2013/12/01

A Christmas Market and Winter Chess Tournament Information


ピルゼンのCAN バスターミナル

ピルゼンオープンを準優勝で終えた私は、再びバスに乗ってプラハに戻ります。3時の表彰式は割とすぐに終わりましたが、それでも4時のバスを捕まえるのには少し急ぎました。ピルゼンオープンの会場がある共和国広場から長距離バスターミナルまでは、2番トラムですぐなのは助かります。


プラハまでは24日の移動と同じく1時間ほど。まずは1日乗り放題のチケットを購入し、Mosaic Hostel に戻ることにします。ここは駅に行くにもマーケットに行くにも交通の便が良く、荷物を預けられるロッカーもあるためです。1週間ぶりなのに、妙に懐かしい気がしました。


プラハ本駅には、ピアノを演奏する女性の姿が。

荷物を預けた後は、夜行列車のチケットを買おうとプラハ本駅へ。私が予約したスペイン行きの便はオーストリアのウィーンからなので、ウィーンに朝までにつかなければいけません。ところが、ゲットしようと思っていた寝台車のチケットは売り切れで、普通のシートしかありませんでした... こんなことならば、23日の夜に駅によって購入しておくべきだったと少し後悔。慣れてきたつもりでしたが、私もまだヨーロッパ間の移動は未熟です。


ウィーンまでの移動の予定は狂いましたが、席があっただけ良しと思うことにし、いよいよメインのクリスマスマーケットへ。まずは駅からすぐの、旧市街広場に出ることにします。ここは広場と呼ばれつつも、広く長いストリートになっており、その端と端に店が集中している形になっていました。プラハのマーケットは29日からスタートしたばかりなので、12月に入ってから、さらに人は増えていくことでしょう。


プラハのクルトシュカラーチは長いなぁ~と思っていたら、4人分をまとめて焼いているのでした(笑)


こちらは大きな鍋でジャガイモ料理を販売する屋台。揚げた巨大フライドポテトもありましたし、ジャガイモ食がチェコでは主流なんですね。私もカレー炒めと、肉じゃが的な2種類を食べてみました。


ここは石鹸や香り袋といったラベンダー製品を売っていました。お土産に1つくらい買えば良かったです。


もこもこの帽子たちに埋もれるおばちゃん(笑)


旧市街広場の南側の端には、国立博物館があります。ここも昼にプラハを観光するのであれば、訪れてみたい名所の1つでしょう。


チキンの串焼きやソーセージをグリルする店も、マーケット内では多く見られます。チキンの串焼き100チェココルナ、私もいただきました。


クリスマスらしい、デコレーションされたガラス製品を売る屋台です。ピルゼンにもありましたが、じっくり眺めるのは初めてでした。こうしたガラス製品はクリスマスマーケットの主力商品の1つのようで、様々なサイズ、デザイン、値段でライバル店同士の駆け引きが行われていました。


旧市街広場をざっと見てお腹を膨らませた後は、もう1つのマーケットの中心地、共和国広場へとやってきました。こちらに到着してまず目立つのは左手の塔! ここの時計台は、午後8時に鐘の音とともに人形が踊りだし、それを見た観客たちからは大きな歓声が上がっていました。


プラハの共和国広場で、さらにひときわ目を引くのがこちらの巨大なクリスマスツリーです。旧市街広場でもいくつか見かけましたが、それらとは規模が違います。それにしても、こうしてプラハのクリスマスマーケットを巡るのは楽しいのですが、時折1人でいるのが切なくなることがありますね(笑) 日本人旅行者もちらほら見かけましたが、基本的に皆さん複数です!


少しは甘い物にも目を向けてみましょう。チョコレートでコーティングしたフルーツも、クリスマス時期の名物でしょうか。写真はリンゴですが、他にはバナナとイチゴがありました。私は90チェココルナのイチゴをぱくり。


ハンガリーでは刺繍が名物なのは知っていましたが、プラハにも刺繍はありました。この時期ならではの、ベルや雪だるまの刺繍は、なかなか可愛らしいです。


2つの広場をすべて見てお腹を満たし、お土産も買ってマーケットの雰囲気を満喫しました。その締めとして、こちらをいただきます。チェコと言えばビールが有名ですが、クリスマスマーケットに限れば、やはりこのホットワインを飲むべきでしょう。ブダペストでは一度も試すことがなかったため、ホットワインは初体験でした。

さて、クリスマスマーケットのレポートも一段落したところで、そろそろメインのチェスの記事に戻りましょう。私は現在、オーストリアのウィーンにいますが、お昼前の便でスペイン、マヨルカ島に飛び、今回の遠征最後のトーナメント、Winter Chess IM Tournament に参加します。そして今日の午後にはそのウォームアップとして、ブリッツ大会も行われますので、それにも参加してきます。今思えば、プラハから夜行で無理なスケジュールを組まず、今日ぐらいはウィーンでゆっくりするのが賢い選択だったと思います(笑)

Winter Chess Blitz Tournament

1 GM Hansen, Eric 2550 CAN
2 GM Narciso Dublan, Marc 2521 ESP
3 GM Tyomkin, Dimitri Dragonera CAN
4 IM Hambleton, Aman 2481 CAN
5 IM Minzer, Claudio Javier Megaescacs m2431 ARG
6 IM Mascaro March, Pedro Binissalem 2426 ESP
7 IM Gonzalez Rodriguez, Jorge A. 2391 COL
8 IM Ivanov, Jordan m 2368 BUL
9 FM Kojima, Shinya 2351 JPN

ブリッツ大会は人数が多いため、上位勢だけ記しておきます。優勝賞金が500ユーロ出るだけあって、強いマスターのエントリーが増えました。しかし、なぜカナダからこんなに... リスト1 のEric Hunasen はヨーロッパでプレー中でしたかね、ハンガリーでよく聞いた名前です。

今回のブリッツは、ブリッツレイティングが変動するFIDE 公式ブリッツで、さらに9人の相手と白黒を持って2試合、計18試合というハードなスケジュールです。GM とも試合を組まれると思いますので、ポイントを取れるよう頑張ってきます!

Winter Chess IM Tournament

1 IM Mascaro March, Pedro 2422 ESP
2 IM Ivanov, Jordan 2385 BUL
3 FM Kojima, Shinya 2351 JPN
4 FM Cruz Lledo, Pablo 2319 ESP
5 FM Cuadras Avellana, Jordi 2318 ESP
6 FM Sorm, Daniel 2303 CZE
7 FM Merry, Alan B 2297 ENG
8 FM Cubas Pons, Juan Miguel 2284 ESP
9 IM Rodriguez Lopez, Rafael 2244 ESP
10 WIM Dave, Dhyani 2182 IND

そして、こちらがメインのIM トーナメントの参加者10名です。全員タイトルホルダーですし、予想よりもレベルが高いですね。私はノビサド、アグリジェント、ブルノの分でレイティングが下がりましたが、すでに終わったピルゼンの分と合わせ、ここで取り戻したいと思います。

それでは、そろそろ寒いチェコ、オーストリアから、暖かいマヨルカに向かおうと思います。最後のトーナメント、好成績を残せるように、日本から見守っていただけると嬉しいです!


2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

Eric Hansen はオンラインチェスのblitzやbulletがヤケクソに強いらしいです・・▼o・~・o▼

http://en.wikipedia.org/wiki/Eric_Hansen_(chess_player)

Shinya_Kojima さんのコメント...

いやはや、本当に強かったです。

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