一週間に一度、世界中の大会の最新棋譜をまとめて公開しているThe Week In Chess が、今年最初の更新で、めでたく1000号を迎えました。TWIC のHP をチェックしたところ、1994年からの更新と書いてありますので、1000週間で約19年と少し、計算は合っています。長年、世界中の大会の棋譜を集め続け、それを届けるというのはすごいことですね。
今回、この話に触れようと思ったのは、今年に入ってからTWIC の使い方について、友人2人から相談を受けたためです。私としてはTWIC の使い方はシンプルで、週に一度、更新された棋譜をpgn 版をダウンロードし、それをMegadatabase に貼り付けます。(cbv 版ではなく、pgn 版でダウンロードするほうが、はるかに楽です!) この作業をサボって何号も溜めていると、だんだんデータベースの更新が面倒くさくなってくるので、なるべく毎週やることをお勧めしています。現在、2013年の秋頃までの試合が、一部解説付きで入っているMegadatabase 2014 が、ChessBase 社から発売されていますので、これを購入して、続きの棋譜はTWIC から入手するのも一つの手でしょう。
ちなみにそれだけでも良いのですが、私は新しい号をダウンロードした際、ECOコード順にソートして、好きなオープニングの最新ゲームだけは軽く目を通しておきます。以前はSveshnikov やAlapinでしたが、 今はB10-B19 のCaro-Kann のみですね。気になるオープニングのゲームだけは、早めにチェックしておきたいものです。遠征中、「2300台のプレーヤーが黒で勝った試合がある!」と飛びついてみると、自分の試合だったということも何回かあります(笑)
もちろん、現在はネット上でデータベースを公開しているサイトも多いようですので、必ずしもTWIC から棋譜をゲットしてこなくても良いとは思います。しかし、私は棋譜は常にChessbase で管理するようにしているので、TWIC は今後も使い続けるでしょう。20年間、TWIC の編集を行っているMark Crowther さんには、頭の下がる思いです。
最後に、TWIC 1000 に収録されているゲームから、Basel Master Open で優勝した、ポーランドのNo.1 GM Wojtaszek のゲームをご紹介して、今日はおしまいです。
Wojtaszek, R (GM, POL, 2711) - Sethuraman, S (GM, IND, 2573)
Basel Master Open 2014 (3)
1. d4 Nf6 2. c4 g6 3. Nf3 Bg7 4. g3 O-O 5. Bg2 d6 6. Nc3 Nbd7 7. O-O e5 8. e4 exd4 9. Nxd4 Re8 10. h3 Nc5 11. Re1 Bd7 12. Bf4 h6 13. Rb1 a5 14. Kh2 a4 15. Ndb5 Nh5 16. Be3 a3 17. b4 Bxb5 18. Nxb5 Nxe4 19. Bd4 f5 20. Bxg7 Kxg7 21. Qd4+ Kh7 22. g4 Ng7 23. gxf5 Nxf5 24. Qd5 Re7 25. Bxe4 c6 26. Qd3 cxb5 27. Bxf5 gxf5 28. Qxf5+ Kh8 29. cxb5 Rxe1 30. Rxe1 Qf8 31. Qxf8+ Rxf8 32. Kg3 Rg8+ 33. Kf3 Rf8+ 34. Kg3 Rg8+ 35. Kf3 Rf8+ 36. Ke3 Rf5 37. b6 Rb5 38. Rb1 Rxb6 39. b5!
Basel Master Open 2014 (3)
2 件のコメント:
パソコンのハードディスクのクラッシュという恐ろしいワナがあなたを待ち構えているかもしれません・・▽o・~・o▽本当に怖いです・・▽o・~・o▽
バックアップをとっておかなければいけませんね ( ̄▽ ̄)
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