内にいると言われると、少し強そうに聞こえますね(笑)

こうした統計はチェスの研究者にとって必要なデータになりそうですし、コーチングをやる人間としても、チェックしておいて損のない情報でしょう。私も拙いながら、大学にいた頃の研究で、こうしたデータを自分なりにまとめたことがありました。あまり母数が少ないと信頼性は落ちるかもしれませんが、日本でもこうしたデータを取ってみても面白そうですね。こちらのNest というブログでは、JCA レイティングによる国内の順位と偏差値が公開されており、日本でレイティング保持者の統計を取っている数少ない場所かもしれません。

2014/01/07

Chess Schedule in January 2014

2014年のスタートである1月は、今週末からチェスのイベントが詰まっています。今日は私が参加するしないにかかわらず、現在確認できているものをご紹介しようと思います。

1/11(土) 松戸チェスサークル例会, 北千住
45分+1手15秒, 2R


今年最初の公式戦として、久々に松戸チェスサークルの例会に参加しようと考えています。松戸チェスサークルとも長い付き合いで、サークルのメンバーたちには、毎年お世話になっています。今回参加する予定の皆さん、よろしくお願い致します。

1/12(日) 新年チェス大会, 蒲田
45分指し切り, 4R


こちらは今年初の協会主催の大会で、私は3年ぶり10回目の参加となります。こうして数えてみて驚きですが、10回目の参加ってすごいですね(笑) 今年は地方から参加するというプレーヤーの話も聞いていますので、珍しいメンバーに会えるのを楽しみにしています。

1/19(日) 5th IV League, 表参道
25分+1手10秒, 5R


第5回となるIV League は、19日に開催が確定しました。現在、参加メンバーを調整中です。私は2回連続、3回目の優勝を目指して、しっかりプレーしてこようと思います。また、こちらはロンドンに今月発つ、佐野さんに会う最後の機会となりそうです。


8x8 チェスクラブの協力で先月から始まったこの企画は、今月も開催予定です。IVL と日程が被ってしまったために、私はこちらに顔を出すことはできませんが、参加する皆さんにはぜひとも楽しんできてほしいと思います。初回の同時対局参加者数は13名でしたが、最大30名までOK という話です。

1/25(土) サタデーレクチャー, 池上


1月最終週の週末は、5か月ぶりに私がチェスセンターでレクチャーを行います。時間は以前と同じ、10時から12時で、テーマなどを含めた詳細は、また後日公開致します。8月のレクチャーでは、FM として最後のレクチャーになるかもしれないと言いましたが、無事にIM-Elect になったということで、間違いでは...ないはずです(笑) スケジュールページでは3月までの日程をすでに公開しており、4月以降も続けるつもりでいます。以前、参加してくださった皆さんも、これから初めて参加される皆さんも、よろしくお願い致します。

ひとまずこれぐらいでしょうか。こうして見ると、チェスのイベントも昔に比べてずいぶん増えましたね。私はこうしたイベントの合間を縫って、トレーニングやレッスンや、原稿書きをしています。他にも何か私の見落としているイベントがあれば、是非ともお知らせください。

2014/01/06

Caro-Kann Classical Move by Move Vol.1


Introduction 1


3つ目のIM ノームを求めた3回目の遠征中、帰国したら是非とも始めようと思っていたのが、私が黒で得意としている、Caro-Kann Classical の連載です。2010年から指しているCaro-Kann Defence の中でも特に、Classical Variation は黒番での勝率はかなり高く、この2年程は公式戦での負けがありません。実際、3つのノームを獲得したトーナメントでは、全てCaro-Kann Classical での勝利が、ノームに必要な勝ち越しを支える結果となっています! Sicilian Sveshnikov やFrench Defence に心が傾いていた時期もありますが、やはりCaro-Kann Classical がベストパートナーであると、現在は確信しています。(将来どうなるかは分かりませんw)

これからこの連載をするにあたり、Caro-Kann Classical の白黒両サイドでのアイディアをご紹介していこうと思いますが、最初の2回は導入ということで、懐かしいゲームを発掘してみます。私の中学時代、Caro-Kann Classical は同級生の桑田くんが好んで使うオープニングで、これに白でどう対抗するかは、当時1.e4 プレーヤーだった私の課題でした。今日ご紹介するのは、私や桑田くんがまだ若かりし、中学3年生だった頃の春合宿のゲームです。

Kojima, S - Kuwata, S
Azabu Spring Training 2004 (3)

1. e4 c6 2. d4 d5 3. Nc3 dxe4 4. Nxe4 Bf5 5. Ng3 Bg6 6. h4 h6 7. Nf3 Nd7 8. h5 Bh7 9. Bd3 Bxd3 10. Qxd3 Qc7!?



現在、黒はショートキャスリングするのが主流とは言え、ロングキャスリング派も根強く生き残っており、Caro-Kann Classical プレーヤーの間でも、人気が分かれるところです。ショートキャスリングする変化に比べ、黒からカウンタープレーを作るのは難しいですが、その分キングは安全で、指してみる価値はまだまだあるでしょう。

11. Bd2 Ngf6 12. O-O-O O-O-O 13. Qe2!?


13. Ne4 からg3 の使いづらいナイトを捌くアイディアもありますが、私はクイーンを退き、Nf3-Ne5 を軸に戦うアイディアを好んでいました。

13... e6 14. Ne5 Nb6 15. c4!?



このユニークなポーンサクリファイスのアイディアは、Judit Polgar の試合から学んだと記憶しています。メインラインは、15. Ba5 Rd5 と進みます。

15... Rxd4 16. Be3 Rxd1+ 17. Rxd1 Qxe5?


桑田くんは私の思惑通り、トリックに引っかかりました。17... Bd6?! 18.Rxd6! も黒としては面白くないため、f7 のフォークを事前にはずす、17... Rg8 が正しい手です。

18. Rd8+! Kxd8 19. Bxb6+ axb6 20. Qxe5



白はこうして、ディスカバードチェックからクイーンを取って優位に立ちます。マテリアルだけを見れば黒もまだ戦えそうですが、黒マスビショップを出す良いマスがないのが痛手となります。

20... Kc8 21. a3 Be7 22. Nf5 Bc5 23. Nxg7 Ng4 24. Qf4 Nxf2 25. Qxf7 Rd8 26. Nxe6 Be3+ 27. Kb1 Rd1+ 28. Ka2


これで黒の攻めは完全にストップし、続きはありません。あとは相性の良い、ナイトとクイーンの攻めを決めて白勝ちです。

28... Kb8 29. Qc7+ Ka7 30. Nd8 1-0



この当時、Caro-Kann Classical に対しては特に苦手意識もなく、ショートキャスリングするラインに対しても、適当にキングサイドから攻めれば勝てると思っていました。それが若さからくる思い違いだと気づくのは、しばらくして初手1.e4 から離れ、再び戻した大学時代のことです(笑)

Vol.2 に続く

2014/01/05

Cappelle la Grande 2014 Invitation


今年のカペルは尚広くんが統括を行います。私はシェンゲン協定の問題で今年はパス。強引に参加しようとすれば、ノルウェーに行けなくなる危険性があります。参加する皆さんは、私の分までフランスでのトーナメントを楽しんできてください。

招待枠での参加希望者を募る期限は、今日から1週間程度と短めの設定です。興味ある方は尚広くんへの連絡を、早めにお願いします。以下、尚広くんからです。

***

Cappelle la Grande 2014の招待状が届きました。

今年は日本から6名が招待されます。
条件は例年通り、期間中の宿泊費(ホテルボレル・ツインルームx3)、大会参加費、会場での食事、パリorブリュッセルからのバスを、主催者が負担してくれます。

大会期間は3月1日~8日です。詳細な情報についてはCappelle Chessをチェックしてください。

招待選手として参加を希望される方は、1月13日までに中村尚広(rye_nao@hotmail.com @を半角に変えてください)までその旨をお知らせください。相談や大会の様子についての質問でも構いません。

参加希望者が6名を超えた場合は、基本的にはFIDEレイティングの上位者を優先しますが、最近の大会での成績や将来性なども加味して判断したい と思います。

以上、よろしくお願い致します。

中村尚広

***

2014/01/04

A Challenge for The Second IM Norm - Accomplished! -


11月のジャパンオープンより、対戦中の羽生さん。Photo by Hasegawa

ポーランドで行われていたXXIV International Chess Festival Cracovia 2013 の最終戦、羽生さんはポーランドのWFM Adamowicz, Katarzyna (2094)との対戦となりました。8R までの結果を見る限り、最終戦はドローでIM ノーム獲得かと思われましたが、不運なことにレイティングの低い女子プレーヤーが相手です。そのため、9試合での平均レイティングが2320 まで落ち、この試合に勝たなければ、ノーム獲得にはなりません。(相手のレイティングがもう50高ければ、ドローでノーム獲得でした!)


羽生さんの最終戦の相手は、20歳のWFM Adamowicz, Katarzyna, wikipedia より

「レイティング2000台ならば、黒でも勝てるんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、相手は直前のラウンド、GM Heberla に勝っており、全く油断のできない相手です。ノームのかかった最終戦の厳しさは、日本の誰よりも私が知っています(笑) 羽生さん、ファイトです!

Katarzyna, A (WFM, POL, 2094) - Habu, Y (FM, JPN, 2404)
XXIV International Chess Festival Cracovia 2013 (9)

1. e4 e5 2. Nf3 Nc6 3. Bb5 a6 4. Ba4 Nge7!?



羽生さんが勝負をかけたこのラウンド、選んだオープニングはルイロペスのサイドラインでした。この4... Nge7 の変化はここ数年で人気が高まっており、私も一昨年、チェス通信で記事を書いています。黒はダブルフィアンケットと、c7-c5, f7-f5 の2つのブレイクで、白のセンターポーンにプレッシャーをかけて戦います。

5. c3 g6 6. d4 exd4 7. cxd4 b5 8. Bb3 Bg7 9. Nc3 O-O 10. O-O d6 11. h3 Bb7 12. Bc2?!


私がまず気になったのはこの1手です。Nc6-Na5 と指される前にビショップを退いては、黒がf7-f5 を簡単に突けるようになってしまうでしょう。

12... Qd7 13. Re1 Rae8 14. Be3 f5 15. d5!? Nb4 16. Bb3 fxe4 17. Nxe4 Nbxd5!



ここは難しい応酬ですが、羽生さんはセンターポーンを取って勝負にいきます。このポーンをどう生かすかが、この後の鍵になります。

18. Nc3 Bxc3!


b3-g8 のダイアゴナルを利用したd5 へのプレッシャーを捌くために、羽生さんはかなり慎重に時間を使い、このポジションでの正解を探します。羽生さんの出した答えは黒マスビショップを諦め、c3 のナイトを消してしまうこと。19手目のアイディアと合わせて力を発揮します。


19. bxc3 c5!



これで次にc5-c4 とポーンを進め、ビショップの利きを閉じてしまえば、d5 のナイトはもう不安定ではありません。しかし、黒マスビショップを消したことで、黒はキングの周りを弱めており、白はそこを突いてカウンターを仕掛けます。

20. Bh6 c4! 21. Bc2 Nf5?


この手は私も驚きました。f8 のルークにはうまい逃げ場がないので、エクスチェンジを捨てる判断は正しいのですが、取れるポーンは取っておかなければいけません! 21... Nxc3! 22. Qd4 Ned5! ならば、f8 のルークを取られても、2つのポーンを持っている黒にチャンスがありそうです。

22. Bxf5?



おそらくKatarzyna は、黒マスビショップを消してf4 の黒マスを弱めたり、黒キングへのプレッシャーが弱まることを嫌ったのだと思います。しかし、シンプルに駒交換を進めては、1ポーンアップしている黒としても、ありがたい展開でしょう。22. Bxf8! Rxf8 23. Qd2+/- と指せば、黒のfファイルからのカンウターに気を付ける必要はあれど、白が優勢だと断言できます。

22... Rxe1+ 23. Qxe1 Rxf5 24. Qd2 Nf6 25. Ng5 Qc6 26. f3 Qd5 27. Qd4 Qxd4+ 28. cxd4 Bc6


クイーンを交換した黒は、Ra1-Re1 からくるカウンタープレーに備え、e8 のマスを守っておきます。これでナイトがフリーになりますが、この後、ナイトの跳ぶマスを間違えてしまったため、まだまだ白が粘れるゲーム展開になってしまいます。

29. Re1 Nd5?!



動けるようになったナイトが、センターのアウトポストに向かうのは、ごくごく自然に見えます。しかし、もっとシンプルな勝ちのアイディアは、クイーンサイドのパスポーンを押し進め、ナイトはディフェンスに徹することです! 29... b4! 30. Re7 Ne8!-/+ このナイトが退くアイディアは、大変見つけづらいでしょう。g7 とd6 をがっちり守っておけば、cファイルのパスポーンだけで十分に勝ちにいけそうです。

30. Ne4! Rf7 31. Nxd6 Re7 32. Rxe7 Nxe7



こうして白はポーンを取り戻しました。ビショップも異色で、十分にドローチャンスはあるでしょう。しかし、黒にはクイーンサイドのパスポーンと、将来的なアウトサイドパスポーンを作るチャンスがあります。間違えて負ける危険性が高いのは、白であることを忘れてはいけません!

33. Kf2 c3 34. Ke2 b4 35. Kd3 Bd5 36. a3 bxa3 37. Kxc3 a2 38. Kb2 Nc6 39. Ne4 Bxe4


ここで駒のバランスが崩れ、ビショップ対ナイトの構図になります。よく「ビショップはナイトよりも強い」と誤解されがちですが、「ビショップのほうがナイトよりも使いやすいポジションが多い」というのが正解でしょう。ショートレンジのナイトは、ビショップに比べて盤の端から端までの移動が遅いですが、このポジションでは白のポーンがセンターとキングサイドに寄っているため、ナイトの弱点は問題になりません。

40. fxe4 Nxd4 41. Kxa2 Kf7 42. Kb2 Nb5 43. Kc2 Ke6 44. Bd2 Nd6 45. Kd3 Nb7 46. Bc3 a5 47. Kd4 a4 48. e5?



ここまでうまく指していた白に、痛いミスが出ます。ここは48. Bb4 といった手でaポーンを止めつつ待つべきで、自らターゲットとなるポーンを相手キングに近づけてしまっては、黒が楽な展開になってしまいます。

48... Nd8 49. Kc5 Nf7 50. Kb4 Nxe5 51. Kxa4 Nd3


お互いのパスポーンは消えましたが、g,h ファイルのポーンに近いのは黒のキングです! 黒のパスポーンを止めるためにキングをaファイルまで寄せてしまった白は、ポーンの取り合いのレースに完全に遅れてしまいます。また、このように一方にポーンが固まった状況では、「ナイトのほうがビショップよりも強い」と言われます。

52. Bd2 Ke5! 53. g3 Nf2 54. Kb5 Nxh3 55. Kc6 Nf2 56. Kd7 Ne4 57. Be1 Kf5 58. Ke7 h5



白はパスポーンを後ろから攻撃しようとしましたが、これも遅すぎるアイディアです。黒はキングとナイトでポーンを支えつつ、最後にgポーンをかすめ取って勝負ありでしょう。

59. Kf7 g5 60. Kg7 Kg4 61. Kg6 Nxg3 62. Bd2 h4 63. Be3 h3 64. Bg1 Nf1 0-1


最後はgポーンを取られないようにしたまま、hポーンとビショップを交換して決まりです。勝たなければいけない最終戦で、わずかなチャンスを勝ちにつなげる技術と執念は、私も今後、学んでいかなければいけないでしょう。実際のレイティングより、はるかに高い実力を持つ若いプレーヤー相手に、素晴らしいゲームを見せてくれたと思います。この勝利で羽生さんは、6.5/9 となり、最終順位は8位。レイティング11と、2つ目のIM ノーム獲得となりました。羽生さん、お疲れ様です&おめでとうございます!

R1 Martinsen, S (POL, 2141) - Habu, Y (FM, JPN, 2404) 0-1
R2 Habu, Y (FM, JPN, 2404) - Ulanowski, K (POL, 2144) 1-0
R3 Heberla, B (GM, POL, 2561) - Habu, Y (FM, JPN, 2404) 0-1
R4 Habu, Y (FM, JPN, 2404) - Malaniuk, V (GM, UKR, 2545) 0-1
R5 Kolosowski, M (IM, POL, 2438) - Habu, Y (FM, JPN, 2404) 1/2-1/2
R6 Habu, Y (FM, JPN, 2404) - Thompson, I (FM, ENG, 2228) 1-0
R7 Kanarek, M (IM, POL, 2473) - Habu, Y (FM, JPN, 2404) 1-0
R8 Habu, Y (FM, JPN, 2404) - Nazarenus, M (GER, 2253) 1-0
R9 Katarzyna, A (WFM, POL, 2094) - Habu, Y (FM, JPN, 2404) 0-1

XXIV International Chess Festival Cracovia 2013 Final Standings

羽生さんが今年、他の海外大会に参加する予定があるかどうかは、帰国後に伺ってみましょう。おそらく、今回の羽生さんのノーム獲得を知ったチェスファン、将棋ファンにとって、羽生さんと私のどちらが日本で初のIM になるかは、今年の注目の的になるのではないかと思います(笑) あと1つのIM ノームが必要な羽生さんと、あと39のレイティングが必要な私、どちらがIM に近いかの判断は難しいですが、確実に言えることは、今日の試合で私も気合が入ったということです!

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